| 七戸優個展「プラトニック」 |
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於:青木画廊
2004年10月12日(火)〜10月23日(土)、10:30〜18:30(日曜のみ12:00〜) 「近江兄弟の見た夢」「ベラスケスの鳥」「メトロの月」「衛星を一個ともなう少女」 表題作「プラトニック」等の新作・少年少女20数点に加えて球体関節人形「リトルN」(参考作品) 迄を一気に公開! |
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プラトニック 「つまるところ僕ら皆、哀しみという無限遠点に向かって旅をしている」 「悲観論者なのね」 「そうじゃあないよ。ただ、そういうふうに出来ている、それだけの事さ」 そう言うと少年は鳥打ち帽のツバをくるりと後ろに回して テーブルにコインを置くと少女の手をとり つむじ風の様に人ごみに消えたのです 後には小さな吐息が二つ残るばかり |
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■ 宇野亞喜良さんのコメント
小学生程度の地理感覚で言えば、七戸優さんの生地、青森県と秋田県はほとんど同じ辺りにありそうで、そのせいか七戸さんの絵の、あの、憂愁をたたえた、小暗い情景はどこか秋田蘭画を憶いださせる。 ヨ−ロッパの絵画の発想と技術が江戸の後期にやって来て、日本の風土と結びつく、あのあたり、南国の明るい陽光の下の、影を描く事で、その実在感を描くという絵ではなく、北国の微細な部分まで透過するおだやかな光の中で、デテールを緻密に描き上げて存在を実証する〜こんなにすべてを見ているのだから、これらの物や事件は、確かに画家の目の前にあった筈である〜というような感覚がそう思わせるのである。 そういうように考えていくと、ヨーロッパの北方ルネッサンスなんかにも行きつくのかも知れない。 デューラーやグリューネワルト、アルチンボルトなどの執拗なイメージもあるような気もする。 これから以後も、七戸さんの魂が遭遇する奇妙な事件、あるいは優しい情景を、ぼくたちに報告してほしい。あのマニエリスティックな描写力を駆使して。 |
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