椿湯

北区大将軍東鷹司町110  営業時間:15:00〜 24:00  定休日:月曜日
嵐電北野線「北野白梅町」下車 徒歩5分 または 市バス「大将軍」下車 徒歩1分

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入湯日:2003/02/07 21:30
    2004/01/11 21:30

 西大路の大将軍交差点を西に行ったところにある椿湯です。このお風呂屋さん、間口はそんなに広くありませんが立派な唐破風のある外観がとっても風呂好きの心をくすぐるお風呂屋さんです。夜に行くと唐破風の下にある懸魚からにょきっと街灯が出ていて唐破風が浮かび上がって見えます。
 期待を胸に玄関スペースから引き戸を開けようとすると、これが自動ドアです。番台にお金を払い脱衣場に入ると、なんといっても目にはいるのは、脱衣場にぐるりと飾られた力士のサイン手形。京都の巡業の時は、椿湯のすぐそばの府立体育館で興行があるのでその関係もあるんでしょうか、男湯側だけでざっと40枚ぐらい飾られています。浴室側の中央、いわば上座に当たる位置には元横綱北の富士が2枚、ファンだったのかなあとか、小錦の手形でっけ〜とか、蔵間懐かし〜とか見てる間に気が付けば裸になっているぐらい見応えがあります。手形だけに目を奪われがちですが、脱衣場自体も、白地の天井にパステルグリーンの格子がある格天井ですし、番台上には立派な神棚がありますし、金の招き猫もいますしなかなか立派な脱衣場です。また冷蔵庫の他にアイスも売っているので風呂上がりは楽しみです。
 浴室の方でも目を奪われる物があります。奥の壁に幅2m高さ1mちょっとぐらいの水槽がはめ込まれていて、大きな錦鯉が泳いでいます。鯉は4匹いるのですが、一番でかいのは体長50センチぐらいあります。大徳寺周辺で紹介している初音温泉にも水槽がありますが、初音温泉はアクアリウムといった表現が似合いますが、こちらはまさに水槽です。同志社大学周辺の蛭子湯の水槽を規模では完全に上回っています。しかもここの水槽よく見ると微妙に凸面になっているんですよ。これは凸面効果を狙った物なんでしょうかね。浴槽の方は、変形L字型とでも言いましょうか、奥の壁に沿って薬湯、ジェット、泡、ネオン付の浅風呂、男女壁に沿って深風呂電気風呂があり、入口側に定員4人ほどのサウナとライオンの水吐き付の水風呂があります。薬湯には、パリスバンの酵素風呂と書いてありましたが、赤茶けた色のお湯でした。女湯の入口に貼ってあった本日の風呂には、バスフレンドの福寿効と書かれていたのでそっちが正しいような気がします。この薬湯の湯口は片膝付いた女性が持つ瓶からお湯が出るものです。たまに見掛けますが、ここのはなぜかお肌が真っ白です。
 帰りしなに玄関の上を見ると祇園祭のちまきや大峰山のお札に混じって「十二月十二日」を逆さに貼ってある紙を見つけました。これうちでもやってます。泥棒除けのおまじないなんです。確か天下の大泥棒石川五右衛門の命日ということを聞いた覚えがあります。毎年十二月十二日に書き換えます。うち以外で見るのはほんと久しぶりです。
 規模は大きくないですが、山椒は小粒でぴりりと辛いという表現がぴったりくる椿湯でした。日曜は朝風呂もやっておられます。


 ほぼ一年ぶりぐらいに入湯したのですが、ちょっとショッキングな事がありました。鯉の泳ぐ水槽がなくなり、縁取りをのこして新しいタイルで覆われていました。番台のご主人と女将さんに聞くと、昨年の9月頃壊れて修理も大変なのでなくしてしまったとのこと。女湯の方は、以前から壊れていたらしいのですが・・・なんとも残念です。
 建物の事についても少し教えて頂きました。ご主人達がこのお風呂に来られたのは昭和20年のことで、建物自体は近所の方の話だと昭和元年か2年頃に建ったものだそうです。改装する以前は前に庭があり、唐破風はもっと奥まったところにあったとか。ここは唐破風の下が玄関スペースになっているのですが、なるほどよく見れば唐破風の屋根は玄関の前1/3ほどだけで、あとは付け足された格好になっています。しかし改装する際に、移動させてでも唐破風を残そうとした心意気はなかなか素晴らしいじゃありませんか!ご主人と女将さんが揃って番台におられる心温まる椿湯の唐破風秘話でした。


