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2001年9月7日
【2001/09/08 朝日新聞】「6社を労働局に告発 違法な長時間労働させた疑い 大阪・労基オンブズマン」
大阪の弁護士らでつくる「労働基準オンブズマン」(代表、脇田滋・龍谷大教授)は7日、違法な長時間労働をさせたなどとして、大阪のコンピューター関連会社など6社とその経営者を労働基準法違反の疑いで大阪労働局に告訴・告発した。過労死の背景にある長時間労働やサービス残業の是正がねらいという。
告訴・告発したのはこのほか、大阪のバイク用品販売会社や病院、東京の教育機器販売会社など。いずれも時間外労働をさせたうえ、割増賃金などを支払わないケースという。
昨年12月、出勤途中に交通事故死した大阪府美原町の川瀬博暉さん(当時22)の父嘉明さん(57)は、コンピューター関連会社を告訴した。終電がなくなる午前0時過ぎまで働かされ、バイク通勤を余儀なくされていたといい、「長時間労働による過労が事故につながった」と訴えている。
【2001/09/07 時事通信ニュース速報】「違法残業など一斉告訴、告発=大阪の労働基準オンブズマン」
大阪の弁護士や医師、学者らで構成する「労働基準オンブズマン」(代表・脇田滋龍谷大教授)は7日、企業の違法残業や残業代未払いなど7件について、労働基準法違反などの容疑で大阪労働局などに告訴・告発状を提出した。
内訳は、告訴が4件、告発が3件。告訴状などによると、大阪府内のコンピュータープログラム会社に勤務していた男性=当時(23)=は、昨年12月にバイクで出勤中、駐車中のトレーラーに衝突して死亡。男性は4年前から時間外労働や休日、深夜労働が日常化しており、過労死だったとしている。
【2001/09/07 読売新聞ニュース速報】 「過労死遺族ら、違法長時間労働など7件を告訴・告発」
過労死問題に取り組む大阪の弁護士や医師、学者らでつくる「労働基準オンブズマン」(代表=脇田滋・龍谷大教授)と過労死した会社員の遺族らが7日、違法な長時間労働が原因で事故を起こした疑いがあるケースなど7件を大阪労働局と東京地検に一斉に告訴・告発した。
告訴は、コンピューターソフト会社での過労の結果、ミニバイクで事故を起こして死亡した男性(当時22歳)と、教育機器販売会社で年間計440時間以上のサービス残業を強いられた女性(26)のケースなど4件。月72時間の時間外労働をさせていたバイク用品店など3件については、これまでに寄せられた情報をもとに告発した。
会見したオンブズマン中心メンバーの松丸正弁護士は「今回の告訴・告発が呼び水となって、職場の長時間労働が1つ1つ是正されていけば」と話した。
2002年2月
【2002/02/05 毎日新聞】 日本ペイント、時間外賃金支払う 8カ月さかのぼり「サービス残業」認め、21人に990万円
【2002/02/19 連合通信】 家族らが声あげ990万円の支給実現/日本ペイントのサービス残業代/労働基準オンブズマンに相談
塗料メーカー大手の日本ペイント(本社・大阪市)が、労働者21人のサービス残業(計3500時間)分の未払い賃金990万円を、天満労働基準監督署の勧告を受入れ支払っていたことが2月5日、明らかになった。何時間残業しても毎月15時間までしか自主申告させず、長時間のサービス残業が横行していたというもの。
労働者の家族から相談を受けた「労働基準オンブズマン」の岩城穣弁護士の名前で労基署に是正を求めていたが、昨年10月、天満労基署が職場に入り調査、タイムカードの記録などからサービス残業の事実が明らかになり、同社に対し支払を勧告していた。
「連合通信・隔日版」より
2002年3月
【2002/03/29 読売新聞】「営業手当は残業手当ではない」元女性社員が勝訴
教育機器販売会社(東京)の大阪支社に勤務していた元社員の高橋映美さん(26)が会社を相手取り、約700時間分の残業手当などの支払いを求めた訴訟の判決が29日、大阪地裁であり、松本哲泓裁判官は、会社側に残業手当と悪質な不払いに対する付加金の計約210万円を支払うよう命じた。
会社側は月8万円の営業手当が残業手当に相当するとしていたが、松本裁判官は「募集広告などから、営業手当は給与の一部と考えられ、残業手当とみなすことはできない」と述べた。
高橋さんは、大阪の弁護士や市民でつくる「労働基準オンブズマン」の援助で、昨年9月、同社を労働基準法違反容疑で大阪労働局に告訴している。