前作「金持ち父さん貧乏父さん」が大変なベストセラーになったと記憶しているが、その続編である「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」なる本が出版されている。サブタイトルに「経済的自由があなたのものになる」とうたってある。貧乏父さんとしては、自分も金持ち父さんに変身できるか、大いに気になるところですね。
この本では、4つの生き方としてI(投資家)、B(ビジネスオーナー)、S(自営業者)、E(従業員)に分類し解説しているが、良く読めば本当に経済的自由を手にできる可能性のあるのはI(投資家)とB(ビジネスオーナー)しかないと著者が考えているのがわかる。しかし、本書でも「あなたの収入はだれかの支出」と書いているように、それだけ儲けるには支払ってくれる誰かの存在が必要があるから、I(投資家)とB(ビジネスオーナー)しか存在しない社会など成り立ち得ないことになる。
自分の経済的な問題を国や会社まかせにするな、という著者の主張には共感できるが、この著者の唱えるようにI(投資家)やB(ビジネスオーナー)になり、問題を解決できるのは一握りの人だけだろう。 大多数のお父さんはやっぱり貧乏なだけだ。
題名にひかれて、期待を抱いた貧乏父さんとしては少しがっかりした内容でした。1900円を出して本を買う前に、著者のいう「あなたの収入はだれかの支出」という言葉は、「著者の収入は読者の支出」と言い換えることができることを心得ておくべきでしょう。