 椿湯あたりの大将軍という地名ですが、大将軍とはもともと陰陽道でいうところの太白(金星・西方)の精で方位を司る神様だそうです。一条通りの西大路を東に行ったところに、大将軍八神社がありますが、この社は平安京建都の際に都の方除守護神として造営されたのが始まりといわれています。現在でも境内はきれいに整備されていて、重要文化財の神像97体が安置されています。
 大将軍八神社に行く手前、西大路一条の角には椿湯の名前の由来になっていると思われる椿寺があります。正しくは昆陽山地蔵院というそうですが、椿寺といわしめるのは書院の前庭にある「散り椿」です。この椿は秀吉の行った文禄の役の際に、加藤清正が朝鮮ウルサン城から持ち帰って秀吉に献上したものと伝えられています。残念ながら元の椿は枯れてしまい、現在の椿は樹齢約百年の2世の椿だそうです。表の門には「散り椿 見頃四月上旬」と書いてありました。椿の隣には、立派な枝垂れ桜もありましたのでその頃には、椿と桜の共演が見られそうです。このお寺、境内は自由に観られるのですが、閉門時間が午後4時とちと早いので注意してください。

 

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衣笠温泉

北区大将軍一条町50  営業時間:14:00〜 25:00  定休日:金曜日
嵐電北野線・市バス「北野白梅町」下車 徒歩6分 または 市バス「等持院道」下車 徒歩1分

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入湯日:2002/10/13 12:00

 今回は「冷凍サウナ」に入りたくて衣笠温泉に行って来ました。冷凍サウナは、奇数日が男性、偶数日が女性ということだったので当然奇数日を狙っていきました。さらに衣笠温泉は露天風呂があり日曜日は朝風呂があるので、奇数日の日曜の朝風呂ということで月に2回しかないこの組み合わせの日を選んだのです。
 衣笠温泉は、京都では知られた大型銭湯ですが私は初めて行きました。入り口の自動ドアを入る小さなロビーとフロントの奥は休憩スペースになっています。脱衣場は、広く機能的でテレビも両方向から見れるように2台あります。壁にタイガースとジャイアンツのカレンダーが並んで掛かっているのはどういう訳なんでしょう?10月の阪神はピッチャーの加西と伊藤(敦)。秋風が身にしみます・・・。浴室内も広々。1階には深風呂、浅風呂(泡)、健康薬用風呂、電気風呂、座りジェット、エステジェット、流水風呂、水風呂(打たせ水・水車のオブジェ付)、ラドン温泉と湯船の展示会の様です。さらに階段を上がっていくとサウナとシャワーコーナー、さらに上がると檜風呂と冷凍サウナ、さらに上がると露天風呂という風にフロアが別れていろいろなお風呂が続きます。
 さて問題の冷凍サウナですが、造りは普通のサウナ同様木製のベンチがあり変わらないのですが、温度計が示す温度は-6℃。そこに真っ裸で入るわけです。1分ぐらいが限界です。冷凍サウナ内の説明書には十分に体を温めてから、冷凍サウナに1〜2分。これを繰り返すといいと書いてありました。さらに女性は生き生きとした肌に若返り、男性は古来から金冷法にあるようにさらに健康にとありました。冷凍サウナは金冷法の延長なのか???帰りに気が付いたのですが脱衣場には、化粧ののりが良くなるとも書いてありました(笑)結構ストレートな表現です。また最後に冷凍サウナに入って上がると、さらっとして肌がべた付かないともかいてありました。これは良さそうですね。
 フロント前の休憩コーナーで売っているおふろドリンクですが、宝飲料の冷蔵庫にレアものがいろいろあります。最近レアものづいててだんだんレアでなくなってきました(笑)フジのユーミーの瓶に入ったメロンサワー、ミルクコーヒー(70円)、城南鉱泉のシーホープ(60円)、イチゴソーダ、冷やしあめ(50円)、さらにはチェリオ(90円)まであります。チェリオが高級品に見えてしまうのは気のせいか?
 日曜の12時頃に行ったのですが、かなり空いてました。ねらい目の時間かもしれません。

 衣笠温泉を出て嵐電の線路の方(北)に歩き、1つ目の信号が一条通り。この通りを西に1〜2分行くとお好み焼き「ジャンボ」があります。京都では知られたお好み焼き屋ですが名前に違わずお好み焼きは超ジャンボ!大勢で行った方が無難です。店の人が焼いてくださるのですが、最後のマヨネーズを飛ばすパフォーマンスも見物です。休日などは結構並んでいることもありますが、斜め向かいには東店もありますのでそちらを覗くのも手です。営業時間:11:00〜14:00,16:30〜23:00 毎週月・火、第4日曜休
 ジャンボの裏手は京都学園高校のグランドがあるのですが、高校時代京都学園(当時は京都商業)に部活の試合で来るとジャンボから50メートルほど西に行ったところにあるお好み焼き屋「とも」によく行っていました。すぐ近くにジャンボがあるせいでしょうが、こちらも負けずジャンボサイズです。今回ジャンボの写真を撮りに行ったら15年の歳月を経てもまだ元気に営業されてました。ジャンボがいっぱいだったらこっちも覗いてください。ジャンボの営業時間:11:30〜14:00,17:00〜22:30 水曜定休

