直線上に配置

アメリカ東海岸行程

1日目
入国NY
アメリカってこんなに遠かったっけ?大陸横断するのに西海岸より余計に時間がかかるのだという当たり前のことが全然考えになかった。

ともかくも、着きましたよニューヨークJFK空港に。

市街までたどり着くルートはいくつかあるが、一番ローカルでチープな普通の地下鉄を利用することにした。切符売り場にクレジットカード対応機がある。なんて便利なんだろう。まずは空港からエア・トレインで、市街を結ぶJAMAICA駅まで移動。

JAMAICA駅からはいよいよ地下鉄に乗り換え。NYの地下鉄は〜、治安が悪いっ…ていうじゃな〜い?どんなだろうか一抹の不安はよぎる。あっでもちょっと安全になったとかならなかったとか…。そんなこんなでなぜかすぐ乗り換えできるはずなのにJAMAICAで迷う。気づくと一駅分あるいていた。安全を心配する以前の問題だ。なんとか乗れて席確保。目指すはミッドタウン・イースト地区 7Ave、53Stにある今日の宿泊場所のシェラトンホテル。ただし1泊だけ。高いから。

車内を見るとcoloredの人ばっか。白人の姿がない。もしくは明らかに少ない。
ふと壁を見ると、食べ物×、飲み物×、音楽×の標識が。ああ、汚くなるし、隣の人とトラブルになっても怖いもんねー。でも音楽聴くのもダメなの?日本よりよっぽど厳しいじゃん。と思ってたのがとんでもない勘違い。

程なく隣の車両からどやどやとHIPHOPな男の子3人組が入ってきて、でっかいカセットデッキを床にでん、と据え置き音楽スタート。突如車両内に鳴り響く大音響。そして・・・
「Ladies and gentlemen!!! {}*_?>~%#./+*\?,>\???/」
ショータイムの始まり〜。飛んだりはねたり車内の天井にぶつかったり、あらぬところを露出したり、ヤバイ殺されるかもしんない…(←大袈裟)つーかNY着いていきなりこれかよ?一通り終わり、チップをねだると隣の車両に移って行った。とりあえず生きてるホッ。よく見たら車両間は通り抜け禁止だった。

市街が近づくにつれて白人やインテリ風の人が増えてきた。もう安心だろう。無難に地下鉄を降りて、無難にホテルにチェックイン。まだ暗くなりきってはないな。軽く街中見学をしよう。

向かったのはホテルから歩いて5分ほどのロックフェラーセンター。
オリンピックの年でもないのに、過去のオリンピックの展示をやっている。開催場所の名前と年がオーナメントとして壁一面を埋めている。謎だ。

後は明日のボストン移動のためのバスチケット購入。7Ave、42Stにあるポート・オソリティ・バス・ターミナルへ。中が広くてよくわからん。一応タッチパネル式のガイドモニターも設置されているが、それでもよくわからん。直接聞いたほうが早いな。

カウンターに行き「どこ行きか?」と聞かれて「2枚。」ときっぱり答える。流れる沈黙…。
英語が聞き取れなかったときは聞き返そう。なんとかバスチケげと。

いい時間になってしまったので、遅くまでやっているデリでおかずを買ってホテルの部屋で食べることに。幸いホテルのすぐ裏手くらいにデリがあった。ニューヨークに来たら絶対食べようと思っていたのがベーグル。そのベーグルがレジ裏に山積みになっていたのが、オーダーの仕方がよくわからなくて、めんどくさくなって頼むのをやめた。まぁまだ機会はあるさ・・・。

2日目
ボストン

予告通りのバス移動。チケット持ってるのだから当たり前だ。

ここでバスについて補足。
バスには2種類ある。各都市間をつなぐ「グレイハウンド」。車体にはおそらくハウンドドッグと思われるスマートなイヌの絵が書かれている。ここでは非常にオーソドックスなバスだ。ボストンまで3000円くらい。もう一つは「チャイナバス」。ほぼ中国人専用バスとか。チャイナタウン近くから出発するらしい。ボストンまでなんと1000円くらいで行けるという。
他にもあるかもしれないが、知りません。

