どこでも稲荷は良いなり
(埼玉県)


若柳菓子店

さいたま市浦和区元町2-1-2
休み不明

電車の場合最寄り駅はJR系東北線北浦和。東口を出て駅前のとおりを直進,1つ目の信号のある交差点(北浦和駅東口交差点)で通りを渡って右折,次の信号のある交差点を渡り元町City(スーパーなどの入った雑居ビル)脇を通り過ぎた先。


和菓子屋さんらしい柔らかな味の揚げとご飯で,地味ながらおいしい。揚げは普通サイズですが,裏側に巾着状の中ひだを取って畳み込み,小振り縦長にまとめてあります。薄手で柔らかな中にコシがあり,持ち歩くと煮汁がしっとり滲んでくる汁のしたみ加減で醤油にやや甘さを勝たせた味。重なっている分油揚げの割合も多目ですが,甘味抑えたスッキリ酢飯との釣り合いが良い感じ。
干瓢巻きは,海苔を3分してあるのかやや長目,色白で柔らか干瓢の甘味が宜しい。

古びた木枠の引戸の入り口を入ると,店内売り場は小じんまり。ただ,奥には戸口を挟んで別途調理場があるようです。ガラスケースに甘味の和菓子,お団子,稲荷寿司に海苔巻き,量り売りのお赤飯などが並んでいます。

70円。45円。

(2007/12)


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妻沼の聖天寿司/稲荷寿司

埼玉県妻沼町(現在は合併して熊谷市内)にある聖天山歓喜院は,日本三大聖天の1つで埼玉の小日光とも呼ばれる名刹。昔から近辺で取れる米大豆を使って,聖天様門前には名物の独特の稲荷寿司が生まれた由。ちなみにメヌマのショウデンサマです,ツマヌマのショウテンサマではありません。
公共交通機関を利用する場合,JR高崎線熊谷駅からバス1本で最寄バス停まで行けます。お店の営業時間帯であれば1時間数本の便があり,約30分450円。熊谷駅北口6番乗り場から朝日バスの太田駅・西小泉駅・妻沼・妻沼聖天前行き乗車,聖天前停留所前で下車。バイパス経由妻沼行きもありますが,こちらは手前で曲がるため聖天山まで行かないので要注意。

妻沼の稲荷寿司は,揚げを縦方向にそのまま使った細長い形が特徴,一般的な稲荷寿司のほぼ2倍,13〜14cmあります。ただし,付近でも和菓子屋さんなどで出しているのは,短辺方向に2つ切りにしたタイプ。聖天寿司と呼ばれる縦長稲荷寿司を扱っているお店は500m四方ほどの狭い範囲にある3軒のみ,しかもそのうち1軒はお店の名前も聖天寿司なので少々ややこしい。地域名産に良くあることながら,地元の方はそれぞれにご贔屓のお店を持っている様子。
いずれのお店も持ち帰りのみ,お店によっては店内で腰を掛け,買ったものをその場で食べることはできますが湯茶は出ません。稲荷寿司を作る厨房部分と販売する店頭部分がしっかり分かれているのも共通。ちなみに定休日も横並びの月曜なので遠方から訪問される際には要注意。
稲荷寿司3つに海苔巻き寿司の詰め合わせが基本パターンで,価格も横並び。いずれのお店も稲荷が大きいのに加え,巻き寿司も干瓢に紅しょうがを添えてゆるい渦巻状に巻いてあり,一般の細巻きと太巻きの間くらいの太さ。タップリの酢飯に甘辛の味付けもあって1折り1人前と言うにはかなりのボリュームです。


小林寿司店

埼玉県熊谷市妻沼1243
月曜休み,ただし祝日お正月旧盆に当たる場合は営業(その場合別の曜日に振り替え休みあり)。9:00〜売切れ

バス通り沿いの西側,妻沼小学校先。熊谷駅方向から来た場合,聖天前バス停で下車したら通りを渡り,バスの進行方向にそのまま進んで小学校を通り過ぎた先左手。ぱっと見たところ老舗の和菓子屋さんのような立派な屋根の建物。


稲荷寿司は直径が4cm弱長さが13〜14cm,両端の耳が立たずに撫で肩状になっています。揚げはやや黒目の明るい茶色で豆腐部分が少なく薄手。しかし薄っぺらくてキシキシするのではなく。柔らかで煮汁をシットリ含み,大量の酢飯を包んで対抗する力のあるお揚げ。味付けは甘味押さえ目。酢飯もその分塩気が弱目。総体にスッキリした味わいになっています。干瓢は濃い焦茶でしょうゆの効いた味,柔らかながらシコシコした煮上がり。
容器は紙の折り箱。包み紙は緑掛かった濃い灰色に白抜きで,千社札と寿司折りの絵を抜いてあります。

詰め合わせ430円。

(2006/9)


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聖天寿し

埼玉県熊谷市妻沼1515
月曜休み。9:00〜売切れ

聖天山の山門すぐそば。聖天前バス停で下車したら,聖天様境内に入りすぐ左手の縁辺り。黒っぽい木造の建物。


稲荷寿司は直径が4.5cm,長さが13〜14cm。揚げに張りがありご飯の詰まりもシッカリしているので,両端の耳だけでなく稜線部分がピンとしたきれいな棒状になっています。揚げは明るい茶色,厚手で裏側は表側より一段白っぽく,食べると結構噛み応えあり。味付けはかなり甘口。揚げに含んだ汁気が多く,持ち歩き中に押したりすると明るい色の煮汁がパックに零れるほど。干瓢はかなり柔らかで,栗茶色で糖分が沁みて半透明のテリがあります。こちらも甘口。
容器は透明の蓋付きプラスチック。包み紙は,濃い目の緑に白抜きで飾りの付いた万灯,聖天囃子の歌詞が書いてあります。

詰め合わせ430円。

(2006/9)


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森川寿司店

埼玉県熊谷市妻沼1523
月曜休み。9:00〜売切れ

聖天山南側の参道の中。聖天前バス停で下車したら,手前の信号のある角から東側の参道に入り400m位進んだ先進行方向右側。ちょっとお豆腐屋さんのようなセメントモルタル造りで入り口上前面の壁に店名が書いてあります。



稲荷寿司は直径が4cm,長さが13〜14cm。揚げは明るい焦茶と栗茶の間,中くらいの厚味で裏表ほぼ同じ色。揚げの縁が小さく耳に立っています。3つのうち中央の1つには,揚げの上から干瓢をたすき状に掛けてあります。味付けはやや甘口。酢飯は,あまり酢が強くなく塩気の方を強く感じます。干瓢は濃い焦茶色,巻き寿司には紅生姜の風味が効いています。
包み紙は緑掛かった濃灰色。版画風の聖天様境内光景,図案化した寿司,お店の紋章に妻沼開祖創業宝暦年間二百余年の文字が白抜きしてあります。

詰め合わせ430円。

(2006/9)


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