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花の湯
2014.6.30廃業

北区等持院西町16 営業時間:15:40〜23:00 定休日:月曜日
嵐電北野線「等持院」下車 徒歩0分 

 

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入湯日:2002/11/13 22:30

 私の知る限りで一番駅から近い銭湯です。駅と言っても単線でコトコト走る嵐電北野線の無人駅、等持院駅なのですが、駅から歩いて15秒ぐらいです。隣は散髪屋でなかなかの雰囲気を醸し出しています。
 暖簾をくぐると、タイル貼りの下駄箱スペース。引き戸を開けると番台です。脱衣場もなかなか。天井は格天井ですが、珍しく天井自体は白く、格子はパステルグリーンに塗られています。天井からは3枚羽根の吊り下げ型扇風機が下がっています。道路側には休憩スペースがあり、サンデー、マガジンなどのマンガに加え、一般紙、スポーツ新聞、週刊現代、さらには夕刊フジ、ゲンダイまであります。女湯との仕切の上には欄間があり、仕切沿いにはベンチが並べられています。置かれているアイテムもなかなか。体重計はタナカというブランドの物ですが、以前使われていたものでしょう「カマチョウ」というブランドの貫匁表示の表示板が男女仕切に飾ってあります。また宝飲料の冷蔵庫の中には、城南鉱泉のいちごソーダや冷やしあめ、シーホープ、メロンサワー、フジのローヤルサニーなどレア物が豊富です。ブラサガリエースという名のぶら下がり健康器や木製の身長計もあります。
 忘れてならないのが浴室入り口の上部にある天橋立のタイル絵。女湯の方には、海の中に立つ鳥居が見えましたので宮島のようです。天橋立の海をたどると宮島に至るという現実ではありえない豪華な構図です。浴室内も見応え十分です。正面一面に富士山のモザイクタイル絵。手前には帆掛け船が浮かぶ湖があり、畔には藁葺きの水車小屋も描かれています。女湯の方は、空しか見えませんでしたので不明です。
 浴槽は、ねじ型(奥がネジ頭のようにふくらんでいる)のものが中央にあり、手前からジェットが2カ所付いた深風呂、泡風呂付きの浅風呂、奥の左半分が泡風呂になった薬湯、右半分が電気風呂があり奥は壁についています。また入り口側には水風呂と脱衣場にせり出す形で4人ぐらい入れるサウナがある構成です。カランは両側に並んでいます。男女壁の一番奥には、イルカのような動物に女性がまたがる湯口がオブジェとして飾られていました。大将軍の源湯で使われている物と同じものでした。
 客層は、圧倒的に学生です。立命館の学生でしょう。結構賑わっていました。風呂上がりタイル絵の女湯の方はどうなっているのか聞こうと思ったのですが、おじさんと入れ替わって若いお兄ちゃんが座っており、どうなっているんですかと聞くと「どうなっているんでしょう?」と逆に聞かれてしまいました。アルバイトですかね。分からんから聞いてるっちゅうねん。それはいいとして、昔ながらの佇まいを残しながらも活気のあるお風呂屋さんでした。 

 花の湯の目の前の「等持院駅」ですが、次の「竜安寺道駅」と二百数十メートルしか離れていません。下手したらバス停の間隔より近い距離です。でもそれだけ嵐電が足として便利ってことですから乗ってみてください。運賃も最近改定されどこまで乗っても大人200円均一です。
 さて駅名にもなっている等持院ですが、こちらは室町幕府初代将軍の足利尊氏の菩提寺で、足利歴代将軍の木像が安置されています。等持院駅からは徒歩4分ぐらいの所です。
 等持院の北側は、立命館大学の衣笠キャンパス。名前は西園寺公望の私塾「立命館」に由来し、学校自体は「京都法政学校」を源とする、倉木麻衣も通う大学です。京都ではよく同志社と比較対照にされますが、調べてみると立命館の方が学生数約3万1千人と同志社の2万3千人よりもかなり多いのにちょっとびっくりです。卒業生には、ヤクルトの古田や大リーグに行った長谷川などがいます。一昨年、立命館の食堂を利用しましたが、同志社の今出川キャンパスよりはるかにきれいでした(笑)。もしキャンパスを散策されるなら、正門はキャンパス北側の堂本美術館の向かい側ですが東側の小松原にある門から出入りするのが大学門前町っぽい雰囲気を醸し出していていいかと思います。学生食堂あり、ゲームセンターあり、アパート紹介の不動産屋ありと大学ムードを盛り上げてくれます。小松原の門からまっすぐ東に行くと、平野神社前に出て北野天満宮などもからめて散歩コースになりますよ。

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谷口湯
2011.8.31廃業

右京区竜安寺斎の宮町24 営業時間:16:00〜23:30 定休日:水曜日
嵐電北野線「竜安寺道」下車 徒歩1分 

 

