どこでも稲荷は良いなり
(東京都)


浅草志乃多寿司

東京都台東区雷門1-1-10
確か週中の水曜日辺りがお休みだったと思います。

雷門通りの浅草1丁目交差点から浅草通りの駒方1丁目へ南に抜ける細い通り沿い,浅草通りから抜ける場合進行方向右側。電車の場合,地下鉄銀座線の田原町と都営浅草線の浅草のちょうど中央辺り。タイル張りの小型ビルの1階,ガラスの引き戸に黒っぽい暖簾が掛かる至ってシンプルな店先。


しっくり濃い味の稲荷寿司と海苔巻き。扱うのはこの2品だけという潔さも東京らしいお店。
稲荷寿司は幅が狭く細長のスマートな形。甘味がちの甘辛ながらその甘さはくどからぬ揚げに,固目炊き上がりの酢飯でスッキリシャッキリ。海苔巻きの干瓢も,柔らかですがグニュグニュしない歯切れの良い食感。軽いテリに明るい薄茶の稲荷寿司と深い黒さで艶のある海苔巻きに,自然な薄い桃色のしょうが酢漬けが良いアクセント。

店内入って右側にお店の方,ショーケースというか作業台を挟んでお願いするとその場でお寿司を作って詰めてくれます。

稲荷寿司と海苔巻き3つずつの箱詰めが500円。他のサイズの箱から概算してみると,稲荷寿司が1個80円干瓢巻きが70円箱代が50円の見当では。

(2007/11)


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味吟

東京都墨田区業平2-14-6
不定休み。11:30〜18:30

浅草通り沿いの春慶寺そば,押上駅から来る場合はお寺の幟が目印になるかもしれません。暖簾に引き戸で鮨屋のようにも蕎麦屋のようにも見える入り口。右脇に詰め合わせ例のガラスケースがあるので,稲荷寿司専門であることが分かります。


五目稲荷は,照りがあり深みのある赤茶色の油揚げ。酢加減控え目のご飯に,蓮根にんじんと糸切り昆布の具がちらちらと混ぜ込んであります。ご飯と具の混ざりも良くモチャ付かず,噛み切った時の色合い味わい歯触りとも良い加減。
海苔巻きは半畳で細巻にした長さを4つ(3つ?)に切ったもの。フックラしながらシコシコ触感の残る干瓢以外にカッパ,紫蘇,お新香などもあるようです。

店内はカウンタを挟んで右手から奥に調理場,左側にテーブルが3卓(ただ店内で食べていくお客さんは余りなく,ほとんどが持ち帰りから更に事前注文のような感じでした)。カウンタの上には,煮付けた揚げや酢飯のバットが覆いを掛けて整然と並べてあります。

詰め合わせのため1個ずつは分かりにくいのですが,稲荷寿司は100円位ではないかと。

(2007/5)


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伊勢屋

東京都足立区千住2-29
火曜休み。9:30〜18:30

北千住には伊勢屋という名前のお店が複数ありますが本町通り沿いのお店,店頭の看板には伊勢屋に加えて"中"の字を丸で囲んだ屋号紋が付いています。駅西口を出て駅前のきたろーどから左手へ入り,本町通り進行方向右側。


和菓子製造販売,稲荷寿司,のり巻,お弁当,赤飯,慶祝,御贈答品,食堂と店頭に書いてあるように,東京特に東部で良く見かける甘味屋さんの稲荷寿司。揚げの煮上がりは明るい茶色で薄手で柔らか。酢飯は,酸っぱさしょっぱさともきつくなくご飯の炊き加減も柔らかな上がり。海苔巻きは,海苔1枚を短辺で2つに切った位の長さ。しっかり色黒でシンミリと煮付けた干瓢の柔らかさに酢飯がうまく寄り添う。

甘味と食堂を兼ねたお店は昔懐かしい造作(食堂メニューのガラスケースに貼り紙がしてあるので,今は店内で食べることはできないのかもしれません)。和菓子とお寿司類は,入り口横の外に面したガラスケースの中に並べてあり,ケース上のガラス引き戸を開けて声を掛ければ店内に入らずに買い求めることもできます。店内は4人掛けの椅子とテーブルが3,4卓。その奥に厨房があります。

稲荷寿司1個70円。海苔巻1個50円。

(2007/11)


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いそ貝

東京都文京区千駄木2-39-2
休み不明。

不忍通り沿いの東側(谷中側),汐見小学校前交差点あたり。最寄駅は東京メトロ千代田線の千駄木。1番出口から上がって不忍通りを渡って根津方向じき。古びてかすれた店幅一杯の看板にいなり寿司専門と書いてあります。


