初心者の天文質問箱
 天文初心者がいだく素朴な疑問があると思いますが、なかなか恥ずかしくて他人に聞けないってなことがあると思います。
 下の送信フォームに必要事項を書いて送信を押して頂けば、私の知っている範囲でお答えします。
 どうぞ遠慮なく送って下さい。小中学生歓迎。  なお、通常は質問を頂いた最初の週末に回答しますが、急ぎの天文現象の場合はこの限りではありません。


送信はこちらから。
Q150
淳さん
2002年10月8日 12時45分
昼間の晴れた空を見ると星が見えないが夜間の晴れた空を見ると星がたくさん見えるのはどうしてか教えてください。(視覚機能の観点で)
こりゃ、レポートの課題か何かかな?どちらも大学生だし・・・(^^; (KEI)
淳さん
2002年10月9日 0時35分 水平線や地平線近くで月が大きく見えないことを確認する方法を教えてください。
これも先月にも同じ質問が来ていますのでそちらを参照下さい。
ところで精密に測定すれば、地平線近くの月は天頂近くの月より約2%だけ小さいはずです。

Q149
サイトウさん
2002年10月8日 6時36分
初めて質問させて頂きます。どうぞ宜しくお願いします。
--
ある地点(例えば東京大学:E139.45/N35.42)から緯度経度から半径5Km以内の緯度経度を算出する計算式って解りますでしょうか?
どうぞご教授下さい
 その緯度で半径5km以内程度でしたら、話は単純で、南北方向は緯度1分(60分の1度)を1852m、経度1分を1509mとして換算します。換算式はこれから自分で割り出せますよね?(KEI)

Q148
エンガチョーンさん
2002年10月4日 22時06分
以前学校のテストで「火星が南中してから、再び南中するまでの日数 (会合周期)は、780日である。地球の公転周期を365日として、 火星の公転周期を求めよ」という問題が出題されました。答えは約686日と聞きとれたのですが、求め方を忘れました。ぜひ教えてください。
 南中と会合周期は無関係のはずですが。そのテスト問題の書き方が間違っているか、記憶違いかもしれません。
 という話は横においておいて、会合周期の求め方ですが、

tM:火星の公転周期
tE:地球の公転周期
T:会合からの経過時間

とすると、火星はT/tM周、地球はT/tE周していることになります。
会合までは地球は火星よりちょうど一周だけよけいに公転していることになりますから、
T/tM+1=T/tE
という方程式が書けます。あとはこれを解いて求めたTが会合周期になります。(KEI)

Q147
kさん
2002年10月3日 1時18分
今までずっと疑問に思っていたことがあるんですが、夜空に輝く星は たくさんありますがその星ってすべて恒星で自ら光を出して輝いているのですか? それとも太陽の光を反射して輝いて見えるのですか??
基本的な質問ですがお願いします。
 夜空に見える星は、自ら輝いている星と他の星の光を反射しているものに大別されます。
 前者が恒星で、太陽と同様核融合反応で光っています。
 後者はほとんどが惑星で、太陽など恒星の光を反射しています。知られている惑星は、地球と同様に、太陽の周りの軌道を回っています。肉眼で見えるものは水星、金星、火星、木星、土星、天王星の6個あります。ただし天王星は明るさが6等級ですので、非常に空の暗いところでないと肉眼では見えません。
 もちろん、太陽以外の恒星の周りを回る惑星があるわけですが、これらは距離が遠すぎて暗いために見えません。
 惑星以外に太陽の光を反射しているものは、小惑星、彗星、月などの衛星があります。(KEI)

Q146
そらさん
2002年9月14日 11時24分
昨晩9時10分頃月が地平線(山際)近くあって、見る見る(たぶん10分くらい)で沈んで行きました。月はそんなに早く移動しますか。
雲はありませんでした。三日月です。流れ星がありました。

先ほどに付け加えます。地平線から15°くらい上から沈んでいきました。私の住んでいるのは北海道のニセコです。6月14日の小惑星がニアミスした夜、木星の下の方の星がすごく早い移動をしたのを見て、 騒いでいたのですが、NEPとは関係ないでしょうか?偶然に見てしまった者で、天体には全然詳しくない、普通の人間です。お願いします。
月はだいたい2分でその直径分だけ動きます。まず、地平線から15度というのが勘違いということはないですか?15度というと、手をいっぱいに伸ばしてこぶし3個分くらいあります。こぶし1個分なら10分くらいで沈みます。ちなみに6月14日の天体については私は情報を持っていませんのでなんとも言えないです。

Q145
じゃあまんさん
2002年9月11日 08時10分
はじめまして。ネットで公転周期を検索すると、ずらずらっと数値がでてきますが、この公転周期はそもそもどのようにして算出されているのでしょうか?。
 まず、基本になるのは地球の公転周期です。これは地球から見た太陽と恒星の位置の観測で求めることができます。
 そしてニュートンの万有引力の法則を使って地球の楕円軌道と、位置と時間の関係が求まります。他の天体はそれを基準にして観測から軌道を求め、あとはケプラーの法則で公転周期が求まります。
 実は冥王星は発見からまだ、軌道を一周していません。(KEI)

Q144
メイさん
2002年9月10日 20時14分
初めて 質問させていただきます。星とおなじぐらいの大きさ、明るさで ゆっくり、ゆっくりと、まっすぐに 移動していくものが けっこう 簡単に みつけられます。
それって 人工衛星でしょうか?
 その通りです。(KEI)

Q143
ツッチーさん
2002年9月10日 2時10分
はじめまして。最近望遠鏡の購入を考えておりますが、土星の輪や星団・銀河はどれくらいの口径から観察可能なのでしょうか?
また口径90mm・焦点距離1250mmと口径105mm・焦点距離1470mmでは天体の見え方や大きさはどれくらい変わるものなのですか?
 「ただ、存在がわかればいい」というのであれば3cmくらいの口径の屈折望遠鏡でも見えますが、ある程度見て楽しむのであれば口径6cmの屈折望遠鏡くらいは必要になってきます。
 ご質問の口径90mmと口径105mmでは、ほとんど違いがないと思われます。(KEI)

Q142
まさきさん
2002年9月6日 13時48分
晴れた日の昼間に星を見ることはできませんが、夜になると星が見えるのはどうしてですか?視覚機能の観点から教えて下さい。
地平線や水平線付近では月は大きく見えますが、天頂付近ではそれほど大きく見えないのはどうしてですか?このことを確かめる方法を教えてください。
2つよろしくお願いします。
 昼に星が見えずに夜に見える件ですが、純粋に視覚機能の問題と言うよりは人間の認知能力一般の性質に関係します。ご存じとは思いますが、人間の認知は比較対照との差ではなく比で判断します。点光源である星の明るさは目の分解能いっぱいにひろがった面光源の照度として認識されることになりますが、この照度が背景の空と比べて十分に大きな比で大きくなった場合に存在が認識されます。日中は夜と比べて、星の部分にも背景の部分にも同じだけ照度が加算されます。そのため分母である背景照度が大きくなれば相対的に星の明るさ分は小さくなり、認識されなくなります。
 この場合星が十分に明るければ日中でも星を認めることができます。事実、金星は最大光度の頃(マイナス4等級くらい)には真昼でも肉眼で見えます。