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入湯日:2003/08/17 22:00

 嵐電の竜安寺道から駅前の竜安寺サービス会という商店街を北に行ったところにあるお風呂屋さんです。入口は左右に大きく男女が別れている造りで、玄関スペースも下駄箱で男女が仕切られています。入口上には北観音山のちまきが飾られていました。
 脱衣場は比較的最近改装されたようで、番台も新しいものでした。番台で面白かったのは、頭上に30インチぐらいの大型テレビがあるのですが、女将さんがずっと斜め上を見上げておられました。よく見ると番台前の柱に浴室にある広告入りの鏡が取り付けてあり、女将さんはその鏡に映るテレビを見ていたのです。女将さんが見るテレビは全て左右が逆に見えているわけです。これだとイチローは右バッターで、サードに走ってしまいますね。
 脱衣場の特徴としては、男女仕切側にイスが2つ置かれ、新聞や雑誌類はなかなかの充実ぶりでした。道路側にもベンチがあります。テレビの両側には縦書きの「火要慎(ひのようじん)」の書が掛かっていました。
 飲み物は宝飲料の冷蔵庫の中に、ひやしあめやラムネ、ローヤルサニーなどがありました。でもアイテム的には少品種大量在庫といった感じです。
 浴室の方も小振りですが改装されていてきれいです。奥に6人ほど入れるJ-POPがBGMで流れるサウナがあり、出たところにライオンの水吐き付水風呂、男女壁側にしっかり冷たい冷水管枕と泡風呂、ジェット、さらに黄色と緑色の点滅式ネオンがついた浅風呂と深風呂があり、脱衣場側に泡風呂になった薬湯という構成です。薬湯は酵素と書かれた入浴剤で白濁したものでした。白濁系大好きの私としてはポイントアップです。
 全体としてお湯の温度がぬるめで、主浴槽の深風呂でも41〜42℃ぐらいだと思います。薬湯は40℃ぐらいですので、のんびり入りたい方にはおすすめです。
 浴室自体はさっきも書いた通りこぢんまりとしていて、カランは島カランも入れて13カ所ですが、全てに鏡とシャワーが付けてありました。壁のタイルはほとんどオフホワイトの大きいタイルで、鏡の辺りにベージュのラインが入っています。
 天井はトタンの蒲鉾天井で何度もペンキが塗り重ねてありました。ふと湯気抜きを見ると、湯気抜きの窓が珍しく押し開け式になっていました。この窓は普通屋根に登って開けるので引き開けるというのが正しいかも知れませんが、珍しい造りです。
 風呂上がりはローヤルサニーで一服。こぢんまりしていますがなかなか居心地のいいお風呂でした。


 石庭で有名な竜安寺には多くの方が訪れた経験をお持ちだと思いますが、ほとんどの方が車やバス、タクシーなどで門前や駐車場から入られたのではないでしょうか。現在「きぬかけの道」と呼ばれている金閣寺から仁和寺に至る2車線の道路の立命館大学の正門辺りから、仁和寺の東側までは、昭和36年に開通した観光道路で比較的新しい道です。それ以前に竜安寺に行く場合は、嵐電の竜安寺道の駅で降り、谷口湯の前を通り参道を行くのが一般的な道だったようです。
 このルートを辿ると竜安寺サービス会を北に抜けた辻には、旧道らしく道しるべが3本建っており、さらに道しるべに沿って進むと竜安寺の参道の石畳が現れます。この石畳の参道がなかなかいい雰囲気なのですが、歩いておられる観光客はほとんどありません。木立に覆われた参道には立派な門があり、脇には明治41年に建てられた石碑もあります。「きぬかけの道」はこの参道を横切る形で造られてしまったわけです。
 もし竜安寺に行かれる機会があれば、石畳の参道を歩いてアプローチしましょう。帰りは自然に谷口湯の前を通りますので、タオルもお忘れなく。

 

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瑞喜湯
2007.6月末頃廃業

中京区西ノ京大炊御門町31  営業時間:13:30〜23:00 定休日:日曜日
JR嵯峨野線「円町」下車 徒歩3分 または 市バス「西の京円町」下車 徒歩3分

 

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入湯日:2003/03/23 22:00
    2004/01/14 22:30
    2004/11/04 22:30

