初心者の天文質問箱
 天文初心者がいだく素朴な疑問があると思いますが、なかなか恥ずかしくて他人に聞けないってなことがあると思います。
 下の送信フォームに必要事項を書いて送信を押して頂けば、私の知っている範囲でお答えします。
 どうぞ遠慮なく送って下さい。小中学生歓迎。  なお、通常は質問を頂いた最初の週末に回答しますが、急ぎの天文現象の場合はこの限りではありません。


送信はこちらから。
Q100
おかもとさん
2002年1月16日 23時37分
いつもお世話になっています。早速ですが、土星の環をしっかり観たくて天体望遠鏡付きコテージで泊まろうかと考えています。夜間に観える土星は、2月〜3月上旬だと何時ごろから現れて何時頃まで観えているでしょうか?質問内容がわかりづらくてすみません…
 現在、土星はアルデバランのそばにあります。星座早見で確認してみると、2月から3月上旬は、土星は日没直後に天頂近くにあり、夜半過ぎ(1時頃)には没します。(KEI)

Q99
よりこさん
2002年1月15日 20時32分
はじめまして。失礼ですが、さっそく質問させてください。
地球型惑星と木製型惑星の違い、およびその違いがなぜ生じたのかについて教えてください。よろしくお願いします。
 地球型惑星とは、地球のように岩石を主体とした惑星、木星型惑星とは水素などのガスを主体とした惑星のことです。
 基本的に地球型惑星は太陽に近く、木星型惑星は太陽から離れています。このことから、地球型惑星は誕生当時に温度が高く(分子の運動速度が速く)、軽いガス成分が惑星の引力で引き留められなかった、あるいは、そもそも惑星の元となる微惑星が形成されるときにガス成分が揮発してしまったということが考えられます。
 ところで、余談ですが、冥王星はかつては地球型惑星に分類されていましたが、現在では地球型惑星や木星型惑星とは違ったエッジワース・カイパーベルト天体という氷の固まりである天体の仲間と考えられているようです。(KEI)

Q98
!$さん
2002年1月11日 18時05分
赤緯はどうやってあわせるのですか。
さて?赤道儀の赤径目盛環のことでしょうか?
望遠鏡を天の北極にあわせてその状態で赤緯目盛環の90°の目盛りを目盛りの指示位置にあわせるだけです。(KEI)

Q97
峰 不二子さん
2002年1月3日 2時08分 赤道に立っている人と日本に立っている人の 地球と共に移動する速度のちがいをどちらがどれだけ速いのか 教えてください☆
 地球とともに移動する速度というのは自転による移動のことですね?このほかに、地球は太陽の周りの公転、太陽系の銀河系ないでの公転といった、もっと早い速度での運動もしていますので、話を自転に限定します。
 速度とは、移動距離を時間で割った値ですから、赤道表面の自転による速度は赤道の直径を自転周期(約24時間)で割った値になります。細かい数字は面倒なので、ざっと概算すると、地球の周囲は約4万kmですから、24で割って、時速約1667kmとなります。

 日本での速度は、日本の緯度での地軸周りの地球の外周を24時間で割った値と言うことになりますから、日本の緯度を約35度とすると、赤道での速度にcos 35°をかけた値になります。cosというのは三角関数の一種で、中学校では習いません。直角三角形の直角でない角と、その角に接する辺と斜辺の比のことで、cos 35°は約0.82となります。つまり、日本での移動速度は赤道での約0.82倍ということになり、時速約1367kmです。(KEI)

Q96
なおこさん
2002年1月3日 1時10分
(昨夜も書き込んだのですが、質問が現れていないので重複していたらすみません。) 31日0時頃、月の周辺に光の環のようなものが見えました。 空はうっすらと曇っていて、その雲が光っているように見えました。この、環のようなものは一体なんでしょうか。教えて下さい。どうしてあのような物が見えるのでしょうか。 お願い致します。
 ちょっと正月で留守してました。
 月の周辺の光の環は「月のかさ」と言う物で、一種の虹です。これが見えるときは上空に薄い雲(高層雲)があるときで、天気が下り坂の時にでるそうです。同じ物は日中の太陽の周りにもみられます。(KEI)

Q95
むっちゃん
2001年12月30日 20時12分
地動説と天動説について詳しく教えていただけませんか?
 地動説と天動説はどちらも、天空での太陽や惑星の動きを説明するために考えられた種々の説を大まかに、地球が動くか動かないかで大別したものです。
 天動説の方が歴史的に古く、数千年前からある説で、恒星も太陽も惑星も地球の周りの軌道を回っている(公転している)というものです。ところが、太陽はそれだけで十分なのですが、惑星は見かけ上の天空の運動がときどき後戻りしたりします。そのために考えられたのが周転円というもので、地球の周りを回る円軌道(誘導円)の上を中心のさらに小さな円軌道(周転円)の上を天体が動いているというものです。
 一方、地動説は歴史的に割と新しいもので、数百年前にコペルニクスが発表したのが有名です。これも、太陽を中心とする周転円と誘導円で構成されていたものです。
 現在の形(地球や惑星が太陽を焦点とする楕円軌道を運動する)を最初に発表したのがケプラーです。ケプラーが発表した説をケプラーの法則と言い、これがなぜそうなるのかを説明したのがニュートンの万有引力の法則です。
 このように、天動説には理由付けがなく、観測事実とも合わないのですが、地動説は観測事実と(現在のところ)矛盾しません。(KEI)

Q94
mercuryさん
2001年 12月 21日  19時 14分
先日はいろいろありがとうございました。 御陰様で商品も無事到着し、少しずついじっていますが 説明書に赤道儀についての詳しい説明が無く、操作方法が 良く分かりません。 一応、極軸を北極星に合わせれば、赤経微動ハンドルだけの 操作で追尾できるらしいことは分かったのですが極軸合わせの 時点で疑問があります。それは「赤緯環を90°に合わせ…」というところです。というのも90°に合わせるとかなり不自然なくらい真横に向いてしまいます。試しに赤緯環リング(目盛りが書いてあるリング)自体を回してみると接着剤のようなグリスのような滑りで回ってしまいます。(望遠鏡は動かない)ですので一応、正面に90°の表示がくるように回してしまい、そこに△印を合わせました。当然、望遠鏡は見た目上正面を向いていますが「赤緯環を90°に合わせ…」というのはこれでいいのでしょうか?また、赤緯環リング、赤経リング共に回ってしまいますが このリングというのは、そのようにそれだけを勝手に回せるもの なのでしょうか?説明が下手でうまく伝わっていないかも知れませんが、良く分からないので教えて頂ければ助かります。
 まず、赤径環は、基本的に自由に回せるものですが、赤緯環は固定されていなければならないものです。もし、赤緯環を回してしまったなら、それを調整しないといけません。
 その手順はひらったく言うと、「鏡筒を極軸と並行にして、そのときの印に90度の目盛を合わせる」というものです。
 作業は日中の遠くの景色を使って行います。まず、極軸をだいたい水平にして、適当な景色がその延長上にあるようにします。
 次に一番低倍率になるようにアイピースをセットし、鏡筒と極軸がだいたい水平になるようにし、次にアイピースを除いて景色にピントを合わせます。
 赤緯軸を固定し、極軸周りをフリーにします。そして、アイピースをのぞきながら極軸周りの回転をさせると、当然見える景色は動きます。もし、鏡筒が厳密に極軸と並行になれば、景色が動く中心は視野中心にくるはずです。こうなるように赤緯微動を使って調整します。
 このように調整できたら次は夜の作業で、極軸の角度を上げて、左右に振っていって、視野に北極星(厳密には天の北極と北極星は1度くらいずれている。)付近が見えるようにします。  これで極軸合わせはできているはずです。(KEI)

Q93
YUさん
2001年 12月 17日  21時 12分
はじめまして。
星を見るのは大好きですが、肉眼でしか見たことがない超初心者です。
6歳の子供が星に大変興味を持っていて、しし座流星群の感動もあり、クリスマスプレゼントに天体望遠鏡をリクエストされました。
近場のディスカウントストアで売り出し品を見つけ、迷っています。
下記の製品に付いて、どのようなものか、私たち親子に使い易いものかどうか、など、アドバイスを頂けたらと思います。
広告掲載
ケンコー天体望遠鏡GX−4500 9,800円
反射式、大口径114m/m、最高倍率450倍
レンズ付フィルムで撮影できるホルダー付き
月の表面を見てみたい。
土星の輪を見てみたい。
星雲を見てみたい。
というのが娘の願いです。
「空の点」ではない星の姿を見せてやりたい母親です。
よろしくお願い致します。