値段で考えるとチャイナバス優勢だが、ちょっと ぁ ゃ ι ぃ。正規なバスではないという話や汚いとか乗車の列に並んでも実質早い者勝ちだとか、とにかく良い話を聞かない。しょっぱなから嫌な思いもしたくないので、とりあえず無難なグレイハウンドを選択したのだった。まだ旅は先が長い。

バスに揺られて約4時間。快適なバスの旅・・・というわけにはいかなかった。

寒い・・・車内が寒いのだ。夏なのに。冷房が効きすぎたオフィスみたい。経験的に白人は寒さに強いようだ。黒人は・・・弱いみたいだ。亀みたいに頭や腕をひっこめて、上着を頭からすっぽりかぶっている。うちら黄色人は中くらいだ。でも十分に寒い。

到着は駅前ターミナル。友人Nくんと連絡を取り、時間をつぶすためにちょっと街をぶらぶらする。連れが20年前くらいにボストンに来たときは物騒だったらしいが、ちょっと歩いた感じではそういう危険なニオイはしない。

友達Nくん合流。まずは有名なボストン茶会事件の舞台となったハーバーへ。
イギリスから入港した船が、アメリカ独立を推し進める人達によって積荷の茶を投げ捨てられた、その曰くつきの船が見られるという話だけど…

どうやら出航してしまったらしく、船がない。…って出航できるわけないだろう。流されたか?本当に跡形もない。なんてことだ。目的の1/3がとんずら。

気を取り直して、ハーバード大学の研究室にお邪魔する。地下鉄レッドラインのHarbard駅下車。
日本のラボと違って、一人分のスペースが広い。パソコンデスクは会社のデスクくらいの大きさだし、すぐ後ろを振り返れば同じくらいのスペースで自分専用の実験台がある。RI(放射線を発している物質)もそこで扱えるらしい。といってもラボごと管理区域にあるわけではなく、法令自体が日本と違っているみたいだ。ヘンなトコ細かいくせに、こういうとこ大雑把だよな、アメリカって。

大学構内の生協(coop)に寄ってHarbardロゴ入りTシャツとシャーペン&ボールペンを購入。

そこからレッドラインに乗って2駅、Kendall駅下車、着いたのはマサチューセッツ工科大学(MIT)。
特に知り合いも用もないけど、ついでだから大学coopに寄ってグッズを買おうと思って。ここでもロゴ入りTシャツを購入。

ところで、ボストンの地下鉄に乗るときは「トークン」っていう小さなコインを切符代わりに購入して改札に投入するのだが、窓口のトークン売りの人の対応が素晴らしく、コインを投げつけるように渡してくれる。これは飛距離を競ってるんだ、きっと。ナンシー、今日は50cmも飛んだのよ、グレイトでしょう?・・・てアホか!

3日目
ワシントンDC
今日は朝5時起き。ワシントンDC行きの飛行機に乗るために、6時にN家を出発した。

ボストンの空港に着いて、奥様が朝握ってくれたおにぎりを食べる。おかかとうめぼしのおにぎりだ。ちゃんと海苔まで巻いてある。日本の食材を揃えるにも大変、少なくとも高くつくだろうにありがたいなぁ…。おにぎりをこの時ほどにおいしいと思って食べたことは後にも先にもない。(´ー`)_▲(←オニギリ)

DCに着いて、さてホテルはどっち?ちょうど空港にインフォメーションカウンターがあったので、ちょっと聞いてみることにした。
「ところでここには何日いるんだい?」
「1日です」
「え?1日!?(; ̄∀ ̄)今度来るときは1週間くらい来なよ」

そう…ここはスミソニアン博物館群って15ほどもの博物館や美術館があるのだ。
とても一日で回りきれる量ではない。やっぱり無謀だったか。基本的に我々の旅は、詰め込みゴリ押しなのでね。ここ来たならついでにあっちもこっちもって、欲張りすぎてしまう。

地下鉄―地下奥深くほの暗い。かといって汚いわけではなく、むしろある意味すごくキレイ。後から聞いた話だと、冷戦時代には核シェルターとしての役目も持たせていたとか…。それも納得できてしまうような色気のなさ。いや、重厚さ。