 円町交差点から西へ、佐井通りを越えて葬儀会館の裏にある立派な唐破風のついたお風呂屋さんです。唐破風の上に付いている鬼瓦は、「瑞喜温泉」の文字が入った特注品です。なぜか入口前にあるポールには「二条自動車教習所当所にて募集中」の看板が括り付けてありました。実際脱衣場にパンフレットが置いてあるんですが、お風呂屋さんで生徒募集する二条教習所ってすごい営業力です。
 暖簾の先の引き戸を開けると玄関スペースですが、正面になぜか京都の活断層のポスターが貼ってあります。しかもどこが作ったとか、一切書いてないんですねこれが。とりあえず、地震には注意しましょう。
 脱衣場はやや雑多な感じで、奥に古新聞が積まれていたり、昔駄菓子屋の前にあったようなゲーム機が使われず置かれていたりしています。でも天井は高く、立派な格天井です。男女仕切に鎮座する招き猫もなかなか立派で大きな小判を抱えています。浴室入口に置かれた体重計は、イシダの貫匁表示のもので、横には腰にベルトを当ててぶるぶるさせる健康器具もひっそりと置かれています。行ったときは、番台上のテレビが付いていましたが、上がってきたらテレビは消され演歌の有線になっていました。となりのおじさんが、私の知らない曲のさびを鼻歌で歌っている様子におじさんのささやかな幸せを感じました(笑)。
 浴室は、カランの鏡の上も大きな半円形の鏡がありちょっと珍しい感じです。床も黒い石板のようなタイルが使われていてこれまたちょっと珍しい床です。浴槽は、奥に5,6人入れる演歌の掛かるサウナと水風呂。男女壁側に電気風呂、スロープ付きジェットが2カ所ついた浅風呂、深風呂、宝寿湯(薬草っぽいお湯)の泡風呂付き薬湯があります。浅風呂と深風呂の間には、リンゴ型噴水がありますが、ちょっと勢いがなく痩せたリンゴになっています。深風呂には薬石が沈めてあって、ミネラル温泉になっていました。
 ちょっと珍しいのは、浅風呂の底に鯉のタイル絵があるのですが、ここのは6匹が列をなして泳いでいます。
 番台はおばあちゃんでしたが、常連さんとの話がとぎれない気のよさそうなおばあちゃんでした。ここのお風呂屋さんは、休みなしで営業されているのでホントご苦労様です。車は前に1台なら置けます。


 2003年11月で番台のおばあちゃんが辞められたそうで、新しい方に変わりました。それに伴い営業時間が一時間前倒しになって午後1時半〜11時になり、日曜が定休になりました。新しい番台の方も気のいい方ですし、お風呂自体は前と全く変わっていませんのでご安心を。

 2004年11月に再入浴したところ、番台のまわりに囲いができており、簡易な形ながらフロント方式になっていました。

 瑞喜湯にもほど近い円町ですが、交差点を中心に「えんえんタウン」という商店街が広がっています。交差点からちょっと西にあるJR円町駅は2000年9月に出来た新しい駅で、駅の開業に合わせてマクドナルドも出来ましたし、家電量販のニノミヤも進出しました。でも正直なところ円町は円町といった感じでしょうか。吉野家は昔からありますし、養老の滝もCoco一番屋も、タカラブネもあります。パチンコ屋も、ゲームセンターも、スーパーマーケットも、銀行もあり、一応町としての機能は揃えています。でも円町は円町(笑)。そこがいいところなのかも知れません。
 交差点を少し東に行ったところには、円丸市場なる昔ながらのマーケットがあります。この辺りが「えんえんタウン」の奥深さです。じっくり歩いてみましょう。
 瑞喜湯から少し西に行くと、佐藤孵化場というヒヨコ屋さんがありました。産みたての地卵や肥料用の鶏糞などを扱っておられるのですが、横手に回ると建物の中からピヨピヨとヒヨコの声が聞こえてきました。ヒヨコの声もなかなか癒し系です(笑)。瑞喜湯と合わせてどうぞ。

 

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栄湯(妙心寺道)

中京区西ノ京伯楽町4の5  営業時間:15:00〜23:00(23:55完全閉店) 定休日:月曜日
JR嵯峨野線「円町」下車 徒歩10分 または 市バス「西の京馬代町」下車 徒歩3分

 