 ケンコーのページで調べてみてもGX-4500という機種は出ていないのでどのような機種なのかはっきりしないのですが、GX-6000とスペック的には同じなので、たぶん、GX-4000やGX-6000をベースにした何らかの企画物だろうと想像して答えます。
 スペック的にはその目的のためには問題ないでしょうが、6歳の子供が見るにはちょっと使いづらい面もあります。  たぶんこれの主鏡の焦点距離は900mmと想像しますが、だとすると、鏡筒の長さもこのくらいあります。ニュートン式反射望遠鏡の接眼部は鏡筒の先近く(天体の方向。ようするに上)にありますから、焦点距離が長くなればのぞく位置も高くなります。たぶん踏み台を使わないと、接眼レンズに目が届かないんではないかという点が気になります。
 ただ、子供なんてすぐ大きくなりますから、数年間は踏み台を使うつもりで買うのもよいんではないでしょうか?
 あと、口径10cmクラスのニュートン反射赤道儀は総重量が10kgを越えますから、これを出し入れするお母さんの体力も問題かもしれません。
 それにしても9800円って、何でそんなに安いのか、そっちが謎です。(KEI)

Q92
mercuryさん
2001年 12月 14日  16時 29分
昨日に引き続き単純な質問ですが下記のケンコー製の望遠鏡は焦点距離1000mmとなっていますが形状から考えて普通の反射式では不可能のような気がします。何か特殊な造りなのでしょうか?http://www.rakuten.co.jp/4d/408193/434470/438795/
 確かに純粋反射だとしたらこの鏡筒の短さは成立不能だと思います。可能性として考えられるのは
1)純粋反射ではなく、接眼部近くに焦点距離引き延ばしのレンズ(バーローレンズのようなもの)が入っている。
2)写真か表示緒言のどちらかが間違っている
のような気がします。(KEI)
mercuryさん
2001年 12月 14日  23時 29分
お答えありがとうございます。
ところで
1)純粋反射ではなく、接眼部近くに焦点距離引き延ばしのレンズ(バーローレンズのようなもの)が入っている。
とすると像に変な影響はないのでしょうか?
実は今日注文しちゃいました。
惑星などの細かい物を見ようと言う場合において、純粋反射(ニュートン)よりは像のキレは落ちる可能性がありますが、そんなに問題ないレベルじゃないかと思います。買ったのなら逆に、報告頂けると嬉しいです。(KEI)

Q91
mercuryさん
2001年 12月 14日  0時 29分
はじめまして、単純でアホな質問なのですがビクセンのアイピースLVシリーズは31.7mmですが、アイピース取り付け口の内径が31.7mmの望遠鏡ならどの望遠鏡でも使用可能なのでしょうか?
 はい。アイピースはメーカーに関係なく取り付け部のサイズが合えば互換性があります。
 さらに、標準では24.5mm径になっている望遠鏡も、直接そのサイズになっているのでなく、大きいネジサイズ(36mm径ピッチ1mmのネジなど)に24.5mm径にするアダプタがついているようなタイプなら、市販されている31.7mmに適合させるアダプタを使えば使用可能です。(KEI)

Q90
後藤さん
2001年 12月 13日  19時 21分
お久しぶりです。いつも質問にお答え頂きありがとうございます。
先月のしし座はすばらしかったですね。友人たちと高原で観たのですが、数千個という単位だったと思います。初めて写真にも挑戦しました。ただ、バルブを開放しただけなのですが、きれいに撮れました。質問ですが、どの写真も流星の上が青く、下がオレンジ色に、きれいなスペクトルのように写っています。レンズのせいかと思い、友人のものと比べても、やはり同じように写っています。これはなんなのでしょうか?ご存知でしたらお教えください。よろしくお願い致します。
これは単純明快で、その写真に写っている通りで、流星が流れている途中で色が変わっているのです。しし座流星群は特にその傾向が強いので有名です。(KEI)

Q89
ハピピハさん
2001年 12月 12日  14時 26分
こんにちは ハピピハです。
図鑑を見ていておもいました。
扁平率って何ですか?

 地球などの天体の形は球に近いですが、厳密には球ではなく、ちょっと上下(南北)につぶれた回転楕円体です。南北の平面で切断してみるとその断面は楕円です。扁平率とはこの潰れ具合を現す数字です。
 楕円の長い方の直径(長径)と短い方の直径(短径)から

扁平率=(長径−短径)/長径

で求めます。もし、天体が球で断面が円ならば扁平率は0、天体が完全につぶれて円板状で断面が直線ならば扁平率は1になります。(KEI)

Q88
aianoさん
2001年 12月 8日  20時 35分
天体望遠鏡を買って組み立てたのですが見えません。プラトロンMSZ-500スペーシア900REです。子どもにも解る本などもありますか。本当は本ではなく教えてほしのです。宜しくお願いします。aiano
 まず、「見えない」というのが、どう見えないのかわからないのですが。
 見えないと言うケースで考えられることは3つです。

 ひとつは「望遠鏡が目的の物に向いていない」で、
もうひとつは「ピントが合っていない」ということです。
そして最後の一番マヌケなのが「望遠鏡の蓋をとりわすれている」です。

 ちょっと確認したいんですが、天体ではなく、日中の遠くの地上の景色なんかも見えませんか?一番低倍率(接眼レンズの焦点距離を一番長いのにする)で地上の景色に向けてみれば、ピンボケながらも、何かしら見えているハズですが。(KEI)

Q87
たっくん
2001年 12月 5日  11時 1分
あまり厳密な話ではなくていいんですが、
地球の赤道付近では、春分や秋分の頃、昼間の長さが一番長く、夏至や冬至の頃、昼間の長さが最も短い、と考えて良いでしょうか。

また、昼間の長さが長くなっていく時期には、
例えば日没の時刻も遅くなっていくと単純に考えてよいでしょうか。
もし、必ずしもそうでないなら、そうならない理由をわかりやすくご教示いただけないでしょうか。
よろしくお願いいたします。
 まず、前半ですが、赤道では季節にかかわりなく昼と夜の長さは等しいです。

 図で見ればよくわかります。  この図は北半球の春夏秋冬の時季について太陽が右にあるとして描いた地球です(しばらくの間、夏と冬が入れ替わってました。)。青が自転軸、緑は日本など中緯度地域が、自転に伴って一日に動く軌跡です。これを見ると、中緯度地域では夏に、昼(白い部分)にある長さが長く、夜(灰色)にある長さが短いのがわかります。これが春や秋では昼夜が等しく、冬には夜が長いのが分かります。一方赤道(赤い線)は季節にかかわりなく昼夜の長さが等しいのが分かります。

 後半についてですが、だいたいはそれでいいのですが、厳密にはそうはなっていません。日没の時刻が一番早くなるのは冬至(12月下旬)ではなく12月上旬です。この原因は、地球の公転軌道が厳密には円ではなく、太陽に焦点を持つ楕円であるため、太陽が天球上で見える方向の変化が、太陽との距離によって速くなったり遅くなったりするため、正午における太陽の方向が東西にブレることです。(KEI)

Q86
天文さん
2001年 12月 1日  10時 50分
天動説と地動説がありますがなぜ天動説では不都合なのかというレポートを書いています。天動説では不都合な点を教えてください。
 これはとても単純な話です。ひとことで言えば天動説は観測事実に合わないから不都合です。
 理解しやすい例では、天動説では年収視差(地球の公転に伴い、1年周期で恒星の見える方向が変化すること。)の説明が出来ません。その他に天動説は観測事実といろいろ矛盾するために不都合なわけです。
 逆に現在のところ、地動説と矛盾するような観測事実はありません。(KEI)

