3でもいいんだけど
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 今度学習指導要綱が変更になってこの4月から試験運用が始まった。今回の変更で大幅に学習内容が減ることになった。表向きは子供の負担を減らして個性を尊重しようと言うことであるが、どうせ本当のところは教員に週休2日を導入するために授業時間が少なくなるためというとこだろう。
 そして、世間が騒いでいるのは子供の学力低下を心配する声である。いちばん解りやすい例で引き合いに出されるのが小学校の算数で、従来は円周率πを3.14として計算させていたものが3とすることになったというのである。特にテレビのワイドショーなんかで、算数は3.14しか覚えて来なかったらしい馬鹿そうなオバサンが大騒ぎしているのが笑える。
 ただ、私はこれについては、別に本質的に何の問題もないと考えるわけである。そもそもが3.14がπの近似値であって、3にしようが3.14にしようが、近似値であるということにおいては違いは無い。ただ、この場合に特に教える側が注意しなければいけないのは有効数字が違うということである。
 3.14の有効数字が3桁なのに対して3の有効数字は1ケタである。
 これで注意しなくてはならないのは、直径3cmの円周を求める問題は別に何ら問題はないが、直径4cmの円周は有効数字を考えたら12cmではなくて10cmでなければならないはずである。
 いったいここらの扱いをどうすることになってるのだろう。
 なんでも、今の教育現場では、現在学習していることより先のことに触れてはいけないという縛りがあるようで窮屈と聞くが、もし、本当に学習指導要綱を少なくするというなら、本質的理解を深めるためにも、先の琴に触れた説明を現場に認めてもいいんではないかと思うのだが。
 まあ、いずれにしても、この学習指導要綱がうまく機能するためには、教わる子供の個性と言うよりは、教える教師の個性がものを言うことになりそうである。
A.tomyさん

 円周率は僕も3.14でやってましたね。
 ただ、それ以降にも数字が連なること自体は知っていたので、「大体の数」ぐらいにしか思わなかったのですが、確かにその有効数字をきちんと分からんままやってしまうと、大変おかしなことになりますね…教わる方も、教える方も。
 ただ、学習については、以前から不思議なことが、たくさんありました。テストでは答え(結果)に「マル」か「バツ」がついてくるだけでしたし、その式(過程)は、正直、理解していたかどうか、怪しいですね。計算式をそのまま当てはめただけ。教える方も、教わる方も。
 小学校低学年くらいでは、テストでいい点数とっても、過程がわかってないのに正解してしまうものが含まれますから注意しないと。うちの娘は算数のテストでほとんど100点とってきたので、わかってるんだと思って安心してたのに、あるとき90点だったときに、間違ってるとこを見てやったついでに他のところも見てやると、実は本質を理解せずに機械的にやってただけというのを発見して愕然とした覚えが……。
 そこで気づかないと高学年になったときにつまずく危険性が高いですね。
 もしかしたら算数嫌いってのも、こうやって作られてしまうのかも。というわけで、自分の子供がテストで100点とっても、あまり有り難くないですね。(KEI)


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