初心者の天文質問箱
 天文初心者がいだく素朴な疑問があると思いますが、なかなか恥ずかしくて他人に聞けないってなことがあると思います。
 下の送信フォームに必要事項を書いて送信を押して頂けば、私の知っている範囲でお答えします。
 どうぞ遠慮なく送って下さい。小中学生歓迎。  なお、通常は質問を頂いた最初の週末に回答しますが、急ぎの天文現象の場合はこの限りではありません。


送信はこちらから。
Q50
ハピピハさん
2001年 10月 3日  14時 22分
 こんちわ  かなり初心者ハピピハです。
 いきなりですが
  みなさんに質問です
 赤道傾斜角度って何でしょう?
 ついでに太陽系の惑星の赤道傾斜角度をおしえていただきませんか?

 赤道傾角とは、惑星が太陽の周りを回る軌道を含む平面(軌道面という)とその惑星の赤道を含む平面(赤道面という)の間の角度のことです。この角度は、自転の回転方向と公転の回転方向が同じ場合に2つの平面が一致した場合を0度としますから、自転と公転の回転方向が逆で2つの平面が一致した場合は180度となります。
 赤道傾角はたいていの惑星ではそんなに大きくないのですが、天王星は90度に近いですし、金星は180度に近いです。
水星:0
金星:177.4
地球:23.45
火星:25.20
木星:3.07
土星:28.08
天王星:97.98
海王星:?
冥王星:?
(出典:鈴木敬信著、天文学通論、地人書館)
だそうです。(KEI)

Q49
サクライタクヤさん
2001年 10月 2日  20時 48分
地平線近くの月は何故大きく見えるのですか?
(ひょっとしたら勘違いですか?)
これは夕日が大きく見えるのと同じ理由です。(KEI)

Q48
小谷 チヨさん
2001年 9月 9日  16時 49分
星は、暗くなるにつれて見やすくなるのか、見にくくなるのか、どちらですか?
空が暗くなると星は見やすくなります。(KEI)

Q47
ボロウさん
2001年 9月 8日  4時 39分
はじめまして。星に関してはまったくの初心者です。以前から写真はよく撮っていたのですが、最近になって星に興味を持ち始めました。星を写真に収めたいと思うのですが、どんな望遠鏡でもカメラをセットすることは可能なのでしょうか? 私が使ってるカメラはオリンパスのE−10でデジタルカメラです。フィルタ径は62mmです。もしこのカメラで星を撮影することができるとするならば、天体望遠鏡の他に必要な物もあるのでしょうか? よろしくお願いいたします。
 結論から言って、そのカメラで拡大撮影によって星の撮影をすることは非常に困難です。星の撮影についてはおおざっぱにはここを見てもらえばよいのですが、そのカメラは、レンズがはずれる形式ではないので、コリメート法以外、望遠鏡に取り付けることは無理ですそのための接続器具は自作するしかないと思います。
 レンズ交換の出来る、天体撮影に適したデジタルカメラはニコンのD1(ニコンFマウントの交換レンズがそのまま使える)しか思いつきませんが、これは価格が50万円以上します。
 使用する望遠鏡は、赤道儀の架台になっている必要があります。まあ、極短時間の撮影なら経緯台で自動追尾する形式(ミードLX-200等)でも可能です。

 ところで、星の撮影をしたいと言っても、被写体によって撮影方法は変わってきます。
 惑星や月を拡大撮影したいのであれば、望遠鏡は必須ですが、星座を撮りたいとかいうのであれば、カメラだけでも可能です。標準レンズ以下のレンズで、固定撮影で20秒くらいまでの露出なら、星を点に写すことも可能です。そのカメラは露出時間が最長で3秒のようですが、明るい星(1等星以上)なら写ると思います。ただ、これは、私自身に経験が無いのでなんとも言えませんが。逆に試して報告頂けると助かります。
 まあ、星の撮影がしたいとお考えならそれに適したカメラを買う方が安上がりではないかと思いますが。天体撮影に最も適するのはフルマニュアルフルメカニカル一眼レフですが、これは一眼レフの中では安価で、ニコンFM-10等の、フルマニュアルフルメカニカルの入門用一眼レフがレンズ付きで実売価格で4万円以下で入手可能です。

 質問の「望遠鏡をセットする」の意味が、拡大撮影とかではなく、ガイド撮影のためにという意味であれば、いちおう可能ではあります。望遠鏡の鏡筒に適当な方法で雲台をとりつけ(望遠鏡ショップなどで、望遠鏡に取り付ける雲台は売っている)そこにカメラを載せて、露出チュウに望遠鏡をのぞいて、適当な星を望遠鏡の視野中央に入るように望遠鏡の向きを操作します。この場合、使用する望遠鏡の架台が赤道儀なら問題はありませんが、経緯台だと長時間の露出で写野が回転します。(KEI)
ボロウさん
2001年 9月 9日  14時 54分
レンズ交換式のD1であれば天体撮影ができるとのことでしたが、ということは銀塩一眼レフカメラも可能と理解してよろしいのでしょうか?ニコンではなくペンタックスのマニュアル一眼レフカメラならあります。これでしたら望遠鏡に取り付け、拡大撮影をすることはできますか?もし可能ならば望遠鏡の他に必要なものはあるのでしょうか?
 銀塩一眼レフは、天体撮影に最適です。しかも、マニュアル一眼レフなら、言うことありません。
 望遠鏡に一眼レフボディを取り付けるには、望遠鏡のメーカー毎にカメラアダプターを用意してあるので、そのうち拡大撮影用カメラアダプターが必要になります。さらに、そのアダプターをカメラのマウントにあわせるアダプタ(TリングとかTアダプタと言う)が必要になります。Tリングは、カメラを指定して購入して下さい。(KEI)

Q46
名無しの権兵衛(いちおう名前は書いて下さい)
2001年 9月 6日  15時 0分
星は暗くなるにつれて良く見えるのか、良く見えない。どちらなの?
 「暗くなる」っていうのが、「空が暗くなる」のか「星が暗くなる」のかわからないんで、両方のケースについて答えておきます。
 まず、空が暗くなると、よく実感するように星はよく見えます。これは、星の明るさが同じなら、周りが明るいと、星の光がそれに埋もれてしまうからです。これが極端になったのが、昼間は星が見えないのに、夜は星が見えると言うことです。ということで、夜に星を見る場合は明るい街の中よりは、山などの郊外の方が星は明るくよく見えます。
 一方、星が暗くなると、当然、星はよく見えなくなります。
 ただ、おもしろいことに、空の星は暗い星ほど数は多くなります。というわけで、郊外では非常に多くの星が見えます。都会の街の中では星は1個か2個くらいしか見えませんが、全く街灯りの影響が無いところでは、一度に6000個の星が見えるそうです。(KEI)

Q45
さかにゃさん
2001年 9月 5日  23時 22分
ここのコーナーはとてもためになりますね。
特に、学生現役からだいぶはなれてしまった私のような人間にも、新たに、おお、そうだったのか!って思うことが多いです。

そこで、赤恥覚悟での質問なのですが、
万有引力で引き合う太陽と、地球(その他の惑星もそうでしょうが・・・。)は、何故、引き合っているのに、その間の距離はあまりかわらないのでしょうか?
どんどん近くなってもおかしくないですよね?
地球、はたまた太陽は他に強力な引力でひっぱられているのでしょうか?だから太陽のまわりを回転してるのかな?
あー、気になります。分かり辛い文調で申し訳ありませんが、お願い致します。
 もしも、地球が止まっているのであれば、地球と太陽の距離はどんどん近くなっていくはずです。ところが、実際は地球は動いて太陽の周りを回っています。この場合、地球は回っていることによる遠心力もかかることになり、太陽からの引力と遠心力がつりあっているために、太陽と地球の距離は代わらない、というのが、一番簡単な説明です。

 もうひとつの説明として、地球は確かに太陽の方に落ちているのですが、最初に太陽と違う方向に動いているために、太陽のところまで落ちたときには、その分だけ太陽と違う方向にずれるということです。ボールを持って手を離すと真下に落ちるのに、横に向かって投げると、別の場所に落ちるのと一緒です。地球と太陽の場合、そのずれた距離が最初の太陽との距離と同じで、これを永遠に繰り返しているわけです。(KEI)

