フライトシミュレーターで遊ぼう

PSXレビュー





PRECISION SIMULATOR v10

AEROWINX(英語版)




       ■ ここが良い → グレードアップした本物志向。B747-400パイロットが家庭に置けるシミュレーター。

       ■ ここが悪い → 電子機器オペレーションに興味のない人には無用の長物。


 開発のアナウンスから5年たってようやくリリースされました。力尽きて頓挫したのかとやや諦めムード でしたが急転直下! 待った甲斐があった素晴らしいものになりました。個人的には超おすすめですが、値段が高いので手を出すときは十分な検討が必要なのはv1.3と同様です。

値段とギャップのある簡易パッケージにまずは驚かされます。紙パッケージにDVDが1枚のみ。コストダウンですね。これならダウンロードにしても良かったのではと思いますが、それはそれで設備が大変なのでしょう。 従ってオンライン認証なども求めてきませんので海賊版が心配です。

 ともかく早速動かしてみると、おなじみの画面いっぱいのパネルがバーンと現れます。Windows上で動くので楽ちんです。スタンドアローンと思っていたらJava上で動いていました。何はともあれ、レイアウトにズーム・マルチモニターもやりたい放題なのがいいですね。しかも実に綺麗。v1.3ではおまけ程度の“窓”もウインドシールド越しに再現されています。と言ってもシーナリーは滑走路の誘導灯程度なのは同様です。 それでも解像度が上がり、フレーレートもMaxの72fpsでているので、計器ともにスムーズで見やすいグラフィックです。高度感がない上に非常にリアルなフライトモデルがマニュアル操縦の難易度を上げています。

 トレーニングを行う上で必要と思われるトラブルや気象の設定も格段に細かくなりなりました。実際の気象データをネットからダウンロードしながら飛ぶことも可能になりました。v1.3では面倒だったポジション設定も簡単なマウス操作でできるようになり、ファイナルだけとかテイクオフだけとかも手軽に設定できるようになって便利です。もちろんATCやトラフィックも完備。新たにACARSがサポートされディスパッチャーと交信したり、より実際の運行に近づけたオペレーションが可能になりました。紙がプリントアウトされるギミックが面白いです。

 優秀なAIトラフィックと気象に対応したATCコントロールでリアルな世界が再現されています。気象レーダーを見ながら荒天を飛ぶもよし、混雑空域を右往左往するもよし、故障をいたずらするもよし、…美しくなった コックピットで堪能して下さい。ただし、ある程度の予備知識は必要ですので、ネットや参考書などを見ながらチャレンジしてみて下さい。そうでないと、すぐに警報が鳴りっぱなしになって壊したりします。 ご健闘を祈ります。

(2014.8.10)