 もうひとつの地平線付近で月が大きく見える件ですが、これは完全な錯覚です。天球が球に見えずつぶれて見えるからだとか、地平線付近では地上に比較物があるからだとか言われていますが、本当のところは私の知識外です。錯覚であることを確認するには筒などを通して周囲が見えないようにして地平線付近の月を見るとわかります。驚くほど小さく見えます。(KEI)

Q141
しょうももさん
2002年8月22日 23時57分
8月28日22時ごろ気がついたのですが、南西方向,仰角40度くらいの位置に月の4分の1くらいの大きさで、白っぽい丸い物体が見えます。月にしては小さく,星にしては大きすぎます。何でしょうか。教えてください。浦安市からです。お願いします。
 実物を見ていないので何とも言い難いです。少なくとも天体で該当するようなものの存在は現在のところは聞いていません。
 さらに浦安市で南西方向でしかも40度という高仰角ですから、ディズニーランドかディズニーシーでアドバルーンか何かを上げているという可能性もなきにしもあらず。少なくとも天文現象とは無関係と思います。(KEI)

Q140
華蓮さん
2002年8月25日 19時51分
はじめまして。
虹はなぜ7色に見えるんですか?
できたら教えてください。
 中学生でしたらプリズムで太陽の光のスペクトルを見たことがあると思いますが、虹の色は太陽のスペクトルそのものです。
 なぜそれが見えるかについては、別の回答をご覧下さい。(KEI)

Q139
橘 香さん
2002年8月24日 18時05分
初めて出します。
自分でお年玉をためてケンコーのプラトロンMSZ-500スペーシア900REを買ったのですが、見方が悪いのかぜんぜん見えません。
どうしたらうまく見えるか教えてください。
お願いします。
 ちょっとこれだけでは、答えるための情報が少なすぎます。まず、次のことを教えてください。
1)形式は?(反射望遠鏡か屈折望遠鏡か)
2)口径と焦点距離は?
以上の2つは説明書に書いてあるはずです。
3)何を見ようとして、どのようによく見えないのか?そのときは何倍か?
4)地上の遠くの景色とかは見てみましたか?
 以上を教えてください。(KEI)

Q138
ズンズンさん
2002年8月22日 15時47分
こんにちは
突然ですみませんが
公転周期の計算方法を教えてもらえませんか
何から求めたいのかわからないんですが、軌道の半長径からは、ケプラーの第3法則「公転周期の2乗は軌道半長径の3乗に比例する」で求められます。
公転周期をT(年)、軌道半長径をL(AU)とすると、
T2=L3となり、
T=√(L)
具体的な計算例は別の質問を参照してください。(KEI)

Q137
みささん
2002年8月15日 12時53分
初めまして。質問があるのですが、天体の写真をとりたいのですが、どんな物が必要なのでしょうか?望遠鏡はビクセンのR200SS-GPD・スカイセンサー付きを買いたいと思っています。カメラはアクメルCM-7か、ビクセンVX-2か、ニコンFM10のどれかを買おうかと思っています。他に何か必要なものはありますか?
よろしくお願いします。
 その他に少なくとも最低限ケーブルレリーズが必要です。他に何が必要かは撮影する対象によって違ってきます。用意しようと思っている物の他に以下の物が必要になります。

1)星野撮影(星座、流星)
 雲台(カメラを望遠鏡におんぶさせる)

2)直焦点撮影(星雲、星団)
 カメラアダプター(直焦点撮影用)、Tリング(カメラアダプターをカメラのマウントに合わせるアダプター)
 ガイド望遠鏡および取り付け金具、ガイドアイピース

3)拡大撮影(惑星、月)
 カメラアダプター(拡大撮影用)、Tリング

 もし、太陽を撮影しようと思うなら、減光フルターが必要です。対物レンズの前につける金属蒸着のものが安全です。(KEI)

Q136
しげさん
2002年8月12日 14時27分
地球が自転している証明はフーコーの振り子で証明できますが、地球の自然の中で証明できる物があればおしえてください
地球の自転の証明で、自然現象で理解しやすいのは2つです。
1)日周光行差
 地球の自転の影響で天体の方向が最大0.320秒だけ向きが変わります。
 光行差には地球の公転の影響による年周光行差があります。
2)恒星の視線速度の日周変化
 スペクトル観測で得られる恒星の視線速度に辞典の影響による日周変化が見られる。

 あと、証拠というほどか、わかりませんが、北半球と南半球で台風の渦巻きが逆というのも自転の影響です。(KEI)

Q135
吉田さん
2002年8月6日 22時00分
ミザールのペガサス80Sという天体望遠鏡を勝ったのですが 星がところどころにあるだけ・・・というかんじでした。 最近は月もないので見れません。 おもしろくて導入しやすい天体を教えてください。
 これが冬とか秋だったら、小さい望遠鏡で見ておもしろい天体もいろいろ(スバル、M31、M42など)あるんですが、夏だと重星なんかを見るくらいですね。
 はくちょう座β(アルビレオ)は白鳥のくちばしにあたる星ですが、赤と青の組み合わせの二重星です。また、ベガと小さい正三角形を作る2つの4等星のうち北側のこと座εは目が良ければ肉眼でもわかる二重星ですが、望遠鏡で見るとそれぞれが二重になった4重星です。
 もし星図をもっているなら、こと座のリング星雲(M57)、こぎつね座のあれい星雲(M27)、ヘルクレス座の球状星団M13なんてところが小望遠鏡向けです。
 あと、現在宵の明星になっている金星の形の変化を追いかけるのも良いかも。現在は楕円っぽいはずですが、だんだん半月状になっていきます。(KEI)

Q134>
本井 裕樹さん
2002年7月17日 16時07分
夕日は、なぜ赤いか教えて下さい。よろしくお願いします。
 太陽の光がいろいろな色が混じった物だというのは小学校の理科のプリズムの実験で習ったことがあると思います。
 もしかしたら、空気が粒(分子)の集まった物だというのも知ってるかと思います。
 実は赤い光(波長が長い)は空気の分子にぶつかってもまっすぐ進むことができますが、青い光(波長が短い)は分子に衝突するたびに向きが変えられてしまいます。
 夕日は昼間の太陽よりより長く空気の中を通ってきますから、青い光の多くが違う方向に向かってしまい、赤い光だけが残ります。そうして夕日(と朝日)は赤く見えます。(KEI)