Q85
佐伯さん
2001年 11月 28日  22時 38分
初めまして。最近、天体望遠鏡を購入したばかりの初心者です。モノはビクセンのマイスターGR135S反射鏡で赤経モーター付きです。接眼レンズはK20とHM6です。この12月の土星の輪の最大開に向けて、写真撮影に挑戦中です。
HM6を使って拡大撮影をしているのですが、輪は確認できるのですが、カッシーニの隙間はギリギリ分かるか分からないくらいなのです。
質問なのですが、このスペックの望遠鏡で、もう少し土星を大きく、くっきり写す、お勧め接眼レンズはありますか?
あと、今24.5mm径なのですが、31.7mm径の方が見易さ、撮影しやすさは良くなるのでしょうか?
よろしくお願いします。

 う〜ん、初心者でそのスペックでそこまで写せれば十分のような気もしますが……。
 とりあえず、アイピースのミッテンゼーハイゲン(HM)は、色消しレンズを使わない単純な構成のレンズですから、写真撮影には必ずしも適しないでしょうね。
 私も経験は少ないので特にオススメとかいうのは知りませんが、アイピースの形式ではオルソスコピック(Or)という形式が収差が少ないそうです。あと、どうやら世の中には眼視用のアイピースではなく、拡大撮影専用に設計されたレンズも存在するそうですが、残念ながらメーカーとか銘柄とかは忘れました。
 24.5mmと31.7mmですが、惑星などの小さなものを見る分にはほとんど違いはないのではと思います。(KEI)

Q84
まりあさん
2001年 11月 28日  17時 50分
月はどうして黄色いんですか。
 月の光は太陽の光を反射したものです。月が黄色いのは、その太陽が黄色いからです。
 ただ、私には月は黄色くは見えないんですが。(KEI)

Q83
五月さん
2001年 11月 22日  22時 57分
早速のご回答ありがとうございました。大変よく分かりました。 つまり光学系の望遠鏡なら誰が見ても青白く見えるのですね。安心しました。 教えていただいた理由があるから皆さん天体写真を撮りたがるわけですね。 自分も天体写真にチャレンジしたくなってきました。 ところでもう一つ質問があるのですが今、光害カットフィルターの購入を検討しているのですがどの程度効果があるのでしょうか?自分の持っている口径102mmのマクストフカセグレンで効果が現れるのでしょうか? ちなみに観測場所は深夜1時頃に5等星がなんとなく肉眼で確認できるぐらいです。 車で30分も走れば良い観測場所が有るのですが、暗所恐怖症の為に一人では出かける勇気がありません。 よろしくお願いします。
 残念ながら光害カットフィルターについては、私はミードのETX90に使ってM42を見たくらいしか経験有りません。そのときには、つくば研究学園都市の街中でM42のコントラストが割に上がったと記憶しています。
 しかし、肉眼で5等が確認できる程度というと、筑波山並には暗いと言うことですよね。うらやましい。たぶんそのような条件ではよく効くんではないですか?(KEI)

Q82
かずさん
2001年 11月 22日  18時 51分 理科の宿題で月の観察をしてます。高度をどうやってはかればいいですか。
正確には分度器と糸とおもりを使って高度を測る道具を作ればいいんでしょうが、小学校の理科の宿題程度で有れば、手にものさしを持ってものさしが上下になる状態でおもいきり腕を伸ばして、地平線から月までの長さを測るくらいでいいんじゃないでしょうか?腕の長さがだいたい50cmとすると、ものさしの1cmが約1度になります。(KEI)

Q81
Mackyさん
2001年 11月 22日  17時 49分
初めましてKEIさん。質問です。星が見えるのは、その星が出した(もしくは反射した)光が地球まで届いたもの、と勉強しました。つまり今見ている星は何年も前のその星の姿で今は無いかも知れないという事です。
そこで質問です。近年、消滅したという(有名な)星はありますか?
そのおかげで星座が崩れたとか・・・。教えてください。

 星が消えるというのは超新星爆発だけなのですが、有史以来超新星爆発した有名な星というのはありません。そもそも超新星爆発自体が銀河系(天の川銀河)内ではここ数百年おきていません。近いところでは1985年頃に大マゼラン雲で超新星爆発がありましたが、爆発前には特に目立った星でもありません。(KEI)

Q80
五月さん
2001年 11月 22日  5時 43分
初めまして。最近、天体に興味を持ちネクスター4GTを購入しました。
ファーストライトは土星を見ました。(正確には天体導入の初期設定で基準の星を探すので本当はシリウスですが・・)
土星が立体的に見えて凄く興奮しました。木星も2本線が見えてとっても綺麗でした。
その後、オリオン大星雲を見たのですが・・・あれっって感じです。
自分の中のイメージでは星雲の中心が白っぽく光って周囲に行くにつれてピンクか赤っぽくなっているイメージだったのですが、実際に見たオリオン大星雲は全体がもやもやっと青白い感じでした。
これは一体どうした事なんでしょうか?
望遠鏡の種類(カセグレン)が悪いのか環境(家の前の公園)が悪いのか視力(2.0)が悪いのか理由がわかりません。
どうかお教えください。よろしくお願いします。

 これはM42(オリオン大星雲)の発する光の色分布(スペクトル)と、人間の目の色についての感度の特性の影響が主要因です。
 M42の光は太陽のようないろんな波長の光がまんべんなく混じった連続スペクトル(白色光)ではなく特定のいくつかの色だけでできています。特に強いのが赤で、次に緑や青です。ところが人間の目は緑に対する感度が一番高く、M42の出す赤は赤の中でも人間の目の感度ギリギリの長波長です。そのため次に強い青だけが見えて青っぽく見えるのです。
 一方写真フィルム(カラー)は赤から紫までまんべんなく感度を持ちますから、M42の赤も写って全体に赤っぽく見えるのです。
 この効果の他に人間は薄明かりを青っぽく感じる傾向があるのも関係します。(KEI)

Q79
TAKAさん
2001年 11月 21日  21時 49分
はじめまして。
この前のしし座流星群に触発されて、天体望遠鏡をかうことになりました。
失礼ながら率直にお聞きしますが、ずばりいい望遠鏡というのはどういう点を見ればよいのでしょうか?
もしよければKEIさんのおすすめの望遠鏡をおしえていただけませんでしょうか?
よろしくお願いします。(ずうずうしくて申し訳ありません。)

 よい望遠鏡というのは、自分の目的に合致した望遠鏡のことです。つまり、何をしたいのかがはっきりしないと答えるのは難しいですね。
 一般論として望遠鏡の性能は対物レンズ(または鏡)の口径で決まります。大きい望遠鏡ほど暗い物が見え、より細かく見えます。
 ということで、予算が許す限り、大きい望遠鏡を買うとよいでしょう。
 もちろん予算が潤沢にある人は限られるでしょうが、おおざっぱに目的別に注意すべき点は次の通りです。

1)惑星の模様や月の表面を見たい、二重性を観測したい
 焦点距離が長い方がよい。(収差が少なくなるため。)
2)星雲や銀河を見たい
 口径が大きい方がよい。(これら天体は薄いため)
 焦点距離は長すぎない方がよい(薄い天体を見るには倍率が低い方がよいため)
3)写真を撮影したい
 モータードライブ付きの赤道儀であることは必須。(露出中に天体を追尾するため)
 重い方がよい。(架台がしっかりしてないと露出中にブレるため)
 可能なら据え付けがよい
4)いろいろ持ち出して見たい
 軽い方がよい(重いと持ち運びが大変) 

