視聴率を買う

(2003.11.24)


日本テレビが視聴率を買収したという問題がマスコミをにぎわしていますが、ちょっと取り上げ方がおかしいように思えてなりません。だいたい騒ぎすぎですよ。視聴率なんて買収したければ買収すればいい、その程度の物差しでしょう。

わたしたちがテレビを見るときに、友人などの「あの番組は面白いよ」という言葉を参考にすることはあっても、視聴率に従うなんてことはない。つまり視聴率なんてのはごく限られた業界人だけが拠り所としているだけにすぎない。それで嘘をついたところで、テレビ業界が自分で自分の首を絞めるようなもので、わたしたち一般大衆にはまったく関係のないことだ。

この業界に詳しいわけではないけれど、視聴率によってCM料金が異なるとすれば、日本テレビはスポンサーに対して謝罪する必要はあるだろうが、一般大衆に対して謝る必要はないと思うのです。この件についてインタビューをうけた一般人が「けしからん!」という意見を述べているのを見うけますが、本当にそう思っているのかしらん。どう考えてもメディアに引きずられた意見のように思える。日本テレビを批判しているほかのメディアにしたって、自分たちの拠り所があやしくなって、怒っているように見えるが、視聴率というイデオロギーを信奉していたことには違いがない。まぁ、もっとも日本テレビの謝罪会見も周囲がうるさいから取りあえず謝っておこうという態度に見えたから、本心ではあまり悪いことをしたとは思っていないのかもしれないけれど・・・。

それとこの件について、総務省が行政指導をするという話も伝わってきてますね。総務省が監督官庁であることは承知しているが、大きなお世話のような気がします。「放送の信頼性を傷つけた」という言い分のようだけれど、放送の信頼性と視聴率はまったく別物です。こんなことまで、お役所が口を出すのもどうかね。

日本テレビも他のメディアも、総務省も、視聴率という大いなる幻想を信奉している点については、同じ穴のムジナという奴ですね。いっそのこと、視聴率は買うものにしたらどうだろう。視聴率によってCM料金が違うというならば、たくさん見てもらうためにお金を払うというのは成り立つ話ですね。わたしに話をもってくればいくらでも協力してあげるのに。テレビをつけて音声だけ消しえおけばいいのだから・・・。

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