フライトシミュレーターで遊ぼう

まずは離陸してみよう


 ファーストテイクオフです。本来なら機体チェックから始まり様々なセッティングを解説すべきなのかもしれません。でも楽しむためにはまずは飛ばないとね! ややこしいことはすっ飛ばして離陸しちゃいましょう。



☆シチュエーショファィルの選択
 今回はデフォルトのシチュエーションファィルBasic 004のCleared for takeoff.situを利用します。各種設定は完了しエンジンもスタートしており、機体は離陸滑走路にポジションしています。ATC(航空管制)交信も無視してしまいましょう。MSFSではこんな感じです。おっと誘導路から外れているように見えますが…。





☆最低限のチェック
 CDUを見てみましょう。RTEボタンを押してルート情報を表示させます。ここはTNCC=ハト国際空港のようです。11滑走路より離陸します。3,410mの長い滑走路が初離陸に安心感を与えますね。行き先に関してはこの際放っておきましょう。





 次にINIT REFを押して更にTAKEOFFを押します。このページで離陸に関する情報が得られます。とりあえずの項目は、フラップが20とトリムが7.0です。参考程度にV1/VR/V2の速度数値が大文字になっていることを確認。そして実際にとフラップトリムが正しく設定されているか確認します。




 EICASを見てみましょう。パッセンジャーサインがON、スピードブレーキがRTO、パックスの2系統がOFF、パーキングブレーキ解除を忘れないでね!
 客室サインは分かりますよね、スピードブレーキのRTOとはReject TakeOffの事で、離陸を中止(スラストレバーをアイドルに)すると自動的にブレーキがかかります。パックスは空調のようなもので、エンジンからの暖かい空気(ブリードエア)を利用しています。オフにするのは離陸時のエンジンパワーを最大限利用したいためです。性能的には3つともONでも問題ありません。カンパニーポリシーの問題です。
 ここでもフラップ位置が確認できますので再確認しておきましょう。うっかりするパターンでパーキングブレーキのリリース忘れがあります。もしそのままエンジンパワーを上げるとけたたましい警報が鳴り響きます。ま、ご愛敬ですので一度はお試し下さい(笑)。やはりチェックリスト(ページ末に掲載)は大切です。





☆さあ、いよいよです。
 滑走路に正対しているか、指針が滑走路方位と合ってるかを確認します。パーキングブレーキを解除しフットブレーキを踏みながらスラストレバーを少し前へ。N1が70%あたりで安定するのを待って「Stabilized」、ブレーキをリリースしてTO/GAボタンをプッシュ。スラストレバーが上がっていき、テイクオフパワーがセットされます。PFDのオートスロットモードがTHR REFになったことを確認し、エンジンのN1とEGTが正常値であることをモニターします。60ktになったらオートスロットモードがHOLDになります(400ftまでホールドされます)。80ktでFOが「80」、スピード計を確認して「Checked」。





☆エアボーン
 どんどんスピードが上がり、まもなくV1です。ひょっとしてスラストレバーから手を離していませんか? RTOに備えてV1までは手を乗せておきます。V1で手を離すのは、V1以上になったらもう滑走路内で安全に止まることができないので、何があろうと上昇するからです。
 FOが「V1」、続いて「VR」です。余談ですがV1のコールは、言い終わった時点がV1スピードになるようにコールしなければならないので、少し早めから「ぶい〜〜〜ワン」という風に言います。VRは「Rotate」とコールすることもあります。




 VRで操縦桿を引き、FD(中央の十字)を追うように滑らかに操縦します。高度計右の垂直スピード計の針が上に振れているなら上昇しています。「Positive climb. Gear up」ランディングギアを格納します。V2になれば1つのエンジンが止まっても上昇できる速度に達しました。エアスピードの横に表示されているフラップスケジュールに従ってフラップを格納していきます。フラップを格納し終わった頃、10,000ftを超えて巡航速度へ加速し始めます。適当なところでセンターコマンドをプッシュして今回のトレーニングは終了です。



 とりあえず飛ばしてみましょう、というコンセプトではじめたのですが、何やら色んな事をしなければならない感じになってしまいました。パイロットって忙しいのね(^^ゞ
 実際のところ、これらの操作や確認は一連の一瞬の出来事ですから、自然に行えるようになるとリアルで格好いいと思います。どの滑走路でも同じ手順ですので、シチュエーションを変えながらチャレンジしてみて下さい。