Q133
サボテンさん
2002年7月15日 22時54分
個人的な問題で申し訳ないのですが、どうしても解けない問題が三つあるので、よろしければ解き方を教えていただけませんか?
おおいぬ座のシリウスの視等級は-1.5等で年周視差は0.377"であり、オリオン座のベテルギウスの視等級は0.4である。
@シリウスと地球との距離は、何パーセク/何光年か。
Aシリウスの絶対等級を求めよ。
Bシリウスはべテルギウスより、見かけは何倍明るいといえますか。
というものです。お手数ですが、よろしくお願いします。

 たぶん解き方のヒントだけで解けるでしょうからポイントだけ説明します。

@シリウスと地球との距離は、何パーセク/何光年か。

1パーセクというのは年周視差が1sec(1")になる距離と定義されています(Q22参照)から、距離(パーセク)は年周視差(秒)の逆数です。
また1パーセク=3.261634光年です。

Aシリウスの絶対等級を求めよ。

絶対等級はその天体を10パーセクの距離から見たときの明るさと定義されています。
明るさは距離の2乗に反比例します。
等級が5等級小さくなると100倍の明るさになります。
すなわち、等級差をM、明るさの比をGとすると、
M=-(5/2)logG
となります。
あとは、これらを使って10パーセクでの等級を求めます。

Bシリウスはべテルギウスより、見かけは何倍明るいといえますか。

みかけの明るさの違いですからシリウスとベテルギウスの等級差
-1.5-0.4=-1.9等級
を明るさに換算します。

以上で答えにたどりつかなかったら、再投稿下さい。(KEI)
サボテンさん
2002年7月16日 23時34分
回答ありがとうございました!おかげで3問とも解くことができました。ただ一つ気になるんですけどBの計算を0.4−(−1.5)=1.9で求めたんですがどうでしょうか?m等級の星の光量Lmはn等級の星の光量LnのXのn-m乗倍となる、とありました。mをシリウス、nをベテルギウスとしたときの視等級の差だから上の式で解いたのですが、これであっていますか?何度も質問してすみません。お願いします。
私が書いた式「M=-(5/2)logG」は右辺にマイナスを付けていますから、「−(シリウスの等級−ベテルギウスの等級)」乗倍で「(ベテルギウスの等級−シリウスの等級)」乗倍と結局は同じ意味になります。もし求めた答えが1より大きかったらたぶん合っていると思います。(KEI)

Q132
平 弘樹さん
2002年7月9日 15時52分
宇宙の広さというのはどのようにして求めたら良いのでしょうか?ハッブルの膨張則などから考えるのだと思いますが、いまいちよくわかりません。どうか数式をつかって教えてもらえないでしょうか。よろしくお願いします。
 まず宇宙の広さという用語の意味を定義しないといけません。もし宇宙が開いているのであれば宇宙の大きさは無限であり、宇宙の大きさという用語自体が無意味になります。
 一方、宇宙が重力で閉じている場合には大きさが定義できますが、その大きさは宇宙の密度で決定されることになります。この大きさは一般相対性理論の式を解かないと求められないらしくて、私の手に負えるようなものではありません。
 ところで、宇宙の大きさと言った場合にもうひとつ事象の地平線までの距離で定義することもできます。事象の地平線とは、観測者まで信号が届く限界のことで、その先に何があろうとも観測者に影響を及ぼすことがないので別世界と考えることもできるのでそこまでの大きさをこの宇宙の大きさとします。
 具体的には宇宙の膨張による後退速度が光速となる距離に相当します。地球からの距離をr、後退速度をv、ハッブル定数をHとすると、
v=Hr……(1)
という関係がありますから光速をcとすると
c=Hr
となる距離
r=c/H……(2)
が事象の地平線までの距離と言うことになります。
 もうひとつの考え方として宇宙の見えている姿は遠くに行くほど過去のものですが、宇宙誕生より遠くの物は見えないわけで宇宙年齢に光速を乗じた距離が宇宙の大きさと考えることもできます。
 実はハッブル定数の逆数1/Hが宇宙の年齢になるわけですが、これに光速を乗じてrを求めようとすると、
r=c/H……(3)
となり、(2)式と一致します。これは偶然の一致というわけではなく、ハッブルの法則の意味を考えれば必然です。Q121も参照してください。(KEI)

Q131
tenderさん
2002年7月7日 0時49分
地球は何故丸いのでしょう??
月はどうして、どこからでも見れるの??
 地球が丸いのは、物がお互いに引き合う力(万有引力)をもっていることに関係します。この力は、地上では重力として感じるわけですが、水のように流れることができる物は一部分が周囲より高くなっているとそこが下がって表面は下がることになります。地球くらい巨大になるとたとえ岩石でも長時間には水のように流れることができてこれと同じことが起きます。
 重力は地球の中心方向に向けて働きますから、地球表面は地球の中心から見てでこぼこのないように(同じ距離に)なり、結局は丸くなります。
 もうひとつの月がどこからでも見れることですが、本当は、月が見えているときに地球の裏側では月は見えないわけですから、どこからでも見えるわけではありません。たぶん質問の趣旨は、自分の家でも隣町でも同じように見えるということでしょうから、それに合わせて回答します。月がどこから見ても同じように見えるわけは、月が遠くにあることと関係します。同じような質問が前にありましたので、そちらも見て下さい。(KEI)

Q130
カレンさん
2002年7月4日 23時04分
こんばんは。今非常に迷ってることがよろしかったらお答え願えませんでしょうか? 静止衛星を45度傾けたとき日本から八の字を描くように見えるというのですが、緯度は比較的簡単にもとめることができるのですが経度がわかりません。やはり式を見ないと納得いかないのですが、、、よろしくおねがいします。

 これは計算式よりは図のほうが直感的に理解できるのですが。下の図は2時間毎の地上のある地点の真上方向(赤線)と、衛星の位置(黒点)を北極方向から見たものです。なお、軌道傾斜は45度になっていませんが定性的には同じことです。

式にすると地球のある地点の真上の赤経をθ0 、衛星の赤経をθ1 とすると、

θ1=tan-1(sin45゜・sinθ0 /cosθ0 )

となります。式を見てもよくわからないですが、図なら一目瞭然でしょう?(KEI)

Q129
2002年7月3日 1時13分
 冥王星の外側、太陽から約60天文単位の距離に地球の3倍の質量を持つ太陽系10番目の惑星が発見されました。
 第10惑星は、地球と同じ公転面をほぼ円軌道で公転しています。
 地球の質量を5.974×10の24乗kg、公転周期を365.2422日として、この惑星の公転周期を求めなさい。