本日の宿泊先、ウェスティンホテルに到着。チェックインをすると、「スイートが空いているから、無料アップグレードしておきますよ」って。やった!スターウッド会員だったのが良かったのだろう。
スターウッドってウェスティン、シェラトン、フォーポインツバイシェラトンなど(他にもあるらしい)の一流ホテルグループ。世界中にあるチェーンだし、宿泊ポイント貯まってお得だし、無料だし会員になっていて損はないと思われ。

まずは国立アメリカ歴史博物館に。歴史自体はあまり記憶に残ってないなぁ。印象深かったのが、アフリカから白人富裕者の労働力として連れて来られた黒人奴隷達の生き様。自由もなく、お金もなく、娯楽もなく…生きる希望はあったのだろうか。希望なんて言葉すらなかったんじゃないのか。
音楽もないから即興でリズムに乗せて言葉を口ずさむ女の子達。ラップの源流を見た気がする。

途中、ホワイトハウスに行く。外周工事中で、高い柵の外側から覗く事しかできなかった。以前は中に入って見学できたと聞くが、このご時世では不用意に観光客を受け入れるというわけにはいかないのだろう。世知辛い世の中だのう。

次にホロコースト博物館。ナチスドイツの時代どんな人体実験が行われ、どんな迫害がなされたのかが詳細に展示されている。その頃は遺伝学が進んでいなかったので、人間の目の色や髪の色をメンデルの法則(エンドウマメのやつね)で解析したりした様子。後はユダヤ人たちがどういった迫害を受けていたのか、どんな風に区別をされていたのか、そういったことの詳細な展示。教科書じゃそんな詳しい事まで載っていない。残酷すぎるもの。

え〜・・・以上!せっかくの博物館群なのに2ヶ所しか回れなかった(-ω-)・・・。

夕食は、ワシントンDC駅の地下にあるフードコートでとる。
サンドイッチや中華、ギリシャ料理なんてのもあった。でも所詮アメリカンフード。ボリュームに味付けは・・・orz

気を取り直して。さぁ、明日はフィラデルフィアだぞー!

4日目
フィラデルフィア
この日はアムトラックという都市間を結ぶ長距離電車に乗ってフィラデルフィアまで移動。

途中ボルチモアを通過したとき、窓が全壊した建物をよく見かけた。まだ朝のうちなのに住宅街にはほとんど人の気配がない。ここいらはとても治安の悪い地区があるらしいということを聞いている。噂ではダウンタウンにある大学に職員が通勤する際には、一人一人に警護がつくとか・・・。

さて、数時間でフィラデルフィア到着。駅の天井が高くて内装がヨーロッパ調。とてもきれい。

現地在住のKちゃんと連絡をとる。家から駅まで迎えに来てくれ、合流後タクシーでホテルに到着。でかい荷物を持っていたのに、運ちゃんがトランクからの荷物の出し入れを手伝ってくれなかった。Kちゃんは運ちゃんと二言三言言葉を交わし、ぶつぶつつぶやきながら「あんなヤツ、チップなんか払うことないですよ」と吐き捨てるように言った。さすが、こっちで暮らしてると強くなるなぁ。

まだ昼真っ盛り。しばらく街をぶらぶらする。ダウンタウンから北西に、フィラデルフィア博物館の方に歩いていくと、ちょうとお祭りをやっている。道が歩行者天国になっていて、沿道にずらっと出店が出てる、気合が入ったものだ。特設ステージもいくつか設営されている。

お祭りといっても日本のような神社の祭りではなく、黒人さんがHIPHOPやソウル、ゴスペルを楽しむフェスティバル、といったところか。見渡す限り黒人さんばかり。まさしく黒山の人だかり。何人くらい人出があったのだろう。おそらく万単位なのではないかな。

暫くその雰囲気を味わった後は、フィラデルフィアでのメインイベントである「HIPHOPダンスレッスン」。偶然にもKちゃんは最近HIPHOPスクールに通い始めたそうだ。ちょうどレッスンの日程が合ったので、そのクラスに潜入させてもらえるよう、お願いしていたのだった。

アメリカでのダンスレッスンは、1レッスン制。
レベル毎に時間帯、クラスが分かれていて、自分に合ったクラスを受ける。レッスン料は、来たときに受付で支払う。1レッスン$13で、回数券だと$10になる。日本だと1レッスン3000円位するから、安いなぁ。レッスン開始前にスタジオ前でたむろっていると、シンという女の子が話し掛けてきた。たぶん韓国人の子だと思う。そう、受講生はなぜかアジア人が多かった。