油揚げは照りのよいやや黄味の掛かった明るい茶色。砂糖の蜜分でコシが付き,揚げの縁など厚味が立って全体にパリっとした触感。当然相当に甘いがクドい甘さでないのと,酢加減の釣り合いが良いのか苦にならずにいただけます。酢飯は対照的にアッサリ塩気と酢が利いた,具の入らない白いもの。
海苔巻きは1本を4つ位に短く切ってあります。干瓢は対照的に醤油のシンミリした味。一緒にお願いすると,これまた良い釣り合い。詰め合わせの場合,稲荷寿司の上に淡い色の生姜が少し載る。

店内は,向かって左側にカウンタ。上部がお店の名前入りの紺暖簾でグルリと巻いてあるため,握り寿司屋の屋台のようにも見えます。土間部分がやや広くテーブルと椅子が置いてあり,ひょっとしたら昔はその場でいただくこともできたのかもしれないという感じ。入り口左側に折り詰めサンプルが並んだ小さなガラスケースがありますが,雨天など引き戸を閉めてあるとお店の中からは見えなくなるのもご愛嬌。お寿司をお願いすると,やや年配の奥さん(?)が置くから出てきて対応してくれます。おすしを作るのはカウンタのそのまた奥のよう。

一番小さな詰め合わせは七寸で410円。1個ずつだと稲荷寿司,干瓢海苔巻1個70円くらいのよう。

(2005/9)


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葛飾 伊勢屋

足立区千住2-57
月1回火曜休み。9:00〜20:00

西口駅前きたろーど通り沿い。駅西口から進行方向右側,みずほ銀行の並び。


北千住には伊勢屋という名前のお店が複数ありますが,こちらは駅前通りのお店。子供が団子を持っている絵のロゴや両さんドラ焼きサブレで有名なお団子屋さんの支店です。

小振りと言うほどではありませんが,大人の口なら簡単に噛み切れる幅と高さで,長さはやはり大人の口で2口分ぐらい。揚げは明るい黄色でやや甘味あり,しっとりした感じに煮えています,ご飯は白い酢飯。北千住店では海苔巻主に太巻きとの詰め合わせになっており,稲荷寿司のみのばら売りはない模様。

詰め合わせ370円。多少中身にバリエーションがありますが,稲荷寿司は3個位入っています。
本店は亀有駅前(東京都葛飾区亀有3-32-1,千代田線亀有駅南口ゆうろ〜ど亀有中央,第3火曜休み10:00〜20:00)。こちらにはバラ売りがあるようで1個65円だそうです。

(2006/5)


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おむすび処 有米蔵

千代田区神田多町2-3-6
日曜祝日休み。月〜金曜7:00〜19:00,土曜8:00〜14:00

神田警察通り沿い,通りの北側。駅北口の交差点から司町の交差点へ向かう真ん中あたり,進行方向右側NTTのビルの手前。ビルの1階で,電飾付きの置き看板が出ています。


有機栽培のお米を使ったおむすび屋さん。稲荷寿司はごまいなり1種。小振りの細身で1口でほおばることもできそう。揚げは明るい茶色に煮えておりやや甘口。甘味と塩気が両方立った強目の酢加減のご飯には白胡麻が混ぜてあり,ときおりフっと香ばしい香りがします。

店内は入って手前におむすびのガラスケース,その奥にカウンタの調理スペース。通路を挟んで左手の台にお弁当が並び,時分どきは買ったものを奥のカウンタでそのままいただくこともできます。

ごまいなり(3個入り)180円。

(2007/3)


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尾張屋

台東区谷中3-8-9
休み不明

谷中のよみせ通りの常磐線日暮里駅寄りの側から谷中銀座に折れる路地のそば。同名の蕎麦屋食堂もありますが,谷中銀座入り口に近い和菓子甘味屋さんの方です。


稲荷寿司は普通サイズの揚げですが,下で1cm弱ほど重ねて折り返してある分小振りと言うか細身。明るい茶色でクドくない甘辛に柔らかに煮てあり,ご飯の量に比して揚げの比率が高目ながらサクっと食べられます。酢飯は塩気甘さとも程良くすっきりした加減。和菓子屋さんの気楽な稲荷寿司と海苔巻といった感じ。
海苔巻きは半畳で縦細に巻いて4つ切りにしたもの。干瓢は明るい焦茶色,しわくなくグチャグチャせずの煮加減でサックリ噛み切れます。

