私は水墨画と言われている技法を学んでいません。素描の一つとして、墨と和紙に依る制作を始めました。その考えは今も変わっていませんが。制作した作品は、作品として広く一般に呼びかけることが出来るのではないかと確信をしております。その自負は、現場制作で作品を仕上げることにあって、またその事実を正直に公開できるからだと思っています。現場に潜んでいる形而上学的のものものを捉えたい!この考えが『真景(真実)を求めて行動をしよう!』という思いに繋がっています。現場に潜んでいる形而上のものものは『真』で有り、『善』で有り、『美』であると思っています。人間が人間として真摯に追及してゆかなくてはならない宿命のようなものがそこにあると思うのです。それを作品の中に具現するには制作の過程も大切だと思っています。作家は労力を惜しんではいけないと思います。重労働であるかもしれないけれど現場制作を実行してゆかなくてはならないと思っています。それはいのちである真実(気のエネルギー)がそこに潜んでいると考えられるからです。時代は本物と偽物を明らかに出来る新世紀に入っていると思います。『いのち』の正体は『真実』という形而上学的な概念の中に有ると思っております。墨での制作はその本髄に迫ることができるかもしれないと思えるのです。
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新 展示室 |
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