IT革命なんぞクソくらえ
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 つい半年くらい前まで、IT革命だIT革命だと騒いでいたのは記憶に新しい。アメリカのIT好景気を見ての話なわけだが、今となってはあれは、完全なバブルであったことがはっきりした。
 まあ、1980年代の日本のバブル景気は、仮にも不動産というれっきとした、「モノ」の値段が急激に上がったのだが、ITバブルは、実体のない情報操作という霞みたいなものに勝手に期待して値段が上がったわけである。
 そもそも、IT技術により儲けることが出来るのは、世間に情報の不均衡が存在するからであり、十分にIT技術が行き渡って、情報が均質になったら、儲けることは出来ない。つまり、最初の少数だけが儲かるのであって、あとはもうだめなのは、原理的に当然のこと。  数多くのいわゆるドットコム企業は、しょせんはネズミ講に加入した会員のようなものであったようだ。……え?親ネズミは誰かって?それはマイクロソフト社以外には考えられない。
 実体が無く軽薄であるだけに、その崩壊も早い。日本ではITバブルの恩恵(?)にあずかる前にITバブルの正体が白日の下にさらされた感がある。そもそも、アメリカで、ITにより経済活動が一気に拡大したのは、元々アメリカでは、情報の風通しが悪かったからとも考えられる。
 ところで、このように崩壊してしまったITバブルであるが、にもかかわらず、政府はIT関係に集中的に予算処置をする方針らしい。もはやIT関連企業はかつての鉄工業や造船業と同様の、もはや大きな成長の望めない構造不況業種であると言っても過言ではないのにである。鉄鋼業に近いところで仕事している私自身はIT関係者に「ザマーミロ」とでも言いたいような、妙な快感にとらわれているのも事実。
 小泉首相に言いたい。「構造改革を言うならまず、IT革命の幻想を捨てることからはじめよ」と。IT革命なんて存在しない。まあ、せいぜい、社会インフラとしてのネットワーク環境整備くらいである。そこを忘れた過剰投資はその後の大恐慌を招くのは、土地バブルで学んだことでもあろうに。  やはり、国の将来の発展をたくすなら、軽薄短小なITとかではなく、もっと質実剛健なモノに……と思う。やっぱり人間、地道に働くのが肝要。


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