バドワイザーというと、いっとき世界で一番売れているビールという触れ込みだったような気がするけれど、はたして今ではどうなんだろう。ビールの味の方は、好みの問題もあるけれど、あまり日本人向きではないように思う。バド・ガールの方は好きなんだけど・・・。
ところで、ラッセル・アンドルースの「ギデオン 神の怒り」というミステリではバドワイザー・ライトが登場してくる。
アマンダはあきらめたようにうなずく。「いいわ、ひと休みしましょ」冷蔵庫の前に行き、バド・ライトを取り出す。「ほら、あなたのためにビールを買っておいたのよ」
「そいつはビールのうちに入らないよ、アマンダ。猿のしょんべんだ」
「そりゃ、悪うございましたね」アマンダは言い返した。「この次はきつーいやつを用意しておきましょ。手造りの地ビールでもずらりと取りそろえてね」
バドワイザーの製造元であるアンハイザー・ブッシュ社には申し訳ないが、このセリフは酒飲みにはよく判りますね。バド云々というよりライト・ビールのもっている印象でしょう。「猿のしょんべん」とは良く言ったものだ。ライト・ビールなんかビールではないという酒飲みの気持ちが伝わってきます。
もっとも最近ではライト・ビールどころが、発泡酒なる物があって、どうみたってビールの方がうまいと思いながらも、貧乏父さんは経費削減のため発泡酒を飲んでいる。情けないなぁ。発泡酒は一体何のしょんべんなんだろうね。