店頭ガラス引き戸下にケースがあり,和菓子類に稲荷寿司おむすびが並んでいます。

稲荷寿司1個70円。海苔巻き1個50円。

(2006/10)


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かしやま

北区東田端1-17-20
日曜祝日,年末年始お盆休み。6:00〜20:00,土曜〜16:00。

田端ふれあい大橋の袂と言うか,ちょうど下辺りになります。JR田端駅北口を出て,右手の田端ふれあい大橋の進行方向右側を通り,橋を渡り切らずに中頃のホテルMETSの所から右手の下り通路を下ります。下り通路も分岐していますが,煉瓦風タイル張りで"食堂"と青色で書いてある建物を回りこむように敷いてある階段を下り,降り切ったら右側の建物("食堂"の表示がある建物)の中の奥の方に入っているお店です。


小さな立ち食い蕎麦屋さんですが,稲荷寿司もお店で煮たフックリ油揚げ。酢飯はやや柔らか目甘口に微塵切りの人参の風味が合います。

店内はごく狭く,カギの手カウンタは6〜7人で一杯。カウンタの中は,壁の証書が示すように樫山家のご家族らしい。天ぷらは男性2人がメイン接客はお母さん(?)がメインなど役割りはあるよう。入り口右側に券売機があり,なんと専用のプリペイドカードもあり(5000円と10000円,額面より沢山使えてお徳)。

いなり1個盛り90円。2個盛り160円。

(2007/8)


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神田志の多寿司

東京都千代田区神田淡路町2-2
火曜休み

昌平坂通沿いに高架をくぐって神田消防署の角を道なりに曲がって進み,外堀通り沿いに1ブロックくらい。神田郵便局と近江屋洋菓子店の先。


老舗の稲荷寿司屋さん(お店では志の多寿司と呼ばれています)。さすがに凡百の持ち帰り寿司とは違い,その割りには価格が図抜けて高いほどではありません。秋葉原から神保町の買い物に時間を使って,お昼はデスクに持ちかえりというときに買います。

稲荷寿司はかなり色白というかきつね色で,蜜のような煮汁がじゅっぷりしみたお揚げ。大体が料理の甘口は苦手なのですが,稲荷寿司は甘くてもOK。小ぶりで細身なので口に入れやすく,酢めしの入りも半分にかみ切ったときに崩れず,固すぎず口の中でほぐれます。薄切りの酢蓮が入っているのも,味わい触感ともに良いアクセント。
冬場には柚入り稲荷があります。揚げを裏返して詰めた姿もいなせ?で,店内にも柚の香りが立ち込めます。個数が限られているのか,昼過ぎくらいに行かないと売り切れてしまうようです。

甘味が勝っているせいもあり,稲荷寿司だけ食べていると口が疲れます。口代わりには,煮物色ばかりで地味になるけど干瓢巻が一番いいかな。芯の干瓢は黒々艶々。やはり甘辛ですがおしょうゆが効いていて,酢めしと合ったすっきりした味です。ちなみに太巻きに入っている椎茸も,また別の甘辛味になっていて感心。
茶巾は卵焼きで長方形に畳んであり,形状的には茶巾絞りというより袱紗包みに近いかも。外側の玉子は,フンワリしっとりした焼き上がり。中のご飯は,ごく細かく揉んだ海苔の香りに白ゴマが香ばしい。その他の具はいわゆる散らし寿司のようなものですが,いずれも辛すぎず甘すぎずこれまたごく細かく刻んであり全体に上品で軽やか。ただ,具の分パサ付く感じになるご飯の上がりのときがたまにあるのは残念。

稲荷寿司,細巻き(干瓢,きゅうり,おしんこ),太巻きで各種詰め合わせあり。一番小さいのは6個入り(稲荷寿司のみ6個または稲荷寿司と干瓢巻3つずつ)。できれば口直しの巻き物がちょびっとで後は稲荷寿司ばっかりがいいんだけど,1人分の折りだと各種均等に入っているのが悩ましい。食べたことはありませんが,鯖棒寿司や鯛押し寿司,茶巾など大阪寿司の詰め合わせもあります。
詰め合わせによって多少違いますが,大体稲荷寿司1個が80円ちょっとの見当です。茶巾は200円後半か300円くらいだったような(詰め合わせで買ったため単体の価格が分かりません)。大阪寿司は約1人分の詰め合わせが1200円〜2100円,単品1本でも1000円〜2000円位と,稲荷や巻き物に比べると値が張ります。もっぱら持ち帰っていますが,地下にその場で食べられる席も設けられています。

