IRFNA Inhibited Red Fuming Nitric Acidの頭文字を取った略語。日本語に訳せば抑制赤煙硝酸


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  液体推進剤ミサイル(ロケット)に使用される酸化剤。濃厚な硝酸に、四酸化二窒素、フッ化水素などを加えたもの。
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 硝酸自体は無色透明であるが、四酸化二窒素は黄色の液体で、21℃を超えると、二酸化窒素に変化し、濃度により無色から赤褐色に変化する。赤褐色の煙(蒸気)を発生するため、赤煙硝酸と呼ばれる。
 赤煙硝酸は強い腐食性を有し、金属容器までも腐食するため、タンクにはステンレス鋼などが使用される。貯蔵性を改善するため、0.6%程度のフッ化水素などを添加したものを抑制赤煙硝酸と呼ぶ。

 抑制赤煙硝酸は、常温にて保存可能なため、弾道ミサイルの酸化剤として利用される。非対称ジメチルヒドラジンなどと混合すると自己着火する。

 抑制赤煙硝酸を構成する硝酸、四酸化二窒素(二酸化窒素)、フッ化水素は毒性が強く、皮膚、眼、粘膜を侵す。腐食性、引火性、毒性を持つ蒸気を発生するため、取り扱いには防護服を必要とする。


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                            2013年 1月 2日改訂


参考文献

ザックス 有害物質データブック 藤原鎭男 監訳 丸善株式会社
ロケット工学 遠藤宏二他 日刊工業新聞社
ロケット工学 松尾弘毅監修 コロナ社
ロケット工学 佐貫亦男 コロナ社
Tactical Missile Propulsion Gordon E.Jensen他 American Institute of Aeronautics and Astronautics,Inc.
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