団体乱設疑問論
2003年2月11日
ここ数年、プロレス団体の動きが激しくなってきています。
昔は、入団したら引退までその団体で・・・というある種サラリーマン的な風習が残っていました。
それが近年では不満を持つとすぐに退団し、多団体へ移籍、または自分の団体設立という感じになってしまっています。
この問題点をいろいろ考えていきたいと思います。
まず、
興行戦争激化!
これは、年間100試合以上するプロレスならではのものだと思います。
例を挙げますと今度3・1と2に興行戦争があります。
3・1は三沢光春の『ノア』が日本武道館、長州力の新団体『WJ』が横浜アリーナで興行を行います。
そして、3・2は橋本真也の『ZERO−ONE』が両国国技館で興行を行います。
まず、日程的に全ての団体を見るのは厳しいでしょう。
そして、チケットの価格の問題があります。
プロレスはリングサイドは特別高く1万円程度は軽くします。二階席でも5〜6千円は軽くします。
お金もかかる、日程も厳しい・・・
ファンは団体を選ぶ時代に来ているのです。
そして、もう一つ問題があります。
選手の細分化
各団体で育っていき大きくなると自分の団体が創りたくなるみたいなんですよ。
プロレスは団体間の交流戦というものが非常に厳しく近年やっと開戦し始めた感じです。
三沢なんかは良くも悪くも自分の団体を中心に考えているので交流戦に積極的な発言はしていません。
昔は、新日本・全日本という二つの団体がメジャーでした。
蝶野・橋本・武藤という闘魂三銃士が一つの団体に、三沢や川田といった四天王が全日本という一つの団体にという感じです。
それぞれが多団体になっていってしまった為、昔はみれたカードが夢のカードとなっているのです。
今度三冠ベルトをかけてムタ(武藤のペイント)と橋本が戦いますがそこに新鮮味は感じることができません。
新日本出身の選手同士で全日本のベルトをかけてそれぞれの団体の長として戦うという異例事態なんですけどね。
しかし、団体乱設にはメリットもあります。
注目を浴びることがなかった選手が注目を浴びることができるという点です。
新日本の棚橋は若手ながら成長ぶりをマスコミにアピールできましたし、全日本の太陽ケアも同じです。
そして、選手の人数数が少なくなった団体に新しく注目を浴びた人もいます。
退団してしまいましたが、全日本の長井はこの団体分裂騒動のおかげで世間に出てきたといってもいいでしょう。
しかし、自分は団体分裂・退団というと非常に寂しさを感じます。
納得して退団というのはないかもしれませんが今まで見れたカードが見れなくなるのは残念です。
そして、人間関係も引き抜きやお金がどうだ、と非常にドロドロしたものとなっています。
近年、格闘技ブームに押されがちなプロレス界でそこまでして団体設立する意味はあるのでしょうか?
最後に一言・・
ファンの気持ちも考えた上での行動を・・
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