2月23日(日)

きのうはいつもの週末にくらべれば、早く眠りについたので、朝からすっきり!かつとしの会社の保養施設のゴハンはなかなかおいしく、ご満悦なのでした。しかし!天候がいまいち。すごいガスっていて10mくらいしか見えてなさそうな気配です。これじゃあねー・・・とちょっと落胆。朝のうちだけならいいけど、このままだったらどうしよう。。。
部屋をあけなければならないので(チェックアウトです。)、準備をして、荷物をまとめる。しかし、まだ眠りの中にいる方々も・・・。
(なかむー&しんぺー)

今日は観戦のみの予定なので、滑る格好というより、見る格好になるんですけど、いったいどうしたらよいものやら。観戦場所までは、しばらく歩くようなので、もしかしたら暑いかもしれないし・・・。でもじっと見てると寒いかもしれないし・・・。服装の選択が難しい〜。結局、長袖Tシャツに半袖を重ね、インナージャケット。座っていたら冷たいかもしれない、とタイツのうえにシャカシャカをはく。そしてウェアというパターンに。いつもとあまり変わらないなー。念のため、トレーナーとホカロンをリュックに詰め、もしかしたら履き替えるかも、と普通のクツもつっこみ、出発の準備。

まとめた荷物を車に積みます。昨夜けっこう雪が降ったようで、車にはだいぶ雪が載っています。一生懸命雪かきする奥様(りえちゃん)。ちゃんと徳島ナンバーですよ・・・。


最後まで、ボードにするかスキーにするか迷っていたしんぺーはスノーボードに決めたようです。(じつはこれがちょっとした落とし穴に・・・)支離滅裂なメンバーがようやく揃い出発。朝よりは薄まったけどまだまだガスの中ってかんじです。

観戦場所の近くまで行くリフトは徐行運転で「観戦者用」となっています。スキーやボードをつけない、普通のお客さんも乗せてあげられるようにとの配慮なのでしょう。観戦者用チケット(ちょっと割安の一回券)と、帰りに乗る用の普通の一回券を購入。リフトはクツで乗る人用にゆっくりなので結構行列ができていました。
(行列〜)
リフトにのれるのはこの1本。ここで板を脱いで、この先は、自分のたちの足でのぼります。板置き場があり、みんなが脱いだ板がところせましと並べてありました。無くなっても惜しくない板で行ったほうがいいですよ、と某MLで教えてもらったアドバイスをうけ、今もっている3本の中でいちばんボロな3Vをはいてきました。1番ボロ、といっても最近かなり活躍しているコブ用の板なのでなくなってしまったら困るのですが。

会場までは、ちゃんとネットで仕切られて歩行者用通路がゲレンデに出現し、不思議なかんじでした。10分〜15分くらい上るのですが、途中コーチなのか選手なのか、かっこいい外国人が横を滑っていきます。あまりモーグル界のファッションってわからないけど、レーサーや基礎屋とはちょっとちがう。どういうものかというと・・・うまくいえないけど雑誌でみるモーグル選手のようないでたちです。

気温はそれほど高いわけではないので、あまり暑くはならなかったけど、ゲレンデを徒歩で登るのは結構大変です。気分的には小登山。そろそろ会場かな、というところに売店が出現。上ってきてちょっと暑いなーと思っていた私はビールを一缶買ってみました。そこからさらに少し歩くと、ばばーんと大会会場が現れました。

林にかこまれたそのコースはそこそこ急斜面です。下には大きく取られたゴールエリア。そしてコースの両脇には観客、という設定。みどころ、とかわからないので、とにかくみんなのあとをついていきます。斜面に向かって右側のコース脇をどんどんのぼります。けっこうな斜面なので、四つんばいになって這うようにして登るところも。スキーブーツだったわたしはガシガシのぼれましたが、ひとりスノーボードブーツだったしんぺいちゃん、足場がつくれずだいぶ苦労しているようす。やっぱスキーでしょ!!(笑)歩くのはちょっと辛いけど登ることを考えるとスキーブーツってラクチンなのですね。

ある程度のぼり、下のほうのエアがみえる位置にちょっとした空間を見つけ、落ち着いてみる。周囲はかなりの人、人、人・・・。いろんな人がいるもんで、一般スキーヤーから競技屋さん、はたまた公園で散歩しているようないでたちの人(だいじょうぶなのか?)。様々ですねー。まぁ、たしかに会場は特殊なシチュエーションだけど、一般的にはスポーツ観戦ですから、いろんなひとがいて当然。野球を見に行くのと同じような感覚だったりするのかなー。