(2007/4)


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きつね寿司

(2004年に付近一帯の再開発に伴い建物ごとなくなりました)

東京都台東区東上野3-19-8
火曜休み。11:00〜14:00/17:00〜21:00

上野駅の南西側の駅前すぐ。銀座線日比谷線やJR浅草口方面です。上野駅前でも北東の公園側からだと,相当大回りになってしまうので注意。狭い間口のお店にいくつか看板が掛けられていますが,黄色い突き出し看板が一番目立ちます。


右から横書きの看板,自動ドアなのか木口が傾いていて滑っていくのか分からない(失礼)入り口と,上野駅のすぐそばにこんな古色蒼然としていてしかも現役老舗のお店があったのかと驚き。
稲荷寿司はやや大振りで,明るい茶色に艶やかな揚げ。味付けは甘さはありますがさほど濃くなく,厚味のある揚げがジュブジュブしない汁気の煮付け滲み具合。甘味のない酢飯には薄切りの酢蓮が入り,シャリシャリする触感が外側の油揚げと良い対象
。海苔巻きの干瓢は,1本を4つに切ったもの。揚げとは対照的に黒々醤油勝ち,でも同様に艶やかなで歯ごたえのある煮上がり。

店内は,昔風の窓の小さい間口が狭くて奥の深い作り。日差しが照らないシンとした空気が立てこめ,酢飯や煮た揚げの匂いが漂います。これまた年季の入った椅子と卓があって,店内でも食べられます。
伺ったときはご主人らしきご老人が対応とお寿司作り両方をこなしていました。作り置きしないのか結構時間が掛かります。

折り詰めでお願いしたため1つ辺りの価格は分かりませんが,稲荷寿司が100円内外。確か稲荷海苔巻以外に,マグロの握りもあったような気がします。

(2003/10)


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きつ音忠信

東京都台東区東上野4-23-6
月曜休み。9:00〜20:00

台東区健康センターと上野学園の間のブロック,JR上野駅入谷口を出て左手の信号のある交差点で昭和通りを渡り直進,上野学園上野キャンパスを周るよう右折してすぐ。あるいは,入谷口右手の信号のある交差点で昭和通りを渡り,高林書店の次の角を左折して健康センターの先。地下鉄銀座線稲荷町からは,3番出口を出て職安の手前を入り上野消防署前を通る道の2つ目ブロック端,あるいは3番出口から逆周りで上野小学校交差点の次の角を左に入った先。


お願いしてからその場で作ってくれる稲荷寿司は,小振りで長辺と短辺の差が少なく角が立っていない丸っこい独特の扁平な形。揚げを裏返しているのも特徴ですが,豆腐の白い色合いと柔らかな触感がなくなり,パッと見ただけでは裏返しと分からないほど濃い色目に煮えています。揚げの味付けは甘辛が濃い中でも甘味勝たせ目,シッカリ煮込んで汁気を絞った固目の仕上がり。酢飯はその分塩気が勝ったサッパリ味。具は蓮根細切り生姜黒ゴマ,胡麻が多目に込めてあり揚げと合わさった香ばしさと歯触り。
海苔巻きは,干瓢巻きと紫蘇巻きから選ぶことができます。干瓢巻きは長さを3つ切りにしたもの。色濃くピッカリとやや固目でスッキリ噛み切れる煮上がり。海苔もきれいな色で艶があります。
紅しょうがは,自家製なのか桜色の明るい色合い。艶のある綺麗な表面の薄切りは,滑らかで歯切れの良い触感に程よい甘酢味。

入って右側がカウンタ,通路を挟んでテーブルが2卓あり,その場でいただくこともできるようです。カウンタの中は稲荷寿司を詰めるご主人と折を包む奥様。ごく小さな店内ですが,引き戸を開けると花と額,カウンタ脇にも小さな水盤に江戸風味の豆人形や作り物が飾られ,稲荷寿司ができるのを待つ間に眺めるのも楽しい。

稲荷寿司4つと巻き寿司1本の組み合わせで店内660円。持ち帰りは710円。

(2006/3)


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琴菊

(2004年夏頃通ったら開いていないようでした)

