僕のお気に入りアルバム
(ちょっとボサノバ)

ボサノバアルバムではないんだけどボサノバタッチ、というアルバムを紹介します。

  Casa Forte/Helen Merrill
  Softly, The Brazilian Sound/Joanie Sommers
  チャオ/大貫妙子
  
カザ・フォルテ/ヘレン・メリル
Casa Forte/Helen Merrill

 実は僕はヘレン・メリルが好き。もちろんクリフォード・ブラウンとの共演盤は最高。この「カザ・フォルテ」、ブラジル系の曲をたくさん採り上げている地味なアルバムだけど、メリルの良さが100%発揮されているように思う。とりわけピアノだけを伴奏にバラードで歌う<Wave>が素晴らしい。その他、<Like a Lover>、<So Many Stars>なんかも落ち着いた情感が漂う名演。彼女の歌い方はボサノバ風ではないけど、ゆったりとしたテンポ感とくつろぎ感はボサノバと共通している、と言えなくもない。

ソフトリー・ブラジリアン・サウンド/ジョニー・ソマーズ
Softly, the Brazilian Sound/Joanie Sommers

 ポップ・シンガーとして有名なジョニー・ソマーズは僕のお気に入りのシンガー。カワイコちゃん的な歌声だけど、表現力もあり、とてもうまい。ジャズのアルバムも多数録音していて、シェリー・マン等と共演した「Look Out! It's Joanie Sommers」なんかすごくいい。この「ソフト・ブラジリアン・サウンド」はローリンド・アルメイダが音楽監督を担当していて、主にアメリカのスタンダード曲をボサノバ風アレンジで演奏。
 ジャケットに"Sings with Guitars and Strings and Spanish Rhythm"と書いてあるのが笑える。この当時(1964年録音)のアメリカ人には、スパニッシュもブラジリアンも区別がつかなかったのか。

チャオ/大貫妙子

 大貫妙子さんは僕の大好きな日本人シンガーのひとり。このアルバムは彼女のアルバムとしては地味なんだろうだけど、ブラジルサウンドと大貫妙子さんの世界が気持ち良くブレンドしている僕の愛聴盤。オスカー・カストロ・ネヴェスが全面協力。ダニーロ・カイミも参加。とりわけ<美しい人よ>、<Onde Esta Voce>が曲、歌、アレンジ、演奏すべて最高で、涙が出るほど美しい! <Japao>はジョアン・ドナートの<A Paz>の日本語バージョンで、すごく日本語と曲が馴染んでいる感じ。まるで最初から日本語の歌詞が付いていたかのよう。

 

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