CONTENTS
プレミアシップとは?
プレミアリーグの歴史
プレミアリーグのシステム
プレミアリーグ所属チーム紹介(02/03シーズン)
90年以降のプレミア優勝クラブチーム
プレミアリーグの抱えている問題

   
   
   
プレミアシップとは?
プレミアシップとは、イングランドプレミアリーグと言います。1888年に世界で最初にスタートしたプロリーグで
100年以上の伝統を誇り、いまや世界最高峰のリーグの一つとなったイングランド・プレミアリーグ

プレミアシップの特徴はそのスピードと当たりの強さ、そして得点シーンの多さです
ワンタッチで回すパスのスピードが魅力で、現代のフットボールシーンにおいて最もエキサイティングなリーグ
と言っても決して過言ではないはず。
全体的に攻撃的なチームが多く、攻守の切り替えも早く、セリエAのような失点を恐れる守備的なゲームは少なく
常に「ゴールへ向かう」というプレーを見ることができます。

また全ての試合がサッカー専用スタジアムで、ピッチと観客席が近いスタジアムで行われるのも魅力
常にゴールを目指す姿勢と熱狂的なサポーターの歌声が見るものを熱くします。
   
   
   
   
プレミアシップの歴史
1985年5月29日、ベルギーのヘイゼル・スタジアムで行われたチャンピオンズカップ決勝
リバープール対ユベントス(イタリア)戦で、試合前にリバープールサポーターが暴徒化し、
39人のユベントスサポーターが犠牲者となった。
かねてから暴力的なイングランドサポーター(フーリガン)を問題視していたUEFAは、
この事故をきっかけにイングランドのクラブをヨーロッパの大会から最低5年間閉め出す処置を取った。
そのためイングランドのクラブは進歩から大きく取り残されていくことになったのである。

1989年、シェフィールドのヒルズボロで、再び死者96人を出すという事故が発生
FAはこの事故を教訓に、スタジアムでは立見席無くし、全席指定式のスタジアムに改装
また、フーリガン排除のためセキュリティシステム導入も行った。
しかし、これには莫大な資金が必要となり、さらに入場収入が大幅に落ち込むこのプランを実現、
維持していくためには企業からの巨額な投資が必要不可欠であった。

1991年、ついにFAは18クラブで、゛スーパーリーグ゛を創るという青写真を発表
当然、フットボールリーグは存続に関わるこの提案に強く反対したが、トップリーグの22チームは
フットボールリーグを脱退
新リーグ参加に同意した。これによりイングランドのプロリーグは2つの団体に分裂が決定した。
この背景には、スカイTVというメディアが、90年代のイングランドフットボールを一大娯楽ビジネスに成長させていく
可能性を抱いて登場したほかならない。

ついに1992年フットボールリーグから脱退した22チームによって、新リーグ「FAプレミアリーグ」がスタートした。
フットボールリーグと間で、従来どおり3チームずつの昇格、降格を行うことで同意、チーム数も20チームに
減らした(これは94/95シーズンから実現)
スカイTVとの契約は、2001年8月からの3年間で実に11億£という巨額の放映権料をプレミアリーグにもたらした。
当初は、有料テレビでの独占放送が、庶民からフットボールを奪うと裁判にまで持ち込まれたが、
現在ではプレミアリーグを150カ国の4億5000万世帯に放映し、世界中から幅広い人気を集め、
その価値を高めることに大きく貢献している。
多くのスポンサー契約から生まれた財源は、わずか10年でプレミアリーグを世界一のリーグと言われるまでに
生まれ変わらせてしまった。
   
   
   
プレミアリーグのシステム
FAプレミアリーグに所属するクラブは20チーム、
別団体のフットボールリーグ所属のディビジョン1部、2部、3部(各24チーム)の計92チームが
プロフェッショナル・フットボール・リーグと呼ばれる。
    
プレミア、1部、2部のシーズン下位3チームは自動的に下部リーグに降格し1、2、3部からは上位2チームが
上位リーグへ自動昇格、3〜6位の4チームによるプレーオフで、最後の昇格の座を狙う。
   
   
   
