聡子さんののど自慢必勝法

2004年7月24日 ロンドン大会

♪のど自慢はヒューマンドラマです♪
〜のど自慢で全国デビューだ!〜


 全国デビューを目指す皆様、ようこそ!
私も、予選会の葉書が来てからずっと、この『予選・本選体験談』を彷徨っていました。
なにか参考になることはないかと。。
 皆様のために少しでも役に立てればと思い、これから私のロンドン大会の体験に基づく、
様々な“のど自慢必勝法”を書こうと思います。
私の独断と偏見、推測がてんこもりです。そこのところはどうかあしからず〜♪

★まず、私がのど自慢ロンドン大会で一番感じたこと。

 それは、のど自慢は歌番組じゃないんだなということ。ヒューマンドラマなんです。のど自慢の選考スタッフの皆さんは、歌を聞いているんじゃない。45分ドラマの“キャスト”を選んでいるのだと。
予選会で本選に選ばれるためには、歌でもなければ、目立つことでもない、一番大切なのは、ご本人にどれだけのストーリーがあるか。オリジナルな、その人だけの人生ドラマが1分でどれだけ滲み出てくるか。予選でスタッフは、まずそんなところをプロの目で見極めているのだと感じました。

★もう一つ。NHKにも思い描く“今大会のストーリー”というものがあるような・・

 ご当地にはそれぞれの特徴や話題があります。ある程度、そういったご当地のキーワードなどを
拾って、今大会の“キャスト”条件なる構想を予め練っているのではと感じました。
 例えば、ロンドン大会で言えば、7番の『大きな古時計』では、昔お父様がイギリス出張の際買ってくれたビックベンの置き時計がきっかけとなり、9番『川の流れのように』では、クォーターの女性が日本人のおばあちゃんのお葬式の時、この歌を歌って送り出したこと、16番の『冬のリヴィエラ』の男性は、オランダの田舎で美味しいお醤油を作っている・・。
 その人にしかない素敵なストーリーがありました。そして、ロンドン大会の“キーワード”にぴったり、そんな意味で文句無しに選ばれたような気がします。
●自分自身に強烈なストーリーのある人。
●地元に貢献している人。
●衣装やご本人のストーリーが歌にうまくマッチしている人。
●出過ぎず、引っ込みすぎず、さりげなく、センス良く。
これらがある方は、強いと思います。

★皆さんの一番の心配事、それは・・

 生バンドのキーが自分の練習してきたものと同じだろうか、ということだろうと思います。
大丈夫です。
 予選会の説明の時、まずはじめにこう言われました。
審査員は皆プロです。少々キーが合わなくても、声が裏返っても、この人はキーを合わせれば
しっかり歌える、というのは見抜けます。まずは思い切ってバクハツしてください。“自分”はこの際捨ててください。振り付けも、やるんならハッキリと。(笑)
 確かにシロートがいきなり生バンドで歌う、というのは酷なハナシです。しかし、これも臨機応変に対応できる人かどうかを見極めるための洗礼。出だしがわからない人はピアノの人が合図してくれます。合図がでるまで、
ニコニコとバンドの音に身をゆだねましょう。
 また、スタッフはこんなことも言っていました。
芸人さんたちも、普段は本当におとなしい人が多いです。でも本番でテレビのカメラが回るととたんに別人のようにバクハツできる。恥ずかしいなという気持ちを持つと一瞬迷ってしまいます。そうなると中途ハンパになる。
これが一番イケナイ。(笑)

★歌をどううまく歌うか

 歌がうまいかどうか、はプロの審査員がすぐに見抜いてくれます。私達は普段の実力どおり、慌てず騒がず淡々と歌うしかないと思います。
 実際、誰が予選通過してもおかしくない、本当に歌の上手い人ばかりがやって来ます。
でもね。前に書いたように、のど自慢って歌は二の次三の次。とにかく人物重視なのです。
番組が求めている“キャスト”、それは
●番組を心から、地のまま盛り上げてくれる人
●キビキビと臨機応変に対応してくれる人
●モニターに映った瞬間絵になる人(華のある人)
●物真似でなく、歌が自分の持ち歌のように身についている人
●人間臭〜い人
●思わず笑っちゃう人
●一生懸命な人
●珍しい人・・・
●そして・・・あとは運です。NHKが思い描いている“ストーリー”にカチッとハマっていれば、
なんの苦労もなしに本選にいける、ような気がします。自分以外の19組の皆さんとのバランスもありますし、この人を取ったら、バランス的にこの人は外すか・・・などと、チェスの駒にされてるんですよ、私たち!・・
でもなんとか盤に残りたい、ですよね。