東京都神田小川町1-9
休み不明,稲荷寿司詰め合わせは平日昼の曜日限定(確か週中の2日)と貼り札が出ていた気がします。

小川町交差点の南東側,本郷通りからUFJ銀行わきの路地を入って行った中になります。


本来は定食屋さんなのですが,五目ご飯と稲荷寿司の小さな詰め合わせをランチタイムの持ち帰りで売っています。五目ご飯は玉子が散らされ柔らかい薄味。小振りな稲荷寿司は,揚げの裏表を縦半分ずつにねじって細い海苔の帯で留めてある変わり種(めおと稲荷と称しています)。甘辛味の揚げに酢っぱさ控えめのご飯,裏側は豆腐の面が外側のため口当たりが違っていて面白い。

店内は小じんまりしたカウンタの定食屋さん,詰め合わせありますと戸口に小さな札を立てかけてあるので中を除いて声を掛けると渡してくれます。

ミニ詰め合わせが確か250か300円位だったと思います。

(2003/5)


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小堀米店

足立区千住旭町1-16
9:00〜19:00。ただしお米屋さんの営業時間なので,おむすび類は10時位から出てきますが余り早いとまだ並んでいないものもあり,逆に13時過ぎるとかなりの種類が売り切れになります。

最寄り駅はJR常磐線/東武伊勢崎線/つくばエクスプレスの北千住。東口学園通りを,1つ目の角で右へ。200m弱先の進行方向右側,やや分かりにくいのですがお米屋さんの看板が出ています。


お米屋さんのおむすびと稲荷寿司,ご飯部分の美味しさは流石。

稲荷寿司は,裏側を1cm余りしっかり重ねてありやや小振り。色黒の揚げは薄手で歯切れ良く,明るい茶色ながら裏側まで煮色が通っています。揚げの油ッ気を生かした甘辛味。酢飯は対照的に酢加減甘さ控え目でアッサリ。シッカリ炊けたご飯に白胡麻を混ぜ混み,中に生姜を1切れ忍ばせてあります。
おむすびもやや小振り(あまり手の大きくない女性が握った位のサイズ)。醤油焼きむすびは見事な醤油色に表面がカリっと焼かれ,お煎餅のような香ばしさ。五目寿司は酢がそれ程強くなく,蓮根にんじん牛蒡など根菜を炊き込んだ具がタップリで鄙びた醤油の色合いに真ん中の紅生姜がアクセント。

店内は各産地の大小のお米の袋がきれいに積んであり,当然ですが丸きりお米屋さん。間口のある店頭の左側に大人の胸より下辺りの高さのガラスケースを置いて,稲荷寿司やおむすびを並べてあります。ご家族なのか年齢性別の異なる方がそのときどきで出ていらっしゃいますが,応対の明るさ丁寧さは共通。

稲荷寿司1個80円。おむすびは中身によって110〜150円。煮玉子60円。

(2007/12)


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志乃田寿司

新宿区四ツ谷1-19
第2,4火曜休み。8:00〜17:30

四ツ谷駅前の西側新宿通り沿い。四ッ谷駅のAtre側から出て外堀通りを渡り,四谷三丁目方向に進んで2本目位の細い通りを入ってすぐ右側。あるいは同じ出口からしんみち通りに入り,通りを抜けた先左手すぐ。看板は崩し字なので読みにくいかもしませんが,通りの入り口から覗けば登録商標の定紋を前壁上部に掲げたお店が見えます。


稲荷寿司は縦長ながらやや寸詰まり,揚げの上隅部分はちょいっと耳が立っています。揚げは明るい赤茶色,汁気を程良く切ったコックリスッキリの甘辛味。中は白い酢飯,揚げとうまく釣り合う酢加減です。海苔巻きは一段醤油が濃くしんみり加減。

店内は縦長,左側に調理スペース。カウンタを挟んで右側はテーブルと椅子が置いてあり以前は店内で食べるためのスペースだったのかもしれませんが,今は机に折り箱などがごちゃごちゃと積んであります。接客を担当するご主人と調理担当はいずれも年配の女性。

稲荷寿司と海苔巻きが3つずつ計6つ入った折りが480円。他の組み合わせから概算すると稲荷寿司1個90円,海苔巻き1個70円の見当のようです。

(2007/9)


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太平まんぢゅう

墨田区太平2-10-9
不定休み。9:00〜20:00

立志舎高校の向かい。最寄り駅はJR総武線各停または東京メトロ半蔵門線の錦糸町。駅北口を出て四つ目通りを北上,蔵前橋通りとの交差点(オリナスタワーのある角)で蔵前橋通りを渡って左折,1つ目の信号(ファミリーマートの角)を渡った先すぐ。あるいは駅前で四つ目通りから2本西側(向って左側)の細い通り(吉野家の角)を入って直進すると,蔵前橋通りにぶつかる所がちょうど前述のファミリーマートの向かいあたりになります。


