初音温泉
2011.3.20廃業

北区小山初音町15 営業時間:15:00〜27:00(日13:00〜) 定休日:木曜日
地下鉄「北大路」下車 徒歩8分

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入湯日:2002/07/17 24:30

 深夜初音温泉に行くと、前の道は入浴客の車の路上駐車がずーっと続いています。(警察の方これを読んでも取り締まらないでね)銭湯の方は、きれいで活気があります。洗い場を確保するのに苦労するぐらいの盛況ぶりでした。サウナもスペースを見つけてやっと入りました。サウナの中は、二十歳そこそこの職人系のにいちゃんと、50ぐらいのおっちゃんの比率が半々ぐらいだったのですが、みんな顔見知りらしく、違和感なく会話があります。この日の様子では、兄ちゃんの方は祇園祭の宵山でテキ屋をやっていたらしく話題は宵山のネタでした。常連さんの話に耳を傾けるのもいいですが、ちゃんとサウナにはテレビもありますのでご安心を。
 浴槽は、大きい浴槽を深風呂、泡、ジェット、電気風呂に区切ってあり、奥にはアクアリウムが埋め込んであります。脱衣場側には小さな薬湯があるのですが、ここには専用の小型のテレビが設置してありました。
 浴室の様子としては、女湯との壁の上に観葉植物を植えてありますし、間接照明も当たっていて、さながらスーパー銭湯をギュッと凝縮したような作りです。日曜日は、早7時から朝風呂もやっているそうです。
 風呂上がりの脱衣場では、ここでもおっちゃんと兄ちゃんの会話にしばし聞き耳です。まあ内容はパチンコの話であそこの店はどうやこうやなんていう話なんですけど、兄ちゃんは何となく目上の人にしゃべる態度で、言葉には相手を敬う態度が感じられますし、一方おっちゃんの方も見下したような感じは一切無く、会話を聞いていても心地いいものでした。
 職人系のお兄ちゃんも愛用の初音温泉。設備は最新ですが、入ってる人たちにとっては昔ながらのコミュニティーを感じる銭湯でした。

 この初音温泉を含めて大徳寺周辺の銭湯は結構深夜遅くまで営業しているところがあります。最長で,深夜3時までやっているところが2軒あります。夜中京都でどーしても大きいお風呂に入りたくなったら、大徳寺周辺に急げ!です。
 ちょっと写真では分かりにくいですが、初音温泉には2つの暖簾が並んで掛かっています。1つは、温泉マークの初音温泉の物で、左側に掛かっているのは2階にある蕎麦屋「初音屋」のものです。メニューを見ますと、カレーうどん、肉カレー、きつねカレー、さらに激辛+50円と書かれているのでカレー系が売り物のようです。お昼には、サラダ、ご飯、香物が付くカレーうどん定食もあります。東京じゃ、蕎麦屋で一杯やって、仕上げにもりでも一枚やっつけるのが粋なんでしょうが、ここは京都。風呂上がりに、ビール&カレーうどんで行きますかね。初音屋の営業時間は、11:30〜14:30&18:00〜24:00です。

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若葉湯
2017.9.28廃業

北区小山北大野町56  営業時間:15:00〜24:30 定休日:金+土曜日
地下鉄「北大路」下車 徒歩5分 または 市バス「北大路新町」下車 徒歩1分

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入湯日:2003/01/12 22:00
   :2004/02/29 23:00

 新町通北大路上るにある若葉湯さんです。ここは、日曜日はレモン風呂があるのです。ということで、当然日曜日を狙って行ってきました。若葉湯の外観は、4階建てのビルなのですが、浴室は昔ながらの湯気抜きが天井にありました。ということは、脱衣場スペースをビルに改装し、浴室スペースはそのまま残されたんでしょうかねえ。でも、脱衣場から浴室にはなんの違和感もなく繋がっているので、これまた不思議です。
 入口の玄関スペースから脱衣場へは、引き戸があるのですが男湯の方には「MEN」と書かれています。となると女湯の方は「WOMEN」になるはずが、なぜか「LADY」です。
 脱衣場は、結構広々としており、道路側にはベンチとマッサージイスがおかれた小さな休憩用の小部屋があります。装飾品はあまりなくさっぱりしていますが、今年の干支のひつじの色紙が掛かっていました。籠は籐籠と、黄色のプラスチックが半々ぐらいの割合でした。浴室入り口にある洗面所には、たまに水風呂に付いているリスが木の実を持っている水吐きがあり、蛇口になっています。この辺り浴室の中も期待させてくれます。
 浴室も結構広めで、突き当たりに10人ぐらい入れるサウナと、水風呂があります。特筆すべきはサウナにテレビはよくありますが、ここは水風呂にもテレビが付いているのです。サウナで限界が来たとき、続きを観られるという趣向なのでしょうが、行ったときは違うチャンネルが映ってました。でもナイターなんかだったら威力を発揮しますね、これは。浴槽は、右手に奥からもみもみタイプと書かれた電気風呂、ジェット2カ所付きの浅風呂、深風呂、泡風呂の薬湯とあります。薬湯の横には、掛かり湯用のお湯溜があるのですが、ここにも洗面所と同じ、リスの水吐きが付いています。この他、浅風呂には瓶を持つ女性が横座りしている湯口が付いていますし、水風呂にはお馴染みのライオンの水吐きと円盤をくり抜いたような水吐きもありますし、合計なんと5個も水吐きがあります。
 私の行った日は日曜日で、レモン風呂だったのですが、半分に切ったレモンが入った袋のひもが、水吐きの女性の首に掛けられていました(笑)。レモンの袋は、浅風呂と深風呂に合計3つありましたが、ほんのりいい香りがしました。また、ここのお風呂屋さんは、ミネラル温泉になっているのに加え、各カランにはマイルドウォーターのカランが付いているという充実ぶりです。
 サウナもレモン風呂も充分堪能して、お風呂上がりのお楽しみの飲み物ですが、冷蔵庫に初めて見るいづみブランドのホワイトソーダ、メロンソーダ、ミカン水の3品がありました。でも少し小言を言えば、お風呂屋さんドリンクにあるまじき100円という値段でした。私はホワイトソーダを飲みましたが、その値段だったら10人中9人はスコールに走るでしょう。でも、なかなかいいお風呂屋さんだったことに、間違いはありません。


 やはり2回目もレモン風呂の日曜日です。前回来たときの羊の色紙は、ちゃんと「見ざる言わざる聞かざる」のかわいい色紙に変わっていました。スポーツ紙が、デイリー、スポニチ、報知の3紙揃っているのもポイントが高いお風呂屋さんです。
 最近では、マイルドウォーターがちゃんと作動しているところが少ないですが、ここは健在です。少々水圧が低く、洗面器に溜めようと思ったら気長に待たなくてはいけませんが、じっと我慢。最後に顔を洗って出てきました。


 若葉湯のある新町通は、北大路から北は新町商店街という商店街になっているのですが、地下鉄北大路駅にビブレがオープンしてから、人の流れが変わったのでしょう、ちょっと寂しい感じの商店街です。
 私は、高校時代北大路駅で地下鉄を降り、バスに乗り換えて高校まで通っていたのですが、当時(今から15年ほど前)と比べて北大路はかなり変わりました。もちろんビブレが入っている、北大路タウンはまだありませんでしたし、地下鉄は北大路が終点でしたし、バスターミナルは地上にありました。北大路駅を少し西に行った所にある、今は住宅展示場になっている所には立命館の中高がありましたし、新町の北大路を南に行くと京都教育大学の付属小学校と中学がありますので、若葉湯の辺りは私の中では、学校のイメージが強いところです。
 久しぶりに、北大路タウンに入ったらフレッシュネスバーガーの店が出来ていました。ここのオニオンリングおいしいんですよ(笑)。結構歩き回ったので、チャイとオニオンリングで一休みしました。周辺案内にあまりなっていませんが、フレッシュネスバーガーのチャイはおいしいので、一度近くのお店でお試し下さい。

 

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竹殿湯

北区紫竹上竹殿町34  営業時間:15:00〜24:30 定休日:火曜日
市バス「下竹殿町」下車 徒歩1分

 

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入湯日:2003/02/21 22:30

 大宮通を北山からさらに北へ、玄以通を越えたところにある竹殿湯です。後から玄関スペースを増築されたようですが、玄関スペースの付け根と言いますか、建物自体には立派な唐破風が付いています。玄関スペースから引き戸を開けて入る脱衣場もなかなか立派です。天井は折上げ格天井で、ここの格子には、中央に白線が入っているデザインです。改装時に手を入れられていて、折上げ部分は雲をイメージしたような明るい壁紙で貼られています。男女脱衣場中央には、3枚羽根の扇風機もぶら下がっています。ただし、この他特に目立った装飾品は特になく、こざっぱりとした感じの脱衣場です。
 浴室の方は、中央に深風呂と2連ジェットが2カ所ある浅風呂、奥に6,7人入れる演歌の掛かるサウナと水風呂、脱衣場側に薬湯と電気風呂の構成です。カランが中央の浴槽を取り囲む形でまわりの壁に20カ所という感じです。薬湯と電気風呂はU字型の浴槽が2つ並んだ形で、丸い方がガラス張りで脱衣場の方に出っ張っています。このアールのある窓で脱衣場も明るい感じになっていますし、浴室側もアクセントになっています。壁は、白色系のタイルで改装されていますが、左右に並んだカランの鏡の上は、パステル調のタイルでアーチ窓の形が象ってあって見た目になかなか楽しいタイル使いです。カラン台は、珍しく緑色の大理石風タイルが使われていました。
 私が行ったのは10時過ぎぐらいでしたが、なかなかの盛況ぶりでした。その中にもみあげをちょっと尖らせた体格のいい外国人が一人混じっていました。その方、湯疲れしたのか、中央の浴槽を背にしばらくボーっとしていたのですが、突然手を浴槽の縁に置き、逆腕立て伏せの格好で体操を始めました。おそるべし、銭湯をトレーニングジムに変えてしまいました。ジャパニーズ・ホット・バスにやられたかと思いましたが、思い過ごしだったようです。活気のあるお風呂屋さんは、いろんな人間模様が見れて楽しいですねえ。いろんな意味でお風呂屋さんを満喫した竹殿湯でした。
 