お願いします

 あれ?前と同じ質問が・・・。
 この問題どこかではやってるんでしょか?答えは前のヤツ見て下さい。(KEI)

Q128
ショミさん
2002年6月18日 21時07分
こんばんは。天体望遠鏡を修理にだそうかと思うのですが、どこに出せばよいのでしょうか?望遠鏡屋さん??近くに望遠鏡を取り扱っている店がないんですが。どこにだせばよいのでしょうか?教えてください。ちなみに修理ってどのくらいお金がかかるかわかりますか?高かったら新しいの買った方がよいかな〜。
 そりゃやはりメーカーに電話してみるんでしょうねぇ。私にはわかりかねます。(KEI)

Q127
Ryoさん
2002年6月17日 14時00分
はじめまして。質問があります。緯度40'は何キロメートルですか? また、北緯36°における経度1°は何キロメートルですかぁ?? 地球の半径が6400キロメートル、cos36°=0,809として考えているのですがどうもわかりません。もしよろしければ、教えて頂けませんか??
 まず緯度40'ですが、これは単純です。地球の周囲は40000kmですからこの360分の1が1度相当、その40/60が40'相当です。

40000×40/60/360=74km

となります。
 一方の北緯36度での経度1度ですが、簡単のために地球を半径6400kmの球として考えると、赤道での周は半径6400kmの塩の長さです。これが北緯36度での周は
6400cos36゜=5177.6km

を半径とする円周です。経度1度はその360分の1ですから、

2×6400cos36゜×π/360=90.3km

となります。(KEI)

Q126
MIGさん
2002年6月12日 22時11分
こんにちは。はじめまして。僕の友達からの質問なのですが、よろしければ以下の問題の解答をお願いします。
”仮に冥王星の外側、太陽から約60天文単位の距離に地球の3倍の質量を持つ太陽系10番目の惑星が発見されたとします。
 第10惑星は、地球と同じ公転面をほぼ円軌道で公転しています。
 地球の質量を5.974×10の24乗kg、公転周期を365.2422日として、この惑星の公転周期は何日ですか?少数部分は切り捨てて考えてください。お手数ですが、よろしくお願いします。

 これは惑星質量は無関係に軌道半径より、ケプラーの第3法則「公転周期の2乗は軌道半長径の3乗に比例する」で求められます。
 公転周期をT(年)、軌道半長径をL(AU)とすると、
T2=L3
L=60ですから
T=√(603
 =464.76(年)
すなわち464.76×365.2422=169749(日)
となります。(KEI)
MIGさん
2002年6月13日 3時34分
大変早い回答ありがとうございました。おかげで助かりました。ところで、質問を送信してからで、申し分けないのですが、かなり個人的、限定的な質問をしてしまったので、ここの掲示板には不適当かと気づき始めました。具体的な数字を出し過ぎて、今後見られた方には役に立たないと思います。そのため削除していただけると幸いです。大変勝手なことを言って申し訳ございません。今後も素朴な疑問でお世話になると思いますが、よろしくお願いします。
いや、大丈夫ですよ。とりあえず今回のは初心者の演習問題としてちょうどいいですし。そもそもここは、回答を多くの人が見ることを意図していませんから。個別問題も歓迎です。(KEI)

Q125
及川茂さん
2002年6月10日 14時06分
光環はなぜできるのか。また光環が現れた時の天気はどうなるのか。
 光環いわゆる太陽の暈や月の暈は、一種の虹です。通常の虹のできる理由については以前に解説しましたが、これとほぼ似たような話です。虹は水滴の中で光が1度(外側の虹は2度)反射して水滴表面を光が出入りするときの屈折時に分光するわけです。光の反射が1〜2度では、光はどちらかと言うと入った方向に反射するので虹は太陽と反対方向にできます。ただし、光が水滴内で3度反射すると、太陽方向に見える虹ができるはずです。これが暈のひとつだと思われます。
 暈にはさらにもう一つのできかたがあります。分光するには屈折の他に回折による光の干渉によるものがあります。上空に光の波長と近いサイズの微細な水滴や氷の粒があると、光が回折して、元の方向と少しずれた角度の所に光が強くなるところが現れます。これがもうひとつの暈のできかたです。
 暈ができると、一般に天気が悪くなると言われています。
 たぶん、西に温暖前線があるために気流が上昇し、暖気中の水蒸気が水滴や氷の粒になり、暈ができると思われますが、詳細は知りません。
 ちなみに西にある温暖前線はその西にある低気圧とともにだんだん接近してきますから天気は下り坂になります。(KEI)

Q124
ショミさん
2002年5月29日 23時51分
初めまして。2・3日前に天体観測を始めたばかりの初心者です。
望遠鏡はケンコーのSPACIA 800Cを使っています。
月のクレーターを見たいのですが、いつ見ても黄色い丸い物体にしかみえないんですけど。見方が間違っているのでしょうか?何かたりない部品でもあるのでしょうか?なにせかなりむか〜しに当てた望遠鏡なもので・・・。
ムーングラスとHFグラスってなんですか?教えてください。
 残念ながら現在ケンコーホームページから天体望遠鏡の情報が無くなった(事業撤退か?)のでスペーシア800Cがどのようなタイプの望遠鏡かわからないので詳細は回答しようがないんで、
1)屈折望遠鏡か反射望遠鏡か?
2)本体の口径(D)、焦点距離(f)は何mm?(説明書か望遠鏡のどこかに書いてある)
3)使った接眼レンズの焦点距離は何mm?(接眼レンズに書いてある)
 について再度送って下さい。とりあえず、現在考えられることは
1)ピントがあってない。
2)倍率が低すぎる。
3)満月を見ている。
のどれかと思います。
 ちなみにムーングラスとHFグラスは必要に応じて接眼レンズにつけるフィルターで、ムーングラスは、望遠鏡で月を見てとまぶしすぎるときに装着する減光フィルター、HFグラスは、街明かりで空が明るくなって星雲などの天体が見にくいときに街明かり(特に水銀灯のあかり)をカットして見やすくするためのフィルターで、いずれも月のクレーターが見えないのとは無関係です。(KEI)
ショミさん
2002年5月30日 21時19分
こんばんは。SPACIA800Cなんですが。カタデイオプトリック系カセグレンと書いてあるので。反射望遠鏡だと思います。(このHPを見て知りました。)口径は100mmです。焦点距離は800mmです。
接眼レンズはズームするやつで、22mm〜8.8mmです。
こんな感じの望遠鏡なんですが・・・。
それと満月は見れないのですか?
よろしくお願いします。
 カタディオプトリク系カセグレンというと、その仲間にはシュミットカセグレンなんかがあるやつです。となると、ニュートン式反射望遠鏡でありがちなのぞく場所がわからないと言うことではなさそうですね。
 倍率も最低倍率でも36倍ありますから、月のクレーターはちゃんと見えるはずです。
 あと、満月の件ですが、満月のときは月に、見ている自分の後ろ方向から光が当たっているので、月表面の凹凸に伴う影が見えなくなってクレーターは見えないという問題が起こります。
 もし、月の表面の海(暗い模様)とか白条(白い線)がちゃんと見えているのであれば単純にそれだけの話です。満月じゃないときにはクレーターがちゃんと見えるはずです。
 さらに原因としてもうひとつ思い当たるのは、倍率がある程度以上に高いと月が視野をはみ出して、接眼レンズの視野全体に月が広がってその視野の形(丸い)が全体に渡って黄色く見えているという可能性もあります。
 試しに倍率を一番落として(接眼レンズを22mmにする)月に向けてみてください。ピントが合っていればちゃんと見えるはずですし、ピントが合ってなければピンボケの月が見えるはずです。ピントを調整してみてください。
 まあ、いきなり天体ではなく遠くの景色などで望遠鏡の操作法に慣れた方がよいかもしれません。(KEI)
ショミさん
2002年6月3日 21時36分
すいませ〜ん(-_-)。やっぱり月のクレーターが見れませーん。月を見ると少しぼやけているので、ピントをあわせようとしましたが、もう少しでピントがあいそうって思ったら、ピント調整つまみがいっぱいいっぱいになってしまいました。
昼間の風景とかは電柱の細かいところまで見えるのに。
月が明るすぎるとか周りが明るいとかって見えない原因になりますか?
あと星を見たときに、望遠鏡の中が真ん中に見えるのですがどうなっているのでしょうか?
よろしくお願いします。

