うりうりうりうりうりうりうりうりうりうりうりうりうり

そっくりさんのページ


日常生活でときどき見かける不思議な瓜二つ。なぜ似てるんだ,どうしてそっくりなんだ,そんな疑問をささやかに解明するためのページです。
そっくりさんを図写真で示せるとまことに良いのですが,商標権肖像権その他がからみ,対象個人団体からの了承を得るのが難しいかと思われます。文章のみの説明でお許し下さい。ほとんどは毎日新聞雑誌TVで見かけたり,実際に手に取ったり前を通ったりするものです。見ていない例があったら,逆に探してみて下さいね。

だって兄弟なんだもん

いちばん簡単,似てるのも道理という人たち。

橋本龍太郎(元総理)と橋本大二郎(高知県知事,元NHKキャスター)

これはみんな知ってる。知らなくても両方の顔を見ればそうじゃないかなと思う。なんというか,おばさんにモテそうな兄弟ですよね。
対照的に似ていない政治家兄弟が鳩山 由紀夫/邦夫,うりとうりならぬトマトと米ナスという感じです。

鈴木清順(映画監督)と鈴木健二(元NHKアナウンサー)

風貌,芸風ともに似ていなくて意外度高しです(じゃぁ,うりうりじゃない)。
お兄さんの清順氏は,かの「けんかえれじぃ」から「ツィゴイネルワイゼン」まで知る人ぞ知る映画監督です。監督の一方出演もしており,最近は崎陽軒のシウマイのCMにチラっと出ていたりします。弟の健二氏はクイズ番組の「きょうのわたくしどものオールスターキャスト。。。」が有名,都はるみが引退するときの紅白歌合戦の総合司会で「わたくしに1分時間を下さい」というのもはやりました。著書では「気配りのすすめ」がベストセラーになりました。

ジョン・カビラ(DJ)と川平慈英(DJ,浅漬けの素)

とても良く似ています,声も似ているしシャベリ方の芸風も似ている。ラジオとTVで名前を使い分けているだけで同じ人かと思っていた頃もありました。
実は2人ではなく3人兄弟なのだそうです。と言うことはウリ3つ。。。

柱谷幸一(J2モンテディオ山形監督)と柱谷哲二(J1コンサドーレ札幌元監督)

兄弟にしても似ているので,一時期もしかしたら双子じゃないかと思っていました(お兄さんの方は柏レイソルに在籍していたのに,俄サポーターは情けない)。実は4歳も違うらしいのだけれど,やっぱりお兄さんの方が妙に若く見える。

似てるのにはわけがある

モスバーガーとフレッシュネスバーガー

どちらも好きでときどき食べるんですが,何か似ていますよね。おいしいのは言うに及ばず,ファストフードの割りに遅かったり高かったりするところまで。。。フレッシュネスバーガーの方が後から出てきたから,モスバーガーのセカンドラインだと言われたら信じる人もいるんでは。モスバーガーにはフレッシュバーガーというメニューまであるから更にややこしい。しかし全く別のバーガー屋さんです。
モスバーガーのMOSはMountain Ocean Sunshineの略だそうですが,創業者のイニシャルという説もあります。とにかく日興證券の同僚から脱サラしての創業エピソードは既に伝説ですね。テリヤキバーガー,ライスバーガー,スパイシーバーガーなど常に画期的な新製品を出してきました。最近は社長交代などぱっとしないニュースを聞きますが,グルメ系バーガーの雄としてがんばって欲しいです。
フレッシュネスバーガーの栗原幹雄氏も創業者としては有名で,持ち帰り弁当のほっかほっか亭の創業者でもあるそうです。しっとりしたカボチャ入りバンズにサルサやネギミソなどの変わり味もいけます。ミニサイズがあるのが心憎い。店頭で絞るフレッシュジュースも良ろし。

モスバーガーはちりめん亭(ラーメン)に加え和食屋さんもやっています。最近はカフェレストラン系のお店も始めました。一方フレッシュネスバーガーもバーガー屋さんとしての出店は200店くらいに押さえ,その後は別の業態で展開するそうです。いずれ各種外食でこの2つのチェーンがそっくりさんでぶつかる日が来るかも。両者を似させているのは,原材料にこだわる,作り置きはしない,地代の高い繁華街には出ない,などなどおいしいハンバーガーを作る姿勢の帰結ではないでしょうか。喩えが変ですが,生き物としては全く違うサメとシャチが泳ぐために同じ流線形になったようなものでしょう。