 大宮通りも北山をこえるとちょっと郊外に来たなという感じです。近くには高麗、李朝の美術品を展示する高麗美術館(10:00〜17:00月曜休)なんかもあります。
 竹殿湯の2筋南が玄以通りですが、玄以通りを堀川から東に行くと一軒の牛乳屋さんがあります。名前は「山田牧場」。普通の牛乳屋の名前にしては、牧場なんて大袈裟なと思われるかもしれませんが、大袈裟じゃないんですよ。今の社長さんのおじいさんがもともと京都で牧場をやっておられて、その流れで明治乳業の販売店として牛乳屋をやっておられるのですが、いまでも社長のいとこに当たる方が、滋賀県信楽で牧場をやっておられます。
 ここの特徴は完全な製造直販で、信楽の牧場で育った牛からお乳を搾り、自分のところで瓶詰めした牛乳を宅配されています。牛乳は65℃30分という低温殺菌法をとられていているのと、ノンホモといって牛乳中の脂肪球を攪拌により潰してないので、牛乳本来の味が楽しめますし、冷蔵庫にしばらく入れておくと表面にクリームの層が出来るという代物です。一度飲むとこれが牛乳の味なんか〜と思う味です。京都市内だと河原町三条東の明治屋三条ストアに置いてあります。明治屋だと500mlの瓶が350円(瓶の保証金100円含)と普通の値段の倍以上しますが、おすすめの一品です。どこか忘れましたが、滋賀県内の高速道路のP.A.でも以前扱っておられました。竹殿湯近くの事務所でも分けてもらえると思いますので、風呂上がりのお土産に1本いかがですか?もちろん京都市内北部だったら宅配もOKです。山田牧場電話075(491)2631。
(↑500ml入の牛乳と紙キャップ)

 

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加茂湯

北区小山西元町45  営業時間:15:00〜27:00 定休日:月1回連休
市バス「元町」下車 徒歩1分

 

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入湯日:2003/05/25 22:30

 今年(2003)の5月2日にリニューアルオープンした加茂湯に行ってきました。「ゆ」と書かれた古〜い看板と毛筆体で加茂湯と書かれた看板は以前のまま残っていますが、改装前の面影が全くないくらいに外観はきれいになっています。(→改装前の加茂湯と今も残る看板)
 入口の位置は右寄りに変わり、番台もフロント方式になりました。フロントの前には、やや狭めですが、5人ほど掛けられるロビーがあり、ここで風呂上がりはテレビを見たり、飲み物を飲んだり出来ます。私が行ったときはテレビが消され、BGMにジャズが掛かっていました。こういう雰囲気もなかなかいいもんですね。
 脱衣場は、昔ながらの格天井と浴室寄りに掛かっている振り子時計だけを残し、他はぴっかぴかのまっさらって感じです。ドライヤーが無料で使えるのも嬉しいところです。中央にベンチがあり、休憩できるようになっていますが、テレビもありませんし、飲み物関係の販売もフロントなので、全体的にはさっぱりとした脱衣場です。
 さて、浴室の方ですが、こちらもまっさらのぴっかぴかです。男女壁をクランク状にしてあるのが特徴的なレイアウトです。いのきんさんの入浴記を読むと、ここのお風呂屋さんは、以前からスチームサウナだったんですが、そのサウナを遠赤サウナなどにせず、敢えて前のままのスチームサウナで残し「マイナスイオン」を強調してあるのも改装の特徴です。このサウナは7,8人入れるサイズなんですが、腰掛ける部分は御影石を使い、壁もちょっと高級に見える陶板をはってあってなかなか立派です。また、サウナ内に洗面台があり、サウナの中で水を被ることも出来るようになっています。
 サウナの後は水風呂ですが、この水風呂がまた凄いんです。ライオンの水吐きや西洋風のお花畑に女性が佇むタイル絵などもいいんですが、なんと壁に直径10Bぐらいの穴が開いていてそこから、1B角ぐらいの氷がころっ、ころっと出てくるようになっているのです。京都初!自動製氷器付き水風呂です。見た目だけでも涼しく感じる水風呂です。
 他は、脱衣場側に大きな泡風呂を備えた薬湯と、中央にL字型の深風呂、浅風呂、電気風呂、ジェット、押しボタン式トルネードを備えた大きい浴槽があります。薬湯の壁のタイルは、クマのプーさんのタイルが所々に散らしてあって、子供は喜びそうな感じでした。
 カランは全14カ所と多くありませんが、全てのカランにシャワーが付いていて、カラン同士の間隔もゆったりしていて窮屈さは感じませんでした。鏡も新しくなった様ですが、竹殿湯で紹介した山田牧場の鏡広告が入っていました。
 あまりこまごまと浴槽を増やさず、ゆったりした造りで、設備を充実させた加茂湯さん。なかなかいい改装だったんじゃあないでしょうか。営業時間も深夜3時までに延びましたし、しばらくは無休で営業されるとのこと。行っときましょう。


 北山通りはここ15年ぐらいで大きく様変わりしましたが、加茂湯さんのある北山新町あたりまで、おしゃれな店が点在しています。賀茂川に架かる北山大橋の西側ならCafe Dojiや地中海料理のペルファボーレなどはもう10年以上ある有名どころです。(といっても両方行ったことありません。すいません。)
(→キャピタル東洋亭付近の北山通り。後ろは比叡山。)
 ネタ探しがてらに北山大橋の東側もひとまわりしたのですが、北山通り以北もだいぶ開けて来たなという感じです。新しい店もいっぱい出来てきており、私が紹介できるのは昔からあるマールブランシュの本店や進々堂、セカンドハウスぐらいです。ということで私の行ってみたい店を一つ。
 府立資料館と賀茂川のちょうど中間ぐらいにキャピタル東洋亭がありますが、そこから少し北に行った西側に「もうやん」(11:30〜22:30水曜休み)という蕎麦屋があります。ここは石臼を使って毎日そば粉を挽いておられるそうで以前テレビで紹介されていました。創作料理もいろいろあるようです。表にはエビスビールの暖簾も掛かっていましたので、加茂湯で一風呂、北山ぶらぶら、蕎麦屋で一杯というゴールデンコースの出来上がりです。北山で蕎麦?っていう方もおられるでしょうが、店構えも結構おしゃれですよ。

 

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きたやま
温泉
2004.7廃業確認

北区紫竹桃ノ本町39  営業時間:14:30〜25:00 定休日:日曜日
市バス「上堀川」下車 徒歩4分

 

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入湯日:2003/03/11 24:00

 北山北大路近く、上鴨警察署の信号を西に行ったところにあるきたやま温泉です。もう十年以上前ですが、上鴨署には駐禁でレッカー移動された車を引き取りに来たことがあります。注意しましょうね、ほんまに。
 きたやま温泉ですが、玄関スペースによく見る大入りの額が掛かっていますが、「傘の湯」さんへとなっています。以前は屋号が傘の湯だったんでんでしょうかね? 脱衣場、浴室とも比較的最近改装された雰囲気です。脱衣場と浴室の間が、大きなガラス張りになっているのは、最近の改装の特徴のひとつですね。脱衣場で特徴的なのは、壁紙にかわいい熊のデザインされたものを使っておられました。また、番台の上の方には女湯側にあんぱんマン、男湯側にカレーパンマンの空気を入れて膨らます人形があり、壁紙と共にマンガチックな演出です。そういえば、男女仕切の上にいる黒い招き猫もタレ目で、マンガチックな顔つきです。あと、久々に見たのが幻のお風呂ドリンク、イチゴソーダ(五十円)です。冷やしあめやシーホープの瓶に入ったオレンジジュースに混じり一本だけありました。パレードの瓶に入っていたのですが、瓶には内容量130mlと書かれているのに、王冠には126mlと書かれています。この辺りのアバウトさが、お風呂屋さんドリンクの楽しいところです。
 浴室の方は、まず奥の壁の上の方の緑のストライプが目に飛び込んできます。手前も奥も浴室の上の方は緑のストライプで、カランの鏡の所も同じ緑色が使われています。この緑、何と形容したらいいんでしょうか、特徴的な緑色で昔の相互タクシーのような色です(京都の人にしか分からないか!)。天井もやや薄目の緑色に塗られており、男女壁には、押し花風の葉っぱをあしらったタイルが使われていますので、浴室全体として目にやさしい(笑)緑色の浴室です。
 浴槽は、奥にサウナと水風呂、男女壁側にジェットと泡風呂、ネオン2色が付いた浅風呂、一部電気風呂になった深風呂、そして泡風呂付きの薬湯が入り組んだ形で造られています。この日の薬湯は、ラベンダー&カモミールという青いお湯でした。サウナは浴室の中に、部屋を造る形であるのですが、サウナの屋根に七人のこびとが並んでいるところは、脱衣場のマンガチックな演出と同じく流れですね。
 他にも特徴的な所として、カランの所の台が石鹸などを置く台と、洗面器を置く台の2段になっていました。スーパー銭湯なんかによくある造りです。これだと、排水の溝が必然的に手前になってしまいますが、溝にステンレスの蓋をしてフラットにしてありました。一般のお風呂屋さんでは、あまり見ない形です。また、男女壁に取り付けられた半円形の大きな鏡もあまり見ないものです。全体としては、緑色の特徴的な浴室に、チュッパチャップス型の明るい照明となかなか気持ちのお風呂屋さんです。
 北区のこの辺りのお風呂屋さんは、深夜までやっていて遅くにお風呂に入りたいときはありがたい地区です。私の出たのは閉店10分前。入れ違いに学生風のにいちゃんが洗面器抱えて、風呂屋の方へ走っていきました。急げ!若者!