 ん〜〜っと、まさかとは思うんですが……ちょっと確認したいんですが、接眼レンズを差し込む穴に接眼レンズを差し込んで、接眼レンズを覗いているんですよね?
 ちなみに接眼レンズとは

この写真のキーボードの上に置いてある円筒形の部品のようなものです。
 これをつけないと、望遠鏡はただの虫眼鏡になってしまいます。
 ちなみに望遠鏡の中が真ん中に見えるというのは、望遠鏡の接眼レンズを差し込むところに接眼レンズを付けずに直接覗いたときに副鏡に主鏡が映っているのが見えているものと思われます。(KEI)

ショミさん
2002年6月4日 1時00分
ども。えーと、本体の接眼アダプターに天頂プリズムを差し込んで、それにズームアイピースを差し込んでますけど・・・。なにか変ですか??
取り扱い説明書を見ると、いろいろ載ってますけど、アダプターリングがないような気もします。

 それなら、使い方には問題がないような感じもします。
 そうすると、単純に、近くの物にはピントが合うけど、遠くの物にはピントが合わないという現象です。さらに望遠鏡の中に望遠鏡が見えるというのは、前回の投稿では意味がよくわからなかったのですが、単純なピンボケで星野像がリング状に見えるということですよね?
 どうやら、望遠鏡側の主焦点が十分に手前側に出ていないために、天頂プリズムに対応できないことが原因と思われます。たぶん、天頂プリズムを使わずに接眼アダプタのところにアイピースを直接差し込んで使用すれば問題なく見えるはずです。

 もしかしたら、天頂プリズムを使ったときには、アイピースの焦点位置(絞りがついている)が、レンズ群の外にある形式(OrやKなど)に合わせて設計してあって、レンズ群の中に焦点のある(より望遠鏡に寄った位置でピントの合う)形式のアイピース(HやHMなど。おそらくそのズームアイピースも)が使えないのかもしれません。(KEI)

Q123
阿部巧さん
2002年5月29日 19時16分
なぜ地球から月の裏側は見えないのでしょうか。子供の頃「月の自転と公転の周期が一致しているから」というような説明を受けたように思いますが、それは偶然そうなったのでしょうか。何億年も経っているのに全然ずれないのはなぜでしょうか。それとも一致するのは物理的に必然のことなのでしょうか。よろしくお願いします。
 公転周期と自転周期が一致したり整数比になったりするのは、共鳴現象と呼ばれます。他には水星の自転周期が公転周期の3分の2という例があります。
 詳細は私もよくわかりませんが、そのように運動すると安定するということのようです。もちろん、赤道面が完全に円であれば自転周期と公転周期の関係がいかようであっても特に安定不安定は怒りませんが、円からずれていると、母天体へ向いている方向によって引力の影響が変わって、ある特定の向きだと安定になるとか不安定になるとかという現象がおきます。
 月の場合は現在地球に向いている面が地球に向いているときが力学的に安定と言うことと考えられます。(KEI)

Q122
イジーさん
2002年5月28日 15時43分
宇宙の距離はハッブルの膨張則できめる。銀河の距離と膨張のスピードをr(Mpc)、v(km/s)としたなら、v=Hrと書ける。1Mpcは10の6乗pcである。Hは75をとる。単位は〔km/(s・Mpc)〕である。そのときアンドロメダ銀河は230万光年にある。いくらのスピードでとうざかるはずか。という課題が解けなくて困っています。答えを教えてください。式があったら必ず教えてください。
1pc=3.26光年ですから
v=Hrに
H=75、r=230万/3.26/106=0.71Mpcの各数字をあてはめて、
v=53km/s
となります。(KEI)

Q121
オブチさん
2002年5月28日 14時23分
ハッブル定数を68とすると、宇宙の年齢は何歳になるんですか?
値を求めるまでの式も必ず教えてください。
 残念ながらハッブル定数の単位が不明なので本当はこれは回答不能です。
 もしも次の質問のハッブル定数と同じ〔km/(s・Mpc)〕なら
Mpcとkmは同じ距離の次元ですからとりあえずSI系のkmに換算します。 1Mpc=3.09×19kmですから
H=68[km/(s・Mpc)]=22×10-19[s-1]
宇宙の膨張速度が変わらないとすると、宇宙の年齢はハッブル定数の逆数ですから
宇宙年齢=4.5×1017[s]=1.4×1010
となり約140億年です。
Hの単位が違っていたら再質問下さい。(KEI)

Q120
スギヤマさん
2002年5月24日 16時42分
銀河の大きさはおよそ10KPC。
200万光年のところにあるなら視直径は?
 う゛〜〜む、パーセクとか知っている大学生なら自力でも楽に求められると思うんですがねぇ。/(^_^;)
 まず、1pc=3.26光年ですから
200万光年=613kpc
大きさにくらべて距離が極端に大きい場合は視直径(rad)は、大きさ/距離で近似できますから、
視直径=10/613=0.016rad=0.9deg
となります。(KEI)

Q119
浩太さん
2002年5月20 16時27分
こんにちは。ボクは高2の男子です。
惑星の公転周期の求め方を教えてください。 太陽からの距離(天文単位)、質量が分かれば公転周期が求められますか?
それと、第10番目の惑星が存在すると聞いたことがあるのですが、それは本当ですか?もし本当なら、その惑星の質量や公転周期は分かっているのでしょうか?