Q44
うえたにさん
2001年 8月 31日  16時 5分
最近、ボーグ76(EDレンズではない)の天体望遠鏡を購入しました。とりあえず惑星を見ようと思い、月(良く見えた)・火星(点)・木星(点)・土星(点)にしか見えず、望遠鏡なんかこんなものか とがっくりしています。私の使い方が悪いのでしょうか?
ちなみに倍率の最高は151倍です。
 ボーグ76って言うと、口径76mmですよね。それに151倍をかけて、初心者が見たとした場合、火星が点に見えるって言うのは理解できます(火星は初心者がはっきり見るには小さい)が、木星や土星が点に見えるということはないと思いますよ。少なくとも、土星は輪の存在がはっきりわかるはずですし、木星は、縞模様が見えるはずです。火星だってよく見てれば、模様が見えてくるはずです。
 想像するに、木星や土星と思って、間違って別の恒星を見てしまったと言うことはありませんか?
 ちなみに、現在土星は、2時過ぎに東の空にアルデバランと並んで見えていますし、木星は4時頃に東の空に見える明るい星2つのうちの上の方のやつ(ちなみに下は金星)です。
 星を間違っていないとすると、倍率を間違えているという可能性も。ボーグ76の最低倍率は10倍のようですが、その倍率では、さすがに惑星は点にしか見えません。100倍以上かけて見てみて下さい。(KEI)

Q43
赤松さん
2001年 8月 24日  13時 3分
虹は何故できるんですか?
 まず、小学校低学年と言うことですから、光の屈折のことから説明しましょう。その前に太陽の光はいろんな色の光が混じっているものだということを覚えておいてください。

 さて、光には空気中から見ずやガラスに、斜めに入るとその進行方向が曲がるという性質があります。これを屈折と言います。凸レンズで光が集められるのも、この性質のおかげです。ところで、図の左のように、屈折の曲がり方は色によって違います。赤い光より青い光の方が大きく曲がります。これを分散と言います。
 あともうひとつ、全反射ということも覚えておかないといけません。全反射とは、光が水中やガラスの中から外に向かってすすんだときに、ある角度では、外に出ずにそのまま水面などで鏡と同じように反射する性質のことです。
 それで本題ですが、虹は太陽の光が空中の雨粒に当たって、屈折や全反射を繰り返して出てくることで色の出てくる方向が変わることによってできます。図の右のように通常の虹では雨粒(水の球)に入ってから、2度の屈折と1度の全反射「屈折→反射→屈折」で出てきます。
 図を見てよく考えればわかるように、赤い光の方が青い光よりも下の方に出てきます。空中にそういう光を色によって別の方向に曲げる雨粒で満たされているときを考えます。そうすると、地上にいる人から観察すると、より高いところが赤く、低いところが青く見えます。つまり虹は上が赤く、下が青くなるわけです。(KEI)

Q42
後藤さん
2001年 8月 15日  20時 52分
先日は、望遠鏡のお手入れ方法を教えていただきありがとうございました。昨日、初めてM31、M8などを観測し感動しました。13日にペルセウス流星群を観測したのですが、11時から12時の間に3個でした。でもとっても大きかったので、うれしかったです。
質問はこの流星についてなのですが、たとえば大分に住む私が、天頂に流星を観たとき、どのくらいはなれている人が同じものを見ることができるのでしょう。というのは、流星はすぐ側で燃えているようにもみえ、(大気圏ですかね)離れると見えないのかなあと思っています。観測場所で見れた個数も違っていますし…
くだらない質問ですが、よろしくお願いします。
 だいたい流星の高さは70kmくらいと言われています。地球の半径は約6300kmですから、幾何学的には自分の居るところの地面に引いた接線から地面が70km下がったところまでの流星が見えることになります。

X2+Y2=63002…(1) (半径6300の円の方程式)
Y=6300-70…(2)

という方程式を解くと
X=936.5…
つまり原理的には約900km離れたところの流星が地平線ギリギリに見えると言うことになります。もちろん、山や建物などの障害物や大気による減光などで、実際に見えるかどうかは分かりませんが。(KEI)

Q41
岡元靜香さん 2001年 8月 10日  7時 25分
よろしくお願いいたします。
欲しいな…と思っている望遠鏡があるんですが、三脚がついてないのです。自宅にあるカメラ用の三脚で代用できるのでしょうか?(それとも望遠鏡専用のものでないとダメなのか?)その商品は三脚付きだと1万円も高くなってしまうので安価に押さえたいのですが…。
 たぶん欲しい望遠鏡はミードのETXだと思うのですが、これを前提に答えます。
 まず、カメラの三脚で代用できるかと言うことですが、大きいサイズの三脚なら使えます。実際、私もカメラ三脚でETXを使用しています。但し、三脚の大きさが問題で、超望遠レンズに使うような三脚だけで重量が2kg以上あるようなものでないと、強度的に無理です。ちなみに、このような大型三脚は価格が数万円しますから、1万円で三脚がつくならお買い得です。(KEI)
岡元靜香さん
2001年 8月 10日  20時 16分
銘柄はケンコーSkyDreamGX4000です。重量は不明ですが口径が広いので見やすいかな…と思っているのですが。初心者には反射式は少々難しいとききましたが、三脚への設定さえも出来るか不安です。
 う〜ん、ちょっとケンコーのホームページを調べてみましたが、これだと専用の三脚でないと使用不能ですね。そもそも、三脚無しの仕様があるのさえも不明ですが。たぶん、三脚無しの仕様があるのであれば、すでに別のケンコーのGXシリーズの望遠鏡を持っている人のための仕様と思われます。
 その前に、これは口径10cmで焦点距離が500mmですよね。これは、口径の割に焦点距離がちょっと短いので、一般的に売られているもっとも短い接眼レンズ(5mm)を使っても倍率は100倍までしか上がりません。(もっともバーローレンズがついていて300倍まで使えるようになってはいるようですが)というわけで使用目的は星雲や星団の観望などの、低倍率で十分な目的に最適と言うことにもなります。
 あと、反射式でもそんなに難しいと言うことはないですよ。覗く方向が望遠鏡の横からになるのでちょっと慣れないと初心者には違和感があるかもという程度です。昔は工作精度が悪かったので、光学系の光軸がよくずれるのでこまめに調整が必要だったのですが、最近はそんなに光軸がずれるということもないので、大丈夫でしょう。(KEI) 
岡元靜香さん
2001年 8月 11日  6時 22分
何度もすみませんです。どういったタイプのものを買えば良いのかアドバイスをいただけませんでしょうか?倍率などといってもサッパリわからないのです。
土星の環が観れる!という謳い文句につられ、当初決めていたものがあったのですが、調べたら他にも色々と同様の説明があり(見え方もボケていたり色々あるようで)
当初はMSZ-300やスペーシア800RAあたりが妥当かな…と思っていたのですが、結局どれが良いのか迷ってしまったのです。
惑星が見れたらいいなぁと漠然と考えていたのですが…位置を探すのも大変そうですね。
 目的が惑星を見たいというのであれば、口径が大きいにこしたことはありません。説明が難しくなるので省略しますが、望遠鏡は口径が大きくなるほど細かいものが見えるようになります。GX4000も、口径が約10cmあり、初心者がちょっと見て楽しむには十分です。望遠鏡の形式とか、倍率とかについてはこちらを見てみて下さい。
 土星の輪があるのを見たいだけであれば、口径が5cmくらいの小さい屈折望遠鏡でも十分ですが、土星の輪の中の細かい筋とか、土星表面の縞模様、木星表面の縞模様や、火星表面の模様を初心者が見て楽しめるにはやはり最低口径10cm必要と思います。
 ところで、惑星を見たいという目的で有れば、GX4000のような、焦点距離が短いものにバーローレンズを組み合わせるよりは、焦点距離が長いものの方が像の切れ味がよく、見やすいです。同じケンコーのGXシリーズなら、GX4000よりは、GX6000やGX7000の方が、適していると思います。ニュートン式反射望遠鏡では焦点距離が口径の7倍以上あるくらいが目安です。
 あとは、予算内でできるだけ口径が大きいものを選べば間違いないでしょう。最初にちょっと予算を奮発したほうが、あとあとを考えるとよいかもしれません。最初に見え味の悪い望遠鏡を使うと、結局は長くは使わずに埃をかぶるだけですから。
 惑星の場所ですが、探すのはそんなに難しくありません。というのは、初心者が望遠鏡で見るのに適しているような惑星は明るいので、天文雑誌(天文ガイドなど)でおおざっぱな位置を調べて、その方向で一番明るいのが目的の惑星です。(KEI)

Q40
佐藤さん 2001年 8月 9日  19時 58分
夕日は、見た感じ太陽よりも大きく見えるのですが、それはどうしてでしょううか?
 これは、目の錯覚によるものです。天高く昇っている太陽は他に大きさを比較するものがありませんが、朝日や夕日は地上の建物や、山などとと大きさを比較してしまいます。
 というわけで、紙などで筒を作ってそれを通して夕日を見てみると、夕日は小さく見えます。(KEI)