 BBSにまささんから、廃業情報を寄せてもらいました。2004年の初めぐらいから閉めておられるという情報はあったのですが、2004年7月まささんが直接電話されたところ「商売をやめた」とのこと。2004年廃業ペースが速いです。


 北山通りの堀川を西へ、一つ目の信号の角に「きゃらん」(10:00〜21:00 不定休)というケーキ屋さんがあります。学生時代サークルの仲間でケーキバイキングを食べに来たことがあります。現在は喫茶を併設されていないようですが、洋菓子屋さんながら店内は和風のテイストが溢れるなかなかおしゃれなお店です。
 きゃらんの店の前に立ち、西の方を見ると一本の煙突が見えます。近くまで行くと、コンクリートは剥がれかけ、ヒビの目立つ煙突です。なにの煙突かと言いますと、大宮北山を2軒ほど上がった所にある紫竹温泉という廃業されたお風呂屋さんの煙突です。建物はまだそのまま残されています。近くの八百屋のご主人に聞いたら、もう十年以上前に廃業されたとのこと。右から「泉温竹紫」と書かれた外観や、窓の上の渦巻きのような意匠などなかなか味のある外観です。ここから南に向かえば、新大宮の商店街。ぶらぶら歩きを楽しみましょう。

 

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大徳寺温泉

北区紫竹西高縄町58  営業時間:14:00〜25:00 定休日:金曜日
市バス「東高縄町」下車 徒歩5分

 

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入湯日:2003/06/25 23:00

 大宮通りの今宮から1本西を北に上がったところにあるお風呂屋さんです。駐車場も10台分ぐらいありますが、車の場合は前の道が南行の一方通行なので、ぐるっと回ってください。
 外観はマンションで一階がお風呂屋さんになっているビル型銭湯ですが、浴室は中央に湯気抜きのある普通の浴舎でした。脱衣場部分だけビルの様です。このお風呂屋さんでフロントの定義を考えさせられました。玄関スペースから引き戸を入ると普通に番台があるのですが、そこは通路のような造りになっていて厳重に目隠しされています。そこから脱衣場へは暖簾をくぐるようになっているのですが、限りなくフロントに近い番台といった感じでしょうか。(2013年2月に入浴した際、完全なフロント方式に改装されていました)
 脱衣場はビル型銭湯のそれらしく、目立った装飾品類も招き猫ぐらいであっさり目です。日本相撲協会のものをはじめ、カレンダーが3つも掛かっているのが特徴的といえば特徴的です。なかなか人気のあるお風呂屋さんのようで、貸しロッカー(月300円、年3300円)がありました。森永マークの冷蔵庫には、シーホープの瓶に入ったオレンジやローヤルサニーなどのお風呂屋さんドリンクも揃っています。
 浴室の方も白を基調に明るい感じです。奥に6人ぐらい入れる演歌の掛かるサウナがあり、その並びにライオンの水吐きが付いた水風呂、冷水管枕と泡風呂付きの寝風呂、トルネード風の強力ジェットがあります。浴室中央には、深風呂、電気風呂、浅風呂、足裏ふくらはぎ刺激付腰掛けジェットを備えた浴槽があり、脱衣場側に泡風呂の薬湯という構成です。基本的にカランが両サイドに並んでいます。
 水風呂等がある奥の壁面には紫を基調にしたタイル絵があるのですが、人魚のようでもあり、妖精のようでもある女性が、太陽を持って飛び回っている(笑)ようなモチーフです。まあ実物を見て下さい。
 薬湯の入浴剤は、ヘルスケミカル社の「ニューバスビナール」という入浴剤の効能書きが掛かっていました。あまり見ない入浴剤です。ただ、行った日は「レモン」という表示だったのですが、お湯は緑掛かった色だったので、その入浴剤が入っていたかは定かでありません。
 壁は鏡の上ぐらいにブルーのグラデーションぽいタイル使いがあるのが特徴的です、新しく改装された浴室では、花柄のタイルとかより、こういう単色タイルで市松模様を作ったり、パステル調のタイルを所々に使うパターンが結構見られます。これも20年ぐらいしたら一昔前の色使いと思うようになるんですかね。
 風呂上がりは、ベンチに座り、オレンジジュースを飲みながらスポーツ新聞をぱらぱら。この日は、巨人、阪神とも勝ったのですが、もし巨人が負けていれば自力優勝は消滅でした。この日はまだ6月25日。今年は、毎年阪神ファンがこの時期に感じる気持ちが、巨人ファンにも感じられるかな(笑)。


 大徳寺温泉にほど近い大徳寺は、公開されている塔頭を見学するのももちろんいいですが、境内は徒歩や自転車なら抜け道として通り抜け出来ますので、重要文化財の建物を見ながら散歩するにもなかなかいいお寺です。たくさんの伽藍が並ぶ境内の中に、非公開ですが浴室もありますので探してみてください(笑)。
 また一転、大宮通の新大宮商店街は京都の中でもかなり元気な歩いて楽しい商店街です。この辺りにはお風呂屋さんも数多く残っていて、今までにも何回かこの商店街には触れましたが、何回歩いても飽きません。八百屋や惣菜屋はもちろん、ちいさな街の本屋さん、ジャポニカ学習帳をくるくる回るラックにならべた文房具屋さん、小鳥や金魚を売るペット屋さん、出前しますと書かれた喫茶店などなど、目を楽しませてくれます。
 そんな大徳寺湯周辺で、見つけてしまいました。伏見の清酒「万長」の特約店看板。万長は、伏見の藤岡酒造という酒蔵が醸造しているブランドですが、京都市内にはこの万長の名前を付けた「万長酒場」なる大衆酒場が数店あります。元は万長を置く飲み屋として営業していたものが、名前だけ残り現在に至っているというのが「万長酒場」の現在の姿のようです。私はこの万長酒場というネーミングに、昭和的響きと一種の郷愁を感じるのですが、いかがでしょう?一番分かりやすいのは、川端三条を少し上がったところにある「万長酒場三条店」です。探せば隠れ万長酒場は他にもあると思います。風呂屋で一風呂、大衆酒場で一杯、生きる喜びを実感できそうなコースです(笑)。あえて万長の特約店看板の場所は書きません。大徳寺温泉の近くで探してみてください。

 

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桃の本温泉
2010年5月31日廃業

北区紫野上石竜町31  営業時間:15:00〜23:30 定休日:火曜日
市バス「東高縄町」下車 徒歩4分

 

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入湯日:2003/04/09 22:30

 堀川今宮を西に、一つ目の信号を下がったところにあるお風呂屋さんです。珍しく暖簾は男女別々ではなく、一枚タイプのものが掛かっています。その暖簾をくぐった玄関スペースには、新シ湯さんから贈られた招き猫付き大入り額がお出迎えしてくれます。
 脱衣場はこぢんまりしていますが、なかなか飽きさせません。天井は格天井で、電気の下がっているところだけ八角形というちょっと和洋折衷っぽい感じです。三枚羽の扇風機もぶら下がっています。番台上には、赤富士の描かれた額と並んで、山が描かれた陶板が飾られています。女湯側にもふくろうが描かれた陶板が飾られていました。他にも「蜂の羽音が・・・」で始まる詩の額やバラの油絵、大きな小判を抱えた招き猫、お多福さんの人形、紙細工の鶴や宝船など装飾品のオンパレードです。また宝飲料の冷蔵庫の中には、幻のイチゴソーダやひやしあめ、ローヤルサニーなどお風呂ドリンクも豊富です。道路側はちょっとした休憩スペースになっているんですが、菊水徳用マッチの置かれたテーブルも使われていないテーブルゲームと合わせて雰囲気を作っています。このテーブルの下には、女性セブンと女性自身という二大女性誌が置かれているのが、ちょっと異彩を放っています。
 浴室の方はきれいに改装されています。白とグレーのタイルで統一されていて、浴槽の淵やカランまわりが市松やストライプになっている辺りは、中京区の若松湯や盛好湯と似た感じです。脱衣場側にある四人ほど入れる演歌の掛かるサウナは、さらに最近手直しされたようで、まだ白木の香りがぷ〜んとしました。
 浴槽は男女壁に沿って、ジェット1カ所付きの浅風呂、ふくらはぎ足裏刺激付き腰掛け型ジェット、深風呂、電気風呂、泡風呂付きの薬湯と並んでいます。深風呂から浅風呂までは大きな一つの浴槽です。薬湯は薬草の入った袋がぶら下げられているじっこうのお湯で、これぞ薬湯といった感じです。反対側に壺のような水吐きから水が落ちる水風呂もあります。
 ここのお風呂屋さんの特徴として、湯温が全体的に低めです。薬湯は特に低く多分40℃ぐらいしかありません。主浴槽も41〜42℃といった感じです。これは好みの別れるところですが、まあゆっくり入れるんで私は好きです。ただ、一番最初に薬湯に入らないとぬるく感じるかも知れません。
 お風呂屋さんの見る楽しみが豊富な脱衣場といい、ぬるめのお湯といい、まったりとお風呂屋さんを楽しむのに打ってつけの桃の本温泉でした。