軽食の食堂と売店を兼ねた懐かしい雰囲気の甘味屋さんが売っている古典的な東京のお稲荷さん。
稲荷寿司は枕状に中央が膨れたやや寸詰まり型。揚げは色黒でテラっと艶があり,見た目通りに甘辛の砂糖と醤油が濃い煮汁が,持ち歩くと紙包みから滲んでくるほどタップリ煮含めてあります。ご飯は揚げに対してあくまで控え目,周囲の汁気もあって柔らか目の印象。

店頭は結構幅広,中央にショーケース(ちなみに掻き氷のサンプルは蝋細工でもプラスチックでもなく,脱脂綿が盛ってあるのがおかしい),向って左が白い暖簾の掛かった食堂の入り口。右が別の白い暖簾が掛かった甘味売り場で,下半分に饅頭餡餅おむすびなどの並んだガラスケースでその上がガラスの引き戸になっている古典的な造り。食堂部分も,リノリウムの床にデコラのテーブルとビニール貼りの椅子といまどき現役のレトロながら,店内は広く明るくきれい。

稲荷寿司1個80円。

(2006/8)


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誉いなり寿司 ふるさわ

東京都千代田区九段南2-3-22
土曜日曜祝日休み。9:30〜19:00

靖国通り沿いの九段坂上,内堀通りとの合流点辺りにあります。九段下方向から行った場合は進行方向左側(靖国神社のほぼ向かい側)。


焼き魚などの献立がある定食屋さんですが,食堂横で売っている稲荷寿司巻き寿司も美味。

稲荷寿司はやや小振りで細身縦長。揚げも明るい甘茶色で柔らかな煮上がり,程好い甘味と醤油味が沁みています。中身は白い酢飯,塩気甘さともさほど強くない酢加減。
干瓢は真っ黒ではなく濃い目の栗色の煮上がり,ツヤがあって柔らか。

間口が狭く奥行きの長い造りのお店は,道路に面した向かって左半分が紺暖簾の掛かった食堂への入り口。右半分が持ち帰り販売窓口,小さなガラスケースの上にガラスの引き戸。

バラでお願いすると確か1個70円位でした。300〜400円位で海苔巻太巻きとの詰め合わせもあり。

(2005/8)


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稲荷寿司専門 松むら千住店

東京都足立区柳原2-23-6
火曜休み。8:00〜20:00

電車の場合は多分北千住駅が,最寄とは言わなくても比較的分かりやすいのでは。距離から言うと,京成線の京成関屋か東武伊勢崎線の牛田駅の方が近いかもしれません。
北千住駅東口から学園通りを一番端まで進み,横方向の通りにぶつかったら少し右へ行って,豆腐屋さんと和菓子屋さんの間あたりから路地を左に入る。多少デコボコがありますが,道なりにスナックや履物屋の横を通ると,柳原商栄会という商店街(実体はそれまでと同様の路地)になります。看板を目印に進み(途中千草通りという別の商店街と交差しますが,柳原商栄会の看板がある方を進む)。少し道が太くなるT字型分岐があったら,右に進むと進行方向通りの右側じき。看板が出ていますが,お店の前に行くまでそれと分かり難いかもしれません。


稲荷寿司,海苔巻ともお願いするとその場で作ってくれます。
稲荷寿司は中振りでやや細長,揚げの口の部分を重ねて1cm位折り返してあります。黒っぽい色合いですが,醤油のからさより甘味が強く感じられます。甘味成分で揚げにコシが付いているのか,シッカリ耳の部分が立っています。
中が白い酢飯で,揚げの上に芥子の実が少し振ってある時と,具入りの酢飯で揚げの上には何もない時の両方ありました。具は,縦長に細かく切ったにんじんと蓮根の薄切り,昆布の糸切り。具入りでも,味の濃い揚げと合わせてくどくないスッキリ味のご飯です。あるいは季節によるのかもしれません。
海苔巻きは,半帖で巻いた細巻き1本を5つに切ったもの。干瓢は,水々しくツヤのある明るい赤茶色,どちらかと言うと少し甘目ですが単体で食べても,稲荷寿司の間に挟んでも良い味。

店内は。年配のご夫婦と,娘さんorお嫁さん。お寿司を詰める間,熱い時には麦茶寒い時にはお茶を勧めてくれたりするフレンドリーな接客です。
取材の有名人色紙が多々貼ってありますが,全く同等に地元中学校の仕事体験写真と感謝状や岩崎記念館土産の金革紙などが並べられ,カオス的団欒を醸し出しています。