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入湯日:2003/06/26 22:30

 妙心寺道の馬代通りを少し東に行ったところにあるお風呂屋さんです。妙心寺道は、西大路通りからずっと商店街が続いていますが、このお風呂屋さんも街道の商店街に面した昔風情のお風呂屋さんです。
 籐筵の敷かれた脱衣場の各所には、ジグソーパズルや色紙の額が掛けられ目を楽しませてくれます。招き猫は普通男女仕切の上にいることが多いですが、ここのはぶち柄の小ぶりなものが、男女仕切の鏡の下の台にちょこんと置かれていました。男女仕切側のアイテムとしては、洗面台側に石田製の32貫量りの古い体重計が置かれています。気になったのは、乗る所の台が壊れたのでしょうか、木の板になっていました。また番台側には宝飲料と書かれた冷蔵庫にひやしあめ、サワー、ラムネの他、レアなところでイチゴソーダ(50円)もありました。風呂上がりが楽しみです。
 浴室の方ですが、まず男女壁の脱衣場側に6人ほど入れるサイズのサウナと電気風呂があり、反対側にしっかり冷たい水風呂と水シャワーのコーナーがあります。そして中央に浅風呂、深風呂、泡風呂付きのパリスバンの酵素風呂があり、奥の壁側に泡風呂とジェットの浴槽という構成です。
 浅風呂の底にはタイルの錦鯉が3匹泳いでいて、深風呂との間にはリンゴ型の噴水が付いています。酵素風呂の湯口は、女性が膝に置いた瓶からお湯が出る湯口なのですが、2,3秒出てはお湯が止まり、出ては止まりという不規則なリズムでした。どうもポンプの調子が悪いような感じでした。
 このお風呂屋さんは、ここからです。奥の浴槽周りがすごいんです。その浴槽に赤と緑のネオンが付いていることなんか忘れてしまいそうです。その仕掛けは、奥の壁に地下鉄の駅にあるような森の中にある滝が写された写真パネルがあるのですが、滝の水の部分だけ流れているように見えるのです。どうやらパネルの奥でなにかくるくる回っているのですが、滝の途中で流れる方向を変えたりとなかなか細かい芸が使われています。このパネルは赤1色で印刷してあるので、紅葉の中を滝が流れるという趣向です。
 これだけでも結構大がかりな仕掛けなのですが、このパネルの下に気になる小窓がありました。30B四方ぐらいの窓で、奥行きも30Bほどなのですが、奥に露天風呂に入っている女性二人の絵が描かれていました。真ん中には「湯」と書かれています。手前には後から置かれたエンゼルフィッシュ型の時計や、水中花の置物、ビー玉を沈めた水槽などが置かれているのですが、この小窓、元々はどういう仕掛けだったんでしょうかね。奥の露天風呂の絵を覗く覗き窓という考え方は、あまりお風呂屋さんにある仕掛けとして考えにくい様に思うんですが・・・どうでしょう。湯口として使われていたなら、滝の下からお湯が流れ出る趣向でなかなかだなと思ったんですが、真相は謎です。
 お風呂上がりは、体に悪そうな(笑)イチゴソーダで一心地。柱に取り付けられた扇風機が送るなま暖かい風にまどろんできました。


 栄湯のある妙心寺道は、東は御前通りからまっすぐに西に延び、妙心寺の南総門に至ります。南側を平行して嵐山に至る丸太町通りは昭和45年に全通した道で、最近はあまり聞かなくなりましたが、西大路以西を新丸太町通りと呼んでいました。妙心寺道の方が、遙かに歴史的に古くから開けた参詣道です。
 その妙心寺道の西大路から、栄湯近くの馬代通り辺りまでは、天神御旅商店会という商店街になっています。京都で天神さんといえば、北野天満宮のこと。この商店街には、北野天満宮の御旅所があります。もともとこの辺りは、神楽岡と呼ばれる大きな森林に、鎮守の神様が祀られていたそうですが、北野天満宮創建後、御輿が渡御するようになり御旅所となったそうです。現在は、北野天満宮の境外摂社となっています。また、毎年10月に北野天満宮で行われる「ずいき祭」は、慶長12(1607)年の天満宮本社造営の際、この近隣の氏子が農作物で御輿を作り、お祝いしたのが発祥だそうです。
 なかなか歴史的にも興味深い商店街ですが、ぶらぶらしてみると阪神タイガースの旗を出している商店が多数あります。極めつめは夏の大売り出しの抽選会の特賞が、甲子園の阪神戦ペアチケットです。今年の阪神にあやかった便乗セールかと思いきや、この商店街には阪神の前回優勝時の監督、吉田義男さんの実家があるそうで、商店街挙げての応援となっているようです。前回の優勝は22年ぶり、今年優勝すれば18年ぶり。この商店街の秋は、ほぼ20年に一度訪れる熱い秋になりそうです。

 

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花園湯
2012.11.30休業を経て廃業

右京区花園木辻南町22の8  営業時間:15:00〜24:00 定休日:金曜日
JR嵯峨野線「花園」下車 徒歩10分 または 市バス「木辻南町」下車 徒歩3分

 