 桃の本温泉から堀川通りに出て、2筋ほど下がった西側に「鳳飛」という中華料理屋さんがあります。小さな店で、知らなければ通り過ぎてしまうような店ですが、手軽においしい広東を味わえる店としてお勧めです。
 加茂街道の紫明を少し西に行ったところに「鳳舞」という有名な広東料理の店がありますが、ここで働いていた方か親戚の方かがやっておられるそうで、味、メニュー共に似た感じです。「鳳舞」は人気店で週末などは結構行列が出来ていますので、そんな時私は「鳳飛」に回ります。こちらの方が、空いている可能性は高いです。シュウマイが有名でよく売り切れますが、私自身は春巻きの方が好きで行った時には必ず注文します。
 営業時間なんですが・・・ネットで調べても出てこないんですよねえ「鳳飛」。もしかしたら、ネット界で初かも知れません(笑)。今度行ったときに、ちゃんと調べて掲載します。


 「今度行ったときに、ちゃんと調べて掲載します」と書いてから約1年半。ほったらかしであったわけですが、このサイトをご覧のHoneyさんから、「鳳飛」さんの営業時間情報を寄せて頂きました。しかもHoneyさんは最近まで「鳳飛」さんでアルバイトをされていたとのこと。さらに「鳳飛」のご主人は、元鳳舞の料理長ということも判明。ありがとうございました。
「鳳飛」さんの営業時間は、昼12:00〜13:30、夜17:00〜22:30、火曜定休です。
(2005.12.5追記)

 

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上野湯

北区紫野東泉堂町35  営業時間:16:00〜25:00 定休日:火曜日
市バス「紫野泉堂町」下車 徒歩2分

 

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入湯日:2003/01/10 23:00

 紫野泉堂町にある上野湯の紹介です。上野湯というのは、すぐ近くに上野町という地名があるから、そこから取って上野湯だと思うんですが、上野町には安来湯というお風呂屋さんがあり、上野湯は東泉堂町にあるんですよねえ。不思議です。
 上野湯は、住宅街の中の細い道を入っていったところにあるんですが、夜は「上野湯」と毛筆体で書かれた看板が、暗い住宅地の中でひときわ明るく光っています。入口横に天理教の看板も掛かっていますので、天理教の支部にもなっているようです。
 玄関は懐かしいタイル使いの玄関で、靴を脱ぐスペースがU字型になっています。引き戸を開けると番台なのですが、男湯と女湯の表示がどこにも書いてありません。どう判断するかというと、引き戸の上におじいちゃんと、おばあちゃんのぬいぐるみがありそれが男湯、女湯を見分けるサインになっています。でもぱっと見では分からず、少し考えてしまいます(笑)。
 脱衣場は、広くもなく狭くもなく、道路側と男女壁の所にベンチがあり、道路側の方にはマンガが結構置いてあります。近所の有志からと書かれた大入り額やぶら下がり健康器、ちょっと小さめの按摩機、招き猫などのお馴染みのアイテムも揃っています。ここまではいいのですが、脱衣場側にせり出す形で造られたサウナの上には、何故か狛犬が乗っており、男女のサウナの上で一対になっています。最近、島原温泉の観音様といい、上野湯の狛犬といい、なぜか珍しい一点物によく出くわします。浴室内は、左右の壁際と、中央に島カラン、奥にL字型の浴槽、入口横左に水風呂、右にサウナという造りで、島カランの入口近くには掛け湯用の、小さなお湯溜があります。L字形の浴槽は、そのほとんどが繋がっていて、深風呂、浅風呂、ジェット、泡風呂を兼ねています。湯口は女性が膝に乗せた瓶からお湯が出るものが付いています。一番端に、電気風呂があり京都の銭湯巡りの先輩であるいのきんさんの入浴記に、京都で一番強い電気風呂と書いてあり、好奇心をそそられたのですが、もとより電気風呂が苦手な私は指一本付けることが出来ませんでした。
 湯船に浸かりながら、浴室の壁のタイルの模様を見ていたのですが、雲のような、言い替えるとE.T.の顔を潰したようなデザインの模様は、多分記憶が正しければ、島原にある吾妻湯さんと同じ模様です。また、男女壁に使われている、麻雀のイーピンとスーピンがくっついた様な模様のタイルは、丹波口駅近くの中央湯にあったものと同じです。ということは、同じ施工業者が工事したんでしょうかね。まあ一般の方には、何も関係ない話です。はい。
 細い道を入って行ったところにある上野湯ですが、行ったときはなかなかの盛況ぶり。脱衣場でのお馴染みさんの会話もはずむ地元密着銭湯でした。

 京都市街も泉堂町まで来ると、端っこまで来た〜って感じです。もう少し北西の方に行けば、光悦垣が有名な光悦寺、悟りの窓、迷いの窓のある源光庵などがある鷹峯に出ます。
 泉堂町辺りは、豊臣秀吉が築いたお土居で囲まれた洛域においても一番の北に当たります。泉堂町の交差点を少し北に行き、玄琢道の坂を登るとお土居の遺構も残っています。近くで見ると小山のようで、その規模の大きさに驚かされます。市内には、現在9カ所お土居の遺構が史跡として指定された場所がありますが、この玄琢を含め「土居」の名前が町名として残っているところも数カ所あります。
 お土居の遺構から、ちょっと東に歩けば大宮交通公園というちょっと面白い公園があります。この公園は、昭和44年に京都市が子供達が楽しみながら交通ルールを身につけられるように作った公園で、園内に本物の信号や横断歩道のある1周約600mのゴーカートコースが設けられています。ゴーカートは遊園地と違い、信号でちゃんと止まり、交差点では安全を確認して走らないと行けません。小学校3年生以上なら、一人乗りのゴーカートに自分一人で乗れますので、ちょっとした運転気分を味わえます。私も小学生の時友達と来てゴーカートに乗った想い出があります。園内には、ミニ図書館になった京都の市電や、ちんちん電車が展示されていたり、遊具があったりと普通の公園としても人気があるようです。お子様連れの方は、近くに行かれたら思い出してください。開園時間は9:00〜16:30(ゴーカート16:00まで)火曜日休園です。

 

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安来湯
2004.5廃業確認

北区紫野上野町110 営業時間:15:30〜24:00 定休日:月・金曜日
市バス「大宮上野」下車 徒歩1分

 

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入湯日:2003/01/25 22:00

 ここは、以前上野湯に行く途中で見つけたお風呂屋さんです。しばらく閉めておられたようなんですが、1月14日から再開しますとの張り紙がその時あり今回入りに行った次第です。その時は、もちろん暖簾は掛かっていませんでしたし、ぱっと見は失礼ですがお風呂屋さんに見えませんでした。でも、中はいい味だしてます。
 福笹の掛かった玄関スペースから、脱衣場に入るとまず使い込まれた番台があります。現在はテレビ台として使われていますが、いい飴色になっています。この脱衣場でまず目を引くのは、壁にぐるりと掛けられた全国各地のお城の写真です。う〜ん。個人的には松本城が好きかななんて見ていると、番台の方には大正9年と10年の銭湯の料金表が並んで掛かっていました。最初に大きく「定」の字。大人五銭、小人三銭、乳呑児二銭です。その隣には、昭和二年西陣警察署からの浴客注意事項の額もあります。その最初の一文が泣かせます。「他人に迷惑を掛けぬことは人道の第一歩である」。この大上段から構えた一文は、さすがに今の注意書きにはありませんが、付け加えてもいいぐらいですね。
 脱衣場の横には二階に上がる階段があるのですが、ちょうどその下がロッカーのスペースになっています。ほとんどのロッカーは新しくなっているのですが、階段の段々の所は昔の木のロッカーを棚として使われていて、八番の所だけ扉も残っています。この扉がなんと台形をしているんです。小学校の教科書から台形の面積が消えるというニュースがありましたが、台形を見るとふとそのニュースを思い出してしまいました。他にも石田製の貫匁表示の体重計、京都ではあまり見ないいづみブランドのサイダーやミカン水など見るべき物がいっぱいある脱衣場でした。でも、脱衣場だけで終わらないのが、安来湯なんです。浴室も見応え十分です。
 浴室は、入ってすぐの所に掛かり湯用のお湯溜めがあり、りすの水吐きが付いています。真ん中と両サイドにカラン列、奥に浴槽の造りなんですが、奥の浴槽がまたすごいんです。左に浅風呂と深風呂が繋がった浴槽、右にジェットが2カ所付いた浴槽があるのですが、ちょうど中央の壁にライオンの水吐きがあり、その下の皿からお湯が滝状に湯船に落ちる様になっています。さらに、その滝の部分に奥から赤、緑、白のライトが当たるように壁の一部がガラス張りになって入るんです。ふつうネオン風呂といえば、浴槽のなかにライトがあるのですが、ここは滝の後ろからライトを当てる趣向です。このライトの装置に目を奪われがちですが、浅風呂の方にはひざまずいた女性の持つ瓶からお湯が出る湯口や、浴槽の底には錦鯉のタイルがあったり遊び心は満点です。また、脱衣場側に泡風呂になった小さな薬湯があるのですが、こちらは初めて見る名古屋の増山自然堂というところの入浴剤で、黄味がっかた白濁のお湯でこちらもなかなかでした。また、古いお風呂屋さんはたまにカランの上の台が狭く、使いにくいことがあるのですが、ここはちゃんと洗面器が載るぐらいの台を後から付けておられました。古いもんでも工夫すれば快適になるっちゅうええ見本のような台です。
 風呂上がりは、番台のおじさんにいろいろこの辺りの話を聞かせて貰いました。話好きで、誰とでも気さくに話しておられる姿はまさにこの仕事が生活の場なんだなと感じさせました。途中でおばさんも脱衣場に降りてこられたのですが、閉めておられたのは、おばさんの体調が悪かったからだそうです。でも話しておられる姿を見ていると、番台におられるのが一番生き生きされているような気がしました。あんまり無理をされずに、ぼちぼちやってください。