稲荷寿司3つと海苔巻5つ(1本)の折り詰めが525円。ガラスケースに見本が出ていますが,欲しい数をお願いすれば合わせて詰めてもらえるようです。
本店は浅草(台東区清川2-4-1),他に向島店(墨田区東向島1-15-15)があるそうです。

(2006/4)


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三花

東京都文京区根津2-13-15
土曜休み。11:30〜17:00

千代田線根津駅のどちらのの出口からもちょうど同じ距離,不忍通りの西側を走る小さな通りから更に1本入ったところにあります。


昭和29年にお店を始めたご主人が,お願いしてから揚げに酢飯を詰めてくれる出来立ての稲荷寿司屋さん。
稲荷寿司は大振り,口が小さいと中央部分は横に一気に噛み切りにくいくらい高さと幅があり,長さもそれに比例してあります。揚げは黒くテラっと光る色合いで,濃い醤油にコクのある甘味が拮抗した甘辛味。醤油の色だけではなく,砂糖も花見のようなものを使ってあるのかもしれません。ご飯は白い酢飯。揚げが結構汁気を含んでいるため,なるべく早目にいただく方が美味しい気がします。特に詰め立てはフワリと空気を含んだ触感で美味。
伊達巻は,中身の赤い田麩が非常に甘く糖分でジャリっとする位なので多少好みが分かれるかもしれません。

店内奥には大きな鍋なども見え奥行きが深い造りですが,入ってすぐにカウンタがありご主人と正対する格好になります。待ち列が付くと2,3組から後の人は外の道路で立っていることに。実際,その場で1つずつ作るのとご主人の動作がユックリしているのとで,いったん前にお客さんが入るとかなり待ち時間ができます。

稲荷寿司1個60円。

(2006年に入り,ご主人のお加減が良くなく,お店をお休みしたり奥様が稲荷寿司のみの品揃えで開けたりされていると伺っています)

(2005/7)


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守岡さんちの焼きいなり

羽田空港空弁,製造元は北陸リネンサプライ株式会社(石川県加賀市桑原町ヘ11-1)
午後には売り切れることもあるようです。

購入したのは第2ターミナルビル1F国内便バスラウンジ前のANA FESTAバスラウンジ ギフトショップですが,他の空弁コーナーにもあるかと思われます。


平成18年度の石川ブランド認定商品(生活産業部門)に選ばれており,明峰白山の水に始まり,鶴来米の具には加賀蓮根能登地鶏とご当地特産品を使っている旨がパッケージに記載されています。10cm位の正方形の紙箱に同寸の上紙を斜めに掛け,紐で十文字に縛った簡素でコンパクトな包装。二等辺直角三角形の稲荷が2つ,温めることもできる特製フィルムの三角袋に入り,箱とほぼ同寸ピッタリと収めてあります。揚げ本体のボリュームに加えプックリ膨らむほどご飯が詰まって密度が高く,包装の外見で思うよりずっと食べであり。

1cm位と通常の寿司揚げに比べて厚味のある厚揚げと油揚げの中間のような揚げを使っているのが特長。1辺10cm弱のほぼ正方形のものを対角線で切った三角の揚げの切り口部分を開き,ご飯を詰めてあります。豆腐部分が多いこともあって,甘さを控えたアッサリ味の汁をタップリ含んだ仕上がり。ただ,空弁として遠路運んで来るせいもあるのか,折角売りになっている筈の焼き色が,香ばしい炙り目と言うよりは単に焦げ目に近い風味だったのは残念。
中身は五目寿司と鶏ごぼう飯が1個ずつ。ご飯は餅米が入っているのかシットリ柔らかく,タップリと含ませた揚げのお汁も上手く受け止めている。個人的には醤油味の鶏ごぼうの方が,揚げの焼き目と相性が良さそう。

1箱800円
なお,使用されている厚揚げの製造元である山下ミツ商店(石川県白山市白峰イ-23)にも, 焼きいなりがあります。中身は寿司飯鶏飯に加えて五穀米の3種,デパートめいてつエムザB1Fの直営ショップ(石川県金沢市武蔵町15-1)他,各地催事で販売しているようです。

(2006/8)


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山口家本店

東京都台東区浅草5-30-10
水曜休み。9:00〜20:00

千束通り商店街の中(国際通りと馬道通りの間で国際通りから1本西側の通り,言問通り南側はひさご通りになります),浅草駅方向から来た場合通りを半分以上進んだ先の左側。