しばらくすると、会場にアナウンスが流れる。どうやら、ガスのため開始時間を延ばすとのこと。そりゃあ、いまいる位置からスタートみえないし、当然かもね。早朝から陣取っているらしきひとたちからちょっとブーイングが起こるけど、選手のこと思えば、そりゃあむりだっぺ。

そんなわけで、お菓子をたべながら霧がはれてくるのを待つ。ときどき、さーっと霧がひいていくことがあり、だんだん晴れるかなとおもうと、また濃いやつが押し寄せてきて・・・。こりゃあいつまでたってもムリなんじゃないか、って気がしてくるのでした。(なぜか新聞を読むヒトも・・・)

だんだんテンションが下がっていく観客をみて、マズイとおもったのか、解説者としてきていた三浦豪太氏がゴールエリアでいろいろとパフォーマンスをはじめたようです。わたしたちの場所からはちっちゃくしかみえないので、なにをやっているのかいまいちわからないけど、どうやらコース整備用のホウキ?をもってハリーポッターごっこをはじめたようです。魔法でエアをキメる、とかそんなことだったような・・・(笑)。それから、JAPANチームの選手たちのインタビューなどで一生懸命の場つなぎ。

JAPANチームはなにやらバナナダンスを披露してました、「ばなな、ばーなな♪」と。不思議な方々でした。あと、マケドニアの選手、アリーさんという方が呼ばれ、日本語でいろいろ話してました(どうやら人気者らしい)。

結局、その後も延長は続き、12時半にまた放送します、というようなことに。おー、半日延長かー。さすがにこの寒空の下、ツライなー。トイレも長蛇の列なので、こりゃあビールなんて飲んでる場合じゃないかも、と奥底にしまいこむ。耳にのこる、アイドルちっくな女の子が歌うテーマソングがずーっと気になる(笑)

たまに滑落しそうになるしんぺいを笑いながら、まったりとまつ。座ってるとオシリが冷えそうだなぁとおもったわたしはほとんどの時間たっていたような・・・。ここでもスキーブーツが活躍。ブーツによっかかりながら立っているとけっこう安定してラクチンでした。ストックとブーツに感謝(笑)。日頃斜面に立つのは慣れているけど、下をみると怖かったです。このまま落っこちたら大災害だなぁ、、、っておなじように上をみると、ものすごい人。このひとたちがおっこちてきたら、死ぬな〜。ビールケースを足場にしているヒトは高さもあるし、安定してるし、ちょっとうらやましー(笑)

ようやくうっすらコースが見えてきました。インスペクションをする選手たちが次々と下りてきます。おー、あれは里谷か!?上村か!?ってな声が周囲から上がります。こりゃあ、ベスポジをみつけないと見えないかも〜という状況。背の小さいわたしはみんなに隠れてしまいそうな予感。
インスペクションといっても、かるーくエアのタイミングをはかるために飛ぶ選手もいて、さっそく興奮気味。これは本気で飛んだらスゴイぞ!!しばらくするとコースクローズ。さーてはじまりはじまり。
コース脇は一段高くなっているのでそこから見るようになっているのですが、土手で花火をみるようなもので、足場はかなり不安定。なんとか人の間をぬって、土手っぽいところにちょっとずつちょっとずつ侵食。足場の悪い、狭い空間に妙なバランスでたっているのでけっこうつかれるけど、動いたら足場が崩れそうだし、なんとか耐えるべし。満員の通勤電車で自分の居場所を確保するようなそんな気分・・・。

さて、競技開始です。女子の予選からはじまりました。

選手たちの画像が見たい方、こちらへ。(整理できません・・・)

今年からヘルメットの着用が義務づけられたらしく、みんなちょっとあたまでっかちなシルエット(笑) でも、ウェアにあわせてピンクだったり、青かったり。レーシング用のヘルメットとはまた違う雰囲気でした。

ヘルメットかぶってコブをすべったことがあったけど、なんだか頭がゆっさゆっさと重たくて、とっても滑りづらかったことを思うと選手たちもつらいんじゃないかなぁなんて余計な心配してみたりして。そこは実力も違うし、だいじょうぶなんだろうけどね!