 安来湯さん、普通によめば「やすぎ」ですが、これは「やすらい」と読むのが正しいようです。すぐ近くの今宮神社の「やすらい祭」に由来しているようです。やすらい祭は、「太秦の牛祭」「鞍馬の火祭」とともに、京の三奇祭の一つとされる祭りで、元来旧暦の3月10日に行われていたそうですが、現在では毎年4月の第2日曜日に行われています。神社にあった説明書きによりますと、「花の精にあおられて陽気の中に飛散する悪疫を囃子や歌舞によって追い立てて、神威を仰いで鎮める」のがお祭りの意味なんだそうです。春は悪疫も浮かれるんですね(笑)。
 これは、安来湯のおじさんに聞いた話ですが、この辺りは牛若丸伝説も多く残っている所なんだそうです。近くに牛若丸が産湯に浸かったという井戸が2カ所あり、今でも碑が建っています。また、おじさんが小さい頃地元のおじいさんから聞いた話だと、牛若丸は弁慶と五条大橋で対決しますが、鴨川に架かる五条大橋ではなく、大徳寺の東側を小川が流れていてそこに架かる橋を地元の人は「ごじょうの橋」と呼んでいたのでそこがほんまもんの場所だという話が伝わっていたそうです。確かにいまでも北大路の大徳寺前の所には小さな濠のような川があり、大徳寺の門に橋が架かっています。
 そんな昔のことを考えながらも、ここまで来れば今宮門前のあぶり餅屋へ(笑)。説明するまでもありませんが、本家かざりやと元祖いち和(一文字屋)が向かい合っているところです。以前かざりやに入った時、お茶がまずかったのを覚えていたのですが、今回行ったらおいしいお茶になってました(笑)。他にもまずいと思った方がいたんでしょうね。両店とも水曜(1,15日の場合は翌日)休みです。まあ、今宮神社まで行ったときの、決まりもんみたいな感じですかね。

 

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紫野温泉

北区紫野上門前町16の1  営業時間:15:00〜27:00 定休日:水曜日
市バス「大徳寺前」下車 徒歩5分

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入湯日:2002/12/05 23:30

 12月1日に改装オープンした紫野温泉に行ってきました。このお風呂屋さんは以前にも行ったことがあったのですが、玄関は和風の立派な門構えに変わっていて驚きました。入口の自動ドアを入ると、まだ新しい木の香りがぷ〜んと香ってきます。右手に立派なフロントがあるのですが、その前のスペースが特徴的です。ちょっとした店屋の様にテーブルが4つ置かれ、周りには近辺の景色を描いた絵(この時は紅葉や雪景色の絵)が飾られていました。イスが白木で作られていて、多分いい香りがしたのはこのせいでしょう。大型壁掛けテレビもあります。生ビールも飲めるようになっているのですが、キリン京都工場の1497でした。
 脱衣場は、ロッカーも籐筵も新しくて気持ちいい空間です。浴室内も改装前の面影は全くなく、大がかりに改装されています。全体的に白を基調に作られ、明るい感じの浴室です。特徴的なのは、敢えて高さ1メートル20〜30センチの壁を作り、浴槽スペースと洗い場を分けてあります。浴槽なども最新設備に変わっています。サウナは7,8人ゆっくり入れるテレビ付き遠赤サウナ、水風呂には京都で一番大きいと思われる普通の4倍ぐらいのライオンの水吐きがついています。以前区切られたスペースにラドン湯と打たせ湯があったのですが、それは取り除かれそのスペースは、冷水管枕付きの泡風呂&強力ジェットが背中数カ所と足裏を刺激するマッサージ風呂、浴槽の中に機械が設置されていてスイッチを押すと水流が起こりマッサージしてくれるスクリュー風呂、掛かり湯用のお湯だめになっていました。また、浴室入ってすぐ正面にミルキーという白濁した円形の浴槽が目に飛び込んでくるのですが、脱衣場の説明書には、超音波で気泡の径が3マイクロになっていて白くに濁っているのだそうです。個人的に白濁しているお湯は大好きですのでこれは気持ち良かったです。浴室内には他にも深い浴槽の一部が電気風呂になった浴槽があります。
 そして改装の目玉が露天風呂です。二重になった扉を出ると3人ぐらいがゆったり入れる岩風呂風の浴槽で、周りにはプラスチックの竹が張り巡らせてあります。プラスチックかあと思うなかれ!普通の黄色っぽいヤツではなくここのは、細かい竹の目がプリントされていて良くできています。天井の開口部は1/3ぐらいしかないのですが、天井はすべて杉の白木で被われていて、マンションの1階にあるお風呂屋さんということを忘れさせます。なかなかよくできた露天風呂です。洗い場の方は、イスが白い大きいモノなので鏡の位置がやや低いのが気になりましたが、鏡のある壁は大理石風のタイルを使うなど明るく豪華な感じでこちらも気持ちいいスペースでした。
 この紫野温泉の改装でこの辺りは、ますます激しいお風呂屋さん激戦区になってきました。でも全体のレベルが上がっていくのは利用者にとっては嬉しい限りです。


 2005年5月13日(土)13:00〜京都府公衆浴場業生活衛生同業組合の主催で、みやこ子ども土曜塾「親子ふれあい入浴と大道芸体験」が紫野温泉で行われ、見学に行ってきました。
 「みやこ子ども土曜塾」は、京都市教育委員会の旗振りで、週5日制で空いた土曜日に、京都市内ある学習資源を生かし、体験学習してもらおうと言うもの。現在までに4000講座、10万人以上が参加しているそうです。
 この日は、まずサラリーマン大道芸一座のおじさんの指導で、バルーンアート(縁日とかにある細長い風船を使って動物などの形をつくるやつ)と、皿回しを体験。40人ほどの参加者がわいわい言いながら親子で楽しんでいました。
 ひきつづき、紫野温泉のご主人から入浴マナーの説明。「体を流してから入りましょう」「体を拭いてから上がりましょう」などという説明があったのですが、「泳いじゃ駄目」という説明のあとに「ちょっとならいいけどね」とご主人が言われたのが、ちょっと面白かった・・・という私の感想はさておき、脱衣場から入浴風景を見ていると、みんななかなか上がってきません。いやー、みんないい顔して入ってます。でっかい風呂は、やっぱり楽しいんですねえ。
 今回、土曜塾としてお風呂屋さんが使われるのは、初めてだったのですが、好評ならば広げていくとのこと。お風呂屋さんの持ち出しも多いと思いますが、どんどんやって欲しいですね。
 また、意義深いのは今回の企画は京都市の企画を浴場組合の主催で行ったと言う点もあると思います。組合は京都府単位の組織で、京都府庁の保健福祉局との繋がりが深く、企画でもなんでも京都市とはあまり行われてきませんでした。これがブレークスルーになれば、いいなあと思います。写真も載せておきます。ご参考に。(2006.5.14追記)
左:皿回しは4人ぐらいの子供が15分ぐらいの練習で回せるようになりました。
右:お風呂のマナーを説明中。タオルのしぼり方まで説明されていました。そういや、ぞうきんをしぼれない子がたくさんいるという話ですもんね。



 紫野温泉の周辺案内ですが、あと20年もすれば私にも大徳寺でお庭を見て、紫野和久傳でお弁当でも戴いてという案内が書ける日が来るかも知れませんが、それは楽しみに取っておきまして、紫野温泉から東に行ったところにある新大宮商店街の案内です。なんでもこの商店街は京都市内で一番距離が長い商店街なのだそうです。歩道はカラー舗装されゆったりと歩けるように整備されていますし、なかなか快適な商店街です。また、お店も庶民的なお店が多くお肉やさんで一個50円のコロッケを売っていたり、焼き芋屋さんがあったりと財布もおなかにも嬉しい商店街です。
 紫野温泉からまっすぐ東に行き、商店街と交差する所には、冷麺で有名な「
中華のサカイ」というお店があります。ここの冷麺は、大きめの刻みのりがたっぷり乗っていて、甘辛いタレと相まって冬でも食べたくなる一品です。店名が中華のサカイとなっているだけあって、冷麺以外の中華メニューも豊富ですので冷麺はちょっと苦手という方でも大丈夫です。最近はデパ地下の高級おせちが話題になっていますが、サカイでも1万2000円でおせちの予約を受け付けておられました。中華のおせちもおいしそうですよね。5人前でその値段でしたので結構お得かも知れません。数軒南に駐車場もありますのでお近くに行かれたときに一回寄ってみてください。冷麺はハム入り630円、焼き豚入り680円です。営業時間は11:00〜22:00 月曜定休です。

 

