愛の手前 恋のとなり




2002.4.5(金) 後編

アカリ(井川遥)が不倫関係にあるバード(杉本哲太)は自分のことは何も語らない男。 アカリが妊娠したことを知ると、子供の面倒は見てもいいと言う。
井川遥のことは前回書いたので、今回はこの杉本哲太から。 自分がずっと肌身離さず持ち歩いているタマゴを見るバード。
バード「孵るさ。 愛さえあれば」。 なんかのっけから、炸裂バカの登場だな。 孵るわけねぇだろ。 そんなこと小学校で習わなかったか? 夢見る夢男くんも、度が過ぎればただのバカ。 まあ、辻の愛の世界なら孵るのかもね。 割れたら「トリック」 のオープニングみたいな黄緑色の黄身が出てきそうだ。
鳥が好きで、いつも何かある時には鳥の泣き真似をするバード。
バード「鳥になっちゃうぞ」。 と、手を羽のように羽ばたかせながら、夜の街で一目も気にせずに走り回る。 やっぱコイツ、どう見ても変人にしか思えないんだが。 アカリ、ホントにこんなヤツと一緒にいて楽しいか? こんな男に惹かれるオマエもヘンだよ。

そんなバードの妻・マリ(川島なお美)は、どうやら重い病気のようで病院で寝たきり。
マリ「私は昔のようには踊れないのね」。 おぉ、川島なお美じゃん。 今から、クサい愛憎劇が始まる予感だ。 と思ったら、今回の川島なお美は動けない。 なんだつまんねぇな。 だったらこのキャスティングが川島なお美である意味がないじゃん。 このドラマに、一片の光明でも期待した私がバカだったよ。
自分が死んだら海に流してくれるようにバードに頼むマリ。
マリ「あなたが鳥になりたいように、私は魚になりたいの」。 川島なお美が死んだら海に? どこかで見たような展開だな。 てことでマリ、オマエは死んでも魚になれないよ。 なれたところでイグアナだろう。

今回もストーリーはぶっ飛ばし。 最後、浜辺でバードと出会うアカリ。
アカリ「あたしね、人を愛することの大切さがわかってきたの。 大事なものがやっと見つかった」。 そうなんだ、よかったね。 私には何一つ大切なものがわらなかったよ。 失ったものならある。 このドラマを見てた時間、前後編約2時間だ。
オダギリくんの登場に期待してたのに、出番あれだけかよ。 もっと引っかき回してくれるのかと思ってたのにさ。
バードが死んだマリを海に流すシーンも、死体をそのまま流すなよ。 流すなら骨だろう。 どこかの浜辺にでも流れついたらえらい迷惑なことになるぞ。 それにあれは犯罪じゃないの? 死体遺棄? よくわかんないけどさ。

なんか今回も、最後まで辻の独り善がりの愛の世界に付き合わさせられたってかんじ。 だけど毎回見ちゃうんだよねぇ。 なぜかっていうと、辻ドラマは真面目なのにツッコミ場所がたくさん用意されていて、あまりにもウチのHP向けなのだ。
辻さん、今度もコメディよろしくね。 でも今回みたいにホントにつまんないのは勘弁。 それと、映画仕立てじゃなくてドラマの方がいいなぁ。


2002.3.29(金) 前編

カフェで働くアカリ(井川遥)には、クラブDJの恋人シュウ(萩原聖人)がいる。 そんなある日、アカリの妊娠が発覚。
とりあえず井川遥より先に萩原聖人。 アカリを友人に紹介するシュウ。
シュウ「紹介する。 俺の目下の恋人、アカリ」。 そんなセリフを一言目に発する時点で、恋人と名乗る資格無しだ。 自分がモテると暗にアピールしたいのか? たとえそのセリフにどんな思い入れがあったとしても、相手を不快にさせるのならやめるべきだろう。
しかしこの男、ワケがわからないのはこの先。 アカリに妊娠を告げられ、アカリがおろすことも考えていることを知ったシュウ。
シュウ「そんなことしたら、神様に怒られちゃうよ」。 先程クラブで見せた余裕に比べ、今度のセリフは純粋と言うよりはあまりに稚拙。 いやぁ、実に中途半端なキャラだ。 愛に悩む姿は滑稽そのもの。 オマエみたいなヤツにエラそうに愛を語られたくなんかねーよ。

で、後回しにしてしまった主演は、癒し系タレント最後の大物(?)井川遥。
アカリ「なんかダマされてるみたいだけど、ま、いっか。 今が楽しいから」。 なるほど、あの男にしてこの女ありってワケか。 だって言動がいちいちバカなんだもん。 見ててイラついてくるんだよ。 そんな女、応援する気にもなれんわ。
井川遥自体は、演技は思ったよりは悪くない。 笑顔の際に浮き出る無数のシワの寄り方も、私の大好きな癒し系そのものだ。 けど、まなみや菜々子ちゃんと比べると何かが足りないんだよな。 ちょっとルックスがまとまりすぎてるのかなぁ。 主演としては個性に欠ける印象で、演技でも何でもいいから、何かアピールできるポイントが欲しい。

てことで、最後にドラマの感想。
陳腐なセリフやシーンをゴマかすかのように流れる洋楽BGMや、多量のタマゴを使ったタマゴ風呂など、辻仁成という男はつくづくコメディが得意なんだなぁ と再認識。 まあ、溢れる笑いは冷めたものが大半だったけど。
1時間、辛く長い戦いだった。 途中トイレに行きたくなったんだけど、迷わず行ったし。 普段ならまずあえりない。 何としてでもCMまでは我慢するからね。
しかも今回全くハマれなかったのに、次週の予告の前には「次週、感動の後編」 というPRを流す爆笑モノのオチまでついていた。 ウソつけ。 私は辻のそういう何か勘違いしているとしか思えない自画自賛が大嫌いなんだよ。 前編見ちゃったから後編も見るけど、また1時間を無駄に過ごしそうだなぁ。



Back HOME