歯の漂白とは
〜歯を削ってまで白くはしたくない方へ〜

どの歯が漂白されたのでしょう?答えは下にあります
漂白前
Clickしてください

漂白された患者さん の声
おもしろい漂白

歯の漂白とは
 従来の歯科治療では変色歯に対し、変色をすべて「覆い隠す」ためにかぶせ物をしてきました。そこで歯質をまったく削除することなく、しかも変色の原因を取り除くことによって治療するという考え方、漂白法が注目を浴びています。

漂白の歴史
 30年ほど前に、米国中西部の矯正医によって偶然に観察されたことに始まります。矯正の患者さんのリテイナー(矯正後の歯の後戻りを防ぐ装置)が事故のため破折し、口腔内に傷ができたため、その治療として口腔内用の消炎剤、歯周病の治療に使われるGlyoxide という薬剤を貼付して傷の治癒を待っていたところ、歯の漂白効果があることがわかったのです。
* Glyoxide の主成分は過酸化尿素です

原理
 過酸化尿素は非常に不安定な物質で口の中の体温や唾液、口腔粘膜と接触すると過酸化水素と尿素に容易に分解し、その過酸化水素が活性化され発砲することにより漂白力を示します。その他の成分は70 % が尿素であり、これはアンモニアと炭酸ガスに分解しますが、この程度の濃度では間違って飲み込んでも支障はありません。

効果
 一般に漂白は過酸化尿素を一日一回2〜3時間程度応用して2週間くらいで肉眼で鑑別できる程度の漂白効果が得られます。
         実際の使用方法は
1) 最初の1週間は朝1時間・夕1時間、計1日2時間
2) 2週目からは睡眠中一晩マウスピース装着

 しかし、テトラサイクリン内服等による内因性に基づく着色は、象牙質内にみられるため、場合によって6ヶ月・1年と時間がかかり、その効果は満足いかない場合もありますので、他の方法をお勧めする場合もあります。

なぜ,汚れるの?
 加齢に伴う有機着色物による変色、お茶の常用や口腔常在菌に由来する黒色色素等が原因と考えられています。

その後は?
 残念ながら半永久的に歯が白いままであるということはありません。術後3ヶ月から半年おきに診査して、必要ならば補足漂白処置を行いましょう。

注意事項!
 漂白直後(数時間)の赤ワイン・コーラ・紅茶・コーヒー・カレーなどの有色飲食物の摂取はできる限り避けて下さい。さもなければ飲用後すぐブラッシングしてください
 長時間(1日5〜8時間,2〜4週間)口腔内にトレーを入れておくことによる違和感や漏洩した薬剤の不快な味を感じることがあります。
 一般には3〜5年ごとに漂白の必要がでますが、患者さんの日常の管理・生活習慣にも大きく左右されます。
 口の中のつめものや冠には漂白効果は示さないので、周りの歯を漂白すると色の違いが出てつめものや冠の存在が目立ってくることがあります。

副作用
 歯肉の退縮により露出した歯根面には歯頚部の知覚過敏症を起こすことがあります。また使用時間の不正やトレーの不適合により軟組織(歯肉)の不快感がでることがあります。

メインテナンス(お手入れ)
漂白効果をもつ歯磨剤 漂白後のメインテナンスには最適です

治療費
 自宅でできる漂白は、片顎(上の歯10本 or 下の歯10本)22.000円(税込み)歯科医院で行う漂白は一歯につき一回1500円(税込み)かかります。治療費には検査・型取り・マウスカバー代を含みます *どちらの漂白も厚生労働省で認可された材料を使用しております

詳しくは多田祐二歯科医院HP内の待合室まで・・



答え

 3歯のうち,向かって左 2 歯は白く艶がでて,漂白の効果がありました。右の1 歯は,事前に被せ物がされているので漂白の効果は残念ながらありません。被せ物を周りの歯にあった色につくり変える必要があります