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後半戦 ●イースタンの激戦−プレイオフ最後のイスを賭けて−
最終戦までもつれた。去年の秋に開幕してから、82試合目。イースタンではバックス、ラプターズ、ペイサーズの3チームが、プレイオフ進出残り2つのイスをめぐって激しく争った。 この3チーム中、バックスがこの位置にいるのは意外である。昨シーズンはイースタン・カンファレンス決勝まで進み、惜しくも76ersに敗れたものの、ビッグスリー(レイ・アレン、サム・キャセール、グレン・ロビンソン)を擁して安定した強さを誇っていた。今年も2月までは上位を保っていたが、3月に入り主力選手が怪我のため調子を崩すと、3月、4月で何と7勝17敗と大きく負け越す。 その一方で、急浮上してきたのがラプターズだ。ラプターズはエースのカーターが戦列を離れてから連敗を続けていたが、3月の終わりから11勝1敗の好成績で再びプレイオフ争いに加わった。 ペイサーズはシーズンを通して8位前後をキープキープしていた。 この3チームが4/17の最終戦を前にして、41勝40敗で並んだ。 最終戦の対戦相手はラプターズ対キャブス、バックス対ピストンズ、ペイサーズ対シクサーズだった。 組み合わせ上、一番苦しいのはイースタン2位のピストンズと戦うバックスだった。結果はやはり、ピストンズの圧勝に終わりバックスは敗れた。他の2チームは、勝利を収めプレイオフ進出を勝ち取った。 バックスはビッグスリーという3つの攻撃オプションを擁しながらも、故障で選手が力が出せずチームがバラバラになってしまった。 今季は、カーター、、アイバーソン、ジョーダン、アレンなど多くのチームで主力級の選手が故障のため戦線離脱した。バスケットに怪我はつきもだが、いかに大怪我をせずにシーズンをやり通せるかが良い成績を残すための条件だ。 それにしても、戦力的にはファイナルも狙えるだけにバックスの脱落は残念だ。 ●ジョーダンの離脱 「目が覚めたら、膝が腫れていたんだ。」うーん、想像しただけでも痛々しい。 ジョーダンは膝の手術を敢行した後、驚異のスピードでコートに戻ってプレイをしたが、以前までのプレイが出来なくなっていた。その無理がたたって、膝が腫れ、今季絶望となった。 ウィザーズはプレイオフに進出できる位置につけていたが、ジョーダンが抜けた後、粘りは見せたものの10位に終わりプレイオフ進出の8位以内には入れなかった。もしジョーダンが万全だったら・・・惜しい! それでも昨年と比べると、勝ち星は約2倍の37勝になった。順位も14位から10位。まさにジョーダン効果といっていいだろう。しかし、「神様」効果にしては物足りないような気がする。おそらく、ジョーダン本人も目標はプレイオフ進出にあると思う。それを達成してこそ、ジョーダン効果があったといえる。ジョーダンは2年契約したということで、来年は本気でプレイオフ進出を狙ってくるだろう。 チームの課題は2つだ。1つは、今シーズンジョーダンが身をもってチームに注ぎ込んだ「絶対勝つ」という精神をいかんなく発揮すこと。もう1つは、ジョーダンがいない時間(試合)でリーダーとなってチームを引っ張る選手が出てくること。1つ目の課題は、徐々にクリアされてきた。あとは、ジョーダンに代わるリーダーの出現だ。得点力のあるリチャード・ハミルトンの更なる成長に期待したい。 最後に、シーズンを通してジョーダンがいいコンディションを保てれば文句なし。 トップへ戻る> 上へ |
■最終順位■
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前半戦 ●マイケル・ジョーダン ファンの期待は様々で、再びトップレベルのプレイを期待する人からコートに戻ってきただけで満足の人がいたと思う。 実際後者の方が多数だったと思うが、前半戦終わってジョーダンが見せてくれたのは、プレイスタイルに多少の違いがあるにせよ、期待以上の活躍を見せてくれた。 派手なダンク、滞空時間の長い“エア”は見られなくなったが、ゲームの流れを読むプレイ、高いシュート力でチームを引っ張っている。50点オーバーの日もあった。 驚くのは、これだけの活躍ができることを一番信じていたのが、彼自身だったという事である。 復帰する時に、いきなり40、50点は無理と言っていた。これは裏を返せば徐々にゲーム感覚、シュート感覚が戻ればできるという自信があったことを意味する。得点力に波があるものの、勝負所での集中力は健在だ。 ウィザーズは前半戦終わって、現在カンファレンス6位。戦前の予想を大きく上回る好成績で、プレイオフ進出が見えてきた。 進出の鍵は、ジョーダン以外の選手の出来にかかっている。 ●ロサンゼルス・レイカーズ なかなか負ける試合を見ることがなく勝ち試合しか見ていないので、「やっぱり強い」という印象が強く、3位という結果はちょっと意外だ。 ただ昨シーズンもレギュラーシーズンは、カンファレンス2位だったにも関わらず、プレイオフでは圧倒的な強さを見せつけた。ということは、今年も間違いなくプレイオフに照準を合わせているのだろう。 不安材料を挙げるとしたら、シャックの怪我だろう。あの巨体を支える足の指の状態が完全ではなく、オールスターも欠場した。 今シーズンのコービーは明らかに成長している。独りよがりのプレイが少なくなり、チームの一員として機能し、勝負所では確実に決めてくる。さらに、シャックがいない時、不調の時には自分がチームを引っ張り、爆発的な得点をたたき出す。 やはり、この2人のいるレイカーズが優勝候補の筆頭である。王者の地位を不動のものにするべく、3連覇に挑む。 ●新生・ネッツ −ジェイソン・キッド− 今シーズン前半の最大のニュースはもちろん、M・Jの復帰&復活だが、ジェイソン・キッドが移籍したニュージャージー・ネッツの大躍進は見逃せない。 去年まで下位を低迷していたチームが、1人の選手の加入でなんと、イースタン・カンファレンス首位で前半戦を折り返した。 今シーズン開幕前、キッドはサンズに所属していたが、ネッツのステファン・マーブリーとのトレードでネッツに移籍することになった。キッドはこのトレード話をニュースで聞いたらしく、まさに電撃トレードだった。自分の意志とは関係なくよそのチームに飛ばされるとは、プロの世界は厳しい。 キッドは、サンズのペニー・ハーダウェイと仲が良く、今年こそはこのコンビの活躍が期待されていただけに、ファンはもちろん本人たちもショックだっただろう。 おそらく、自分をトレードに出したサンズのオーナーに対する意地と、今のキッドの活躍ぶりは無関係ではないような気がする。 キッドは“ミスター・トリプルダブル”と呼ばれ、得点・リバウンド・アシストで2桁をマークしチームを引っ張るが、彼の最大の魅力は絶妙なパスだ。 彼の絶妙なパスによって、キース・バン・ホーン、ケニオン・マーティン、ケリー・キトルズなど能力のある選手がうまく生かされるようになった。 何となく出来すぎのような気がするが、このままの調子で勝ち進み、プレイオフ決勝で王者レイカーズの3連覇を阻んで欲しい。
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