 おすすめは目的がわからないので答えるのが不可能です。何をしたいのか再投稿してもらったら答えられるかもしれません。(KEI)
TAKAさん
2001年 11月 22日  19時 40分
ぼくにとっては、いろいろなところに持っていける(軽い)というのはとても重要なことなのです。が、惑星・星雲ともに見たいと思うのです。
一つの望遠鏡で両方ともに見るというのはできないのでしょうか?
また、焦点距離(対物レンズ)というものは変えられないものなのでしょうか?
あ、それと写真をとるつもりはありません。
そういうことでKEIさんのおすすめを教えてください。
よろしくお願いします。
 対物レンズの焦点距離を帰られる天体望遠鏡は現在の所市販されてはいません。対物レンズの焦点距離の長短が影響するのは、それが長いと収差が少ないし、高倍率にしやすいためで、焦点距離が短いと低倍率にしやすいからです。ちなみに倍率は接眼レンズの焦点距離を変えることで行います。ということで、市販の接眼レンズで有効最高倍率と有効最低倍率が使えればよいということになります。
 有効最高倍率については古い質問に回答してあるのを参照してください。有効最低倍率は、口径をcmで現した数字のだいたい2倍(口径10cmの望遠鏡で倍率が20倍)で、この倍率で、星雲の像が最も明るく見えます。
 市販の接眼レンズは、焦点距離がだいたい5mmから40mmくらいのものが入手しやすいですから例えば口径10cmのもので有効最低倍率を使うためには焦点距離が800mm以下、有効最高倍率を使うには焦点距離が1000mm以上であればよいことになりますから、これを両立させるのは無理と言うことにもなります。
 まあひとつの望遠鏡で見て見れないこともないので、ここは、最低倍率の方をちょっと我慢することにして、持ち運び優先で考えると、雑誌の広告から、ミードのETX-90EC(口径90mm、焦点距離1250mm、実売価格88800円)、セレストロンのネクスター4GT(口径100mm、焦点距離1325mm、実売価格79800円)、ビクセンのVIPER MC-90(口径90mm、焦点距離1200mm、実売価格59500円)などといったところが候補にあがってくるでしょう。
 予算に余裕があればETX-125EC(口径125mm、焦点距離1900mm、実売価格148000円)あたりも候補になるでしょう。
 逆に予算がないのであれば口径80mm以下の屈折経緯台が4万円以下で売ってはいますが、初めての望遠鏡は少し大きめにすることをすすめます(小さい望遠鏡は目が訓練されてないとよく見えないため)。よく入門用として口径60mmクラスの屈折経緯台を数万円で売っていますが、私は初心者にはおすすめしません。(KEI)

Q78
欲深いスーさん
2001年 11月 20日  20時 59分
しし座流星群、観ました。
で、観ながら思ったんですけど。
流星って、何で出来ているの?
星クズかな?
クズなら人工でどうかな?
衛星から降らしたりして・・!!
商売になったりして・・・・!!!
産廃とか、原発のゴミとか、打ち上げて処理できないかな?
うわっ、東京電力がやってくれたりして。
 ま、そんなこと考えながらの2時間はあっという間に・・・。
(照れが抜けきれず、バカな文章になってしまいました。申し訳ありません。)

 流星は彗星から放出された塵が地球の大気に突入したときの摩擦熱で大気がプラズマ化して光るもの……という説明はよく聞くところです。
 ちなみに彗星の本体とは、「よごれた雪ダルマ」と称せられるように氷と砂が混じった物です。この砂粒が流星の正体です。
 人工物でもなんでも、高速で大気圏突入すれば流星になるでしょうけども、そんな人工物のゴミが光るのは見たくないかも。それにあまり大きなゴミは燃え尽きずに地上まで落ちてきてしまいますし、放射性ゴミなら、空気中の放射性物質が増えること請け合いです。さらに打ち上げ費用はべらぼうなものになるはずです。やはり天然の流星が、のどかでよいのでは?(KEI)

Q77
しあさん
2001年 11月 20日  17時 42分
しし座流星群を見てきました。すごかったです。
そこで、写真も撮ってきたのですが、普段は天体写真をやっていないので、うまく撮れたかわかりません。一応、友人に聞いて、やってみたのですが。フィルムはISO100のリバーサルで、レンズは広角28ミリ、F=3.5 3分間くらい開いて固定撮影をしたのですが、普通に現像してもしっかり写ってくるものなのでしょうか?このHPで20秒くらいでも写ると見てちょっと安心したのですが・・・増感なんぞしなくても大丈夫なのでしょうか??
普通の星なら20秒露出が全部フィルムの同位置に感光するのでISO100程度でも十分に(9等星くらいまで)写りますが、流星はフィルムの同じ位置に短時間しか感光しません。そのため、よほど明るい流星でないと写りません。私はISO1600のネガフィルムを使いました。もし増感現像が可能ならしたほうが無難かもしれません。(KEI)

Q76
MOROさん
2001年 11月 20日  13時 39分
星座早見盤の東と西は なぜ上が北の時 右が西 左が東なのでしょうか?
 これは、星座早見が空を仰ぎ見た時に合わせて作ってあるからです。頭を北にして地面に寝ころんで空を見ると、東が左で西が右になります。一方普通の地図は上から地面を見たときに相当しますから逆になります。(KEI)

Q75
春吉さん
2001年 11月 20日  10時 28分
はじめまして・KEIさん。 今月始めの早朝には,金星と水星がきれいに並んで見えていましたね。
さて,私の会社は街中にありますが窓は西に開けており,夕方の水星も気をつけていれば良く見かけられます。ところが天文に詳しい人にその事を話したところ, 「水星はコペルニクスでも生涯見ることができなかった星で,街中で簡単に見えるわけはない。金星の見間違いだろう」と言われてしまいました。
大昔から存在が知られていた水星なのに,なぜコペルニクスは見ることができなかったのでしょう?
 水星は太陽に近いので、太陽から角度が離れたときに、日没直後か日の出直前の短い時間にようやく見ることができるというものです。つまり、見ようと思って見ないとなかなかそれだと意識することもないものです。きっとコペルニクスは水星を見れなかったんではなく、水星を見ることに興味が無かったのでは?
 私も水星は2度しか見たことがありません。(KEI)

Q74
ミムラさん
2001年 11月 19日  14時 1分
昨日のしし座流星群を見逃してしまい、子供に泣かれてしまいました。 19日〜20日にかけてても観測出来ますか? 又、何時頃が良い時間帯 でしょうか? 教えて下さい、お願いします。
 しし座流星群の流星は見れることは見れますが、今朝のようなすごい出現というのは無いです。17日から18日の晩にかけてと同程度、せいぜい1時間見ていて数個見れるかどうかではと思います。(KEI)

ともさん
2001年 11月 19日  13時 26分
しし座流星群を見逃してしまいました. 次に目ではっきり見られる大きな流星群はいつ頃ですか? 教えてください.お願いします
 今回と同じ規模ということでしたら、33年後のしし座流星群の母彗星の回帰後ということになります。
 とにかく多くの星が飛ぶ流星群が見たいと言うことでしたら、毎年8月13日未明のペルセウス座流星群が確実です。数分に一個くらいの流星は見れるでしょう。他にも流星群というのはあるにはあるんですが、たいてい1時間に数個とかいうものです。(KEI)

Q72
芙実さん
2001年 11月 14日  17時 55分
獅子座流星群は何日の何時ごろ見れますか?
 しし座流星群の流星はこれから数日間、19日の明け方くらいまで、毎晩夜半過ぎから明け方に見られます。ただし、それは1時間に数個見られるという意味での「見られる」です。多く見られると期待できるのは、18日未明(17日の続きの夜)と19日の未明(18日の続きの夜)は、1時間に数十個は確実に見えるでしょう。特に19日未明の2:31と3:19前後には1時間に数百個以上見られるだろうとの予報を出している人もいます。
 一番の問題はお天気でしょう。ただ、たまたま雲が切れることもありますから、曇りの予報でもあきらめないことです。(KEI)