Q39
後藤さん
2001年 8月 3日  21時 48分
 こんにちは、先日は質問にお答え下さりありがとうございました。
今日は、また別の質問ですがよろしくお願いします。
20cmのニュートンですが、鏡の所をみると、もう埃がかなりあります。どういうお手入れをすればよいのでしょうか。
 埃程度だったら、ブロワー球(ゴム製の風で埃を飛ばす道具)で吹き飛ばすだけで十分です。ブロワー球はカメラ屋さんで売っています。ブロワーにブラシのついたブロワーブラシというのも便利です。
  それで飛ばないようなヨゴレは、ガーゼにアルコールをしみこませたもので拭きます。あと、メッキそのものの反射率が落ちたら、メーカーでメッキしなおしてもらわないといけません。まあ、少々のゴミはあまり光学性能に影響を及ぼさないので、そんなに神経質になることもないと思います。(KEI)

Q38
真記さん
2001年 7月 28日  23時 42分
木星の半径を知りたいとき、視差と、木星までの距離もしらなければならないけれど、まず距離とはどのようにしてもとめたらよいのですか。またそしてどのように半径をもとめればいいですか?図を使って説明してもらえると嬉しいです。
か  まず、「視差」じゃなくて「視半径」ですよね?
 木星までの距離ですが、これは簡単に図にして説明できるほど単純ではありません。直接測定するには木星はちょっと遠すぎるのです。それではどうするかというと、太陽系の惑星の軌道の形は地球からの方向の時間変化の観測によって、精密にわかっています。ただ、この軌道の形はわかりますが、大きさはわかりません。いわば縮尺のわからない地図です。あとは、この縮尺を求めればいいだけですが、これは適当な惑星同志の間隔を測定すればいいわけです。この観測は地球に近い惑星と地球との距離をレーダーで測定することで行うそうです。具体的には金星との距離をレーダーで測定するわけです。
 こうして縮尺が求まれば、木星の見えている方向がわかれば、地球の現在の位置からどのくらいの距離にあるかがわかります。あとは月の距離を求めるところの解説と同じように木星の直径がわかるわけです。
真記さん
2001年 7月 29日  13時 33分
すごくよくわかりました。ありがとうございました。こんなに早く質問に答えてもらえるなんて嬉しいです。
友達が、その距離を調べることに関して、天体望遠鏡で木星を見たらその倍率で距離が分かるんじゃないかといっていたんですけど、そんなことはできるのですか?
 残念ながらその方法は、木星の本当の直径がわかっている場合でないと使えません。もちろん木星の本当の直径が分かっていれば、その方法で調べることはできます。但し、精度は相当落ちるでしょうね。
 その他に、地球上の遠く離れた場所(地球の裏と表くらい)から同時に見える方向を観測して三角測量の原理で求めることも可能でしょう。木星は地球の両端から観測すると、恒星に対して木星の直径の1/10くらい(約5”)ずれて見えるはずです。但し、地球の大気のゆらぎの影響や望遠鏡の分解能の問題でそんなに高い精度で求めることは出来ません。レーダーによる距離の有効数字は8桁ありますが、この方法ではせいぜい2桁でしょう。(KEI)

Q37
垣内勇人さん
2001年 7月 28日  18時 10分
地球が本当に自転、公転している証拠は、誰が、いつ、どのような見つけたのか、を教えてください。
お願いします。
 ん・・・これは難問な。とりあえず、手持ちの参考書(鈴木敬信著「天文学通論」地人書館)によると、自転の証拠を最初にあげたのはニュートン(万有引力の発見で有名な人)で、1687年にニュートンが歳差(地球の首振り運動:これによって、春分点は年月と共に移動する)の説明をしたものだそうです。これがなぜ自転の証拠になるのかはよく知りません。その他にいろいろ証拠がありますが素人的に一番わかりやすいのが、恒星の視線速度(スペクトル観測でわかる)が日周変化をすることです。その他に振り子の振動方向が回転するというフーコーの振り子(1851年)もわかりやすいかもしれません。
 公転の証拠ですが、1727年にブラッドリーという人が1727年に発見した光行差です。これは、真っ直ぐ落ちる雨の中を走ると雨が斜めに降るように見えるのと同じ原理で、星の見える方向が公転方向に傾く現象です。まあ、傾くと言っても火星の視直径くらいなんですがちょっと大きな望遠鏡で観測できない角度ではありません。素人的に一番分かりやすいのが年周視差です。地球の公転がなければ年収視差はありません。(KEI)

Q36
関谷 守さん
2001年 7月 27日  11時 47分
初めてメールさせて頂きます。小学校3年生の夏休みの算数の宿題で、約4千年前に円周率をどの様にして発見したか図を書いて説明しろ。という課題があり、各種参考書を図書館で調べておりますが、貴サイトを発見しましたので、問い合わせさせて頂きました。情報を提供していただければ幸いです。宜しくお願い致します。
 私は数学史にあまり詳しくないので4千年前のことはわかりませんが、小学生向けに図で説明することは出来ます。

 まず、円に外接した正方形を考えます(図左)。この正方形の一辺は円の直径(赤線)と等しいので、辺の合計の長さ(青線)は円の直径の4倍です。円周はこの正方形より内側にあるのでこの4辺の合計より小さいのは明らかです。つまり、円周率は4より小さい値ということがわかります。
 次に円に内接する正六角形を考えます(図右)。正六角形は正三角形6個で構成されていますから、この六角形の辺の合計(青線)はその三角形の辺(=円の半径)の6倍、すなわち、円の直径(赤線)の3倍です。円はこの正六角形の外にありますから、円周率は3より大きい値とわかりますす。
 このことから、円周率は3より大きく、4より小さい値と言うことが分かります。実際円周率は3.141592653589793238462643383279……と、3より大きく4より小さい値ですね。
 それにしても、これって、天文の質問なんだろうか……。(KEI)

Q35
やす子さん
2001年 7月 26日  13時 33分
幼稚な質問ですみません
今見えている火星はそのうちに見えなくなるのでしょうか
アンタレスのすぐ近くにいるんですが前からあったかな?と思っているんですが。
何処から来て何処へ行くのか教えて下さい。

火星を含めて惑星は地球と一緒で太陽の周りをほぼ円に近い楕円軌道で回っています。そのため地球から見ると、見える方向が変わっていきます。そのため星空(星座)の中を移動して見えます。
火星は今はさそり座のアンタレスのそばにいますが、先月あたりは、もうちょっと東側にありました。これからまた徐々に東に移動して行き、10月くらいには隣のいて座に移動するはずです。
火星はあと2年後に再度さそり座に戻ってきて、その数ヶ月後に地球に大接近します。このときの火星の大きさは25”以上になります。火星はこれより大きく見えることはありません。今から楽しみです。(KEI)

Q34
後藤さん
2001年 7月 16日  20時 19分
200mmニュートン式望遠鏡を買いましたが、ファインダーの合わせ方がいまいちです。あったと思っても実際星を見るとかなりずれています。また、しまう時はいちいちはずしています。どうしたらぴったりとあわせられるのでしょう。また、皆さんはファインダーを付けっぱなしにしているのでしょうか? よろしくお願いします。
私はファインダーをつけたまましまってますが。
ぴったり合わせるのは根気しかありません。
合わせる作業をするときは、数百m以上の遠くの景色を使います。夜間なら北極星を使うと、合わせている間も移動しないので便利です。
それにしても200mmニュートンとはうらやましい……(KEI)

Q33
柴田 あかねさん
2001年 7月 8日  13時 38分
ある人に星を見るために天体望遠鏡を借りたのですが、見方がわかりません。見方を教えてください
 質問が漠然としすぎていて、こたえにくいんですが……。
 天体望遠鏡の見方の基本は望遠鏡を見たいものの方向に向けて覗けばいいわけです。そこで問題は何かというと、そもそも、知らない人は望遠鏡のどこを覗いたらいいかを知らないと言うことがあるそうです。望遠鏡はもちろん、接眼レンズを覗くものです。
 次に問題となるのが望遠鏡を目的の天体の方向に向けるというものですが、普通の天体望遠鏡は本体の望遠鏡の他にファインダーという小さい望遠鏡がついています。ファインダーを覗くとたいていは十字線がついていますから、その十字線の交点に目的天体が見えるように望遠鏡を動かすと、本体の接眼レンズからも目的天体が見えるようになります。
 あとは、目的の天体が一番見やすい倍率に変えればすみます。倍率の変え方は接眼レンズを交換して行いますが、詳細は初心者のための天体望遠鏡の基礎を参照下さい。(KEI)