 まず、惑星の公転周期ですが、太陽からの距離と質量があれば求まります。
 ただ、原理的に公転周期には太陽からの平均距離と、太陽と惑星の質量の和で求まるのですが、太陽質量に比べて惑星の質量は無視できるくらいに小さいので、惑星の質量がなくても求まります。
 これを求めるのがケプラーの法則というもので、「惑星の公転周期の2乗は軌道の半長径(=太陽からの平均距離)の3乗に比例する」となります。これから、

公転周期(年)=√(軌道半長径(天文単位)3

で求められます。
 次に第10番惑星ですが、現在の所発見されていません。あるとすれば、水星の内側か冥王星の外側ということになります。
 もし、水星の内側にあれば、太陽面を通過する姿がひんぱんに観測されるはずですが、毎日太陽面は天文台で観測されているにもかかわらず、そのような結果はありません。少なくとも半径25kmより大きい物体は水星の内側に存在しないことは観測面から証明されています。
 となると、もしもあるとすれば冥王星の外側ということになります。ただ、こうした惑星はあったとしても非常に暗く、動きもゆっくりなので、発見可能性は低いと思われます。(KEI)

Q118
みせいさん
2002年5月10日 10時56分
はじめまして、ヨロシクお願いします。
エジプトのシリウス星について調べています。
三千年前のシリウス星はエジプトの夏の空に出ていたそうですが、 今、日本では冬の星の代名詞になっています。
このズレがどこから来ているのか、悩んでいます。
現在の日本で夏にシリウス星をみることは出来るのですか? エジプトでは今も三千年前と同じように夏にシリウスをみることができるのでしょうか? 質問の仕方がヘタで申し訳ありませんが、アドバイスをお願いします。
 たぶん3000年前のエジプトでも、シリウスが夜の間ずっと出ていたということではないと思いますが。
 現在の日本でも夏場の夜明け直前にシリウスが昇るようです。
 あと、考えなければならないのは、歳差という現象があります。これは、地軸の首振り運動のため、春分点が黄道を移動する現象です。現在はうお座にありますが、数百年の昔、星占いがつくられたときははおひつじ座にありました。
 この割合で行くと、春分点は3000年前には今より2ヶ月分(あるいは4時間分)東にあったことになります。
 また、エジプトは日本より南にありますから、天の赤道より南にあるシリウスは日本より早く昇ります。
 これらから考えるに、3000年前のエジプトでは夜半過ぎにはシリウスが見えていたのではと思われます。(KEI)

Q117
鈴木ムニェオさん
2002年5月8日 20時46分
「宇宙にある、約6500個の小惑星は、火星と木星の間にある。」と、学校で習いましたが、これはなぜですか。
 太陽系の惑星は太陽系の元になった星雲から生じた小さな岩石や氷の塊(これを微惑星といいます)が集まって出来たと聞いたことがあるかもしれません。
 微惑星は衝突して徐々に合体して大きくなっていき、大きくなった物は引力が大きくなり、どんどん周りの微惑星を引き寄せて成長するといった感じで誕生したと考えられています。
 太陽の周りに微惑星は最初円盤状に分布しており、微惑星の密度の濃いところで惑星が誕生したわけですが、そこからはずれたところには惑星に引き寄せられなかった微惑星が残ったわけです。実は小惑星はそういった微惑星の残りと考えられています。
 太陽系の惑星は火星より内側は岩石を主体とする比較的小型の惑星で、その外の、木星より外はガスを主体とした巨大惑星です。つまり、火星と木星の間の小惑星の多くあるところ(小惑星帯という)は、岩石惑星の誕生する領域の端と言えます。そこでここには岩石主体の微惑星が多く残っているわけです。
 興味深いことに、ガス惑星の分布する海王星より外側にはガスや水の氷といったものを主体とする小天体がいくつも発見されています。これをエッジワース・カイパーベルト天体といいます。冥王星は歴史的に惑星の扱いを受けていますが、大きさは地球の月より小さく、軌道も変ですから、本質的には最も巨大なエッジワース・カイパーベルト天体であると考えられています。ついでに言えば彗星も、微惑星の名残と思われます。(KEI)

Q116
まことさん
2002年5月1日 22時41分
この前天文台で、昼間にシリウスを見せてもらいました。望遠鏡を使って昼間に新月を見ることはできますか?
 結論から言うと、見えません。

 そもそもなぜ昼間に星が見えないかというと、背景の空が明るいために、コントラストが低くなって、見えなくなるのです。
 それでは、なぜ、シリウスが望遠鏡で昼間に見えるかというと、望遠鏡で光を集めると明るさが高くなるからです。これだと、一見背景の空も明るくなって、やっぱり見えないような気がしますが、空のような面が明るいもの(面光源)は望遠鏡の倍率を上げると暗くなります。一方恒星のような点光源は倍率を上げても暗くならず、その明るさは望遠鏡の倍率(倍率は間違いでした)口径のみに影響されます。こうして背景とのコントラストが上がって見えるようになるわけです。

 月は自分で光らずに、太陽の光を受けて光って見えるのですが新月の時は、太陽の光が全く当たってないところしか見えていません。このため、月はどんな大望遠鏡を使って光を集めようとしても、その光がないのですから見えないことになります。唯一見えるときは、日食で、日食は太陽の手前を月が通り過ぎる現象です。
まことさん
2002年5月8日 14時22分
こんにちは。お答えどうもありがとうございました。
もうちょっと質問していいですか。夕方、三日月くらいのときに 暗い部分がぼんやり見えることがあります。これは地球しょうと いって、地球が反射しているんだと教えてもらいました。
新月も地球しょうで光っていると思いますが、やっぱり見えま せんか。
ひつこくてごめんなさい。(^^;
 厳密に言えば、新月も地球照で照らされているはずです。
 しかし、地球照の明るさに比べると日中の青空の明るさは非常に大きく、夕方には見える三日月の地球照も真昼には見えません。
 この地球照は点光源である恒星と違って面光源ですから、望遠鏡で見て、倍率を上げても、青空と同じように明るくなったり暗くなったりします。その結果見えません。
 ところで、前回の答えで一カ所間違って書いていました。すみません。(KEI)

