2002年8月13日 フランクフルト 〜 バート・ヴィンプフェン 〜 ウルム 〜 ミュンヘン 〜 Hotel Schweiz

フランクフルト 〜 バート・ヴィンプフェン

 今日は一日で観光をしながらミュンヘンまで移動する計画ので、朝7時に早々と朝食をとり、7時半に
はホテルを出発した。徒歩2分のフランクフルト中央駅でバート・ヴィンプフェンまでの切符(20EURO)を
買って、7時53分発、カールスルーエ行きのインターレギオ(IR 2473) "Herkules"に乗車。途中、私の
勤める会社の関連会社のあるダルムシュタットを通過しつつ、8時42分、ハイデルベルクで下車し、
バート・ヴィンプフェン方面へのローカル線を待つ。

 ハイデルベルクで降りておきながら街の観光に出なかっ
たのは、惜しいと言えば惜しいが、旧市街地は結構駅から
離れているらしいし、少し関心も低いので、パス。バート・
ヴィンプフェン方面への更にローカル線 RE3833に乗り継
ぐ。いわゆる「古城街道」に向かう路線だ。ネッカー川沿い
にそそり立つ山肌にへばりつくように走る列車に乗ること
しばし、10時頃に小高い丘の上の町、バート・ヴィンプフェン
に到着した。


RE3833

バート・ヴィンプフェン

 バート・ヴィンフェンではふもとの小さな駅のコインロッカーに荷物を入れ
て歩き出す。丘の上の街までほんの数分歩くうちに、この街がただもので
はないことを感じずにはいられなかった。とにかく目に入る建物がすべて
圧倒的に古いのだ。丘の上の町は12世紀にシュタウフェン朝のフリード
リッヒ・バルバロッサ(赤ひげ)によって基礎が築かれたと言う。
13世紀のシュタウフェン塔、青の塔、ドイツ最古の「住居」シュタインハウ
ス、15、16世紀の帝国自由都市時代の施療院、リーゼンハウス、街並み
など、街そのものが博物館と言ってもいい。しかも凄いのは、そのような
建物が今もなお実際に使われていると言うことだ。
 夏の盛りも過ぎてしみじみとした雰囲気の漂う街を、飽きることなく歩き
回った。と言っても次の目的地に向かわなければならない。街のベッケライ
でチーズをはさんだパンと甘いクーヘンを持ち帰りし、駅のホームで食べ
つつ次の目的地に向かう列車を待った。


青の塔


シュタインハウス

施療院

ハウプトシュトラーセ

バート・ヴィンプフェン 〜 ウルム

 駅の自販機でウルムまでの切符(22.4EURO)を購入し、12時25分
発シュトゥットガルト行きローカル線に乗り、ネッカー川を更に遡る。
途中、ハイルブロンを経由し、13時45分シュトゥットガルトに到着。
いかにも工業都市といった感じの煤けた駅からウィーン行きの
EC(国際特急) 65 Mozart号に乗り換え。車中でEC追加料金
4.6EUROを支払う。車内で買うと1EURO割高。この列車に乗ってい
けば夜にはウィーンに着く・・・と思うと、このまま乗って行ってやろう
かと考えたくなるが、もうミュンヘンにも宿がとってあるし・・・予定
通り、ウルムで下車した。


ローカル線

バート・ヴィンプフェン→ウルム

EC 追加料金

ウルム

 ウルムの駅からバーンホフシュトラーセ(駅前通り)という、どこにでもある
ショッピング街を歩くこと10分ほど、高さは161.53mの尖塔を誇る大聖堂の
前に立ち、見上げて写真を1枚。とても高すぎて写真に収まらない。もう少し
離れてみようとした瞬間・・・カメラが手から滑り落ち、激しく地面に叩きつけ
られた。拾い上げてみると・・・レンズが砕けていて、もう、どうしようもない。
これからまだ旅行日程は長いというのに・・・途方にくれて顔を上げたその
先には、カメラ屋さんが店を構えていた。これも運命か、とショーウィンドゥを
眺めると、日本メーカーのカメラに混じって、ドイツの誇る最高級カメラ
「ライカ」のコンパクトカメラZ2Xがあった。しかも・・・処分価格!のようで
159EURO(2万円)の値段がついている。同クラスの日本製カメラに比べれ
ば、それでも割高ではあったが、ドイツで買ったカメラ、との思いでもこめて
ライカを購入。


大聖堂
 早速カメラにフィルムを入れ、気を取り直して街を歩き出した。正直、ウルムは大聖堂を見たら
ハイ、終わりかと思っていた。しかしどうして、ドナウからひいた水路が流れる古い町並み「漁師の
一角」を歩くと、さわやかな緑にあふれた、とてもシックな雰囲気が素晴らしい。川岸に出ると、
ここまで上流だとドナウもまだ清流で、散歩道には最適だった。ひょっとすると、これまで見たドナウ
川の風景として最も美しいかもしれない。大聖堂にも入ったが塔に登る余力はなく、駅に向かった。


Leica Z2X

ドナウの鴨

漁師の一角

ウルム 〜 ミュンヘン 〜 Hotel Schweiz

 ウルム駅でミュンヘンまでの切符(20.40EURO)とEC追加料金(3.60EURO)を購入、17時55分発の
インスブルック行き EC19 アンドレアス・ホーファー号に乗る。ホーファーはチロルの英雄の名。
19時過ぎにはミュンヘンに着き、宿に向かった。ミュンヘンの宿は、中央駅の南側、徒歩10分ほどの
ところにあるHotel Schweiz。住所で言うと、Goethe Strasseにあるのだがそのドイツドイツした名前とは
裏腹な、いったいどこの国かと思うような外国人街になっていた。まあ、そのほうが安価な食堂とかが
あって都合の良いこともあるが。


ウルム→ミュンヘン

Hotel Schweiz 狭い。

 その夜、ホテルで休みながら明日以降の計画を考えていた。同行人が滞在しているドレスデンに
移動する16日までの2日間をミュンヘンでいかに過ごすか。そんなことを考えていたところに、TVの
ニュースが「ドレスデンで洪水」を伝えていた・・・。中欧を襲った記録的豪雨がエルベ川を増水させ、
流域の街を次々と洪水が襲っているらしい。これは困った。ドレスデンまで移動できるのか、同行人
の安否は、などなど様々な不安がよぎるが、既に夜、明日にならないと行動が起こせない。

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