Q32.
坂本 珠江さん
2001年 7月 6日  13時 52分
北半球と南半球の気候のちがいを説明してください。
中1の娘、社会科での発表なのですが、理科的な説明を要求されているようです。
 これは、図に書いてみると、よくわかります。

 この図は、太陽の周りを回る地球の軌道を横からみたもので、中心が太陽、左右の丸が地球でそれを貫く黒線は地軸、赤線は赤道です。地球の地軸は公転面に垂直方向から約27度傾いて公転しています。この地軸は、コマの原理で空間の同じ方向を向いています。
 別の質問で説明してあるように気温は、日中の太陽の高度が高い方が高くなりますから、図の左では北半球が夏(薄赤色)で、南半球が冬(水色)になります。
 そのちょうど半年後には、地球は図の右に行くので、ちょうど逆に南半球が夏、北半球が冬になります。

Q31.
宇山 倫弘さん
2001年 6月 29日  21時 47分
理科の問題がわからないので教えてください
西の空には夏の大三角形をつくる(1 )が見え,月がしずみかかっているところだった。東の空にはオリオン座がのぼったばかりだった。また,北の空にはw形の星座(2 )が見えた。しばらくして東の空に金星がのぼってくるのが見えた。
この問題の( )と時刻を教えてください
小学6年 宇山 倫弘
 まず(1)ですが、夏の大三角形は詳しく言えば、それは「デネブとベガとアルタイル」なのですが、その問題の書き方『()の大きさは大きくない』からそこに入る答えは、簡単に「星」でいいんじゃないですか?
 次に(2)ですが、W形の星座と言えば、カシオペア座ですね?
 最後に時刻ですが、しばらくして金星が昇ってきたというのですから、その金星は明けの明星となり、昇るのは日の出の1〜3時間くらい前と考えられます。ですから、夏なら3時頃、冬なら5時頃、春と秋なら4時頃といったところでしょう。オリオン座が昇るような時刻は、12月頃なら夕方5時過ぎですから、星座早見で、そのような空に合わせて、季節と時刻を読んでみると、だいたい7月頃の3時くらいとわかります。
 まあ、小学生に求められる回答レベルで言ったら、「夏の明け方前」といった程度で十分でしょう。(KEI)

Q30.
くまさん
2001年 6月 13日  19時 26分
月から地球を見ると地球はどのくらいの大きさ(視直径)に見えるのか?計算式を教えてください。よろしくお願いします。
地球の半径をr、地球と月の距離をLとすると、視半径(θ)は厳密には
Lsinθ=r

となって θ=sin-1(r/L)
となります。 ただしθが小さいのでsinθ=θ(rad)と近似できますから Lθ=r
よって
θ(rad)=r/L
θ(deg)=180r/πL
すなわち視直径
2θ(deg)=360r/πL
となり、地球の半径、約6300kmと地球・月間の距離、約37万kmを入れて計算するとおおよそ2度ということがわかると思います。地球から見た月の視直径が約0.5度で地球の直径は月の約4倍ですから、これで合ってるはずです。(KEI)

Q29.
原口さん
2001年 6月 9日  2時 30分
初めまして。かなり唐突なのですが、最近気になって仕方のないことがあって、その件について質問しても宜しいでしょうか?
土星の輪って、外部からの写真はよく見るのですが、土星の地上からはあの輪はどのように見えるのでしょうか?
赤道上から見て、で回答をお待ちしています。

それ以前に、そもそも土星の地上から外が見えるのかという大問題があります。つまり、土星の表面は全体が分厚い雲におおわれています。外から見る土星表面はその雲です。
それでは、その雲表面を地上と考えた場合はどうなるかというと、土星の赤道上からは、真東から天頂を通って真西に抜ける一筋の細い光の帯として見えるでしょう。(KEI)

Q28.
真崎 剛二さん
2001年 6月 3日  23時 38分
太陽を中心とした地球の公転の図ってありますよね。それを見てると、南極点は、半年ずっと昼で半年ずっと夜のように見えるのですが、本当のところはどうなんですか?
 その通りです。おみごと。
 南極点では南半球の夏(北半球の冬)はずっと太陽が出ていて、冬(北半球の夏)にはずっと夜です。北極点も同様です。つまり、北極点は今はずっと昼で、南極点は夜です。
 ちなみに春分や秋分の時には北極点や南極点では太陽が半分だけ沈んで(昇って)いるわけです。(KEI)

Q27.
吉祥蓮華さん
2001年 5月 29日  19時 16分
初めまして。突然のお手紙申し訳ありません。
地球の自転、公転について知りたいのですが、なぜ地球は太陽の周りを回りながら回っているのでしょうか?なんのために回っているのか、とても不思議です。
素朴な疑問ですが、私には答えがわかりません。どうか教えてください。
 なぜ、地球が太陽の周りを回っているかという理由は万有引力によって太陽に引きつけられているからです。ちなみに万有引力がなぜあるかという問いには答えられる人はいないと思います。
 なんのためにという質問には、こればかりは「目的もなく、ただ回ってる」としか答えようがないですね。世の中には目的もなくただ、あるがままにあるという事例は結構ありますよ。(KEI)

Q26.
ゆっきーさん
2001年 5月 27日  13時 33分
 地球からの輻射量について知りたいのですが、夜間輻射量でなく、地表からの輻射量を知りたいのです。εがどれくらいだかわかりますか?どうやって調べればいいのですか?
 質問の「夜間輻射量でなく、地表からの輻射量」の意味が不明なのですが。そもそも私は記号εの意味を知りません。
 とりあえず、単位面積当たりの地表のある地点からの輻射は、昼夜間にかかわらず、地表温度の黒体輻射相当とは思うんですが。
 もしもお知りになりたいのが、単位面積当たりの輻射量ではなくて、地球全体の総輻射量でしたら、とりあえず、地球が太陽から受ける総エネルギーと総輻射量はバランスしてるわけですから、地球を太陽方向から見たときの投影面積に
太陽定数(=1.94kcal/cm2=1.94×104kcal/m

をかければいいわけですよね。
 地球の赤道半径は6.38×106mで、極半径は6.37×106mですから、
投影面積は6.38×106×6.37×106m×π=1.28×10142m2
になります(計算合ってるか謎(^^; )。よって
地表からの総輻射量(=地表が受ける太陽からの総輻射量)=2.48×1018となります。
 もし知りたい値がこれのことじゃなかったら、私には完全にお手上げです。(KEI)

Q25.
アタルさん
2001年 5月 16日  23時 25分
夕日は何故赤いのでしょうか?
昼間は波長の短い青色が見え、朝・夕は波長の長い赤色が見えるの迄は解るのですが、何故、朝・夕だけ波長の長い光が見えるのでしょうか?
ご回答下さい。
 まず「昼間は波長の短い青色が見え、朝・夕は波長の長い赤色が見える」が正確ではありません。厳密には「昼間は波長の短い青色見え、朝・夕は波長の長い赤色だけが見える」です。
 どういうことかと言うと、昼間の太陽は波長の短い青い光も波長の長い赤い光も、(可視光線では)あらゆる波長の光が見えているために白く見え、夕方や朝は長波長の赤い光だけ見えるために太陽が赤く見えるということです。
 そもそもの太陽の光は長波長も短波長も全部含んだ光「白色光」です。この光が地球の空気の中を進んでいくうちにどんどん波長の短い光が散乱されて長波長の光だけが残ります。これは波長の短い光ほど空気の分子によって散乱されやすいという性質のためです。
 もうおわかりでしょうが、朝夕は太陽光が大気層に対して斜めに進んでくるために空気の中を昼間より長い距離だけ進んでくるので長波長の赤い光だけが残るということです。
 ちなみに散乱された光は太陽じゃない方向から見えることになるわけですから、空の色が青くなります。
 ところで、乾燥した空気よりは水分を含んだ空気の方が光をよく散乱するので、湿度の高いときのほうが、より赤く見えます。月がなま暖かい風が吹くようなときに赤く見えるときがあるのは、こういうときです。(KEI)

Q24.
あいとさん
2001年 5月 15日  16時 26分
ブラックホールってすごい重力の塊って聞いたことがあるのですが実際はどういうものなのですか?

