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19/02/24


(2019/2/24) ピルクル発売25周年によせて

 男だったら、一度は考えるのがバケツプリンヤクルトリッター呑みであろう異論は許さん。

 ピルクルを語る前にサントリーから出ていた乳酸菌飲料ビックルについて語っておきたい。1993年4月、私は大阪船場のオフィスで普通に会社員をしていた。当時、日々飲んでいたのが、サントリーの紅茶飲料ピコーと新製品の瓶入り乳酸菌飲料ビックルであった。同僚のOLチヨちゃん(すげぇいい女)から、なぜ男はビックルが好きなのか?と問われ、そーいや、同じフロアで男性社員のビックル率が高いことに気付いた。

 正直、ビックルは・・・後に出たピルクルに比べて、たいして美味くない。どこかもっさりとした…ヤクルトに成り切れていない酸味のたりない脱脂粉乳じみた甘ったるい飲み物であった。なのに、男児は買ってしまうのである。俺の推論だが・・・容器と色がヤクルトっぽかったからだろう。ニセ酒屋サントリーはそのあたり、商売がすごく上手だね。(ちなみに当時の女は1991年に発売されたカルピスウォーターの方を好んでいたな。)

 1993年9月、私は土建屋に転職して東京へ戻り、祖師ヶ谷大蔵に住んでいた。そこのコンビニで会社帰りに衝撃的な商品に遭遇した・・・それはピルクルという名前の1リットル紙パック飲料で、パッケージには、どこかで見た・・・ヤクルトの容器の影絵があって、要するに四半世紀前の男児の夢であった、65mlのヤクルトをまとめてイッキ呑みできる夢の飲料であることを物語っていたのだ。でも、発売元が日清ヨークだしなぁ、ヨークって薄味の駄菓子屋っぽいヤクルト、薄いブルガリア飲むヨーグルトのようなパチモンヤクルトだろと、あんまし期待せずに買ったのであるが…

 これは…ヤクルト味だ(゜;)/ いや、ヤクルトより更に濃くて、のどの奥、上顎の上あたりに、イガイガした湯葉のようなヤクルト塊ができるトコまでそっくりな、超ヤクルトだ。見た目似ていたサントリーの瓶入りビックル280mlでは達成出来なかった夢のヤクルト☆リッター呑みの祈願成就!と神飲料の爆誕に随喜の涙を流した25歳くっひー。なんか、こう、男子の本懐というか、なにか、こう、その日、不意に事故死しても、俺は・・・ピルクル壱リッターを体験出来たんだよパトラッシュ・・・と穏やかな顔で昇天出来そうな気分にさえなったくらい、猛烈なインパクトのある出来事だったんだな。

 世の中にあまねく存在したであろう、ヤクルトもっと飲みたいな → ビックルで我慢しよう → ピルクル キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!というビッグウェーブに、リアルタイムで遭遇出来た自分は1990年代カルピスウォーター発売から始まった乳酸菌飲料大変革期の証言者であろう。

 さて、ここからが本題なのだが・・・では、人はピルクルを持ってヤクルトリッター呑みの夢を忘れることができるかということだ。

 俺っちは、まだ、ヤクルトのリッター呑みを断念していない。しかし、それを実現したときに味わうであろう気持ちも想像できる。
 おそらくだけど、老人介護施設で、死にそうな老人に、600円でヤクルト1リッタージョッキサービスをしたら、かなり多くのかつて男児だった者達が、オーダーすると思う。

 眼の前で65mlのヤクルト容器を開いて、15本をジョッキに注ぎ込むのだ。末期の水ならぬ末期のヤクルトである。そして飲み干せば、安らかな顔で、我が生涯に一片の悔い無しと永眠間違いなしだ。俺っちも人生リタイア間近に厳かにこの儀式をしようと考えている。そして、ピルクルの偉大さを思い知るであろう。ああ、ピルクルはずっと夢だったコレを、200円くらいで体験させてくれたんだなと…。幸せの青い鳥は実は身近に存在したんだと。

 だからヤクルトは、万が一でもデカいヤクルトを今後も発売しないでほしい。ヤクルトは永遠に男児のロマンなのだから。そして、ありがとう日清ヨーク、万歳ピクルス25周年。

2019年2月24日 相田くひを記 @あれ?(;´Д`)更新2年ぶりかよ(゜;)/


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