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門前温泉

北区紫野門前町29 営業時間:14:00〜26:00 定休日:木曜日
市バス「大徳寺前」下車 徒歩5分

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入湯日:2002/10/21 24:00

 大徳寺の近く、大宮通の商店街の中にある銭湯です。窓が大きく、白を基調にした外観は少しクリーニング屋か散髪屋を連想させます。京都は選挙でもないのに外壁に政治家のポスターが10枚ぐらい貼ってあるのが目に付きます。よく見ると自民党、民主党、共産党ごちゃ混ぜです。まるで選管の掲示板のようですね。
 暖簾をくぐると下駄箱スペースで、右手に小さいながらもソファーとテレビ、飲み物の冷蔵庫の置いてあるロビーがあり、中央にフロントがあります。女湯が奥で、男湯が手前になっています。脱衣場は、シンプルで特に特徴はなし。あえて言うなら新型のマッサージチェアがあり、雑誌がなぜか「女性自身」一誌のみ置いてあることぐらいですかね。籠はベージュのプラスチック製で、床はもちろん籐筵です。
 浴室内は、中央に主浴槽があり、手前から泡風呂になっている浅風呂、電気風呂、深風呂の順に並んでいます。奥は左手にJ-POPが控えめに掛かっている4〜5人入れるサウナ(温度低め98℃)、右手の扉を開けると黒い石版で組まれた露天風呂があります。商店街の中の銭湯だけあってプラスチック製の竹垣で被われた周りの塀はかなり高いですが露天は露天、空が見えます。お湯はぬるめで朝晩冷えてきた10月末の私が入った時期ならいつまででも浸かっていられます。
 浴室内に戻ると、露天風呂の手前に水風呂があります。この浴槽だけ藍色のタイルが使われておりかなり冷たい水がさらに冷たく感じられます。水吐きはノーマルなライオンが付いています。あと、脱衣場側にふくらはぎにもジェットが当たる腰掛け型ジェットとトルネード(強力ジェット)バスが並んである浴槽があります。普通の銭湯ならこれに薬湯が加わるところですが、無くても露天風呂で十分カバーしています。この銭湯、天井の湯気抜きがかなり大きく真ん中に梁が1本通してあります。この天井の高さはビル型銭湯にはない開放感ですね。
 門前温泉はすぐ近くの紫野温泉と共に京都最長深夜3時までの営業です(注:その後午前2時までの営業になりました)。ほんと頭が下がります。

 北大路通りの大宮を西に行くと大徳寺の塀がしばらく続きます。ちょうどその塀がとぎれたところに「金ちゃんラーメン」の本店があります。本店と呼ぶにはあまりにも屋台チックな造りですが紛れもなく本店です。現在は会社組織になり20店ほどのチェーン店を持っていますが、私が初めてこの店を訪れた平成2年頃はまだこの大徳寺横にある1店のみでした。ラーメンも普通においしかったのですが、何がおいしかったかといって骨付きの唐揚げがめちゃくちゃおいしかったのです。ラーメンいいから唐揚げちょうだい!って感じです。このイメージがあって最近家の近所の金ちゃんラーメンで唐揚げ定食を頼んだのですが、骨なしの似ても似つかぬ代物が出てきてがっかりでした。近くに行かれたらまあ一度骨付きの唐揚げを食べてみてください。でもラーメンには過度の期待を掛けないでくださいね。ラーメン600円、元祖唐揚げ(3本)360円 営業時間:18:00〜27:00 月休
 追記:2003年4月29日付京都新聞によりますと、金ちゃんラーメンの経営母体であるケー・ワイ・フーズが京都地裁に自己破産を申し立て、破産宣告を受けました。ケー・ワイ・フーズ直営の10店とフランチャイズ8店は閉鎖の模様ですが、上で紹介した本店は、関係会社がやっていると言うことでそのまま営業されます。
 ホームページには、おやじさんが屋台を引っ張って苦労し、店をここまでした物語が書かれていたのですが、30年ほどでまた振り出しになりました。人生いろいろ。ラーメンいろいろ。紆余曲折かみしめながらラーメンを頂きましょう。

 

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金龍湯

北区紫野下石竜町1 営業時間:15:00〜23:30 定休日:火曜日
市バス「北大路堀川」下車 徒歩3分

 

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入湯日:2003/01/11 23:00

 堀川北大路近くの金龍湯です。このお風呂屋さんを、外から見ているときは普通の昔ながらの番台式のお風呂屋さんかと思っていたのですが、入ってみるとフロント式に改装されていました。入ってまずびっくりするのは、電子音で「いらっしゃいませ」と声が掛かることです。心の準備のないところに来ますから、おおっ!って感じです。
 玄関でたまにはちゃんと靴箱に靴を入れようかと思い、一カ所開けたのですが、2,3足靴が押し込まれた所に当たってしまいました。仕切直してもう一カ所と思ったらまた2,3足押し込まれていました。お風呂屋さんの家族の下駄箱もかねているんでしょうか。3カ所目でやっと無事に靴を入れることが出来ました(笑)。
 玄関から引き戸を開けるとフロントで、フロント横にはソファーとテレビが置かれています。飲み物の冷蔵庫もありますが、何故かレア物は城南鉱泉のコーヒー飲料パレード一品のみ。他はメジャーな飲み物が並んでいます。
 脱衣場は、こざっぱりした感じで真ん中にベンチがあります。天井は格天井で、改装時に手入れされたのでしょう、格子の中は花柄の壁紙が貼られています。お風呂屋さん的なアイテムとしては、扇に伊勢エビと鯛の飾りがあしらわれた寿の額が掛かっています。また、龍の書かれた色紙や、玉に足をかけた獅子の置物などもなにげに置かれています。この辺りは、ちょっと中国の香りがしますが、金龍湯の名前と何か関係あるのかも知れません。
 浴室内はまず目に付くのが、奥の壁一面に貼られたモザイクタイル絵です。岩肌の見える山をバックに、湖から川が流れ出ている景色です。小さな滝に鯉がいてもいいような構図ですが、鯉はいませんでした。浴室の構造上、左下の1/4程がありませんが、タイル絵自体の状態は、大きなヒビなどはなく結構いい状態です。浴槽はちょっと珍しい配置になっていて、中央にI字型の浴槽があり、右奥に泡風呂になった健康薬用風呂(この日はどくだみ)と、タイル絵の欠けている所に奥まって電気風呂、入口側に水風呂、そしてサウナという構成です。I字型の浴槽は、浅風呂と深風呂になっているのですが、深風呂には2連式のジェットとトルネードが向かい合って付いています。このI字型の浴槽は結構湯温が高めでした。私が入っているときに、2,3歳の子供を連れたお父さんが入ってこられたのですが、子供には主浴槽は熱すぎて薬湯しか入れないようでした。 
 帰りに番台のおばあちゃんに、女湯のタイル絵について聞きましたが、ここは男湯と同じだそうです。帰りは、センサーがちゃんと区別するらしく「ありがとうございました」という電子音に送られて帰ってきました。

 金龍湯の目の前は、図書館などが入った北区の合同福祉センターです。この福祉センターから北大路通を堀川の方に行くと、こじゃれた店が4軒並んでいます。まず1軒目は、豆腐で有名な藤野がやっている「
豆腐菓舗」(10:00〜19:00月休)というお店です。テイクアウト専門ですが、豆乳プリンや、豆乳チーズケーキなどの生洋菓子から、ちょっとおやつにいいおからクッキーなど豆腐を使った楽しいお菓子が並んでいます。隅っこの方では、本業の豆腐も売られています。北野天満宮近くに本店があり、本店とは別にカフェもやられています。
 2軒目は、「ゆばんざい二豆や」という湯葉料理のお店です。店の前に置かれているメニューには、湯葉ステーキや湯葉しゃぶのメニューに加え豆乳鍋などもありました。お昼は、ランチもされているそうです。
 3軒目は、「おさだ」(18:00〜23:30火休)という居酒屋です。こちらは夜のみの営業ですが、おまかせ8品で3500円のコースがおすすめのようです。
 最後4軒目は、「Anri」というスパゲティ屋さんです。こちらは、昼も夜も休憩を挟んで営業されています。豆腐菓舗以外は、町家を改装した今風のお店で、この一角だけなぜかこじゃれた感じになっています。私は、豆腐菓舗以外入ったことはないのですが、どの店も一回行ってみたいなあと思わすお店達です。もし、行かれた方があれば、感想なんか聞かせてください。

 

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朝日湯
 (Community Bath 朝日)
2012.9.30廃業

北区柴野下築山町55 営業時間:15:00〜23:00 定休日:月曜日
市バス「大徳寺前」下車 徒歩2分

 

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入湯日:2003/06/15 23:00

 北大路の大徳寺道を下がったところにあるお風呂屋さんです。3階建てのビル型銭湯で、一階が銭湯、2階がカフェバー、3階がマンションになっています。白いタイル張りの外観は、一瞬お風呂屋さんには見えませんが、看板にはコミュニティバスの文字があり昔ながらの地域に根付いたお風呂屋さんを目指しておられるようです。
 入口は正面に油絵や色紙、ユリの花などが飾られ華やかな感じの玄関です。横手には祇園祭の山鉾巡行の絵も掛かっていました。玄関右手にフロントがあり、その前はテーブルとイスが置かれ、8人ほど掛けられるようになっています。新聞、マンガ、テレビもありますので、風呂上がりは、富士の冷蔵庫に入ったお風呂ドリンクでも飲みながらゆっくり出来ます。
 このロビーで目に付くのは何といっても、フロントに飾られた4枚の写真です。昔の朝日湯を撮影した白黒の写真なのですが、どれも時代を感じさせる貴重な写真です。風呂上がりにご主人に聞いたところによると、朝日湯の創業は明治40年頃だそうで、一番左に飾られている軒の低い2階建ての町家の写真は、明治か大正の頃の朝日湯だそうです。私の目にまず止まったのは一番右の写真でした。唐破風の立派な建物の前に当時の従業員やご家族、ご近所の方でしょうか、大勢の方が並ばれ、建物の前には大きな花輪や朝日湯と書かれた大きな幟まで立てられています。私は最初これが開業祝いかと思ったのですが、これは昭和9年の新築祝いの時の写真だそうです。外観はすっかり変わってしまいましたが、明治以来約100年近く続く朝日湯さんです。
 脱衣場は、テレビもなくあっさりした感じですが、あまりビルの中の脱衣場という感じはしません。何でかなと思ったら籐筵とタイルスペースの間が板張りです。そして浴室前には、寺岡の無骨な体重計。これは多分建て替え前から使っておられる物でしょう。
 浴室の方は、まず奥にある水風呂の壁面が目に止まります。浴室内の殆どの壁は、白いレンガ調のタイルが使われているのですが、水風呂だけは藍色のタイルで、白い花が描かれています。ちょっと季節はずれですが夜桜のようなコントラストです。
 お風呂の種類ですが、まず奥に5,6人サイズのサウナと水風呂があり、その手前に2連ジェットが2カ所と泡風呂、さらに冷水管枕、信号色の3色ネオンが付いた浴槽と電気風呂があります。そして中央に浅風呂、深風呂、脱衣場側に薬湯という構成です。薬湯は、白濁したお湯で、しかもクリーミーに泡立っているお湯でした。壁にはパリスバンの湯ノ華使用と書かれていましたが、どうも違うような気がします。この薬湯には、普通水風呂に付いているライオンの水吐きが付いているのですが、入浴剤のせいでほとんど真っ白な顔になっていました。個人的には白濁のお湯は大好きですので、ぬるめのお湯でゆっくりさせてもらいました。
 浴室の構造的には、ビルの一階ですので天井はそれほど高くなく、フラットな天井ですが、照明を蛍光灯以外に各カランの上に白熱球を付けるなど工夫されています。また電気風呂の所には観葉植物の鉢も置かれていました。
 お風呂屋さんの激戦区で約100年続く朝日湯さん。姿形は新しいですが、看板のコミュニティという言葉に歴史と心意気を感じた一軒です。