 ブラックホールとは、名前だけよく聞きますが、それがどういうものかというと、特に重力の塊とかそういうものではありません。
 ブラックホールとは、表面の重力が光(光速のもの)も脱出できないほど強い天体です。ある質量をもった天体が表面重力が光りも脱出できないほど小さくなったのがブラックホールと言うこともできます。
 意外に思うかもしれませんが、ブラックホールは大きさ(半径)の小さな天体です。
 天体の表面の重力はその質量に比例し、天体の半径の2乗に反比例します。つまり、質量が同じで半径が小さいと表面の重力は大きくなります。
 ところで、光は普通直進しますが、重力によってその経路が曲げられるということがアインシュタインの一般相対性理論により予言され、また観測によって確認されています。
 ブラックホ−ルでは、表面から発射された光の経路が曲げられて再びその天体にもどってくるような天体のことです。
 ちなみにある質量においてブラックホールとなる天体の半径をシュバルツシルト半径と言います。
 ここでもうひとつ古典力学による脱出速度の話からブラックホールを考えることもできます。ある天体の上を飛行している物体がその重力で引き戻される、減速してやがて戻ってくるわけですが、脱出速度以上ではその天体に戻ってくることがありません。
 例えば地球表面の脱出速度は秒速約11kmで、それ以上の速度の物体(宇宙船など)はその天体から無限に遠くまで飛行できます。
 ちょっと計算してみたことがあるんですが、ある質量の天体の脱出速度がちょうど光速(299792.458km/s)となる天体の半径はシュバルツシルト半径と一致します。
 ちなみに近年、多くの銀河の中心にはブラックホールが存在するらしいという観測結果が得られています。あと、私たちの身体その他物質を構成する原子の中の電子も、質量とその直径からブラックホールになっていると考えられています。(KEI)

Q23.
弘実さん
2001年 5月 11日  20時 13分
前々から疑問に思っていたことなのですが、他の恒星、たとえばベガなどにも、土星などの惑星や、地球みたいな星がある可能性はありますか?
もちろんあります。というより、実際に木星と同じくらいの質量の惑星が存在することにより、その公転の影響でふらふら位置が変わるのが観測されている恒星も多く発見されているそうです。(KEI)

Q22.
けんたさん
2001年 5月 8日  5時 40分
 地球から 星までの距離はどう観測するんですか?三角観測を使うと知りましたが どの式(Formula)を使えばいいんですか?
 地球(厳密には太陽)からある構成までの距離はご存じのように三角測量で行います。この場合、測量の三角形の基線には地球が太陽の周りを公転する軌道の直径(=2AU)が使われます。

 ある星を半年の間隔をおいて、観測すれば、その星は2θの角度だけ違った方向に見えることになります。この角度θを年周視差といいます
 太陽から恒星までの距離をL、太陽地球間を1(天文単位)とすると、厳密には L=1/tanθ で求まります。ただ、恒星までの距離がきわめて遠いのでtanθ=θ(rad)と近似できます。つまり、 L=1/θ の式で求まることになります。
 ところで、天体までの距離を現す単位として光が1年間で進む距離(光年)が有名ですが、その他に、年収視差が1"となる距離も単位(persec)として使います。(KEI)

Q21.
鹿間さん
2001年 4月 3日  16時 7分
お恥ずかしいハナシですが、最近星座に興味を持ちました。九月に星空を見に行きたいのですが、どこか素晴らしい場所を教えてください。お願いします。国内ならどこでもいいです。
 私もそれほど、いいところで星空を見たという経験は無いのですが、私がこれまでに見た一番良い星空は大学生時分に秋田県の田沢湖近くの乳頭温泉郷の黒湯温泉に宿泊したときの星空です。あれは本当に星がまぶしく見えました。秋田新幹線の田沢湖駅からそっち方面にバスが出ているはず。
 あと、車で安直に行くなら福島県の檜原湖畔もけっこう行けます。私がヘール・ボップ彗星の写真を撮影した場所です。
 まあ、ある程度標高があって、近くに大きな市街地が無ければ大丈夫では?
 実際に行ったことがないのですが、北海道や沖縄、小笠原諸島なんてところもいいのではと想像します。私も一度行ってみたいんですが。
 ちなみに筑波山はつくば市の灯りはもちろんのこと、東京の町灯りの影響もかなりひどいです。(KEI)

Q20.
井川義徳さん
2001年 2月 23日  12時 22分
はじめまして。超初心者なのですが、このたび ケンコースカイドリームGX−4000という反射式の望遠鏡を手に入れることになりました。口径114、焦点500mmというものですが、彗星用だといわれたのですが、木星や、土星などは見られるのでしょうか? 素人の質問で申し訳ないのですが教えてください。
結論から言うと、見えないことはないが、ちょっと見にくいかもってとこです。
望遠鏡の倍率は対物レンズ(鏡)の焦点距離÷接眼レンズの焦点距離で求められます。つまり接眼レンズの焦点距離が短いほど倍率は高くなることになります。通常市販されている接岸レンズの焦点距離でもっとも短い物は5mmですから、この望遠鏡は最高で100倍の倍率で見えることになります。
ところで、望遠鏡の倍率はむやみに上げてもボケるだけで見やすくなりません。だいたい口径(cm)の10倍の倍率まで上げると、望遠鏡が細かく見える限界と目の細かく見える限界が等しくなります。そうすると、それ以上倍率を上げるとボケて見えるるわけで、これを有効最高倍率と言います。ただし、ボケても大きい方が見やすいことはあります。というわけで望遠鏡の倍率はだいたい口径(cm)の20倍位まで上げることが出来ます。
ご質問の望遠鏡は口径が11.4cmですから、228倍まで倍率を上げると最高に性能が引き出せることになります。
ところで、木星の視直径はおおよそ1'ですから、100倍の倍率では100'の視直径に見えることになります。月の視直径が焼く30'ですから、木星は月の直径の3倍くらいに見えることになりますが、その仲の模様の細かいところまで見やすいかは疑問です。 ただまあ、有効最高倍率近い倍率は出ているので観察眼さえよければ十分に細かい模様などを見ることもできるでしょう。(KEI)

Q19.
するがさん
2001年 2月 19日  22時 23分
こんにちは。 星たちはとても遠いから、そこまでの距離は光速という単位をつかったりして測ると聞きました。
それなら今、地球で星を見ていても、現在もうそこには星が存在しないということがあるってことですか?

 そういうことです。……で終わったらしょうもないですね。(^^;
 ところで、距離の単位は光速ではなくて光年です。光年とは読んで時のごとく、一年間に光が進む距離で、おおざっぱに9兆5千万キロメートルです。
 遠くの物が光が届く時間だけ昔の姿を見ていることになります。例えば100億光年先に見える天体とは100億年前の姿です。
 宇宙の年齢はだいたい150億年くらいと言われていますから、150億光年より遠くの宇宙は見ることが出来ません。(KEI)

Q18.
のぐちたかしさん
2001年 2月 8日  13時 8分
輪っかのできる惑星は何ですか?輪っかはなぜできるのですか?輪っかのついている惑星の写真を手に入れたいんですけどどうすればいいですか?
 輪は、太陽系のガス惑星(木星、土星、天王星、海王星)はどれにもついています。もともと輪の存在が知られていたのは土星のみで、これは小さい(口径4cmくらい)望遠鏡でも見ることが出来ます。天王星の輪は地上からの天王星による恒星の食の観測によって、木星と海王星の輪については惑星探査機(ボイジャー)によって約20年前に、相次いで発見されました。
 輪はそれぞれの惑星の周囲を回っている細かい塵や氷が円盤状の領域に集まっているので輪として見えます。
 我ができる理由ですが、2つの理由が考えられています。ひとつは、惑星ができるときにその周囲に原料の塵や氷が固まらずに残ったというもの、もうひとつが、惑星に衛星などの天体が接近しすぎて、惑星の朝夕力によって、バラバラに砕け、その破片が惑星の周囲を回りだしたというものです。
 土星の写真でしたら、私のページ内にもありますし、国立天文台のページでも見ることが出来ます。(KEI)

Q17.
相原由紀さん
2001年 1月 24日  16時 36分
重力とはどういうものなのですか?物と物の間で、お互いに作用しあうと学校で習いましたが、お互いに同じ力をだしているのですか?もし 地球と太陽の距離が今より遠いとしたら作用する重力もかわってくるのですか?
 これはまた、えらく難しい質問が……。

 とりあえず、質問は2つに分けられるようなので分けて答えます。
1)普段経験する重力とは万有引力というものが現れているものです。万有引力の法則はかの有名なアイザック・ニュートンが発見した物で、あらゆる質量を持つものはお互いに相手を引き合うということです。
 例えば、リンゴが木から落ちるときには地球がリンゴを引っ張っているわけですが、同時にリンゴも同じ力で地球を引っ張っているわけです。それでは、なぜ、リンゴが落ちているように見えて、地球が落ちるように見えないかというと、地球の質量が巨大なため、地球の動きがわずかしかないのと、観測者が地球に乗っているから地球の動きを感じないからであり、リンゴの表面にとまっているハエには地球がリンゴに向かって落ちてくるようにも見えるのかもしれません。