Q71
K−1さん
2001年 11月 11日  0時 57分
初めまして。この前あるきっかけで天体観測に興味を持ちました。
そこで色々と調べた結果、GORG100と言う望遠鏡が候補にあがっているのですが、アクロマートレンズの色収差とはどの程度影響してくるのでしょうか?
 色消しレンズにはアクロマートとアポクロマートの2種類が市販されています。このうち、アクロマートとは、屈折による色分散(凸レンズの場合、色によって焦点距離が変わる)のうちの2色について同じ焦点距離になるように調整した物で、アポクロマートとは、3色について補正したものです。
 当然アポクロマートの方が高級品なのですが、アクロマートであっても、眼視で使う分には色収差(星の像が虹色ににじむ)は全く気になりません。写真撮影では、基準の2色(眼視用は赤と緑)以外の色が僅かににじむかといったくらいのはずです。
 通常市販されている天体望遠鏡は一部の高級品を除いて全てアクロマートです。
 「アクロマートレンズの色収差とはどの程度影響してくるのでしょうか」という質問には目的によって答えも違って来ますが、「まあ、普通に使う分には何の問題もない」というのが答えでしょうか。(KEI)
Q70
TENさん
2001年 11月 8日  17時 36分
はじめまして。 この度、望遠鏡を手にすることになり天体写真を撮ってみたいと 思うようになりましていろいろ検索してるうちにここにたどり着きました。
手にした望遠鏡はミザールLTH−114(?ネットで検索してもでてこない?^^;)
ドイツ式赤道儀、微動ハンドル
●焦点距離/900mm
●対物有効径/114mm
●倍率/45・72・135・180・215・540倍
●集光力/265倍
●分解能/1.0秒
●極限等級/12.1等星
●ファインダー/6倍30mm
●接眼レンズ/K20mm・F12.5mm・SR5mm
●重量/15kg
●色/ホワイト
●付属品/二段伸縮式スチール3脚、3倍バロースレンズ
・・・・となってます。
これで、一眼レフのカメラを買って取り付け?(出来るのでしょうか?)
銀河や星雲など撮影できるのでしょうか?
自動追尾やら何やらあったほうが良いのでしょうが
子供と(小6)満足できる程度の写真で良いと思ってます。
どんなもんでしょう^^;
よろしくお願いします。

 極軸のモータードライブが無いものですよね?となると、望遠鏡本体を光学系とした銀河や星雲の撮影(露出が何分もかかる)は不可能と思います。
 この構成で可能な天体写真といったら、唯一月の直焦点撮影くらいじゃないでしょうか?その機種に適合する直焦点アダプタが入手できればそれを使えばいいですし、アダプタが入手できなくても、望遠鏡を月に向けておいて、接眼レンズをはずし、ドロチューブ(接眼筒)を一番短くしておいて、レンズをはずした一眼レフカメラボディをピントの合う位置に当てて、シャッターを切れば、それなりに月は写るはずです。
 あと、望遠鏡の筒先につけるフィルターを使えば、太陽黒点の撮影もこの方法で可能です。太陽撮影の時は、絶対にフィルターをつけてください。そうでないと失明します。
 この機材で銀河や星雲を撮影するんでしたら、望遠鏡の光学系を使うのをあきらめて、鏡筒にとりつける雲台を買ってきて、望遠鏡をガイド鏡に使って一眼レフカメラに望遠レンズをつけて撮影する方法が可能です。(KEI)

Q69
Dahoo! JAPANさん
2001年 11月 8日  14時 32分
はじめまして、超初心者ですが、天体望遠鏡の購入機種を選定中なのですが、天体と地上と兼用できて、なお且つ、数万円で入手可能な物ってありますか?
再来週の旅行までに入手し子供たちと昼間は山を、夜には夜空を観測したいのですが ・ ・ ・ 。
すみませんが、アドバイスよろしくお願いいたします。

 そういう目的での使用となると、フィールドスコープとか、スポッティングスコープと呼ばれるものが該当すると思います。
 ビクセンのサイトに3万円台のフィールドスコープが出ています。ただしこれは、本体(鏡筒)のみのものであって、カメラ用の三脚に取り付けて使用することになります。
 そもそもの目的がバードウォッチングのような目的の物ですから、高倍率で惑星を見たりといった、本格的な天体観測には向きませんが、大型の星雲星団(アンドロメダ銀河やスバル、オリオン座大星雲など)をぼーーっと眺めるのには使えると思います。まあ、このくらいの物でも、土星の輪の存在くらいはわかるといえばわかります。(KEI)

Q68
まこっとさん
2001年 11月 1日  10時 6分
太陽はきせつによって、のぼる位置がかわりますが、 月はかわらないのですか。ぼくはかわってない気がします。
 じつは、月がのぼる位置はきせつによっても日によってもかわります。
 月は日によってみちかけするのですが、たとえば三日月(みかづき)がのぼる位置は、だいたい太陽と同じところになります。ぎゃくに満月(まんげつ)は太陽が南よりからのぼるときは北よりからのぼり、太陽が北よりから昇るときは南よりから昇ります。
 これは地球(ちきゅう)から見て三日月は太陽とだいたい同じ向きにあるのに、満月は太陽とはんたいの向きにあるからこうなります。  ところで、月のみちかけは、月がちきゅうのまわりをまわっているために、月のひょうめんの太陽にてらされているところの形がかわって見えることだということを覚えておくと、わかりやすいでしょう。  ちなみに、星空の中で太陽がうごくとおり道を黄道、月のとおり道を白道といいます。黄道と白道はかなりちかいところにあります。(KEI)

Q67
おかもとさん
2001年 11月 1日  7時 8分
何度もお世話になっています。今朝方ようやく雲の切れ目から金星&水星を確認しました。と、その頃天頂あたりにある大きな星は何ですか?それからもう一つ質問てすが、ケ☆コー製望遠鏡というのは、ぐらつく…と聞いた事があるのですが(ただ今、バランスの悪さを痛感中)、ココだ!と思ってネジを止めてみてもグラッと動くので大変です。ぜひ赤道儀反射鏡のバランスの設定法を教えて下さい。
 まず、今頃の夜明け前に天頂付近にある明るい星はぎょしゃ座の一等星カペラ(訂正:現在は木星が天頂にあります)です。
 もうひとつのガタツキの件ですが、どの部分がどのようにガタついているのかがわからないと、答えにくいですね。
 とりあえず、前後の記述から極軸周りのバランスが悪いためにクランプしても動くと想像して答えてみます。
 極軸周りのバランスは、組み立ててからバランスウエイトの位置を変えながらバランスをとります。

 (1)まず極軸クランプをゆるめて、赤緯軸が水平になるようにして、望遠鏡鏡筒とバランスウエイトが極軸をはさんで左右にあるようにして、極軸クランプを締めます。
 (2)赤緯軸クランプをゆるめて、望遠鏡が真上を向きようにしてクランプを締めます。
 (3)その状態で極軸クランプをゆるめて、バランスを見てすぐにクランプを締めます。
 (4)望遠鏡側が下がるなら、ウエイトを極軸から見て外側に少し移動、逆なら内側に移動させて(3)に戻るを繰り返して、バランスする位置でウエイトの位置を決めます。

次に赤緯軸周りのバランスをとりますが、これは、赤緯軸が水平となる位置で、極軸クランプを締めて固定し、次に赤緯クランプをゆるめて望遠鏡の鏡筒を水平になるようにしてバランスを見ます。どちらかに傾くようだったら、鏡筒バンドをゆるめて鏡筒の固定位置を変えてバランスをとります。
知りたいことがこれでなかったら、また送って下さい。(KEI)
Q66
ハピピハさん
2001年 10月 30日  13時 21分
こんにちわハピピハです。
火星に移住するには、どうしたらいいと思いますか。

 そもそも「移住するには」という問題以前に、移住する必要はあるのか?という問題がありますが、その問題は横に置いておくことにします。
 当然知ってるでしょうが、火星表面は現在のそのままでは、人が住める環境ではありません。温度が低すぎます(夏の最高気温でさえ約0℃)し、大気も薄く、大気中の酸素もほとんどありません。幸いなことに水に関しては、地中に氷の形でかなり大量に存在していると考えられています。
 火星全体の環境を人が住めるように変えればそれで住めるのでしょうが、当分はカプセル状の居住区画を地球から運んでそれを設置して住むことになるでしょう。ようするに、宇宙船を火星表面に着陸させてその中ですごすことに相当します。
 次に火星の環境を変えることになります。火星表面の酸化鉄(=鉄サビ)から酸素を取り出し、1/3気圧の純酸素の大気になれば、人は直接居住できます。1/3気圧の酸素と言えば、アポロ宇宙船までのアメリカの宇宙船で採用していたものです。  ところで、火星に移住する前に月面基地の建設が先行すると思われます。月ではロケット燃料のうち酸素を補充します。
 月表面にはイルメナイトという黒い鉱物が豊富にあり、このイルメナイトからは比較的容易に酸素を取り出せます。ちなみに月の海と呼ばれる黒い模様はこのイルメナイトの色です。