 朝日湯から北大路に出ると、「紫野和久傳」や「一休」といった高級御食事処や柚子味噌風味の松風が有名な「松屋籐兵衛」などの老舗があるのですが、ちゃんとしたガイドブックを見て頂くことにしまして、ここではお手軽庶民派ガイドを(笑)。
 大徳寺道から一つ東の信号が大宮通りです。北大路大宮を南に行くと左手に今宮神社の御旅所があります。その隣に「御旅飯店」という中華料理屋があります。ここは学生時代に出前をよく取りました。今出川近辺の友人の下宿で4人でテーブルを囲んでいると、夜中におなかが空いてきます。ここで御旅飯店の登場です。ここは夜中までやっていて、比較的すぐに配達してくれました。当時は御旅飯店という名前になんの感情も疑問も感じなかったのですが、15年近くの歳月を経て、御旅飯店の御旅という名前が今宮神社の御旅所に由来している事実を知りました。そうだったのか・・・。
 そんな話はさておき、大徳寺道の北大路を少し下がったところに「雲林院」という小さなお寺があります。歴史は古く平安時代に遡り、「源氏物語」や歴史物語の「大鏡」などにも登場するそうです。また謡曲「雲林院」はここ雲林院を舞台に、在原業平の霊が夢の中で伊勢物語の秘事を語るというストーリーで有名だそうです。お寺の向かい側に謡曲本を売るお店があるのも、少なからず関係があるのでしょう。特にこれといって見る物もないお寺ですが、門の脇に京都市と謡曲史蹟保存会が建てた案内板がありますので、朝日湯の帰りにでもどうぞ。

 

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むらさき湯

北区紫野東御所田町l5  営業時間:15:00〜24:00 定休日:月曜日
市バス「北大路堀川」下車 徒歩1分

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入湯日:2002/10/27 23:00
    2003/10/02 23:30

 今回は堀川北大路近くのむらさき湯に行っていました。この辺りは紫野(むらさきの)、紫竹(しちく)、紫明(しめい)など紫のつく地名が多くある所です。「むらさき湯」、なかなかいい名前ですね。
 さて、むらさき湯の方ですが入り口は暖簾をくぐると、丸い豆タイル張りの下駄箱スペースがあり男湯と女湯の引き戸の間に古いたばこの自動販売機が置かれています。菱形のプレートに「男」と書かれた方の引き戸をあけると、おばちゃんが「いらっしゃい」と愛想良く声を掛けてくれました。
 脱衣場はなかなか風格があります。天井は格天井で、真ん中に4枚羽の吊り下げ型扇風機があります。残念ながら男湯の方は羽が外されていましたが、女湯の方はちゃんと付いていました。男女境の壁際にはベンチが置かれ、常連さんの憩いの場所になっていました。床は籐筵ですが、ロッカーを使わない常連さんの脱衣籠が点在しています。珍しくテレビが番台の上の方にあります。多くの銭湯ではよく神棚のあるポジションです。
 浴室内は、女湯との壁に沿って浴槽が並んでいる造りで突き当たりに、8〜9人ぐらいはいれるテレビ付きのサウナがあります。かなりゆったり作ってあって快適です。その手前はガラス張りの部屋のように見えますが、実は露天風呂。ちょうど浴室を町家に見立てると中庭位置が露天風呂になっているのが京都らしいのかな?(勝手に解釈)この露天風呂は健康薬用風呂になっていて半分は泡風呂になっています。銭湯の行き帰りが寒くなってきたこの時期ですが、露天風呂にはいい季節です。浴室内に戻って、浅風呂、深風呂、電気風呂の複合浴槽、水深1,2メートルで三方から刺激が来る強力なジェットバス、腰掛け型のジェットバス、寝風呂タイプのジェットバスとジェットバスが3つ並んだ浴槽があり、脱衣場側にせり出す形で水風呂があります。女湯と逆の壁際にカランが並んでいます。この銭湯、京都では珍しく浴室に入ったところに掛け湯用の小さなお湯ためがあります。今まででこれを見たのは、2軒目です。
 風呂上がりに牛乳を飲みながらテレビを見ていますといとし・こいし師匠の漫才をやっていました。あ〜、こういう空間がたまりませんな。


 再訪です。「あ〜、今日は露天風呂のあるところに行きたいなあ」と思いむらさき湯をチョイス。大徳寺周辺は、設備系のお風呂屋さんが揃っているのと、営業時間が深夜までやっているところが多く、ホント充実しています。
 約一年ぶりの訪問ですが、前回に負けず、脱衣場は脱衣籠の海。若者で賑わっていました。脱衣場で変わっていたのはテレビが壁掛けの液晶テレビになっていました。しかもBSデジタル対応!格天井に扇風機。古いスイッチ類の並ぶ壁に液晶テレビの取り合わせは不思議な感じです。
 冷蔵庫の中にも珍しい物を発見しました。名古屋牛乳というメーカーのローヤルトップという商品です。オロナミンC系の飲み物なんですが、ラベルには蜂と蜂の巣のような六角形の模様入りです。値段は120円。名古屋の方ではメジャーなんでしょうかね?
 あとどうしても書いておきたいことがひとつ。先日9月末に夢路いとし師匠がなくなられました。そしてむらさき湯を訪れる前に日の夜、追悼番組をやっていて見てたんです。何の気なしにむらさき湯に行き、帰ってから前回の入浴記を読んだら、なんといとしこいし師匠の漫才を見たと書いてるではありませんか!なにか縁を感じるというかなんというか。ご冥福をお祈り致します。(2003.10.2入浴、10.3追記)



 紫つながりでひとつご案内を。堀川北大路を少し下がると西側に島津製作所紫野工場があり、その工場に囲まれる形で紫式部の墓所があります。堀川通りに案内の石碑はありますが訪れる人も少なくひっそりとしています。墓所はなぜか小野篁と並んでおり小さな塚のようになっています。無人ですがお線香やろうそくもあげられるよう用意してあります。私は文才を少し分けてくださいとお祈りしてきました(笑)。

 紫式部の墓所のななめ向かいにあるのが「淡交社」の本社です。淡交社と聞いて分かる方はなかなか京都通です。京都の出版社で、特に茶道や京都の伝統工芸関係に強い出版社です。本社の1階はギャラリーになっており、淡交社の出版物が購入できるようになっています。なかなか書店ではお目にかかれないような高価な写真集から気軽に読める京都案内の本まで品揃えはかなり豊富で京都で情報収集される場合には是非立ち寄って頂きたい場所です。テーブルとイスも置いてあり、実際本を手に取りじっくりと本を選べるようになっています。隣には、お茶道具や和食器を扱うお店も併設されています。
 また淡交社は懐石料理や和菓子、茶事などの文化教室も開催しており出版だけでなく多方面から京都文化の発信を行っておられます。文化教室は東京でも行っておられます。詳しくは
淡交社のホームページに説明がありますのでそちらをどうぞ。1階ギャラリーは残念ながら土日祝はお休みだそうで、営業時間は9:00〜17:00とのことでした。

 

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天然温泉
金閣寺湯

北区衣笠北天神ノ森町34  営業時間:14:00〜25:00 定休日:月曜日
市バス「金閣寺道」下車 徒歩3分

 

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入湯日:2003/06/14 23:00
    2010/02/03 24:00