来たのはサムという黒人の男の先生。あらかじめKちゃんから聞いて知っていたのだが、彼はゲイだった。だから彼というよりは彼女・・・ガタイはとても良いのだけど、ちょっとナヨっとしている。なんだか旅行バッグのようなでっかい荷物を引きずっている。「旅行から帰ってきたの?」「ううン、これから行くところ♪」そう言いつつ控え室に消えていった。

レッスンは90分。日本のように、ウォーミングアップを兼ねてのアイソレーションやリズムとりといった基礎練習はない。いきなり見まねでステップ。しかも最初っから激しい。床に手をついたりして。もう息があがってしまう位ひとしきり踊ったところでストップ。「さぁこれからはこのフリで・・・」え!?今のはフリではなかったのですか!いやーその後のキツかったこと。最後までばっちり踊らされるんですもの。行く前にスーパーで500mLペット買っておいてよかった。なかったら死んでた。

終わったらデラウェア川岸の方を散策。今日の夕ご飯を食べる場所も川に近いところにあるというので好都合だ。実際見ると、広すぎて川と言うより湖だね。もちろん細長いのは細長いのだけど。この川を挟むと、向こう岸に見えるのがニュージャージー州。フィラデルフィアはペンシルバニア州。

途中寄ったスーパーでGOLD MEDALという特別な小麦粉を購入。日本に帰ってからこれを使って肉まんを作るのだ。この粉指定のレシピなので、これでなくてはダメなのだ。2kg分購入したらKちゃんにすごく笑われた。アメリカ来て小麦粉買うなんて、超ウケる〜!ってさー・・・。

着いたのはWARM DADDY'Sというジャズレストラン(?)。受付で$5か$10払って中へ。ここではショータイムがあって、生バンドが演奏を聴かせてくれる。

それを聞きつつソウルフードを賞味。具体的には、チーズマカロニ、ホウレンソウのソテー、肉のトマトソースがらめ、など。ソウルフードのルーツって、黒人奴隷のいた時代、主人の残り物を食べたことから来てるのよね。だから茹でっぱなしのマカロニは味をつけなければいけないし、鮮度の落ちたバナナはフライにして食べるしかないんだね(含:多少憶測)。ちょっと悲しいね・・・。それと〆に、いかにもアメリカンな、極甘のケーキを食らふ。

帰りはもう暗かったので、メインストリートを歩いて帰る。全く安全そうなわけではなかったけど、3人で歩けばなんとか大丈夫そうだった。私達の宿泊するホテルに着いて、そこからKちゃんはタクシーを捕まえて帰りますよ、と言った。この時間のタクシーは油断ならなくて、運ちゃんにナンパされたこともあるらしいという。ナンパされるだけならまだ良いのだという・・・気をつけてね。

5日目
再びNY
さて、再びNYへと戻る。NY―ボストンを移動したのと同じグレイハウンドでの移動。

移動中無性に米が食べたくなる。ショーユが恋しくなる。旅行しててもこんなことあまりないんだけどな〜。郷に入れば郷の食になじむ。でも今回はいてもたってもいられなかった。NYに着いてまず向かったのは・・・チャイナタウン。

米を手軽に食うにはお粥だ。豚肉の切れっ端の入った中華粥と、ワンタンメンを注文する。
うま〜〜い!しみわたるってのはこのことだね。疲れた胃に・・・そうだ、連日の重い食事がこたえているんだな。体は正直だこと。

しかしまぁ、チャイナタウンってのはどこに行っても勢いを感じるね。道端で売っているなんだかよくわからない食べ物や、溢れんばかりの漢字の看板。華僑のパワーってすごいな。行く街毎に見かけるし、どこにでもコミュニティーを作れるんだね。

近かったので、リトルイタリーにも足を伸ばす。チャイナタウンからがらっと変わってオープンカフェなどコじゃれた雰囲気。どこか古びた(さびれた?)街並みも、本場仕込み?チャイナタウンに比べると、人が少ないこと。

明日は市内観光をしようと思っているので、その申し込みをしに行く。向かったのは、47th streetと48th streetの間、8th AvenueにあるGray Line New Yorkツアーデスク。ホントに色々なツアーがあって、loopsツアーだと、2階建てバスで市内の昇降所の好きなところで乗り降りできるらしい。自由度は高いが時間もない事だし、コンパクトに見て回れる「Manhattan Comprehensive」にすることにする。$83。昼食代、フェリー代が含まれている割には安い・・・かな?

