2004年7月下旬、ベルギーへ行った。
今回もいくつかスケッチをしたが、ここでは彼の地に残る「ベギナージュ」という所を紹介する。
中世のオランダ・ベルギーには「ベギン会」というというのがあって、俗界とのつながりを保ちつつ信仰生活を送っていた女性達の集まりがあった。
当時は、結婚相手が見つからない令嬢が多く、一方で修道女になろうとしても、修道院に多額の寄付が必要だったりして困難であり、そういう人たちが身を寄せていたのである。
その「ベギン会」の修道生活の場所が「ベギナージュ」であり、現地のフランドル語では「ベハインホフ(Begijnhof)」という。
(以上、紅山雪夫「ヨーロッパものしり紀行・《城と中世都市》編」(新潮文庫)より)
フランドル地方にはその「ベギナージュ」がいくつか残っており、街の喧騒の狭間でひとときの静寂を与えてくれる。
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