宮島弥山の三鬼大権現様、ひどいカン違いしてたから、今までサンザン祟られ続けていたんたぁ…と反省、で、『続・小天狗道中記』、ヤッと開幕!
その第一段は、大谷大学大学院の研究旅行で、初めて弥山に行った時。宮島には、お昼に到着予定。当時、小天狗まだ学部生で下っパゆえ、使いっパシリ!一足お先にお先に宮島・IN。先輩達のご命令は、お昼ご飯の予約をしとけ!人数の確認したけど、あちゃ〜、メニュー聞いてない…?



 広島言えば,当然カキよねェ?大人数でも、どんぶり物なら早いハズ…。小天狗の勝手な判断で注文した、カキどん。そして、カキって相当好き嫌いが激しき物なり!と思い知らされるハメに…。割り箸で、ご丁寧にツマまれて、取り出されたカキが、どんぶりのフタの上。残された先輩達、過半数もおられた…。小天狗シマッタ!が、時すでに遅し。万人好みのカレーにでも、シトきゃ〜良かった。

 その後、弥山山頂までは、皆様往復ロープウェイ。でも、学生時代は、最たる貧乏小天狗。往復の料金ないから、単独で弥山、降り出す。出で立ちは、いつものスカート姿のアラヌ格好。何だか?ガラガラと岩場の多い地点で迷う。道聞くにも、人ケなし。そして、時計見て驚いた。ありゃま!早く降らないと、桟橋の集合時間に間に合わぬ。あわてフタめき、道ナキ道を、小天狗の下り山伏、発揮する。

ハァ・ハァ・ハァ〜、息も絶え絶え、お化けのゴト長い髪ふり乱し。英彦山で味しめたビーチ・サンダルから、靴へと履きかえるチャンス逃し、無事に到着。しかし、何じゃい、その格好!今まで、何してたんかぁ?の詰問ゼメ…。先輩達にドウ思われヨウが、そんなコト、どうでも良かった。だけど、あの当時、小天狗が密かに恋いコガれ憧れてた、ゼミの故佐々木孝正先生に、色気もソッけもない、アラレもない姿を見られちゃった!超・恥ずかしく、乙女心が深く・深く・深く…キズついた。フタの上に、取り残されたカキのムザンな残骸の死霊に、三鬼大権現天狗様が、超・おイカリになられた…。

 今でも、弥山に伝わる奇譚が、【弥山の七不思議】。山中でおこる不思議な自然現象。弘法大師の焚かれた護摩の火が、現在まで燃え続けている〔消えずの火〕など、それらの詳細については、大聖院にリンクされ、是非とも探してごらんになられヨ!中でも、《弥山の拍子木》は、天狗様の【天狗の拍子木】なのです。コレこそ、七不思議の中でも、最も恐ろしきものなり…。
さて、さて、『小天狗道中記』を読まれた皆様は、もう、ご存知!
いわゆる天狗調子の類。山中、人の気もないのに、コーン・コーン!と拍子木を打ち鳴らす怪音が聞こえてくる。未の刻過ぎても、聖なる山から降りない不届きな人間様の耳元で、拍子木を打つ怪音が不気味に鳴り響き、次第に大きく響き渡る。ド・肝をつぶし、あわてフタめき、無我夢中で下山する…。その歴代経験者は、小天狗を含め、後を絶たない。

 三鬼様とは、【山貴様】でもあり、ヤッパリ天狗様は、山の神様天狗様だぁい!!!

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