 ということで時間順にまとめると次の段階を踏むと想像できます。
1)月面基地を建設し、月面にイルメナイトからの酸素製造プラントを建設する。
2)月面に地球から火星へ運ぶ資材や火星に資材を運ぶロケットを運び込む。
3)火星上にカプセルによる、居住施設、つまり、火星基地を建設する。
4)火星に火星土壌から酸素を取り出すプラントを建設する。
5)酸素プラントから出る副産物の鉄を使って火星基地を拡張する。

 ちなみに火星や月での酸素製造プラントのエネルギー源は太陽エネルギーとなるでしょう。
 また、並行して火星に植物や微生物を運んで環境改造を助けさせることも考えられます。
 もちろん、これは私の想像の産物ですから、この通り実行されるとは限りませんし、もしかしたら実行されることもないかもしれません。(KEI)

Q65
岡元靜香さん
2001年 10月 27日  6時 32分
夏にお世話になりました。ケンコーのスペーシア900REを購入し、お蔭様でなんとか夜空を堪能できるほどになりました!まだまだ操作方法には疑問が残りますが…例えばバランスの問題など。
そしてこのごろ、レンズの汚れ!?が気になってきました。月を高倍率で見ていたりすると、その汚れが目に付きます。どうすればキレイに落とせますか?メガネレンズのように普通に布で拭いたりしていますが、全く効果がありません…もしかしたら余計に傷がついてしまったかも…
 天体望遠鏡では基本的に対物レンズや対物鏡の埃は、観察中に見えません。もし、視野に埃などが見えて気になるとすれば、それは接眼レンズ表面の埃です。高倍率で目立つというのは高倍率用の接眼レンズが埃で汚れているということです。接眼レンズのレンズそのものは小さくてとてもふき取ったりは無理ですから、ブロワ球で、接眼レンズ内側の埃を吹き飛ばすくらいでよいと思います。
 ちなみに対物鏡のヨゴレは、埃ならやはりブロワ球で吹き飛ばし、それで飛ばない汚れは脱脂綿やガーゼを使って、アルコールで拭きます。反射望遠鏡の鏡表面のメッキは単純なアルミメッキで2年、シリコンコートをしてあると10年くらいで曇りますので、メーカーで再メッキしてもらうことになりますが、買ってすぐでは関係のない話です。(KEI)
Q64
こげぱんさん
2001年 10月 26日  11時 33分
今、理科の授業で「月はなぜいつも同じ面しか見せないのか」について調べています。いまいち理解出来ないので、くわしく教えて下さい。月の公転と自転、地球の自転と公転の関係についてもよくわかりません。お願いします。どうかどうか教えて下さい。困ってるんです★
 たぶん、習ったと思うのですが、月が地球に同じ面を向けているのは、月の自転周期が月の公転周期と等しいからです。これは図にしてみるとよくわかります。

 図の青いのが地球、黄色で灰色の点が付いているのが月とすると、月が地球の上にあるとき、灰色の点は、下にあります。これを自転周期が公転周期と等しいとして動かすと、月が地球の下方向に移動(軌道をちょうど半分だけ公転)すると、灰色の点は上を向きます(半分だけ自転する)。さらに地球の上にもどる(1回公転する)と、灰色の点はを向きます(1回自転する)。そして、図を見るとわかるように、灰色の点は常に地球の方にあります。(KEI)

Q63
じゅんのすけさん
2001年 10月 24日  9時 49分
こんにちは僕は、じゅんのすけといいます。今、月と太陽の勉強を してるんですけど、月は太陽と同じ動き方をすると分かりましたが 朝どうして月は西の空に見えるんですか。太陽の位置と関係ありますか (今日は、せきがひどくて学校休んでいます)
 まず、「月と太陽が同じ動き方をする」というのは、「毎日東から昇って西に沈むこと」のことですね?
 この動きは日周運動といって、地球が自転と言ってくるくるその場で回っていることによって起きます。
 ところで、朝どうして月が西の空に見えるのかということですけど、月はいつも朝に西の空に見えているわけではありません。例えば今日の月は夜遅くに西の空に見えることになります。
 どういうことかというと、月は毎日その位置を変えているのです。厳密に言うと、太陽も位置を変えているのですが、月の方が速いです。
 これは、簡単な実験で確認できます。つまり友達2人に協力してもらって、一人は太陽、一人は月の替わりをしてもらいます。そして、その二人に自分の周りを回ってもらうのですが、そのとき、太陽の人にはゆっくり回ってもらいます。(本当は地球が太陽の周りを1年かけて回り、月が地球の周りを1ヶ月かけて回っているのですが)
 その状態で自分はその場でグルグルと回ります。そうすると、太陽の人も、月の人も同じ方向に動いて見えるはずですが、太陽と月の位置関係は変わっているのが見えるでしょう。
 ちなみに、朝昼夜は太陽の方向を基準に考えるので、太陽は必ず朝に東の空に昇ります。これは、太陽が東の空に昇る頃を「朝」と呼ぶことに決まっているからです。実験では太陽役の人が見え始めたときが朝で、太陽が見え始めた方が東です。(KEI)

Q62
コジコジさん
2001年 10月 21日  13時 48分
知人から天体望遠鏡を息子のために譲っていただきました。詳しいスペックが解りません。教えていただければと思います。
本体にSKYDREAM GX7000と書いてあります。

 ネット検索で調べてみると、ケンコーのGX7000ですね?口径114mm焦点距離900mmの反射赤道儀です。
 詳細はケンコーのページでどうぞ。(KEI)

Q61
ハピピハさん
2001年 10月 17日  13時 26分
こんにちは ハピピハです。
 なんで、火星の大接近は、あるんですか?
  ついでにといっては、なんですが、大接近すると、地球にどんな影響があるんですか?

 地球と火星はともに太陽の周りを公転していて、その周期は地球と火星で違っていて、地球の方が短いです。そのため地球は火星より早く太陽の周りを回り、やがて火星に追いつきます。太陽から見て地球と火星が一直線に並ぶことを会合といいます。
 地球と火星が太陽の周りを回る軌道が円であれば、会合のときの火星と地球の距離はいつも同じになります。ところが、地球の軌道はほぼ円ですが、火星の軌道は楕円で、太陽との距離が大幅に変わります。そのために会合の時の火星−地球間の距離は会合が起きる場所によって変化します。

 会合で火星までの距離が遠いときを小接近、近いときを大接近と言います。再来年(2003年)の会合は火星と地球の軌道が最も近い部分で起きます。このときの火星の視直径は25”にもなります。これは100倍の望遠鏡で見ると肉眼で見る月より大きくなると言うことです。今から楽しみです。
 ちなみに火星の大接近がおきても、地球にはほとんど何の影響もありません。まあ、せいぜい天体望遠鏡の売り上げが伸びるくらいでしょうね。(KEI)

Q60
まいかのパパさん
2001年 10月 15日  19時 48分
はじめまして。こんばんわ。5歳の娘が先日流星を見てから星に興味を持ち是非キレイな星を見させてやりたいと思い、オークションで望遠鏡をさがしておりましたら、ケンコーのGX7000という機種を手頃な価格で見つけました。以下性能です。主鏡有効径−114mm、焦点距離−900mm、接眼レンズと倍率−H6mm/150倍(450倍)・H20mm/45倍(135倍)…()は3倍バローレンズ使用時、口径比−1:7.9、集光力−270倍、分解能−1秒、極限等級−12.1等級とありますが、私素人のため全く利点が分かりません。流星群等の観察に適しておりますでしょうか。是非アドバイスをお願いします。 
 まず、流星を見るためにはその望遠鏡に限らず、望遠鏡はほとんど何の役にも立ちません。唯一、流星が非常に多く出現するときにその輻射点(流星群は放射状に飛ぶものですが、その中心のこと)を精密に決定するといったような特殊な観測には使うこともあるでしょうが、そうでなかったら、流星は肉眼で見えますし、あまりに動きが早すぎて望遠鏡で追うことは不可能です。
 さて、その望遠鏡ですが、反射望遠鏡としては非常にオーソドックスな性能を持っており、アンドロメダ銀がやオリオン座大星雲といったものから月や木星や土星などの惑星などもきれいに見えるはずです。土星の輪の中にはカッシニ空隙という筋があるのですが、そのくらいの口径の望遠鏡なら十分に見えます。
 ところで、ちょっと注意したいのは、口径10cmクラスの反射赤道儀は、想像以上に大きいですから、保管場所がちゃんと確保できるかどうか考えた方が良いかもしれませんし、結構重い(15kg以上あるはず)ので持ち運びにも苦労するかもしれません。(KEI)