その他は5thのブランド店街をぶらぶらしたり、SOHOのブランド&カジュアル衣料店で服を買ったり、Prince streetにあるDEAN&DELUCAっていう、日本でいうところの紀ノ国屋とか明治屋とかにあたるスーパーだ。お惣菜には寿司なんかも置いてある。イートインコーナーでも食べられるようだ。

夕食は念願叶ってベーグルを賞味!Ess-a-bagleというお店のものだ。シンプルにクリームチーズ&サーモン、それとオニオンを挟んだものを注文する。パンの表面がアメ色に光っていて、噛むともっちりとして味があり、パンとはちょっと違った不思議な感触がある。美味しいことは言うまでもない。確かに、NYで食べるベーグルは、他の所のベーグルとは全然別物だっていうコメントもうなずける。

宿泊場所は、ベストウェスタンアンバサダー。ブロードウェイやタイムズスクエアなど、にぎやかな場所に近い所にあって、夜遊びにも便利。料金も手頃な方で・・・税金などコミコミで$120位。NYでは安い方です。部屋は必要最低限といった感じ。海外のホテルにしては狭い。でも文句はいえん。ベストウェスタンってもともとモーテルチェーンだしねぇ。

6日目
おのぼりさん
昨日ツアーを申し込んだ、47&48 st・・・のお店に集合する。朝9時のことだ。本日のガイド、ボブがアヒルの取っ手の傘を掲げて引率してくれる。道の反対側に渡って暫く待っていると、普通の赤いバスがやってきて私達を拾った。よく市内で見かけた2階建てバスじゃあないのか。ちえっ。

まずはロウアー・マンハッタン方面(南の海に近い方ね)に向かう。途中NASDAQを通ったり、はぐれた場合の集合場所となる昼食レストランの説明を受けたりする。ウォールストリートを通過して(降りない)、フェリー乗り場へ。

今日バスに乗って知ったのだが、どうやらLiberty Island(自由の女神のある島)には行かないらしい。Elis Island(エリス島)という耳慣れないシマに行くと言う。Liberty Islandに行っても下から像を見上げるだけだし、フェリーで全体図を見た方がずっといいよ。と、ボブは鼻息荒く言った。きっとあそこで降ろせという希望が後をたたないのではないだろうか。

さて、エリス島。レンガ作りを思わせるエンジと白のコントラストが美しい建造物。
かつて人々がヨーロッパからアメリカに入国した際の記録が様々な形で残っている。入国民が使っていたカバンや入国審査の時の名簿。アメリカ人なら10人のうち4人が、ここに来れば大陸に渡ってきた自分の先祖の名前が見つけられるとか。

シアタースペースでは当時を再現した解説ビデオ上映。
ご丁寧にも英語で字幕がついている。かいつまんで言うと、アメリカ入国までどんなに人々が苦労したか。ヨーロッパで起こった恐慌から逃れ、希望をつないで渡ってきたこの地に入国するまでの苦労。お金もなく、ある人は名前のつづりも正式につけられたものはなく、入国審査の際に自分で決めて申告したのだとか。

見終わった後、観客からは拍手が起こる。自分達のひいおじいちゃんあたりが実際経験したことっていうんだから、そりゃ感動するわな・・・。でもそれだけじゃない。ビデオにはうまく国民の愛国心をかきたてるメッセージがちりばめられている・・・ように感じたが。私でさえアメリカ人ってすごいなぁってウルっと来たもの。
愛国心。日本も少しだけ見習った方がいい。でもやりすぎない方がいい。

再びフェリーに乗って大陸に戻る。マンハッタンとブルックリンををつなぐ橋(ブルックリンブリッジ)を見渡せる場所で5分休憩。その後WTC(ワールドトレードセンター)跡地へ向かう。