あんみつや夏はカキ氷の甘味,さらにラーメンや焼きそばの軽食を店内で食べられる甘味食堂の傍ら,和菓子と稲荷寿司巻き寿司を売っているお店。
稲荷寿司は,揚げの重ね目をタップリ取ってあり,短辺に対して長辺の割合が短い所にご飯が詰まって中央部が膨らんだ枕のような形。揚げはシンナリ柔らかく色白で噛み付くとお汁があふれる,元々の揚げ自体も揚げ色が淡く柔らかな様子。酢飯は具の入らない白いもの。揚げはしょうゆ控えめの甘口,対して酢飯は塩気勝たせ加減。どちらもクドさがなくスッキリとした味です。

お店への引き戸を挟んで右に食堂メニューのショーケース,左に和菓子のガラスケースがありますが,お寿司類は入り口を入って左手のガラスケースの中,更にケースの上には各種のおすしを詰め合わせにしたものが並べてあります。

稲荷寿司1個70円。干瓢巻き1個60円。

(2006/8)


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吉田屋餅菓子店

(2006年夏に閉店されました)

足立区千住旭町41-16
元日と社員旅行の日(秋に2日間)休み。お寿司おむすびは終日ありますが,塩大福は午後14時から15時頃の仕上がりです。

北千住駅の東口,学園通り進行方向左側じき(学園通りのアーケード看板が掛かっているより手前)。不動産屋と写真DTP店の間,色のさめた赤い日除けの掛かるごく小さなお店です。


塩大福が有名なお店,でも稲荷寿司もじんわり美味しい。
稲荷寿司は中くらいのサイズ。揚げも中位からやや濃い目の茶色。下茹で油抜きがシッカリしてあるのかベタ付かず味が染みていますが,揚げの嵩もあって触感もしっかり。味付けは気持ち甘目ですがタップリ目のご飯にちょうど味が行き渡る感じ。
海苔巻きは,1本を2つ3つに切った位のサイズ。干瓢は醤油勝ちですがひっ辛くない良い味,結構汁気をタップリ含んでいるので持ち帰りで時間がたつと海苔の継ぎ目が柔くなりがちなのが副作用と言えば副作用。
おむすびの中で面白いのが茶飯。醤油飯に刻んだ揚げと紅生姜が入った稲荷寿司のイトコのような中身で,生姜交じりで揚げの割合が低い分スッキリ味。
名物の塩大福は,丸型よりちょっと縦長で大振り。更に餡の部分が大きくて周りを薄いお餅の層が巻いている作りなので,サイズ以上にズッシリとした持ち重り。名前通り通常より塩気を利かせた餡の味も濃く,餡餅好きでなければ2人で1個を分けても十分かもしれません。

ドア1枚分位の幅のガラスケースの脇に1人かろうじて通れる位の通路部分の付いた間口に比べ,バックヤード部分は奥に長く伸びた鰻の寝床状態。売り子も兼ねる年配の女性が2,3人でおむすびを握ったりいなり寿司を詰めたりしています。更に奥の陰になった作業場で塩大福を作るのはもっと年配のご主人,腰が曲がって立ち居振舞いは大変そうですが,ユックリと餡をまとめてお餅でくるんでいきます。

お寿司おむすびはいずれも70円。いなり寿司,干瓢海苔巻き,おむすびは鮭昆布茶飯。なお,紅生姜添えで稲荷と干瓢巻合わせて5個入りのお弁当に手ごろなサイズのパックがありますが,稲荷寿司が2個と3個の2パターンあるので要注意。

(2006/4)


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米久いなりずし

新宿区市谷台町12-12
休み不明

電車の場合最寄り駅は都営新宿線の曙橋。A1出口から目の前の通りを渡り,余丁町通りの左側沿いに坂を登って進み,市谷台町交差点の先ファミリマート手前の路地を入った先50m位進行方向左側。地味なビルですがいなりずしの看板が出ています。


稲荷寿司は縦長で,明るい茶色の揚げはシッカリした触感で煮汁も切り加減。酢飯は固目のご飯をシッカリ詰めてあり,見た目よりも1個ずつの食べでがあります。白い酢飯以外に,柚子,胡麻,かやくを混ぜ込んだバリエーションも。

お店の建物の道路際は駐車スペースになっており,ずっと入っていくとお店の窓口があります。造りも含めバラの小売より仕出しで受ける方が中心という感じでしたが,年配のがっしりした感じのご主人が丁寧に応対して下さいました。

稲荷寿司84円。具の入った稲荷は95円。海苔巻きや茶巾寿司との詰め合わせも。

(2007/2)


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