Q59
ハルさん
2001年 10月 14日  17時 40分
初めまして。
大学で卒論をやっているのですが
1.日出・日没の時間
2.1時間ごとの太陽の高さ(0〜24時)
3.1時間ごとの太陽の角度(0〜24時)
 の計算方法を教えてください。

 むむ・・・・これはえらい難問(汗)。
 まず、日の出・日没時刻は、太陽周りの地球軌道から太陽の赤経赤緯を求めて、その土地での緯度経度で求まる地平線の大円がその太陽の位置を含むときの南中方向の赤経と太陽赤経から地方時を求め、標準時の経度とその土地の経度から標準時に変換する……といった手順が考えられます。
 どうしても計算で求めないといけないんでなければ、天文年鑑に東京の2日毎の日出日没時刻と緯度経度による補正式が出てるのでそれを見るのが手っ取り早いです。
 太陽の高さや方向は太陽赤経赤緯と、その地方の地方時を使って、太陽が地球中心から見てどの緯度経度方向にあるかを計算して、それを観測地の緯度経度方向に極を持つ回転座標系に座標変換すれば求まるはずです。
 いずれも私はやったことはないんで、具体的な計算式は知りませんし、また、今考えるのも面倒なので書きません(書けませんが正しいかも。(^^; )。
 まあ、大学の卒論だそうですから、そのくらいの座標変換の式くらいはご自分で導き出してみてください。ちょっとした三角関数の演習問題です。(KEI)

Q58
けんたさん
2001年 10月 12日  13時 13分
はじめまして。
初めてお便りさせていただいております。
早速ですが、質問させてください。
ある理由から、先のアメリカで発生したテロ事件のレポートを作成中なのですが、space.comというwebsiteで『小惑星に平和の祈りを込めて誓いの言葉を付けた』というレポートを発見しました。http://www.space.com/news/asteroid_setp11_011010.html
自分の文章に取り込みたいのですが、裏付けの資料が見つかりません。
国際小惑星連合(IAU)のHPにも行ってみましたが情報がありませんでした。
新聞のサイトにも情報がありませんでした。
報復戦争に反対するための抗議行動にビラとして使うための下準備なので、この記事がどうしても欲しいんです。
お知恵を拝借させていただけないでしょうか

 それだけ調べても出てこないなら私には分かりません。そのサイトのwebmasterにでもコンタクトしてみるのが一番手っ取り早いのでは?(KEI)

Q57
てんちょうさん
2001年 10月 10日  1時 0分
はじめましてお世話になります
天体望遠鏡を買いたいと思っているのですが機種がたくさんあるのでどれを買ってよいものか悩んでいます

ケンコーのMSZ−500とスペーシア900REのメリット、デメリットを出来れば教えて下さい 息子に星雲・星団・銀河系を見せやりたいと思っているのですがこのクラスの望遠鏡で見れるのでしょうか?
やはりもっと高額な物じゃないと見れないのですか?

素人的質問で恐縮ですが、ご解答お願い致します

 その2つの機種は口径115mmで焦点距離が920mmですから、小型反射赤道儀としては非常にオーソドックスなスペックを持っています。そのため、星雲星団から惑星までオールマイティに使うことが出来ます。
 カタログデータから見る限りは特にデメリットもないとは思うのですが、目的が星雲、星団、銀河ということですので実視野の広さが問題となります。MSZ-500やスペーシア900REでは最低倍率が46倍ですが、これだとスバル星団は視野からはみ出してしまいます。その目的のためにはもっと焦点距離が短い(倍率が低く実視野が広くなる)ものの方が適してると思います。例えば同じケンコーでもMSZ-400とか、スペーシア500REならば、焦点距離が500mmとなり、最低倍率が25倍となります(しかもこっちのほうが少し安い)。
 もちろん、星雲星団を見るにはもっと大きい望遠鏡ならそれにこしたことはないですが、10cmクラスでも、いろいろと見れるものがあります。例えば、銀河ではM31(アンドロメダ銀河)、M81M82(おおぐま座の銀河)、ガス星雲ではM42(オリオン座大星雲)、M8(いて座干潟星雲)、超新星残骸のM1(おうし座カニ星雲)、惑星状星雲のM27(こぎつね座亜鈴星雲)、M57(こと座リング星雲)、球状星団のM13、散開星団のχh(ペルセウス座二重星団)、M45(すばる)などといったところが楽しめると思います。もちろん長時間露出した写真のようにははっきりは見えないでしょうが。私は高校生の頃に口径105mmの反射望遠鏡で見たM81とM82が想像以上によく見えたのが印象に残っています。(KEI)
てんちょうさん
2001年 10月 11日  0時 57分
早速のご解答ありがとうございました。
口径と焦点距離は大きいほど良いと思っていたのですが
目的によっては仇になるのですね。。(スバル星団がはみだす)

また質問なのですが
スペーシア500REだと倍率が250倍(3倍バーローレンズ)
スペーシア900REだと倍率が460倍(3倍バーローレンズ)
と倍率が全然違いますが
「倍率が高い=高性能」の解釈は間違いでしょうか?

将来的な事を考えるとオプションパーツの豊富なMeadeのDS115シリーズなどの方が良いのでしょうか?
 お気づきのように、「倍率が高い=高性能」の解釈は大間違いです。
 望遠鏡は光が波であることの影響でその口径によってどのくらい細かい物を分けて見ることが出来るかが原理的に決まっています。どのくらい離れていれば分離して見えるかという値を分解能といいます。
 分解能をd(秒)、望遠鏡の口径をD(cm)とすると、
d=11.58/D
で求められます。それ以上細かい物は原理的にボケてしまうわけです。望遠鏡の倍率を上げていくと、目の網膜に作られる像も大きくなるので、観測者は細かい物が見えるようになるのですが、ある倍率で、その分解能ギリギリの大きさの物が網膜の細胞の大きさと一致するわけです。この倍率を有効最高倍率と言います。有効最高倍率以上の倍率を上げてもボケが大きくなるだけでそれ以上細かい物が見えるわけではないわけです。
 有効最高倍率は口径D(mm)と同じくらいです。せいぜい有効最高倍率の2倍くらいまでが見やすい倍率であって、それ以上倍率を高くするのはボケが大きくなるだけです。
 口径115mmのこれらの望遠鏡はだいたい200倍以上に倍率を上げるのは無意味ということになります。ということで、スペーシア500REでも必要十分な性能は出ているわけです。
 但し、惑星を見たいといった、高倍率主体での使用を考えているならば、主鏡の焦点距離が長くてバーローレンズなどを使用しなくても有効最高倍率が出る機種を選択した方が(像の切れ味がよいので)望ましいわけです。
 ミードのDS115については、自動導入のついた経緯台ですから、眼視観測専用に考えているなら悪くはないかもしれませんが、口径10cmクラスで見れる対象は星図さえ見れればわざわざ自動導入を使うまでもありませんし、将来写真撮影をするようなことを考えると、赤道儀(但しモータードライブを付けられる機種であることが必要)の方が適しています。
 どっちがよいかは使う人の目的次第であって、一概には言えません。(KEI)

Q56
ハピピハさん
2001年 10月 9日  13時 27分
こんにちわ 2度目 ハピピハです。
 さっそく、質問です。
  太陽〜地球間と、地球〜火星間では、どちらがどのくらい遠いんですか?