2)地球と太陽の距離が変わったら、地球と太陽の間に作用する重力(=万有引力)も変わります。当然のように近いと強くなり、遠いと弱くなります。高校の物理くらいになると距離の2乗に反比例すると習います。このあたりの性質は重力に似ています。磁石も遠いときにはほとんど力を出しませんが、近いと強く着きますよね。

 だいたいこんなところですが、実のところ「重力(=万有引力)とは何か?」ということの本質は本当は未だにわかっていないというのが正確なところです。(KEI)

Q16.
川口 さくらさん
2001年 1月 21日  20時 57分
地球から確認できる一番遠い星はなんと言う星ですか。
また距離はどくらいですか。

 これは残念ながら私は知りません。と言うか、誰も知らないかもしれません。と言うのは一番遠い星に名前がついてないからです。
 ところで、星の定義によりますが、何でもいいから天体という意味だったら、クエーサーという銀河の仲間でおよそ100億光年という例があったはずです。
 単独の星だったら、超新星が確認された最遠となり、数億光年くらいはあると思います。ただ、超新星は星が最期に大爆発して崩壊する姿なので、見えたあとは消滅することになります。ということで、常時確認可能な単独の星と言うと、M31(アンドロメダ銀河)等の比較的近い銀河の中の恒星ということになり、数百万光年です。(KEI)

Q15.
セルさん
2001年 1月 14日  16時 27分
 どうすれば地球がまるいとゆうことをしることができますか?
 北極の昼と夜の長さはちがうのですか?
 地球の半径はどうやってはかるのですか?

 どうすれば地球が丸いかは一番簡単には宇宙船に乗って地球の外から見れば一発でわかります。私たち宇宙飛行士ではない一般人は宇宙飛行士が撮影してきた写真や、気象衛星「ひまわり」の写真で知ることが出来ます。
 北極に限らず、地球上のどの場所でも、春分あるいは秋分以外では昼と夜の長さは違います。これは、地球の自転軸が太陽が来る方向に対して直角ではなく傾いているためです。
 地球の半径は、まず、地球の全周を計ることから求まります。つまり、星や太陽などの観測によって経度が同じ(南北に並んでいる)緯度の1度相当分の地点を決定し、あとはその間を測量してその値に360をかければ地球の子午線周りの全周が求まります。あとらその長さを円周率(π)で割れば地球の直径が求まるし、さらに半分にすれば半径が求まります。(KEI)

Q14.
須貝勝さん
2001年 1月 14日  0時 31分
 はじめてメールします
 冬の空はとても澄んでいて星や月がきれいでよく空を見上げるんですが  そこで疑問に思ったことがあります
 なぜ日によってや時間によって月の色が違うのですか?
 なんか怪しい赤っぽい色をしているときもあれば  青白い色をしていることもあるんですけど…
 お返事をお待ちしています
 これは、原理的には昼間の太陽と夕日の色が違うのと同じ事です。
 基本的には月の光も太陽の光もいろんな色の光が混じっている白色光です。
 ところで、ご存じでしょうが、光の色の違いとは光の波の長さ(波長)の違いです。虹の色で赤い方から紫に向かってだんだん波長が短くなります。
 この光の波が空気中を通過するときに空気の分子によって光が散乱されていくわけですが、この散乱され具合は波長が短いほど激しく、光が空気中を通過するにつれて、だんだん短い波長の光が無くなっていきます。この散乱された光は無くなるわけではなくて、全く別の方向から目に飛び込んできます。この散乱された波長の短い光が見えるので空は青くなります。
 空気の散乱の度合いが小さいと散乱される光は短いものだけになります。その結果、高い山の上で見る空は低地で見る空よりも少し紫がかっています。
 以上がこれを理解するための基礎知識です。
 ただこれだけでは日によって月の色が変わる理由にはなりませんね。
 ただし、日によって空気による散乱の具合が違うのが月の色の違う原因だと言うことは想像がつくでしょう。
 それでは、なぜ、日によって散乱の具合が違うのでしょうか?その最大の要因は空気中の水分量(湿度)が日によって変わるからです。
 光は普通の空気の分子よりも水の分子に大きく散乱される性質があります。そのため、空気中の水分が多い日には月の光のうちで波長の長い物(赤)だけが残って、他の波長の光は散乱されてしまい、結果として赤く見えます。空気が乾燥しているときには月も白くなります。青くなることはありませんが、青くなるように感じるのは弱い光については青っぽく見えるという人間の目の性質によるものです。
 同じ日でも月が高く昇ってしまえば、通過する空気層の長さが短くなりますから、月は白くなります。
 ところで空気中の水分量は、同じ湿度でも気温が高いほど多くなります。そこで、じめじめしてなま暖かい風が吹くような、いかにも何か出そうな晩には月が赤く見えることになります。(KEI)

Q13.
すずらんさん
2001年 1月 7日  15時 36分
何故 地球は 傾いているのですか? 南極は日照時間が一番長いのに何故凍っているのですか?
 まず、地球が傾いている(公転軸と自転軸が一致しない)のはちょっと考えれば当然のようなことです。つまり、2つの軸は空間上で任意の方向を向くことができるわけですから、この2つに何の関係もなければ傾いているのは当然のことです。
 むしろ、太陽系の惑星の大部分は公転の回転方向と時点の回転方向がほぼ同じ(例外:金星と天王星)ですから、こちらがなぜ同じかという方が問題になります。これがなぜ同じかは私にはわかりませんし、明確に答えられる天文学者もいないのではと思います。何か惑星の自転軸と公転軸を一致させる作用が存在したことだけは確かです。
 とりあえず「地球がなぜ傾いているのか?」という質問の答えは、「公転軸と自転軸を一致させようとする作用がそれほど強くはなかった」ということになります。  もうひとつの南極は日照時間が長いのになぜ凍っているかという件ですが、そもそも南極は日照時間は長くないですよ。確かに南半球の夏には南極の日照時間は長い、場合によっては一日中沈まないですが、南半球の冬では日照時間はうんと短くなり、1日中太陽が昇らない時季もあります。というわけで、まず、1年を平均したら南極地方の日照時間が長いと言うことはないのはおわかりでしょう。
 さらに、高緯度地方ではたとえ、太陽が昇っていても、その高さが低くなります。南極地方ではほとんど昇らないのではないかと考えられます。

 図を見てわかるように、同じ面積の地面にあたる太陽光は太陽の高さが低いほど狭くなるので、それだけ、地面を暖める太陽エネルギーが少なくなります。その結果、温度が上がらずに、南極地方は凍ってしまうことになります。(KEI)

Q12.
山本 広実さん
2000年 8月 21日  13時 59分
望遠鏡の赤道儀のあわせかたが判りません。教えてください。
 赤道儀の極軸のセッティングのことですね?
 赤道儀のセッティングは基本的に極軸を天の北極(地軸の方向)に向けます。赤道儀では極軸を上下左右に動かせるようになっているはずなので、それで調整します。
 もし極軸望遠鏡という小さな望遠鏡が極軸に入っている赤道儀でしたら、その望遠鏡の中心を天の北極(地軸の方向)に向ければいいわけですが、極軸望遠鏡が無いやつだと、望遠鏡を極軸と平行にして、その望遠鏡が天の北極に向くように極軸の向きを調整します。
 望遠鏡が極軸と平行になっているかどうかの確認は、望遠鏡をのぞいて、極軸だけを回転させて、視野の中の星が移動せずに、視野の中で回転するようになればいいです。完全に視野の中心に来なくても、視野の中で回転中心がわかれば、そこが極軸の向いている方向です。
 問題は天の北極ですが、眼視で天体を見て楽しむ程度なら極軸望遠鏡の中心に北極星をいれます。ただし、北極星は天の北極より約1度(月や太陽の視直径のおよそ2倍)、カシオペア座方向にずれていますから、天の北極は北極星より北斗七星の柄の先端の星(おおぐま座η星)方向に約1度の方向にあります。  本当に短時間ちょっと付きでも見ようと言う程度なら、エイヤっと、山勘で極軸を北極星方向に向けるだけでも使い物になります。ただし、その場合、観望中に赤緯軸を調整することになりますし、目盛環などが使えません。(KEI)

Q11.
田中佑輔さん
2000年 5月 7日  11時 46分
今日は。僕は、4月からカナダに住んでいます。日本で天体望遠(ビクセンの135mmと自動導入のやつとか)を買ったのですが、父の仕事でこっちに来て、いったい今何が見えているのかさっぱり・・・。(本は、英語で分からないし)どんな星が見頃か教えて下さい。