Q115
2002年5月1日 19時50分
「小惑星帯より内側にある、惑星は岩石でできていて、外側にある惑星は、ガスの集まりである」というのは、なぜですか。
 物質はものによって、固体になることの出来る温度(凝固点)が違います。また、ガスは、温度は高いと、分子の速度が速いので、容易に惑星の引力圏から脱出してしまいます。水素などのガスは、凝固点が低いので、小惑星帯より太陽に近いところではガスとしてでないと存在できないうえに、惑星の引力からも脱出してしまいます。その結果、岩石のような凝固点の高い物質しか残らなくなったわけです。(KEI)

Q114
とっとこすし太郎さん
2002年5月1日 19時46分
「土星や木星のリング(環)は、それぞれの星のほぼ赤道上にある」と学校で、習いましたが、なぜですか。
 これについては正確なところは知りません。ただ、輪は、実は細かい粒子の集合体であり、それぞれの粒子が、軌道を回っているわけで、母惑星の自転と同じ方向に回るのが最も安定なんじゃないかと推測します。(KEI)

Q113
浦鉄ファミリー
2002年4月25日 21時05分
こんにちは。初めての質問です
レポートの課題で出たのですが、「ある2地点の緯度、経度、その間の距離、の3つのデータを使って地球の半径を求める方法」というのがよくわかりません。
何かの定理を使うと聞いたのですが、そこら辺はさっぱりわからないので、どうかアドバイスお願いします。
 まず、特に定理とかを使うわけではありません。話を単純にするために、同じ経度の2地点間について考えてみましょう。これが、経度も異なる2地点の話でしたら、中学校の数学程度では求めることは不可能です。

2地点間の緯度の差がθ、距離をLとすると、
  θ/360度=L/地球の全周
となります。この関係からθとLから地球の全周が求まります。あとは地球の半径rは
  地球の全周=2xπx半径
の関係から求めることが出来ます。(KEI)
浦鉄ファミリーさん
2002年4月26日 19時33分
早速の返事、ありがとうございます。 でも、レポートの課題では、実はちゃんとしたデータが設定されていて そのデータでは緯度も経度も違っているんです・・・。 実際に計算すると、相当のずれが出ちゃいました。 何度もすみませんが、難しくてもいいので教えてください。 本当にすみません。よろしくお願いします。
実はこれはえらい難題で、高校の数学の三角関数を習わないと求めることは出来ませんが、いちおう説明してみましょう。

この図で
L=2点間の距離
A=南北方向の距離
B=東西方向の距離
N=緯度差
E=経度差
とします。このうち、Aがわかれば、上で説明した方法で地球の半径は求めることが出来ます。
さらに直角三角形の3辺の関係より

A2+B2=L2…(1)

の関係があります。また

A : B=N : E・cos(緯度)…(2)

の関係があります。右辺でEにcos(緯度)をかけなければならないのは、同じ経度の1度でも、緯度が高くなると細くなるからです。この式でcosは三角関数の一種で「コサイン」と読みますがこれは高校の数学で習い、下図で定義されます。この値は関数電卓で数値を求めることも出来ます。

もし、仮に緯度が0度、30度、45度、60度、90度であるならば、cos(緯度)は直角三角形の作図と直角三角形の辺の関係式より、それぞれ1、√3/2、√2/2、0.5、0です。
この2つの式よりLからAを求め、あとはNとの関係より地球の半径が求まります。これ以上は具体的数値が無いと何とも言い難いです。
それにしても、こんな難題をレポートで出す中学校って……(KEI)
浦鉄ファミリーさん
2002年4月27日 19時15分
ははは・・・。やっぱり難しいですね。 でも参考になりました。これで何とかなりそうです。 中2はずっと天文のことを勉強するので、これからも何度か質問させていただくと思いますので、その都度よろしくお願いします。 イヤー、助かりました。ありがとうございました。
もしかしたら、三角関数を使うよりも、作図で求める方が楽で、中学生らしいかも。(KEI)

Q112
科学実験室さん
2002年4月24日 21時48分
なぜ、地軸は公転面に対して23.4度傾いているのですか。また、昔、23.4度より傾いてたというのは、本当ですか。
正しくは「地軸が公転面に23.4度傾いている」ではなくて、「赤道面が公転面に23.4度傾いている」です。ちなみに、これにはたいした理由はありません。地球は微惑星が合体してできあがったわけですが、そのぶつかり具合によって、自転の方向は決まってきます。
 微惑星の衝突がおさまったら、この傾きはほとんど変わらないと思いますが・・・。但し、赤道面と公転面の角度が同じママ、向きについてはすりこぎのように大きく変化します。これを歳差運動といいます。  軸の傾きが今より大きかったというのは地軸の話ではなく磁軸のことじゃないでしょうか?(KEI)

Q111
国会議員さん
2002年4月17日 22時33分
天の北極と北極星の間の距離は、満月何個分ですか。
 この距離とは、本当の距離のことではなくて角距離のことですね?(本当の距離だったら無限大になっちゃいますから)
 北極星は天の北極とは現在はおおよそ1度だけずれています。月の見かけの直径は約0.5度ですから、満月2個分ずれていることになります。(KEI)

Q110
ハム介さん
2002年4月15日 22時12分
地球の自転軸のことを何と言いますか?
 単純にそのまま「自転軸」と言うか「地軸」と言います。(KEI)

Q109
あっ君
2002年3月6日 20時56分
地球にはプロペラもジェット噴射もついていないのになぜ自転や公転を
しているのですか?地球に自転や公転をさせるエネルギーになって
ものは何ですか?

 結論から言うと、「できたときに回っていたから今も回っている」ということになります。
 慣性の法則というものがあります。これは「運動しているものは、外から力を加えない限りずっと同じように運動を続ける」ということで、自転している物はその自転を続けながら直進することになります。
 地球の場合は外から受ける力は太陽の引力だけですから、直進せずに、その進行方向が少しずつ曲がりながら太陽の周りを運動(公転)するわけです。
 人工衛星(スペースシャトルも含む)は打ち上げのときこそ、ロケットで大きな力を加えてやりますが、一度軌道に乗ってしまえば、ロケットを切り離して、そのまま地球の周りを回り続けます。
 逆に飛行機などが、プロペラやジェット噴射が必要なのは、地球の空気中を進むことによって、空気から力を受けるので、その力にうち勝つだけの力を加えてやらなければならないからです。(KEI)

Q108
STKさん
2002年3月4日 12時27分
私はケンコーのスペーシア900REを使用しています。接眼レンズの口径が24.5ですので、これをビクセンの31.7の接眼レンズ(LV20)に変え、31.7から24.5に口径を落とすアダプタを付けました。しかし、どんなにドローチューブを動かしてもピントが合いません。これは鏡筒から接眼レンズ部の距離が関係してるのですか?たしかに長すぎるような気がしますが・・・。何か解決策があれば教えてください!
 当たり前のことですが、24.5のドロチューブに31.7をつけるアダプタを付ければ、アイピースのスリーブの長さ分だけ長くなってしまいます。そうすると、ドロチューブを短く調整できる限界まで短くしてもアイピースの光学系の位置が長い位置になってしまいますからピントは合いません。
 これを解決するには同じ鏡筒直径対応で31.7mm対応のドロチューブをを買ってきて交換する以外にありません。まあ、それよりは24.5mm径のアイプースから希望形式のものを買ってくる方が安いでしょうね。(KEI)