 これは結構難問かも。太陽と地球の間は常にほぼ一定で、平均約1億5千万km(149597870km)ですが、火星と地球はどちらも太陽の周りを回っていますから、その距離は大きく変わります。軌道上で、火星と地球が太陽の同じ方向にある場合は最も接近したときで火星−地球間は約5600万kmで、火星と地球が太陽をはさんで、反対方向にある場合は最も遠いときで約4億kmとなります。(KEI)

Q55
アトランタさん
2001年 10月 7日  14時 47分
始めましてお世話になります。 以前から気になっていたのですが、月の引力についてお伺いします。 地上で(海抜0M)での人間にかかる地球の引力が1とすると月からの引力は何分の1くらいになるのでしょうか?1000分の1ぐらいでしょうか? また太陽からの引力はどうなりますか? お教えください。
 引力は質量に比例し距離の2乗に反比例します。地球の表面での引力は地球の全質量が地球の半径だけ離れた距離に相当します。つまり、地球の引力を求めるときの地球までの距離は地球半径(約6378km)になります。
 さて、月の質量は地球の質量の81.3分の1、距離は384400km(地球半径の約60.2倍)ですから、地球上で月から受ける引力は地球から受ける引力の(81.3×60.22分の1=)約30万分の1となります。
 一方太陽の質量は地球の333549倍で、距離は149597870km(地球半径の約2.35×104倍)ですから、地球の引力の(約2.35×104×2.35×104÷333549 分の1=)約1670分の1となります。
 地上での潮汐力は、太陽より月の影響の方が大きいのですが、引力そのものは太陽の方が(私自身意外だったが)遙かに大きいわけです。
 ……計算合ってるかなぁ………(KEI)

Q54
じっぽさん
2001年 10月 6日  19時 18分
先日、夜中に車を運転しているときに4歳の娘に質問されました。
「どうして、お月さんはついてくるの?」
「えーーっと・・・」
確か小学生のとき習ったような気がするんですが、まったく答えられませんでした。
質問です。「どうしてお月さんはついてくるの〜っ!?」
 自分が直線的に移動した場合、近くの物は見える方向が大きく変わりますが、遠くの物は見える方向があまり変わりません。つまり三角形で底辺(自分の移動)と比べて高さがそんなに高くなければ(近くの景色)底辺以外の2辺は向きが全然違う方向を向いていますが、高さが底辺に比べてうんと大きかったら(遠くの景色)底辺以外の2辺はほぼ同じ向きを向いているということになります。
 月までの距離は約37万kmありますから、自動車に乗って数km程度移動しても見える方向はほとんど一緒です。

 ……と、コレが大人向けの答えですが、これを4歳のお嬢さんに説明するのは至難の業ですし、はたしてお嬢さんの質問の意図がこういう説明を求めてのことかは謎です。
 ま、お父さんがんばってくださいまし。(^^; (KEI)

Q53
なぎパパさん
2001年 10月 5日  0時 26分
はじめまして。小学二年生の娘のために去年のクリスマスに、反射式・赤道儀天体望遠鏡を買いました。私は全く知識の無い状態のまま、「ただ月が良く見えたら、星が良く見えたら」と、ホームセンターで定価11万円の物が3万円の大特価につられ購入しました。ところが、取扱説明書には操作の説明がたった一ページしかなく意味も全くわかりません。発売元のケンコーのホームページを観ても、パソコンを始めたばかりでよく解らず、ほとほと困っていたところこのサイトを見つけました。掲示板を見ても私ほどの無知な初心者はいないようで恥ずかしいのですが、反射式天体望遠鏡の、焦点のあわせ方、どこを覗いて見るのか、基本的な注意点などを教えていただければ大変助かります。(株)ケンコーの反射式・赤道儀天体望遠鏡、プラトロンMSZ-500、スペーシア900REと書いてあります。よろしくお願いします。
 まず、その望遠鏡の基本的なところから。
 その望遠鏡はニュートン式の反射望遠鏡がドイツ式の赤道儀という架台に載っているものです。  ニュートン式とかドイツ式とかの意味と基本構造は当サイトの初心者のための天体望遠鏡の基礎をご覧下さい。それでは、望遠鏡本体(光学部分)と架台(機械部分)に分けて説明します。

光学部分の操作
 ニュートン式望遠鏡は覗く部分が望遠鏡本体の筒(鏡筒という)の開いているところの横の小さい筒の部分(ドロチューブという)ということがわかると思います。
 望遠鏡を使うにはそのドロチューブに接眼レンズ(アイピースという)を差し込んで、鏡筒を対象方向に向けて見ます。ピントは、ドロチューブについている回転ノブを回すと、ドロチューブの長さが変わるのでこれで一番よく見えるように調節して行います。倍率はアイピースを交換して変えるわけです。ところでその望遠鏡には3倍のバーローレンズというものがついていると思いますが、これをドロチューブに取り付けると主鏡の焦点距離が3倍になるというものです。つまり同じアイピースを使った場合には倍率が使わない場合の3倍した値になります。
 倍率は最初は低い倍率で目標天体に望遠鏡を向けて、それからアイピースを交換して倍率を上げます。

機械部分の操作
 望遠鏡を目的の天体に向けるには赤道儀の極軸と赤緯軸のクランプをゆるめて、鏡筒を目的方向にだいたい向けてから、クランプを締めてあとは微動装置で微調整すればいいわけですが、天体に向ける前にしなければならないことがあります。それはファインダーの調整です。
 ファインダーとは本体の鏡筒に平行についている小さい屈折望遠鏡のことです。ファインダーを覗くと十字線が見えると思いますが、この十字線の交点に目的天体を合わせるように鏡筒の向きを決めると本体の視野に目的天体が見えるというものです。天体望遠鏡は倍率が高いので視野が狭く、なかなか直接は目的天体に向けにくいのでファインダーを使います。
 ただし、そのためにはファインダーと本体鏡筒が完全に平行になってないといけませんから、その調整をするわけです。これは通常は日中に行うことになります。
 まず、本体を低倍率にしておいて、遠く(数百m以上)の景色の中の適当な目標物(鉄塔先端やビルの角など)を本体の視野中央に入れます。そして、架台のクランプをしっかり締めてファインダーを覗きます。買ってきてすぐには、ファインダーの十字線はその目標物とずれているでしょうから、ファインダーの横に付いているネジを回して十字線が目標物に一致するようにファインダーの向きを調整します。
 これで天体に向ける準備がだいたいできました。赤道儀は極軸を天の北極(北極星の近く)に向けておいて使います。そうすることで、目的天体を視野に入れると、極軸を回すだけで、星の日周運動を追尾できるようになります。

 基本的な注意点ですが、太陽は絶対に見てはいけません。もし太陽を見ると、目が焼けて失明します。あと、100倍以上の高倍率なら問題無いのですが、低倍率で月を長時間見るのも眩しすぎて目を痛める恐れがあります。ムーングラスというアイピースに装着するフィルターがあればよいのですが、その機種には付属していないようです。
 これで説明書を見てわからないことがあったら、また質問下さい。(KEI)

Q52
morzoouさん
2001年 10月 4日  22時 9分
星野撮影(固定撮影)時のレンズの選択について質問ですが、本などによると「カメラのレンズは出来ればF値2.8のものがよい」と書いてある物を見かけますが、F値3.5〜4程度のものでも撮影可能でしょうか?
 私は一般的にF2.8がよいという話を聞いたことはないのですが、ニコンのAiニッコールのF2.8のレンズは収差が少なく性能がよいという話を聞いたことはあります。
 星野撮影をする場合に使うレンズは、別にFがいくつのものでも問題ありません。ただ、解放で使うと収差が目立ちますので解放よりひと絞りかふた絞り絞り込むのが重要です。(KEI)

Q51
つかもとこういちさん
2001年 10月 4日  2時 3分
こんにちは、Mr.KEI様。土星を見るために望遠鏡を買いました。ネットで調べると○年○月ならば○○座付近を○○時までとか、○月ばらば一晩中見れますとか、出ています。全く情報源が無い時に、土星の位置を知るには皆さん、如何しているのでしょう?はや見盤とか無いようですし、天球上の軌道も(角度は一定?)東からのぼる事しかわからないのですが。教えていただけると、助かります。宜しくお願いします。
 まあ、そもそも、全然情報が無いって言うことはないと思うんですが。まあ、月刊天文ガイドなどの天文雑誌にたいてい、情報は出ています。
 それで、そういう情報を全然漏ってない場合はどうするかですが、土星の位置は年によってもそんなに大きく変化しません。これは土星の公転周期が約30年と長いためです。そのため、一度確認すればだいたいそこら(年と共に徐々に日がしに移る)にいます。
 おおよその場所がわかれば、土星は明るいので星座を構成していない一等星が有ればそれが土星です。今はアルデバランの側にあり、夜半過ぎに昇ってきます。(KEI)


過去ログQ1〜Q50

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