プレミアリーグ所属のチーム(02/03シーズン)
アーセナル リーグ優勝12回、FAカップ8回、リーグカップ2回、カップウィナーズカップ1回
リバプール リーグ優勝18回、FAカップ6回、リーグカップ6回、チャンピオンズリーグ4回
マンチェスターU リーグ優勝14回、FAカップ10回、リーグカップ1回、チャンピオンズリーグ2回
ニューカッスル リーグ優勝4回、FAカップ6回、UEFAカップ1回
リーズ リーグ優勝3回、FAカップ1回、リーグカップ1回、UEFAカップ2回
チェルシー   リーグ優勝1回、FAカップ3回、リーグカップ2回、カップウィナーズカップ2回
ウエストハム  FAカップ3回、カップウィナーズカップ1回
アストン・ビラ リーグ優勝7回、FAカップ7回、リーグカップ5回、チャンピオンズリーグ1回
トッテナム リーグ優勝2回、FAカップ8回、リーグカップ3回、カップウィナーズカップ1回
ブラックバーン  リーグ優勝3回、FAカップ6回、リーグカップ1回
サウサンプトン  FAカップ1回
ミドルズブラ  なし
フルアム なし
チャールトン FAカップ1回
エバートン リーグ優勝9回、FAカップ5回、カップウィナーズカップ1回
ボルトン FAカップ4回
サンダーランド リーグ優勝6回、FAカップ2回
マンチェスターC リーグ優勝2回、FAカップ4回、リーグカップ2回、カップウィナーズカップ1回
ウエスト・ブロムウッチ リーグ優勝1回、FAカップ5回、リーグカップ1回
バーミンガム リーグカップ1回
    マンチェスター・シティ、ウエスト・ブロムウィッチは1部リーグより昇格
    バーミンガム・シティは1部リーグの3〜6位チームによるプレーオフによる昇格
  
  
90年以降のプレミア優勝クラブ
2000年を迎え最初のシーズンとなった00−01シーズンでは90年代のプレミアを支配した
マンチェスターユナイテッドの強さは衰えを見せなかった。
リーグ開幕から2000年12月17日のリバプール戦で0−1と惜敗するまでの17試合でわずか1敗
順調に前半戦を折り返し、マンチェスターユナイテッドは00−01シーズンをリーグ最多の79得点
リーグ最小失点の31を記録し、98年から圧倒的な強さで3連覇を達成したのである。
   
その一方、マンチェスターユナイテッドの3連覇の影で、もう一つの記録を達成したチームがある。
それがリバプールである。
リーグこそ3位で終わったが、FAカップ、リーグカップ、UEFAカップを制し3冠"トレブル"を達成
このトレブルの中核を成したのは、オーウェン、ヘスキー、ジェラードという現イングランド代表を支える若手である。

01−02シーズンはマンチェスターユナイテッドの4連覇というのが大方の予想であったが、
黄金期を支えてきた選手が移籍し、大金を注いで獲得した選手が機能せず戦術に破綻が生じ、
ライバルであるアーセナルに独走を許してしまった。
このシーズン、アーセナルはアウェーで14勝5敗という驚異的な成績を残し、さらにFAカップも優勝し2冠を達成した
シーズン 優勝チーム
03−04
02−03 マンチェスターユナイテッド
01−02 アーセナル
00−01 マンチェスターユナイテッド
99−00 マンチェスターユナイテッド
98−99 マンチェスターユナイテッド
97−98 アーセナル
96−97 マンチェスターユナイテッド
95−96 マンチェスターユナイテッド
94−95 ブラックバーン
93−94 マンチェスターユナイテッド
92−93 マンチェスターユナイテッド
91−92 リーズ
90−91 アーセナル
   
   
現在プレミアリーグの抱える問題
プレミアリーグ発足から10年、01−02シーズンに稲本(日本代表)がアーセナルに入団した時点で、
プレミアリーグに所属する選手の国籍は50を超え、人数も200人を超えているという。これは商品販売や
スポンサーの効果が現われた結果だと言える。

ビッククラブは積極的に国際的な移籍市場で大物選手を買い続けてきた。その結果クラブの中では
イングランド人を見つける方が難しいチームもあり、サッカーのスタイルっも多種多様になった。
しかし、これがリーグの力の不均衡を生み出したのは明らかで、ビッククラブの一つ、マンチェスター・ユナイテッドが移籍に
投じた金額は約5000万ポンド。これはリバプールの1年分の収入に相当する金額である。
さらに下位クラブとなるとその格差は言うまでもないのある。これは現在におけるヨーロッパクラブ全体に言えることである。

今、岐路に立たされあるプレミアリーグではあるが、もちろん新しい希望もある。
金銭的に不足しているクラブは、選手育成に力を注ぎ始めた。若い10代の選手がプレミアの舞台に登場する機会が増えた。
数年前のオーウェンをはじめ、00年にはエバートン所属のルーニー(16歳360日)のプレミアリーグ最年少得点記録を樹立
その2ヵ月後には、リーズ所属のミルナーが(16歳356日)の最年少得点記録を更新した。

一時のように限られたクラブだけが上位を争う時代が過ぎ去りつつある。エバートン、ニューカッスルなど中堅クラブが
奮闘し、プレミアリーグも戦国時代に突入しつつある。
今シーズンのバーミンガム、マンチェスター・シティといった昇格組の奮闘も、ダービーマッチも増えればリーグが盛り上がり
今後どのようにサッカーの母国イングランドが進んで行くのか、可能性は無限大に広がっているのである。

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