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入湯日:2003/06/30 22:00

 妙心寺の門前商店街といった感じが漂う木辻商店街の中にあるお風呂屋さんです。隣はこの辺りでは有名なラーメン屋さん「親爺」です。
 こぢんまりとしたお風呂屋さんで、あまり大きな看板もなくひっそりと佇んでいるという印象です。暖簾をくぐると懐かしいタイル使いの玄関で、引き戸を開けると番台です。外観から受ける印象に違わず脱衣場もこぢんまりしています。普通浴室側にある洗面台は、タイルスペースにありますが、スペースの関係でしょうか、ここはタイルスペースからはずれた足ふきのマット所にあります。男女仕切側にある石田製の体重計も、脱衣場に合わせてか背の低いアナログ式のものが置かれていました。
 でも、いろいろと充実している点もあります。まず、ベンチですが男女仕切の前と道路側の2カ所にあります。そして、新聞や雑誌類。写真週刊誌のFRYDAYとFRASHが両方揃っています。スポーツ紙もデイリーと報知の2紙があり嬉しいところです。新聞などの下にマンガも数冊積まれていたので何かなと思ったら、「ホントにあった恐い話」というマンガでした。夏にはいいかも知れません(笑)。
 それからお風呂屋さんドリンクが充実しています。宝飲料と書かれた冷蔵庫には、ローヤルサニーやひやしあめのほかにも、シーホープの瓶に入ったオレンジ、パレードの王冠のついたコーヒー、イチゴソーダなどなどかなりの種類が揃っています。
 全体的に装飾品は、あまりないのですが冷蔵庫の上に、手作りの招き猫のぬいぐるみが置かれているのが印象的でした。番台のおばちゃんお手製でしょうかね。
 浴室の方もこぢんまりしています。お風呂の種類は、入って右手に3,4人サイズのサウナがあり、逆サイドにライオンの水吐きが付いた小さな水風呂、奥の壁側に泡風呂になったバスクリンの薬湯とジェットが2カ所ある浅風呂と深風呂の複合浴槽があるという構成です。
 サウナのBGMはJ-popで、入ったときはつじあやのが掛かっていました。つじあやのさんは京都出身ですね。
 カランは、中央の島カラン3カ所を含め、全部で11カ所ですので、かなりな小規模であることが分かって頂けると思いますが、浴室全体は白いレンガ調タイルできれいに改装されていて古い感じではありません。奥の壁には、たまに見る浅瀬に木立とボートが描かれたタイル絵がありました。
 こういうこぢんまりした素朴なお風呂屋さんも私は大好きなんですが、どうしてもお客さんの数が気になります。このお風呂屋さんでも、私が浴室にいる間は、ほとんど貸し切り状態でした。帰る頃に数名のお客さんが来られましたが、それでも寂しいものです。ゆっくり入れるのは嬉しいのですが、半面大丈夫かなと思うこの気持ち。複雑です。お手製の招き猫を見に行きましょう!


 最初にも書きましたが、花園湯さんの隣は「ラーメン親爺」(11:30〜22:00水曜休)です。このラーメン屋さんには、十年ほど前に地元の方に連れてきてもらったことがあります。スープは醤油系のオーソドックスなものですが、味はなかなかいけます。今回約十年ぶりに店内に入り、意外なものを発見しました。お風呂屋さんの装飾品として大入額はよくありますが、このラーメン屋にも掛かっています。しかも、花園湯さんから贈られたものです。よければ花園湯の帰りにでも立ち寄ってご覧下さい。
 妙心寺も少しご案内しましょう。狩野探幽画の雲龍図がある重要文化財の法堂や、国宝妙心寺鐘など見所が盛りだくさんのお寺ですが、ここは「お風呂屋さん的京都案内」。重要文化財の浴室のご案内です。別名「明智風呂」とも呼ばれるこのお風呂は、明智光秀が信長を本能寺で討ち、逃げ延びる際一時妙心寺に身を潜めたことから、光秀の死後菩提を弔うために建てられたものです。形式は、京都の建仁寺や相国寺などに残る浴室同様、釜で湧かしたお湯を升に流し、その蒸気で簀の子敷きの小部屋で蒸気浴をするものです。このお風呂は説明の方の話だと、昭和2年まで実際に使われていたそうです。お湯が沸くと、浴室の隣に建つ鐘楼の鐘を鳴らし、準備が整ったことを知らせるなど、今思えばなかなか風流なことをしていたそうです。しかし、入浴出来るのは月に6回、実際に入浴する僧侶には、手桶3杯のお湯で剃髪など全てを賄うことが義務付けられ、待ち時間も座禅を組むなど、あくまで修行の一環としての入浴であったそうです。そしてここの特徴は、一般の方にも解放されていたこと。明智光秀の命日に当たる毎月13日には、「施浴」の札が掲げられ一般にも開放されていたそうです。見学は、法堂、国宝の鐘を合わせ400円で、20分毎にツアーが出発(9:20〜11:50/13:00〜15:40)。ガイドさんが説明してくださいます。
(左から浴室外観、浴室、施浴と開浴の札。浴室の引き戸は蒸気を逃がさないようにするためのもので上2つは温度調節のためのもの。人は一番下の引き戸から入ります。また施浴、開浴の札は裏表になっています。)

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御室湯
2014.3.31廃業

右京区花園岡ノ本町7の1  営業時間:16:00〜22:00 定休日:火+水曜
JR嵯峨野線「花園」下車 徒歩12分 または 嵐電「御室」下車 徒歩6分

 

