幻冬舎の「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」なる本を読んでいて面白い表現に出会いました。
日本では「公営ギャンブル」という摩訶不思議なものがあって、国や自治体が法外なテラ銭を取って賭博を開帳しています。最悪なのは宝くじで、購入代金の半分は、買った途端に国に持っていかれます。こんな割の悪いギャンブルは、世界的にも例を見ません。サッカーくじのtotoも同様で、誰も買わなくなったのはサッカー人気が下火なのではなく、胴元が強欲すぎてゲームに魅力がないからです。このような公営宝くじは、「国家が愚か者に課した税金」と呼ばれています。
これに続いて競馬の話も出てくるのだが、これはご存じのように胴元が25%を取って、残りを配分しているわけです。宝くじと程度の差こそあれ、「愚か者に課した税金」であることに変わりはない。最近、小生も競馬に関心があってそれなりに研究しているのですが、最後に行き当たるのはこの点なんです。所詮、元金の75%を分け合っているのだから、確率的に絶対に儲かる方法なんて存在しないという点だ。でも、宝くじに比べればましとも言えるのですが、年末ジャンボに関心のある女房殿でも、競馬はうさん臭く見えるようで、評判がかんばしくない。
ところで「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」のポイントは、いかに税金を払わずにすますかという点にある。その点、サラリーマンは逃げようがなく、結局法人をつくることを勧めている。まったく不可能な話ではないが、右から左へというわけにもかいかない。そこで、愚かと思えども桜花賞や皐月賞で乾坤一擲といくわけです。基本戦略は「オッズは衆知の結晶」。以前にローレンス・ブロックなどのミステリの翻訳で有名な田口俊樹さんの「おやじの細腕まくり」というエッセイを読んでいたら出てきた言葉です。解説の必要もない言葉ですが、ことしの皐月賞はまさにそうした結果で、小生は税金を払わずにすみましたぞ。いつもこういう結果ならねぇ。