 今の季節はちょうど春の星座から夏の星座に移り変わるころですね。そして、カナダとなると、だいぶ高緯度ですから、今は夜の時間が非常に短くなるので、必然的に、夜半前後に見えるモノに限られます。
 そういう条件でそのサイズの望遠鏡で見ておもしろいものとなると、おおぐま座にある2つの銀河M81とM82、ヘルクレス座の球状星団M13、こと座の惑星状星雲M57(環状星雲)、こぎつね座の惑星状星雲M27(亜鈴星雲)、はくちょう座の二重星アルビレオ(はくちょう座β星)、こと座の4重星(こと座ε星)なんてとこが見頃でしょう。あと、夜明け前に明けの明星(金星)も見ておくといいかもしれません。(KEI)

Q10.
岸本 れつ子さん
1999年 11月 22日  19時 4分
お久しぶりです
今月も 那須に 行って来ました
唯 18日から22日と 余り長く居られず 獅子座流星群を 楽しみに 行ったのですが 一つも 見ることが 出来ず 星も 思ったより沢山 見ることが 出来ませんでした
唯 月が とても大きく 明るく 感激しました
月を 何枚か 写真に 撮って見ました
マダマダ レンズの 使い方が 難しく何だか 何時も 月、木星、土星、良くて 火星等だけ見ているようで 進歩が有りません
来月は、27日から1月4日まで 行って来ますがどうにか 違う 星にも 挑戦したいのですが・・・
どうしたら 見ることが 出来ますか?

 初心のうちでそれだけ見れれば十分なような気もしますが。  ところで、星図を用意してますか?それがないと、始まりませんよ。あと星座早見もあれば便利。どちらも書店に売ってます。
 とりあえず、年末年始ですか?まず、簡単なところからすばるなんかを見てみてはいかがでしょう?
 あと、初心のうちに見ておもしろいのはオリオンの大星雲(M42)ですね。これらは簡単に見つけることができます。
 まあ、じっくりと星座というか、星の形のパターンを覚えて、自分が見ている星空と星図の照合ができるようになれば、あとは自分で星図を頼りに見ることができるはずです。
 一度にたくさん見ようと思わずに1回で1天体くらいのつもりでじっくり見られてはいかがでしょう?M42なんかスケッチしてみるのもいいですね。
 惑星を望遠鏡に導入できるようですから、望遠鏡の使い方はいいとして、あとは慣れしか無いですよ。
 とりあえず、季節柄無理されないように。(KEI)

Q9.
岸本 れつ子さん
1999年 9月 28日  23時 24分
前に主人の買ってくれた天体望遠鏡の見方を 質問をした者です。
メールにも書きましたが手元には、無く栃木の別荘に有ります。
10月8日から10月12日まで 行ってきます
その時、どんな星が見え、 初心者としてどんな 見方をしたら 良いですか?
マメラも撮り たいのですが 早いでしょうか?
前にも書きましたが プラトロンMSZ-500. スペーシア900REの天体望遠鏡fです。
カメラも供え付けられます。
せかっく月に1度星を見にいくので 綺麗な星の見方もう一度教えて下さい 写真も撮れたら デジタルカメラ150万画素が有ります。
望遠鏡の上図な使い方、写真の撮り方、教えて下さい
宜しくお願いします。

 とりあえず、夜半前に東の空を見上げたところにある一番明るい星を見てみて下さい。それが木星です。
 まず、最初にその木星の丸いすがたの横に小さい星が4個並んでいるのを確認して下さい。これがガリレオの衛星と呼ばれているやつで、イオ、カリスト、エウロパ、ガニメデという4つの衛星です。
 毎日観察してみると、これらは、位置を変えます。できれば、位置をスケッチしておくとよいでしょう。
 次に木星本体を見るとオレンジの縞模様が見えると思います。これらの模様も細かい構造があって面白いのですが、とりあえず最初は、あることを確認して終わりにしましょう。

 さて、次に木星の左下方向に、木星ほどではないものの明るい星があります。これが、輪があることで有名な土星です。
 これは、輪があることとを確認して下さい。気流の条件がよければ、輪の中に黒い筋が1本(カッシーニ空隙)が見えます。

 木星と、土星は、できるだけ高い倍率(焦点距離の短い接眼レンズ)で見て下さい。もちろん、視野に導入するときは、低倍率(焦点距離の長い接眼レンズ)で、導入して、視野中央にいれて、徐々に接眼レンズを交換して倍率を上げて下さい。
 ちなみに木星と土星は街中でも楽に見えますから、でかける前に場所をいちおう確認しておくとよいかもしれませんね。

 これら惑星を見たら、次は星雲や銀河に挑戦してみましょうか。この場合倍率はできるだけ低く(手持ちの接眼レンズで一番焦点距離を長いのを使用)してください。
 まず、アンドロメダ大星雲(M31)を見つけてください。場所はここを参考にして下さい。
 もちろん長時間露出した写真のように明るくは見えませんが、たぶん、中心の明るい部分と、それを取り巻く腕が1本くらい見えると思います。
 まあ、見え味以上にこの光が約200万年も前に出発してようやく自分の眼にたどりついたという時空の壮大さに思いをはせるといいでしょう。

 次に夜半頃になると、オリオン座が南東の空に昇ってきます。ここでは、オリオン座大星雲(M42)が見えます。場所はやはりここで確認してください。

 これら、星雲を見る場合は眼の視野の中心ではなくて中心のちょっと横で見ると見やすいでしょう。つまり、対象を注しするのではなく、そのちょっと横に視線を向けます。これは眼の網膜の構造上、視野の中心よりちょっとはずれたところが感度が高いからです。

 あと、デジカメでの撮影は、ちょっと苦しいかもしれません。というのは、通常市販されているデジカメは、星のような暗い対象を撮影するようなセッティングになってないからです。私はデジカメそのものも使ったことありませんので、これについては、確かなことは言えませんねぇ。

 といったところで、お楽しみ下さい。(KEI)

Q8.
福本建雄さん
1999年 9月 8日  17時 56分
望遠鏡について質問させていただきます。

1.視野角は何で(どういう計算式で)決まるのでしょうか。

2.対物レンズの焦点距離の長短は、望遠鏡の性能にどういう影響が
あるのでしょうか。

よろしくお願い致します。

視野角っていうと、視野が実際の空でどのくらいの視角度かってことですよね?であれば

視野角=接眼レンズの見かけ視界/倍率

です。ただし、接眼レンズの見かけ視界は簡単には決まりません。たぶんこれだけで本が一冊書けるでしょう。普通市販されている接眼レンズで40度前後でしょうか。
 対物レンズの焦点距離の長短は理想的な望遠鏡では影響はありません。写真を撮影するときの明るさは当然F値が変わるのでかわります。
 ただし、実際問題としては、対物レンズの焦点距離が長いと、いろいろな収差が小さくなって、像の解像度が上がります。つまり対物レンズの製作が楽ということになります。
 色消しレンズが発明される前は、色収差を避けるために、口径6センチくらいで焦点距離が数十メートルという望遠鏡(空気望遠鏡と言ったらしい)が使われていました。(KEI)

Q7.
岸本れつ子さん
1999年 9月 7日  6時 13分
前から星に魅せられて いつか私も・・・主人が思いも寄らぬプレゼントを くれたののです、天体望遠鏡です。
始めて触って、覗いて・・・見えない、栃木に別荘が有るので 月に4日位行って 覗いて 3ヶ月目で 月のクレータを見ました。
もう今月は、行ってきてしまったので 来月こそしっかり 観たいのです

望遠鏡は、プラトロンMSZ−500,接眼レンズF6mm 154倍とF20mm 46倍で 3倍バローレンズあり です。
まず、何を基準に観たら良いのでしょう。
専門用語も分かりません。
初心者向けの天体の本も 買いました。
本当に素人も良いところです。
少しずつ一つずつで 良いです、始めての私は、どうしたら 良いですか。
折角の天体望遠鏡です、アドバイスを下さい
お願いします。

