(作戦研究 PACIFIC WAR 「南方攻略作戦を中心とした一考察」 by 西本好宏) Pacific War Main


作戦研究 PACIFIC WAR

 南方攻略作戦を中心とした一考察



PACIFIC WAR
The Struggle Against Japan 1941-1945



Game Design: Mark Herman
Copyright 1985, Victory Games, Inc., New York

(日本語版)
Copyright 1987,Hobby Japan Co.,Ltd. Tokyo Japan
 この記事は,シミュレーションゲーム同人誌である「Return of the Gamers Vol.4 No.1 1987 SUMMER」で次号予告し,出版が中止となったままの「太平洋戦特集」の原稿であり,私が1987年9月から1989年7月までの約2年間に書き記したものです。
 Smoky氏のホームページ「Return of the Games」により,この同人誌の記事が次々とHTMLに復刻されていますが,私の記事は原稿量が膨大なことなどから,筆者自らがホームページ「ROG2 (Pacific version)」を別に立ち上げ,紹介することとしたものです。
 なお,この記事の題材となっているシミュレーションゲーム「PACIFIC WAR」は,1985年にアメリカのビクトリーゲームズ社が出版したボードゲームで,1987年に(株)ホビージャパン社が日本語版を発売しました。
 今となっては,入手困難な(超マイナーな)代物ですが,この記事の内容については,他の太平洋戦もののボードゲームやPCゲームの参考にもなるものと思っております。



0. はじめに

 「PACIFIC WAR 」は、従来にない斬新なシステムを持って、1985年にアメリカのVictory Games社から出版された,戦略級太平洋戦争ゲームの決定版です。ルールブックの最後にも書いてあるように「正確・興奮・プレイ可能」と3拍子揃った好ゲームですが,若干の問題点もあります。本稿では,戦略シナリオNo.2の「太平洋にのぼる太陽(The Rising Sun in the Pacific)」を題材に −特に日本軍の南方攻略作戦を中心として− (1) 初期配置,(2) 史実の展開,(3) 戦略シナリオ特別ルール,(4) 増援スケジュール,(5) ゲーム・システム,(6) 作戦研究に分けて検討したいと思います。
 このゲームのシステムは目新しいためか,ルールに忠実にプレイを行うのは,そんなに簡単なことではありません。何度かプレイした後に −つまりこの原稿を書いている最中に− ルールを間違えてプレイしていたことに気づいた点もありました。特に重要なルールであったため致命的でした。
 さらに,日本側の資料を読むたびに初期配置の問題点を見つけたり,GENERAL誌の選択ルール 77) を知ったりしました。そんな訳で,十分に考えたとは言いがたい所もありますが,その点ご容赦ください。なお,このゲームを既に持っておられる方は,この記事を読む前に,「PLAYING AIDE No.10」の日本語版ルールブックとシナリオブックの誤りを訂正しておいてください。

南方攻略作戦を中心とした一考察

1. 初期配置
2. 史実の展開
3. 戦略シナリオ特別ルール
4. 増援スケジュール
5. ゲーム・システム
6. 作戦研究
7. 参考文献ほか



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