そして、こういっちゃなんだけど、はじめてじっくり見てみて、女子の滑りについてはそんなにすごい!と思うものはなかったなー。モーグルというとかっこいいエアとかそういうシーンばかりに目が行っていたから、エアまでの滑りについてはあまり考えたことがなかったんだけど、実はそんなにすごいわけではないのかしら。・・・なんて偉そうなこといってるけど、もちろん自分のすべりは棚にあげまくっています(笑) 口で言うのは簡単簡単。自分がやったら大変なことになるとは思うけどね。けど、やっぱり全日本技術選で活躍している上位選手のコブの滑りをみているほうが、おー!!と思うのは見る観点が違うからなのかなぁ。それとか、ザウスにたくさんきていたモーグラーの皆さんのほうが、すごい!!と思ったのはやはり気のせいなのだろうか。(もともとワールドカップクラスの選手がきていたのかもしれないけど)

もちろん、女子もエアはすごいです。技のことはよくわかりませんでしたが、二種類を組み合わせたり?なかなか見事な演技でした。・・・ってあたりまえですよね、各国の代表ですから。失礼しました。

他国の選手のことは名前すら知らないわたしも、日本人の選手が滑るときには応援によりいっそう力がはいります。みていると周囲の方々も同じ様子。

そんななかわたしの後ろにいた、若い女の子の会話(笑)

A : コースに落ちている葉っぱは危なくないのかなー?
B : え?あれって滑り止めなんじゃないの?きっとコースはカチカチであぶないから、あの葉っぱが滑り止めになっているんじゃないの?さすがにワールドカップ選手でも難しいんだよ。
A : へぇなるほどね。そうだったのかー、自然のものをつかって環境にやさしいってかんじ?

さすがにモーグルおんちのわたしでもそりゃあないだろう!とつっこみたくなりましたが、ちょー納得している様子だったのでほっときましたが、あれって朝方ガスっていたため、斜面とガスの境目がわかるように散していたんだと思いますよ(笑)

1分くらいで終わってしまうひとりひとりの演技、女子選手は少ないのであっという間に終わりました。つづいて男子予選です。そのための準備のために自衛隊の方々が手際よくコース整備をしています。乱れた着地スペースをならしたり、ちょっとはじっこが崩れたエア台を修復したり。手馴れたかんじでした。きっと大会があるたびに借り出されている方々なのでしょう。


さて、男子予選がはじまりました。こちらは女子とはうってかわって滑りもすごいし、エアもすごい!とにかくすごいの一言。まずはスピード。とにかく早い!あの早さでエア台までつっこんで、そのまま飛び出すことによって生まれる高いエアも見事。滞空時間が長いのでいろんな技がでてくるでてくる。

スピードについては、かつてザウスで島田くんというお友達の滑りをみたときに、あんぐりしちゃうくらい驚いたけど、それよりもさらにすごかった。(これも比べるべきではないのかもしれないけど)早いのはともかく、あのスピードで飛べるなんておそろしい。

今年から3Dの技が解禁になったらしく、それが見所だね、と前情報はありましたが、実際は、あまり出来る人がいなくて、技として出来ている人も、その分ターン中のスピードを抑えて、とかいまいちパッとしないかんじで。技そのものとしては、スゴイけどね!!それだったらエアリアル競技をみたほうがいいのかも、なんて。

それよりもやっぱりオーソドックスなかんじで、ターンも完璧、スピードノリノリで、高いベーシックなエアを決めてくる人のほうがおーーーーーーーって思った。これも着眼点が違うだけなのかな。もちろん、上位に入っている人のなかには、スピードもターンもできていて3Dを使ってきた人もいたけどそれはほんの少ししかいなかったとおもう。

これってわたしたちが技術選で演技するときも同じことが言えるんだろうなー、と納得したよ。総滑とかね。シンプルに決められる人が勝者なのかもー。「普通に上手い」人が、やっぱり上手いんだよね。あれこれ小技でごまかそうとしてもどこか本質の部分がついていっていないと、ダメなんだ、と。

そんなことに気づいておもわず前出の島田くんに電話してしまった。島田くん、この日は勤務先である新潟県の某スキー場で仕事中。うらやましぃいいいいいとのこと。そりゃあそうだよなぁ、わたしなんかがみるよりも島田くんがみたほうが価値があったかもしれないなぁ。でもね、わたしもモーグルのことがわからないなりに、わかったことがあって、すごくよかったとおもう。見に来てよかったよ、と電話を切る。

これまでテレビでみたりしたことはあったけど、生でみるのとテレビでみるのとはぜんぜん違う。生でみてるときは、はっきりいって細かいところわからないけど(距離のせいもあるし、雰囲気のせいもある)、あとでテレビでみたら、へぇ。。。こんなことになってたんだ、と改めて納得ってかんじ。※ちょうど斑尾から帰宅した時間にその日の模様を放送する番組をやっていたのだ。