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入湯日:2003/06/27 21:00

 妙心寺の西側、双ヶ丘中学の北隣にあるお風呂屋さんです。このお風呂屋さんは、道路に対して横向きに建っていて入口の間口が狭いのと、看板が樹木で隠れているので、見落とさないように注意しましょう。
 併設されているコインランドリーの前を通って奥に行くと暖簾が掛かっています。玄関スペースはバリアフリーとまではいきませんが、段差が僅かにしてありました。
 脱衣場はこぢんまりした感じですが、いろいろな装飾品が目を楽しませてくれます。まず、男女仕切の一番奥には、稲荷大神の提灯が掛かる立派な神棚があります。この神棚には、本体とは別に前方30Bぐらいの所に鳥居が建ててあり、なかなか念入りな造りです。あとご主人の趣味でしょうか、ロッカーの並びの壁に富士山や夕日の写真が飾られていました。そしてその隣には藁葺き民家の油絵があるのですが、この絵にあるサインがT.KOMUROなんです!これって小室哲哉なわけないですよね。
 男湯、女湯共に番台の向かいにガラスのショーケースがあり、男湯側には普通の石鹸やシャンプー、タオルなどが並べられているのですが、女湯側にはふくろうの置物や招き猫が飾られているのがちょっと対照的で不思議な感じでした。
 ひとつ気になったのは、体重計で寺岡のアナログ式だったのですが、一周が105Lでした。105Lといえば28貫。もともと貫匁併記の文字盤だったのでしょうか、文字盤の一番外側は削られたような跡があり、貫匁表示を消したような感じでした。
 普通浴室入口にある洗面台には鏡が正面に付いていますが、ここは浴室に向かって洗面台があり、鏡の位置が窓になっています。何気なく顔を上げると浴室が見えるという造りです。これ浴室側に、みしらぬおじさんでも立ってたら結構びっくりしますよ(笑)。
 浴室もこぢんまりした感じですが、なかなか賑わっていました。奥に6人ほど入れる演歌の掛かる遠赤サウナと水風呂があり、サウナの手前に深風呂と浅風呂を兼ねた大きな浴槽があります。サウナは、ウレタンマットを敷いて入る方式だったのですが、このマットが全てディズニーキャラクターの柄で、強面のおじさんも、ゴツいにいちゃんも平等にこれを持って入る事になります(笑)。水風呂には、ライオンの水吐きが付いていたのですが、ここのは壁の角に取り付けるタイプのもので、やや面長のライオンでした。取り付けてある位置が結構高いので、打たせ水的にも使えました。浅風呂にはジェットが付いていて、床にお尻がすぽっとはまるスロープが付けてあるのが、ちょっと珍しい造りでした。この浴槽には、たまに見る女性の膝に置かれた瓶からお湯が出る湯口もあります。
 浴槽はあと、脱衣場側に泡風呂付きの甘い香りのする紫色の薬湯があるという構成です。カランは両サイドと、端に掛かり湯用のお湯溜めがついた島カランがあります。
 タイル使いですが、波の柄のようなタイルが男女壁とサウナの壁に使われていました。あまり見掛けないものです。タイルといえば、脱衣場の浴室側壁面のタイルが、ニワトリとヒヨコが行列しているプリント柄でなかなかキュートでした。またカランの壁面に使われているタイルも、なかなか味のある柄でした。
 土曜日でいつもよりちょっと早い時間だったせいもあるかも知れませんが、御室湯さんには久々にこどもがいっぱいいる銭湯でした。規模は小さく、あまり目立ちませんが幅広い年齢層に愛されているお風呂屋さんのようです。


 御室湯から50mばかり北に行くと、長泉寺という小さなお寺があり、ここに徒然草で有名な兼好法師(吉田兼好)の墓所があります。兼好の没年やお墓については諸説あるようですが、兼好は生前この辺りに無常所という自分のお墓を建てていたそうです。残念ながらこのお寺には、拝観謝絶という強い口調の札が下がり、中を見学する事は出来ません。(→長泉寺)
 見られないなら仕方ありません。他を見ましょう。御室湯や長泉寺の裏手、西側には双ヶ岡という丘があります。名前の通り南北に3つの岡が並ぶようにあります。丘は公園として整備され、一番北側にある標高116mで最も高い一の丘でも、長泉寺から50mほど北にある登り口から10分程で登れます。この双ヶ岡ですが、国指定の名勝であるほか古墳群でもあり、一の丘の頂上近くにも石室が確認されています。そんな看板を見ながら一の丘のてっぺんに立つと、南北に景色が開けます。北を見るとユネスコ世界文化遺産に登録された御室仁和寺の仁王門や五重塔が望めます。標高が低いといえ、山道をしばらく登るので汗をかきますので御室湯へ行く前に登りましょう。
注:私が写真を撮りに行った帰りの下り道で、体長1mぐらいの蛇を見てしまいました。蛇は古墳を守る神様のお使いかもしれませんが、足下は十分注意して歩きましょう。(←一の丘からの眺め左:仁和寺方面、右:太秦方面)

 

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