強権発動2〜「信は力なり」

97年卒業 城麻美絵


今回の目的地は、三重県青山高原。今の時期はツツジで有名な所です。
大阪とは、天気も少し異なります。

 当日、私以外の4人(阪田、久保、竹林、渥美)は、大阪の上本町駅より、近鉄電車を利用 して行く予定でした。具体的には、4人は午前8時15分上本町発の「宇治山田行急行」最後 尾に乗り、私にあっては、前日京都で所用があったため、途中の八木駅で合流するといった段 取りでした。

その日の朝午前6時頃、京都では、激しい雨が降っておりました。しかし、テレビの天気予 報をみると降水確率は、関西全般的に午前中10〜20%、午後10%程度で、目的地三重県 中部についても曇り程度で、全く問題ありませんでした。激しい雨は、ただの通り雨で、7時 過ぎには、すっかりやんでいました。
私は、7時に京都駅をたち、奈良の八木駅を目指しました。
睡眠不足の私は、車内で気持ちよく寝ておりました。
そしてその時、ルパン3世のテーマ「タッタランター、ターターター」が車内に響きわたり ました。これは、まさしく私の携帯、グループ「友人」のメロディでありました。おそらく、 参加者の誰かからと思い、出てみると、彼からでした。
「今、総持寺だけど雨だよ。大丈夫かなぁ。」とのこと。
私は、「京都もさっき雨だったけど、通り雨やったし、三重の方の天気予報も問題ないし大丈 夫やで。」ど答えました。
彼は、少し不安げながらも、納得し、会話は終わりました。
私は、またも気持ちのよい安眠に入りました。
そして、10分後、またもやルパン3世のテーマが、響きわたりました。
『もう、ええ加減に寝かしてくれー。』と思いながらも携帯に出ると、やはり彼から。
「すごいよ、この雨。やばいよ。今、天気予報見てるけど、太平洋側はひどいみたいだよ。」 と。
『そんなはずはないやろ。ただの通り雨やって。さっき(1時間ほど前)テレビで見たとき は、曇りやったけど問題なかったやん。それに、何で今頃(7時30分頃)家にいるんや ろ。』と思いながらも、彼を納得させるために、
「1回、奈良の家に電話してみるわ。いったん切るでー」と回答しました。
家に電話し、母に奈良の天気の状況と三重県中部を確認すると、「曇ってるけど、大丈夫らし い」との回答を得ました。
そこで、ちくりんに電話し、
「今、家に電話したけど、大丈夫、大丈夫。三重が雨やったら、影響のない榊原温泉か室生寺 でも、観光に行ったらいいんちゃう。」と言って、納得させました。
 ところが、時間はすでに7時45分頃、当初の予定である8時15分の電車は間に合わない ので、1本遅れるとのこと。
『勝手に判断せんと。とりあえず、電車に乗ってくれたらよかったのに。和歌山から来てる阪 田からは連絡ないから予定通りの電車に乗るで。僕は、原みたいなええ加減な計画は立ててへ んで。そんなに行きたくないんやろか。』とは口が裂けても言えませんでした。

 8時50分、私は近鉄八木駅より、予定通り、阪田、久保乗車の電車に合流しました。
阪田の第1声、「ちくりん君はー。」
2人に、事情を説明すると、
 久保は「えー、後1時間寝られたやん。貴重な睡眠時間返してくれー。」、
 阪田にあっては、冷笑といった反応。
御二人の態度は当然です。阪田は朝一で和歌山から来てるし。

 私たちが、山行出発点である西青山駅に到着したのは、9時50分、ちくりん、渥美が到着 したのは、10時50分、何の設備もない駅で1時間過ごした時間、無駄でした。
 私はその1時間のことをとやかく言っているのではありません。
『何で、勝手に判断すんの。何で信じてくれへんのや〜』と口を大にして言いたいだけです。

そして、その日の天気、若干、雲がかっていたものの全く問題なかったことは言うまでもあり ません。

※地理関係、時間関係について説明不足で申し訳ありません。


参考資料
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