これも普段じぶんたちがやっている基礎スキーに通じる発見でした。日頃、練習しながらビデオ撮りをしてもらい、こまかい動きのチェックをしたりしているけど、実際にみるのは生の滑り。しかも距離があるので細かいところまではなかなか見えにくいかもしれない。細かいことも大切だけど、もっと大きな視点でみて、うまい!と思わせることが大事なんだなぁ。。。まだ見たことはないんだけど、生で全日本技術選がみたくなったのでした。いつもビデオでみているあの選手の滑り、生でみるともっと違うものになっているのだろうか、と興味が沸いてきた。

そんなことを考えながら見ていたひとはたぶんいなかっただろうなぁ(笑)。そして、男子予選は終了。

はぁ、ここまで朝からずーっと寒いゲレンデに立ちっぱなし。さすがに疲れてきているし、おなかもすいて寒さも増す。モーグルを見に来ている人のなかには本当にモーグル好きの人もいたけど、けっこうそうでもなさそうな人が野球をみるような感覚で来ている風もあった。そりゃあ、スポーツ観戦、っていうカテゴリーには入ると思うけど、ちょっと過酷な環境よね。それなのに、ごくごく普通の格好をしているヒト(街中にいるような)なんかはホントに信じられなかった(笑)ある意味尊敬。都予選の車山で寒さには慣れているようで、わたしはあまり辛くなかったけど(笑) ぜひ、モーグル観戦に行かれる方、服装にはご注意を!(晴れていると暖かいらしいけどね)

残るは決勝。

決勝は滑り終えゴールすると、その時点で上位3位までのヒトがゴールゾーンに残ることができることになっているようで、ゴールするたびに選手たちが交代していきます。すごく悔しそうな選手、握手していさぎよく去っていく選手。遠くなので表情まではみえないけれど、なんとなく感じ取れます。雰囲気というか・・・。いろんなひとがいました。そりゃあ、とにかく複雑な心境なのでしょう。みんな真剣な顔で自分のあとを滑ってくる選手をみつめていました。電光掲示板に名前と点数が表示されます。


女子の決勝残留選手はほんとにすくないので、これまたあっという間におしまい。

男子決勝。

いちかばちかのスピードで勝負にでてくる選手への驚きがいっぱい。そりゃあ、むりだっぺ!っていうスピードでガーって突進してくる。バランスとタイミングがおかしくなり、もう、手と足と胴体が違う方向むいちゃってるのにそれでもなにごともないように落下だけつづけていたり・・・。それでそのままエア台につっこんで、ヒーロー者の悪役がやられちゃった、みたいなジャンプをして破綻する、みたいな・・・。あの根性にはほんとうにびっくりしました。もう気持ちだけが滑っているような状況でした。


附田選手の失敗は、とても残念でならなかったですね。自分だったら、とおもうと悔しくて悔しくてたまらなくなりました。たった一本しか滑れないなかで、失敗は許されず。いつもだったらぜんぜん平気なのに、なんで今だけダメだったんだろう、と。一本しか滑れない中でありったけの力を出し切り、見せていかなければならないところは基礎スキーも一緒。。。

成績がでないとがっかりするけど、練習中にできた気持ちよかった1本があればわたしは平気かな。あれよかったなー、という思いだけで済むから。ワールドカップ選手ともなると、成績次第で次は選んでもらえなくなってしまったり、選手生命かかっていますから一大事。そういうせっぱつまった環境ですべるのって辛いこともおおいだろうなー。

お気楽なわたしでさえ、大会後は悔しかったり、落ち込んだりしてしまうもの。そのたびにたのしく滑れればいいんだから、こんな思いしなくてもいいかなーって、思ったりしますが。目標となる成績がなかったら練習しなくなっちゃいそうだから、大会にでながらいろいろたのしんでいければいいなぁと思うわけです。

なんだか、ついつい自分と、ワールドカップ選手を重ね合わせるおこがましい考えをする1日でした。都予選が終わり、しばらくたちいろいろ考えるときとしては、よい時期だったのかな。ただただ見ているだけよりも有意義だったと思います。



実はこの週末は正指導員検定が行われていました。エーデルからも委員長が受検。心配はしていなかったけれど、どうだったかなー、と思っていると、合格したらしい、と連絡網が・・・(笑) いやーよかったよかった。おめでとうございます。

斑尾のやまは山頂がガスの中にすっぽり。さっきはあれが下まであったのね。


今回誘いをかけてくれたスナ、会社の施設をとってくれたかっちん、ありがとう。また見に行きたいと思ったので、次までにもうちょっと勉強しておこうかな。あまりにも知らなさすぎたわ・・・。