Q107
おサカナさん
2002年2月14日 22時03分
こんばんは、はじめまして。うまく計算できなくて苦しんでいます。現役を遠く退いてしまいましので・・・質問というのは「公転距離(kmで)」です。一体1年で何kmの距離を公転しているのでしょうか?(つまり太陽の周りを公転している、その楕円形の円周)計算方法を教えてください。
 まず、どのくらいの精度で求めたいのかによって答えは違ってきます。地球の軌道は楕円ですけども、かなり円に近い楕円なので、そんなに厳密な値を必要としないのであれば、円に近似して

円周=2πr

で求めることができます。地球の場合r=1天文単位ですから、約6.28文単位となります。1天文単位は計測で149576960km(有効数字が8桁もある!)と求められていますから、外周は
2×149576960km×3.1415926=939819740km
となります。これを365.2564日で公転していますから1日2573041km、毎秒約29.78kmとなります。
 もしも、楕円の外周を厳密に求めたいなら話はもっと複雑になります(実は私は楕円の外周を求める式を覚えていない)ので、時間をください。(KEI)

Q106
バリーさん
2002年2月8日 21時59分
初めまして、実はケンコー スペーシア900の 赤径微動ハンドル と バランスウエイト シャフトを無くしてしまったのですが、どこかで入手できるでしょうか、その場合おいくらぐらいでしょうか
常識的には購入した店その他ケンコー製品取扱店で取り寄せてもらえるのでは?たぶん数千円と思います。(KEI)

Q105
久永 智樹
2002年2月5日 20時758分
はじめまして、久永です。
軌道長半径から、公転周期を求める方法を教えてください。
軌道長半径とは、天文単位のことですか?お願いします。

 「軌道長半径とは、天文単位のことですか?」と問われればそれは「いいえ」です。軌道半長径とは、惑星が太陽を回る軌道である楕円の長い方の半径のことであり、太陽との平均距離と見ることもできます。太陽系の惑星の場合、この軌道半長径の単位として天文単位を使います。ちなみに1天文単位とは地球の軌道の半長径のことです。
 「軌道長半径から、公転周期を求める方法」については、ケプラーの法則を使って求めます。ケプラーの法則とはケプラーが太陽系の惑星の運動について発表した法則で、次の3つあります
1)各惑星は太陽を焦点とする楕円上を動く。
2)惑星と太陽を結ぶ線分は等時間に等面積をおおう。
3)惑星の公転周期の2乗は軌道の半長径の3乗に比例する。
ケプラーの第3法則によれば

公転周期2=比例定数×軌道の半長径3

ですから、

公転周期=√(比例定数×軌道の半長径3

となり、公転周期の単位を年、軌道半長径の単位を天文単位(AU)とすると、比例定数=1となり、

公転周期=√(軌道半長径3

となります。(KEI)

Q104
ハリーポッターさん
2002年1月31日 10時22分
火星に移住するのに必要なものなんですか?
僕は、まず衣食住を確保することが大事だと思います。
具体的にはどんなものがあるでしょうか?

 衣食住の前に肝心な物が抜けてますよ。まず大事なのが酸素と水です。
 ただまあ、火星ではこれらの確保はそんなには困難ではないはずです。水は地下に氷の形で大量にあると推定されていますし、酸素は水から作れます。
 衣食住はそれからでしょうね。具体的にはいろいろありすぎて特定できません。地球での生活と一緒でしょう。(KEI)

Q103
吉田 明賢さん
2002年1月25日 23時40分
酸素がなければ火は燃えないはずなのに、太陽はなぜ燃え続けていられるのですか?太陽の近くに植物はないのにどこから酸素が入ってくるのですか?
 まず、燃えるということが、酸素とほかの物質が反応して熱を出すことだとすると、太陽は燃えていないということになります。太陽の熱は、酸素によって物が燃えることで出ているのではなく、原子核反応で出ているのです(いわゆる原子力)。
 世の中のあらゆる物質は原子というものが集まってできているということを聞いたことがあるかもしれませんが、この原子の中心にあるのが原子核で、原子核同士が反応して別の種類の原子核になる反応を原子核反応といいます。原子核反応には重い原子核(ウランやプルトニウムなど)がいくつかの軽い原子核に分かれる核分裂と、軽い原子核(水素など)がいくつか集まって重い原子核になる核融合があります。
 太陽はその80%が水素というものでできていますが、太陽では水素の原子核4個が集まってヘリウムの原子核になる核融合が起きていて、このとき大量の熱を出します。
 参考までに原子力発電所の原子炉で起きている反応は核分裂です。(KEI)

Q102
妙空さん
2002年1月22日 18時24分
はじめまして。恥を覚悟で超基本的な質問をします。それは、昼間に星を見ても見えないのは何故かということです。これ、授業の課題でして、なんか視覚系のどっかが関係していて・・・とか言っていたような気がします。どうかお願いします。
 視覚系の問題と言えばそれには違いないのですが、昼間に星が見えない理由を考える前に、夜に星が見える理由を考えるとわかりやすいかもしれません。
 空を見たときに、星も背景も網膜上に結像するわけですが、星の光の当たった位置は、網膜細胞に当たる光が星の明るさ分だけその周囲に比較して多くなっています。このとき、背景との光量と比較して、ある比以上に明るいと認識できます。人が物を認識するときの感じ方は、周囲との差ではなく、比で決まるという性質があります(だから、工学ではS/N比が重要になるになる)から、夜のように背景が暗いと周囲より何倍も明るいのではっきり認識できて、昼間は背景が明るいですから明るさ具合が比としては小さくなるので、認識できないということです。もちろん、最大光輝の頃の金星のように十分に明るい星は昼間でも見えます。(KEI)

Q101
やすさん
2002年1月20日 13時10分
歳差運動について、考えれば考えるほどわからなくなるのですが、たとえば今から1万数千年ほど経つと傾きが今とは逆になって、北半球では6月から9月が冬ということになるのでしょうか。
歳差運動はコマの首振りみたいなもので、地球の公転軸方向を中心に地球の自転軸がすりこぎのように運動するにすぎません。ということで、何年たっても北極が黄道面より南を向くことはありません。(KEI)

過去ログQ1〜Q50
過去ログQ51〜Q100

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