ところで余談ですが,モスバーガーお茶の水店は明治大学の校舎内にあります。創業者の1人が明大出身のためだそうです。普通学食のパンはあんまりおいしくないことが多いからうらやましいけど,在学生でも卒業生でもないとちょっと入りにくい。

メンソレータムとメンターム

名前も似ているし,どっちにも可愛い看護婦さんみたいな女の子が付いている。これは結構歴史ありです。

日本では以前は近江兄弟社がメンソレータムを発売していました。この兄弟は近江さんちの家族ではなく,キリスト教の理想を分かち合う同胞,はらからです。明治時代に近江八幡にやってきたウィリアム・メレル・ヴォーリスというアメリカ人(後に帰化して一柳米来留)が,キリスト教伝道の傍ら起こした会社です。米国の創業者から布教活動の費用に当てるようメンソレータムの販売権を譲られたとのことで,社員にもキリスト教者が多い異色の薬品会社でした。
またまた余談ですが,ヴォーリス一柳夫妻は他に建築,教育,病院などの事業も行っています。設計した建物は全国にあり,都内で見に行きやすい例として山の上ホテルがあります。また,近江八幡には近江兄弟社学園という幼稚園から高校までの学校が今もあります。当然,保健室にはメンタームが常備してある。。。

この近江兄弟社が昭和50年代に経営困難に陥ったときに,メンソレータムの商標を買い取ったのがロート製薬です。明治32年創業と歴史ではひけをとりません。ロートロートの連呼と共に本社前を鳩が飛ぶCMジングルが有名で,一定の年齢以上の方には底抜け脱線ゲームなどなつかしいでしょう。ちなみにロートはロート根で,かって目薬などに使われた生薬です。
さて,再建なった近江兄弟社がその後自前のブランドとして作ったのがメンタームです。つまりメンソレータムとメンタームは,老舗2社をめぐるリインカネーションだったのですね。

iMacとe-one

これはねぇ。。。。ちょっとねぇ。。。。やでしたね。結局どうなるんでしょうね。

PalmとWorkPad

これはOEMだから問題ないんですね。と言いつつ,WorkPadはディスコンになってしまいました。結構名機だったと思うんだけど。。。

トルコライスとエスカ

そもそも,それぞれどういうものであるかについて,いささかの説明が必要なそっくりさん達。
トルコライスというのは,ドライカレーとスパゲティナポリタンを盛り合わせた上にトンカツを乗せドミグラスソースを掛けたもの。ピラフの味付けが違ったり,スパゲティ抜きだったり,豚でなく鶏や魚フライだったり,いろいろ変形があります。トルコの料理ではなく,九州長崎の名物(大体トルコだったら概して豚はNGですね)。しからばなぜトルコであるかは,東西の味を盛り込んだところが丁度地理的に架け橋に当たるトルコのようだということらしい(他にも諸説あり)。
対してエスカというのは,ピラフ(元祖は筍入りのバターライスらしい)にトンカツを乗せドミグラスソースが掛けられたもの。ドミグラス以外にホワイトソース仕立て,豚でなく鶏や魚フライなど,こちらもバリエーションが種々あり。薄切り肉の調理法というか料理名を差すフランス語のエスカロップを省略した呼び方ですが,フランスの料理ではなくて北海道根室の名物。
いずれも比較的新しく登場した郷土の料理で,発祥のお店(エスカの場合は考案されたコックさんまで)もほぼ確定できるそうです。

うり2つソックリとまでは行かないけれど,相当に似ています(瓜科同士の近い種類くらいには十分)。日本人による西洋料理受容の過程で生まれた解として,豚肉を主菜にしながら主食を同時に盛り込んだ洋風ドンブリメシの見立てが,期せずして同じような姿の皿を生んだのでしょう。更に長崎名物卓袱の主菜に豚の角煮があり,北海道ではすき焼きが豚と,いずれも豚に馴染みのある土地柄だったのも要因の1つかも。豚を使ったゴチソウという点からも類似が発生する可能性が高くなったのではと思われます。
最近のTV番組特集によると,越前武生にはオムライスの上に豚カツを乗せデミグラスを掛けたボルガライス,金沢にはオムライスの上にシーフードフライを載せタルタルソースを掛けたハントンライスがあり,それぞれ地元で愛されている由。
隙有らば何か乗せたりぶっ掛けたりする丼米喰いの性に,揚げ物洋食=ご馳走と旨味のある出汁=ソースを愛好するハイカラ応用系として,あちこちで類似対象形が生まれたものと思われます。


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