 初心者が初めて使う望遠鏡だから、6cmくらいの屈折経緯台かと思ってタカをくくってたら、調べてみるとプラトロンMSZ−500って、口径10cmの反射赤道儀じゃないですか。
 このくらいのクラスになると、結構いろいろ使えて楽しめるでしょう。
 基準というのが、まさか、ファインダーの合わせ方とかってことではないですよね?でしたら、取り扱い説明書を見ていただけばいいわけですが。、
 というところで、質問の意図をどうやって目的の天体を探し出すのか?ということだということで回答します。違ってたらまた送って下さい。
 その前にこの望遠鏡で初心者が見て楽しめる対象は何があるかを挙げておきましょう。
 まず、惑星の木星土星は、バッチリです。木星は、縞模様があってその形状までわかりますし、土星なら輪のカッシーニ空隙という黒い筋まではっきりわかります。
 星雲星団ではこれからの季節だとM31(アンドロメダ大星雲)χh(二重星団)M45(すばる)M42(オリオン大星雲)などが初心者向けでいいでしょう。
 あと、夏のはじめころだと、M13M57(環状星雲)なんてのもいいです。

 これらの場所を見つけられるようになるためには、主要な星座を覚えないといけません。まず、カシオペア座北斗七星を覚えて北極星をさがせるようにすることです。
 そして、夏なら夏の大三角形、秋ならペガサスの四辺形、冬ならオリオン座、春ならしし座あたりを夜空で探せるようにします。
 そしたら、星図を頼りに捜します。

 さて、そこまで覚えるのは大変でしょうから、とりあえず、今の時期、木星と土星が見頃になっていますので、その場所を教えておきます。
 だいたい夜半に東の空で一番明るい星が木星で次に明るいのが土星です。

 とりあえず、今答えられるのはこんなところですが、いかがでしょう。(KEI) 

Q6.
田中佑輔さん
1999年 6月 7日  22時 21分
?2 土星の輪はどの位の倍率〈値段〉だと見えますか
?2 初めてかう天体望遠鏡はどのくらいの値段どんな種類がいいですか

まず、基本的に覚えておいて欲しいのは、望遠鏡の性能は、倍率ではなく口径(対物レンズの直径)で決まるということです。倍率は接眼レンズを入れ替えればいくらでも変えることができます。
土星の輪については、ただ見えればよいというのであれば、口径4cmくらいに30倍くらいかければ、いちおう見えます。
初めて買う望遠鏡については、世間一般では、口径6cmくらいの屈折望遠鏡の経緯台(望遠鏡を前後左右に動かすもの)がいいと言われていて、4万円くらいだと思います。月のクレーター、土星の輪、木星の大きめの模様、太陽黒点、スバルなどの大きめの星団をちょっと見て楽しむには十分かもしれません。ただし、火星の模様は無理です。
ただし、このくらいの望遠鏡だと、見る対象が限定されてしまい、すぐに飽きてしまう可能性があります。ということで、予算が許すなら口径10cmくらいの反射望遠鏡の赤道儀(星の日周運動を追尾しやすいので、高倍率の時に楽)をオススメします。
ミードのETX-90(口径9cmの赤道儀)というのが10万円くらいですが、小さくて持ち運びも楽なんで、オススメです。ただしETXでは、太陽を観察できません。しかし、この位になるといちおう火星の模様なんかも楽しむことができますし、木星の模様の細かい部分もかなり見えます。
結局望遠鏡を買うには、自分が何を見たいのか?ということを明らかにしとかないと、難しいものがありますね。
もし、ここで使ってる用語でわからないことがあったら、また相談ください。(KEI)

Q5.
一海さん
1999年 2月 16日  11時 20分
「流れ星が見えているうちに,願い事を3回となえれば願いが叶う」というのは誰が言ったのですか?

さてぇ、誰なんでしょうねぇ。私にはわかりかねますねぇ。これは、天文というよりは、文化の仲間ですよね。(KEI)

Q4.
正木 康之さん
1998年 11月 10日  23時 34分
小学生ではなく、48歳です。獅子座流星群を見に行って写真を撮りたいのですが、コツを教えて下さい。星の写真は、撮るのが始めてです。
このHPは、高垣さんに紹介していただきました。

 天体写真を撮影するのは初めてだそうですから、まず基本を。
 最低限シャッターがバルブの使えるカメラがなければなりません。一眼レフならば、たいていついてます。機械式シャッターなら理想的ですが。あと必用な機材はレリーズ、三脚、フィルム(できるだけ高感度私はISO1600を使用する予定)レンズは標準か広角でなるべく明るい(Fの小さい)ものを使います。
 流星は全天どちらの方向にも見えるはずですから、好みの星座の方向にカメラを向けて露出するだけです。獅子座方向に向ければそこから放射状に流れる姿が撮影できるでしょう。
 まあ、流星が写るかどうかは、流星が写野を通るかどうかにかかっていますから、運しだいということでしょうね。露出時間を30秒程度以内におさえれば、特に追尾とかしなくても、星は見た目点に写ります。(KEI)

Q3.
藤田さやかさん
1998年 10月 27日  0時 53分
流星をまだ一度も見たことのない母に見せたいと思い、獅子座流星群の観測を計画しています。しかし、仕事の都合で平日の17・18日は休むのは難しいようです。2日前の日曜と比べるとやはり見られる数は大きくちがってしまうのでしょうか。それとも全く見ることごできないのでしょうか。あるホームページで「前後2日は注意が必要。」といった表現があったのですが、大接近するといわれている「17日夜」というのも前後する可能性があるのでしょうか。お答えによっては有給をとる覚悟ですので、できるだけ早くお知らせいただけるととてもうれしいのですが。よろしくお願いします。

 まず、目的がお母様に流星を見せたいということの様ですが、だとすれば、 あえてしし座群にこだわらなくてもいいかもしれません。
 流星は特になんでもないときも、1時間に数個は出現してますし、 夏の8月13日のペルセウス群のように毎年コンスタントに(1時間に数百個程度)出現するものもいろいろあります。
 ところで、17,18日の極大の前の日曜はどうかということですが、数はだいぶ落ちると思われます。 極大の日には1時間に少なく見積もって数百個の流星が見られると考えられていますが、 15日の日曜は獅子座群の始まりのころですから、数も数分間に1個というものになろうかと 思われます。
 17日の極大が前後するかは、平均的な極大は、そんなに前後しないでしょう(ほとんど変化しない母彗星の軌道に 依存する)が、流星の元となる塵の分布がかなりムラがあると考えられますので、 1時間に数千個といった発生が前後することはおおいに考えられます。
 もしかしたら、大出現は起こらないかも知れません。
 詳細は国立天文台のページを参照してください。(KEI)

Q2.
高山 玲子さん
1998年 10月 26日  10時 17分
始めまして。貯まったマイレージで11月半ばに旅行に行く予定です。
今回、何となくタイに行ってみようかなと思っているところなんですが、
獅子座の流星群は東南アジアでも見る事ができるのでしょうか?


旅行先変更しちゃおう

 どうも、はじめまして。
 ご質問はタイでしし座流星群が見れるかどうかということですね。
 結論から先に言うと見えるはずです。
 むろんこの時期なら世界中どこでも見られるわけですが、むろんご質問は11月18日のピークが見られるかどうかと言うことですよね。
 日本で条件がいいと言われてるのは、出現のピークと予想されている11月18日午前4時(日本時間)に夜となっていて、流星の輻射点が上空にある先進国が日本だけだと言うことです。
 ご質問のタイですが、日本とは時差が2時間遅れですから、夜中の2時ということになり、流星の輻射点も地上からの仰角が45度くらいと、ちょうどいい条件です。
 むしろ、街明かりが少ない分、日本よりも観測条件はいいのではないでしょうか。
 注意することは、11月18日といっても11月18日の夜ではなくて18日の未明、すなわち、17日の続きの夜ということです。くれぐれも日付をお間違いなく。
 詳細データは国立天文台のページを参照して下さい。
 それでは、良いご旅行を。(KEI)

Q1.
株田 靖大さん
1998年 8月 2日  20時 29分
こんにちは。流星の観察を、しようと思うのですが流星の経路の記入の仕方が分かりません。(天文ガイド8月号のp117の図)また、星図の、見方が分かりません。教えて下さい。めんどうかと思いますが、できれば、4日に祖父の家へ行くため早急にお返事ください。

 ギリギリセーフでしたね。私も今朝から1週間留守にするところだったんですよ。
 私も流星観測はしたことがないので、正式なことはよく知りませんが、単純に星図の上に 経路(見えた位置と流れた方向、流れた長さ)を矢印か何かで書き込んで、その横に出現時刻を 記入すればOKだと思います。
 天文ガイドの星図は、ペルセウス群の輻射点を中心に書いてある星図です。  ペルセウス群などの流星群は、天の1点(地上から見た方向ではなくて、星座の中の位置) から飛び出すように見えます。つまりこの星図に全部記入すれば、流れた経路は放射状になる ハズです。
 というか、放射状にならない経路のものがあったとしたら、それは、その群に属していないという ことになります。(KEI)

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