★応募時の選曲理由・出場動機・自己PR

 話しが前後してしまいますが、実はこの段階が一番大事。この応募時の文章が最大の選考材料になるのではと思っています。予選会出場決定は純然たる抽選ではなく、NHKをはじめ各地ののど自慢実行委員会が一通一通しっかり目を通しています。(たぶん)
この文章で、“この人には特に注目していよう”という印?がついているのでは??という気さえします
・・・・だって250組もいるんですもの。
 予選当日一人一人丁寧に見ていたら、いくらなんでも目と脳が疲れるでしょう。予選会平均5時間、どんな人でもこれはツライ・・・。素晴らしい“キャスト”を見過ごさないためにも、しっかり文章から興味のある人を見当つけている、と考えても過言ではない気がします。ロンドン大会はHPから応募ができたので、選曲理由・出場動機・自己PRをたっぷり書けたのですが、やはり全ての方の文章がA4版書類となって、宮川アナはじめ、ディレクターの元にありました。
これから応募する方は是非、腕によりをかけてNHKに『この人に会ってみたい!』と思わせるような文章を作成してみてください。もしかすると、この文章が元で本選への扉がぐーーんと近づく!カモしれませんよ〜。

★さて、いよいよ本選への裏技♪編

 舞台に立ち、さぁ歌いはじめます。振り付けは?ブレスは?ここは感情を込めて、抑えて、と
いろいろ作戦を練っておられると思います。
 ひとつ大事なことを提案させてください。
それは目線です。きっぱり、真っ直ぐ正面のカメラを見据える、ということです。
歌の内容、音程、声質ももちろん大切ですが、人はテレビに映ったあなたをパッと見てサッと判断します。特に、目に力があるか輝いているか。生き生きと魅力的な人か、ということが一番の関心ごとです。
“人間、見かけじゃありません。大切なのは見た目です”と、綾小路きみまろ氏ではありませんが、まさにテレビに限ってはそのとおりです。
 少々音が外れてたって、キーが合わなくって声が出なくたって、そんなのは小さなことなんです。
『明るく、楽しく、元気良く』がモットーののど自慢の本選枠に入るためには、自分の顔(目)を、
しっかりカメラに向かってアピールする。だから、正面のカメラから目をそらしてはもったいないと思うのです。
●自己陶酔して(目を閉じて)歌う場面
●真っ直ぐ1カメ(正面のカメラ)を見据えて歌う場面
●客席に語りかけて歌う場面
などと、各フレーズごとに細かく目線を計算して、イメージしておくと良いです。
 なるべくカメラに向かってまっすぐ歌う場面を多く取ったほうが好印象です。目がキョロキョロしているよりかは自信がみなぎっているように見えます。氷川きよしになったつもりで練習するといいカモ。
 はじめはなかなか難しいと思いますが、慣れてくると目のつけどころが安定するので、音程も不思議と安定してきます。



♪♪♪おまけな話し♪♪♪

お化粧は思い切り・しっかり・タップリ!してください。
私なんて、予選当日は午前3時半から11時まで、ずーーーーっとホテルの部屋にこもって化粧!
したけど、予選終わって30分後に映った自分の映像みて愕然。
うっそーー!あんなに化粧したのに、まるでしてないような映りかた!とそれはそれはガッカリしたのでした。やっぱりシロウトの持つ普通のお化粧品では女優肌(?!)なんて無理です。ホンキで美人に映りたい方は、
ドーランを塗ることをお薦めします。ドーランは照明の光を綺麗に反射させるのでやっぱり映りが全然違います。 あ〜元々美人!な人には関係ないハナシですが・・。

 ホテルでは、ずーーっとMTV(ミュージックチャンネル)をつけて欧米のポップスを聞きまくって
いました。テレビのアーティストに合わせて、踊りまくって士気を高めて・・。(そして化粧してた)
欧米のポップシンガーのノリの良さは、リズム感を呼び起こすいい起爆剤となりました。
予選会の3日前あたりから、自分の歌以外の音楽→これを聞くと身体が自然と踊り出す、というような音楽を聞き続けると、身体と心がラクになります。
●お腹で聞くイメージ、聞きながら腹でリズムをとる
●首と腕をほぐすために曲のテンポに身をあずける
●自然に頭も揺れてきたらリラックス完了♪

♪♪♪皆様ののど自慢が素敵な思い出となりますように♪♪♪

オーストリアより愛をこめて。
浪花節だよ人生は、の聡子でした。