 西大路通りの金閣寺道から少し南に行った東側にあるお風呂屋さんです。外観はビル型銭湯で入口は自動ドアになっています。入口の上部が半円形に縁取られたデザインになっていて、金閣寺湯と書かれているのが、ちょっと特徴的です。
 中にはいると正面に下駄箱があり、横に煙草の自販機と並んで入浴券の券売機が置かれています。ここからだとフロントは見えないのですが、この方がみんなちゃんと券売機で入浴券を買うような気がしますね。そこから右手に行くとソファーの並べられたロビーがあり、フロントがあります。
 フロント前は、8人ほど掛けられるソファーが並んだロビーになっていて、飲み物の自販機やテレビが置かれています。出口に近いところにもソファーが並んでいますので、合計10人以上は座れる様になっています。このロビーで目に止まるのが、「金閣寺湯」と右から書かれた大きな書の額で、立派な落款も押されていますので、どなたか有名な書の先生の作かも知れません。
 ロビーから入った脱衣場は、ビル型銭湯の脱衣場ですので天井はそれほど高くありませんが、ゆったりとスペースが取られています。普通のロッカーに加え大型の物が、4つありましたので大きい荷物の方にも便利です。中央には一畳分の床几も置かれていました。
 浴室の方は、基本的には中央に主浴槽群があり、周りをカランが取り囲んでいるレイアウトです。外から見るとビル型銭湯ですが、浴室の手前半分ほどは天井に普通の湯気抜きのある構造でしたので、建物の奥に、この浴舎がある造りの様です。
 浴槽は中央に広い薬湯、鍵穴型で一部が電気風呂になった深風呂、浅風呂があり、脱衣場側にジェットがあります。ここの電気風呂は電極が上下2カ所に付いており、腰掛けると腰とふくらはぎの両方に刺激が加わるようになっていました。脱衣場側のジェットは、ちょっと説明が難しいのですが、上から見ると凹型の浴槽になっています。普通これだとくぼみに腰掛けられるのかなと思いますよねえ。私もそう思いました。でも座ってびっくり!腰掛ける段はなく床はフラットになっています。要するに体育座りをすると、背中4カ所と横から、さらには足の裏を刺激するジェットが当たるという代物です。
 この浴室にはさらに、左手に打たせ湯と泡風呂付きのラドン浴の小部屋と水風呂、浴室奥に7,8人入れるテレビ付き遠赤サウナ、さらには一番奥には露天風呂もあります。露天風呂は、しっかりと空の見える開放的な空間で、周りはプラスチック製の竹垣が張り巡らせてあり、ツツジなどの植え込みもあります。ぬるめのお湯でゆっくり出来ました。
 ラドン浴ですが、説明板がちょっと微笑ましい雰囲気です。まずタイトルが「ラドンカプセル入浴法」と書かれ、横にはドクターラドン博士のマンガが書かれています。読むと一回目は5〜10分入り、その後1〜2時間休憩してから2回目に入ると効果的と書かれているのですが、実践する人はいるのでしょうか?お風呂屋さんが半日仕事になりそうです(笑)。
 何はともあれ、全部の浴槽を堪能しようとするとかなりの体力を要するお風呂屋さんです。それだけ充実していると言うことですので、時間のあるときにゆっくりと浸かりたいところです。
 追記:中尾保著「銭湯浪漫」(2000文芸社)によりますと、ロビーに掛かっている「金閣寺湯」と書かれた書は、金閣寺第15代住職村上慈海氏によるものだそうです。


 サイトをご覧の方から、「金閣寺湯さんの露天が温泉になりました」と情報を頂き行ってきました。
 2007年に京都市内の銭湯としては初めて温泉を掘り当てられた、西京極の天祥の湯大門さんの息子さんが金閣寺湯をやっておられるのですが、その天祥の湯大門からお湯を運ばれているとのこと。温泉化に合わせてコンクリートブロックの殺風景だった露天風呂には、浴槽を覆う数寄屋風の屋根が付き、周りの壁は竹に似せた建材で和風の空間になっていました。
 温泉は無色透明ですが、とても肌当たりのよいお湯でした。(2010.2月加筆)

天然温泉 金閣寺湯さんの公式サイトは
コチラ


 金閣寺湯の案内で金閣寺に触れないわけにはいきませんが、実は京都にいながら私は大学生になるまで、金閣寺に行ったことがありませんでした。初めて行った当時、ちょうど金箔が張り替えられた後で、そのまばゆい事といったら禅寺にあるまじき成金趣味さえ感じたほどです。今年(2003)の春には、屋根の檜皮葺が新しくなりました。苔むした屋根とはまた違った風情の金閣になっています。
 金閣寺湯のあるこの辺り、お風呂屋さん的にはここ2,3年で廃業が相次いだエリアです。金閣寺道から鞍馬口通りをずっと東に行った「金閣湯」、北大路の紙屋川近くにあった「成功温泉」、平野神社近くの「平野湯」。私は3軒とも入れませんでしたが、3軒ともなかなか個性的なお風呂屋さんだったようです。
 さて周辺案内ですが、金閣寺湯のすぐ南にある信号が衣笠天神森町交差点。東西に走る道が「氷室通り」という道です。京都市内に氷室という地名は数カ所残っていますが、この氷室通りは金閣寺の西側、ちょうど立命館大学の産業関係学部の校舎がある辺りの氷室町に通じる道です。氷室は元々冬の間に池に出来た氷を、夏に宮中に献上するため保存した室ですが、延喜式主水司によると、現在の右京区、北区、左京区の辺りだった愛宕(おたぎ)郡には5カ所の氷室があったそうです。
 五山の送り火の舟形の裏手にある氷室町には、現在でも遺跡として氷室跡が残っています。車でないと行けませんが、舟形の裏手にある氷室町には、千本通りの北の突き当たり、鷹峯から山道を20分ほど走ると行けます。盆地にのどかな田園風景がひろがり、素朴な氷室神社ぐらいしかない集落ですが、途中通る京見峠からは、京都市内が一望出来ます。古代に想いを寄せるドライブコースとしてどうでしょう。でも道はかなり曲がりくねり、センターラインもない上、アップダウンもきついので安全運転で行きましょう!(→氷室神社と京見峠からの眺め。雨上がりで京都市街が写ってませんが、晴れればかなりの展望です)
 

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扇湯
2004.6.30廃業

北区平野宮西町33 営業時間:16:00〜23:30 定休日:土曜日
市バス「わら天神前」下車 徒歩3分

詳しい地図を見る

入湯日:2002/11/08 22:00

 今回はわら天神近くの扇湯に行って来ました。西大路通りから一本西に入るだけで前の道はひっそりとしています。扇湯は路地の奥にあるので路地の入り口に看板がありますが、暖簾は奥に入って行かないと見えません。路地の突き当たりにコーヒー豆を売るお店が銭湯の建物に併設されているので、ご親戚かご家族がやってられるのかもしれません。
 銭湯の入り口は、珍しく暖簾が玄関の内側に掛かっています。下駄箱スペースの奥の引き戸を開けると番台の造りです。脱衣場は、あまり装飾品などはなくさっぱりした感じで、入り口側にテーブルとイスがあり休憩スペースが設けられています。冷蔵庫もこのスペースの隅に置かれています。朝日新聞の他にフライデー、週刊新潮が置いてありました。脱衣場がさっぱりと感じられるのは、ポスター類が休憩スペースにだけ貼ってあって、ロッカーの上などの壁は何も貼ってないからかも知れません。よく神棚がある番台の上にはテレビがあり、神棚は浴室側の男女壁の上にありますが、残念ながら扉は閉まっていました。
 浴室内もシンプルです。改装されてきれいですが壁は白タイル(俗に言う三六角ではなく大きいもの)で浴槽が女湯との壁に沿って奥から薬湯、深風呂、腰掛けタイプのジェット一カ所と普通のジェットが2カ所付いた浅風呂が並んでいるのみです。薬湯はパリスバンの「香華湯」で黄緑色のお湯でした。薬湯はかなりぬるめの設定で、深風呂と浅風呂はやや熱めの温度設定でした。お湯の種類は少ないですが、天井の湯気抜きがかなり大きく開放感のある浴室です。湯上がりに牛乳を飲みましたが、京都のお風呂屋さんでは初めて見た大山乳業の白バラブランドの牛乳でした。鳥取や兵庫県の但馬地方ではよく見るブランドですが京都のお風呂屋さんで見て思わず飲んでしまいました。もちろん瓶牛乳で紙キャップの一部に取りやすいように取っ手がついてるものでした。客層は、立命館大学が近いのでもっと学生さんがいるかと思いましたが、ほとんどがおじさんの扇湯でした。


 BBSに健坊さんから、廃業の情報を頂き、廃業前にもう一度入ることが出来ました。
 最終日の私が伺ったのは、9時前頃。ロッカーの上の常連さんの道具もほとんど片づけられ、冷蔵庫の中もほぼ空っぽ。女湯から聞こえてくる常連さんの会話も「さびしなるなあ」というものでした。小学生ぐらいの女の子が、無邪気に女将さんに「なんでやめるの?」と聞いていたのが、さらに寂しさを募らせました。やはり最終日は避けた方が良かったかな。
 脱衣場には「五十余年にわたるご愛顧に心より感謝申し上げます。本当にありがとう御座いました。店主」とありました。長い間お疲れさまでした。


 扇湯にほど近いわら天神ですが、京都では安産の神様として有名です。昔から京都では、妊婦さんが腹帯を授かりによく行く神社です。少し南に行けば、桜で有名な平野神社もあります。桜ばかりが注目されがちですが、なにげに本殿は重要文化財です。西大路通りの平野神社前には、これも私が大好きなグレープフルーツをくり抜いてゼリーの上にクリームをのせた洋菓子が有名なフルーツパーラー「クリケット」なんかもあります。
 何を書こうか迷うのですが、温泉といえば卓球(ちょと強引)ということで、お風呂屋さんでも卓球していいじゃないか!てなことで「平野卓球場」を紹介します。場所はわら天神交差点にあるマクドナルドの南隣。一瞬ただのたばこ屋に見えますが、表はたばこ屋、奥は卓球場になっています。ここも昔からある卓球場です。夜も10時までやってますので一汗かいてからお風呂屋さんもありです。写真を撮るときちょっと覗いたら、おばちゃんが結構マジでやってられました。営業時間:10:00〜22:00 火曜休 1時間1人450円 ラケット貸出あり

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