崩落した跡地に建てられるビルの建設がもう始まっていて、建築現場を囲うようにフェンスが設置されている。フェンスにはパネル展示がしてあり、1976年当時の、双子のビルがまだ健在だった時のNY上空写真だとか、テロでの犠牲者氏名リストだとかを見ることができた。

||Φ|(|・|ω|・|)|Φ||フェンス越しに 覗いてみると柱が一本そびえたっていて、その上に崩落して残ったと思われる鉄骨が十字架の形に切り出されたものが掲げられている。これって犠牲者の弔いの意味ももちろんあると思うけど、宗教戦争の様相を呈していると言えなくもない、今の状況にかけているものなんじゃあないだろうか。どんなことされても十字架の前では屈しないぞっていう。

ここでの休憩はたった10分。ところが若者1グループが時間を過ぎても戻ってこない。
ようやく戻ってきたところ、他のバス乗客からブーイングの嵐。初めて聞いたぜ生ブー。こえぇ。

お昼・・・。Apple Beeというアメリカンなカフェでのブッフェ。
まーアメリカンなだけに、ブッフェといってもハンバーガーにサラダ、ポテトフライくらいしかない。
ドリンクはペプシ、ダイエットペプシ・・・アイスコーヒーはない。甘くないものが飲みたい。

午後イチはミッドタウンにある国連見学ツアー。ニューヨークには国際連合の本部があるってことを、ここに来るまで知らなかったっていうのは内緒だよ。厳重なセキュリティチェックを受けて中に入り、会議場や各国から送られた彫刻とか絵画とかを見て回る。日本語の案内ツアーもありそうな感じ。私らはスウェーデン人の国連職員が案内をしてくれた。誠実そうな人だ〜。

そこから北上。セントラルパーク沿いを通り、コロンビア大の近くを抜け、やってきましたハーレムへ。ここはバスで通過するのみ。うん。やっぱりcoloredの人ばっかりだ。でも思ってたより全然きれい。スタバなんかもあるし。昔とは違って、ハーレムも安全になったという話をきく。今危ないのはサウスブロンクスの辺りだそうだ(by山田詠美)。と思っていたら道一本入るとやはり、窓ガラスの割れた家が・・・。

ツアー行程終了!バスで拾ってくれた場所まで戻って解散。17時半位だったかな。

そうそう、ボブはEss-a-bagleがNYでNo.1のベーグル屋だと言っていた。
昨日は適当にガイドブック見て、行けそうなお店に行ったわけだけども、おいしいとお墨付きの所だったんだね。良かった!

MACY'sとエンパイヤステートビル。22時位なのに1時間位並んでやっと登った。
7日目
帰国
ホテルをチェックアウト。フロントで34th/ペンステーションまでタクシーで行くか?と聞かれたが、歩ける距離だったので歩いていくと答える。すると、「日本人は金持ちなんだからタクシーを使え」という。余計なお世話だ。贅沢は敵なんだ。

そこからLIRR(Long Island Rail Road)という電車(JAMAICA行き)で空港まで向かう。楽だ〜!座れるし、空港に直通だし。行きのあの苦労と騒々しさは何だったのだろう。ま、あれが本来のここの姿なんだろけどね。

JFK空港で、フィラデルフィアで食べる事ができなかったチーズドッグを賞味。
たまねぎなどの野菜と薄切り牛肉を炒めたところにとろけるチーズを加えて混ぜ合わせ、コッペパンに挟んだものだった。普通に美味しい。全然違和感がなく食べられる。しかしカロリーは高そうだな・・・。

東海岸主要都市まとめ。
歴史が浅いながらも、ここからアメリカってのは始まったんだ、という誇りが溢れている。
ヨーロッパ調で街並みがキレイ。今なおアメリカにおける経済と政治の中心的役割を果たしている。

ニューヨークって新宿と大手町と銀座が合体したような街だと思う。
雑多だけどお洒落で賑やかなこの街は・・・結構好き。なんせ都会っ子ですから・・・。(←大嘘)

何より「英語が通じるって素晴らしい」。それだけで随分楽。


ギャラリー

ボストン
ワシントンDC
フィラデルフィア
ニューヨーク


直線上に配置