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Ghostzilla

入ってきたか。
そんなにコッソリとウェブが見たいのか。
わかった、いいだろう。
擬態ブラウザ「Ghostzilla(ゴーストジラ)」について、
これがどんなソフトなのか見てみるといい。

それからここでは少し口調を変えさせてもらう
なお、このページではサムネイル画像を掲載してある。
大きなイメージが見たいなら、そのサムネイルをクリックしてほしい。
イメージによっては1600x1200のものがあるため、表示しきれないだろう。
まぁそれは私の知ったことではないな。


まず下の画像を見ていただきたい。

作業中のデスクトップ画像

どう思っただろうか?
あちこちモザイクで伏せてあるため、見にくいだろうがご了承いただきたい。
見て欲しい箇所は、まぁわかるとは思うが「Yahoo!」のウェブを開いてる所だ。
………。
気付いただろうか。
そのYahoo!のページを開いてるのが、Wordなのだ。
WordはウェブページのHTMLとして保存する機能はあるが、
ブラウザの機能はない。
つまりこのようなことはできないのだ。
では上のデスクトップ画像は何なのか。
これこそがGhostzillaなのだ。
このように他のウィンドウに擬態することができるのだ。

どういう事なのか、説明しよう。

通常のWordウィンドウ

見ての通り、普通のWordの画面だ。
ここでGhostzillaを起動してみよう。
ショートカットファイルにALT+F12が割り当ててあるため、
一発起動ができる。

WordにGhostzilla

いかがだろうか?
見事Wordがブラウザとなっていることが見て取れるだろう。
実際には起動時に必ずGhostzillaのページが開くのだが、
わかりやすく見慣れたYahoo!にしてある。

続いてExcelでやってみたいと思う。
あぁ、忘れていたが、
マウスカーソルがGhostzillaのウィンドウの外に出ると、
すぐに非表示に切り替わる。
いわゆる「ボスが来た」というやつだな。

通常のExcel

それでは改めて上の状態のExcelでGhostzillaを表示させてみよう。
Wordの時に既に起動しているため、
ALT+F12では表示されない。
このショートカットキーはあくまでも起動用だ。
しかも起動していてもタスクバーにもタスクトレイにも入っていない。
これで表示するには、このようにする。
マウスカーソルをデスクトップの左端、右端、左端と、
連続してぶつけるのだ。

ExcelにGhostzilla

先程、Yahoo!を開いていたため、そのままページが開いている。
だが少し不自然であろう。
ウィンドウが完全に変わってしまっている。
ちなみに子ウィンドウを最大化しているのなら、こうなる。

子ウィンドウ最大化のExcelにGhostzilla

これならピッタリだろう。
Ghostmozillaはアクティブウィンドウに合わせて表示されるのだ。
ただしそのアプリケーションのウィンドウによって、
少々表示の仕方が変わってくる。
SDIかMDIか、また表示部分の実装方法にも関係するだろう。
自分のよく使うアプリでどのようになるのか、ぜひ知っておいていただきたい。

SDIであるWord、MDIであるExcelを紹介した。
続いて3ペイン形式も紹介しておこう。

普通のBecky!

これは私のBecky!の画面である。
ではマウスを左、右、左と動かしてみよう。

Becky!にGhostzilla

見事に同化しているだろう。
同じ3ペイン形式のOutlookでもこのようになると考えられる。
私はOutlook Expressすら使っていない、
というよりアンインストールしてあるので確かめようがないが、
おそらく大丈夫だろう。
これならメールを読んでいるフリをしつつ、
ウェブサイトを見るのも可能だ。

ついでである。
秀丸の場合とエクスプローラの場合も準備したので、
見ていただこう。

普通の秀丸

表示されているのが、
不良セクタのあるハードディスクをchkdskした時のログなのは、
ほかに表示させるテキストファイルが思いつかなかったからだ。
深い意味はない。
ではGhostzillaを表示してみよう。

秀丸にGhostzilla

ふむ。見事である。
ではエクスプローラの場合だ。

普通のエクスプローラ

これがこうなる。

エクスプローラにGhostzilla

問題ないな。
フォルダツリーを消すとこんな感じだ。

フォルダツリーのないエクスプローラにGhostzilla

ム。エクスプローラは元々ウェブページを表示できるではないか。
まぁいい。Ghostzillaの機能はこれだけではない。
それをこれから説明させて頂く。

この表示されているページをよく見ていただきたい。
普通のブラウザと表示の仕方が違うことに気付くハズだ。
まず、画像が一切出ていない。
そして全てのテキストが灰色である。
これもGhostzillaのメインとなる機能だ。

まず、画像が表示されないことだが、
表示されるべき画像の大きさの点線の枠が出る。
またイメージにはテキストが付けられることはご存じだろうか。
代替テキストとでも言ったと思う。
IEならマウスカーソルを重ねるとチップヘルプとして表示されるハズだ。
HTMLタグをご存じなら、それが<img>タグのALT属性であることは知っての通りだな。
画像が表示されないときに使われるため、
これが出るか出ないかでサイトの品質もわかるだろう。
だが今までの画面サンプルの中に、
Yahoo!のタイトルイメージが表示されているものもある。
これはなぜか。
それはマウスカーソルがイメージに重なったときだけ表示されるのだ。
しかもグレースケールになっているっ。
これなら普段は単なるテキストだけが表示され、
見たい画像はマウスカーソルを合わせるだけだ。
しかもグレースケールであるため、目立たない。

次にテキストについてだ。
見ての通り、全てグレーだ。
これはページのテキストカラーを全て無視していると思われる。
そのためリンク先のあるテキストかどうかは下線を見るしかない。
たまにリンクに下線を出さないようにしているサイトがあるが、
そのサイトではもはやどうしようもない。
マウスカーソルが変化するかどうかで判断するしかないな。
それから背景画像も一切表示されない。
背景色も全て白に統一される。
これなら周りの目を引くことはない。

あまりこういうことはないだろうが、ウィンドウが他になかった場合だ。

デスクトップ画像

こういう場合だな。
ちなみにこの壁紙だけでなく、
ウィンドウの配色などがWindowsXPのように見えるが、
これはWindows2000であることを付け加えておこう。
ではGhostzillaを表示させてみる。

デスクトップにGhostzilla

画面中央に枠も何もなく表示される。
擬態先がないためだ。
先程も述べたが、あまりこういうことはないだろう。
単なる一例としてやってみただけだ。
だがこれを見れば、どういう原理かお分かり頂けるのではないだろうか。
そうだ、上の画像のような枠のないブラウザが、
アクティブウィンドウのクライアント領域に、
ピッタリと収まるように表示されているだけなのだ。
単にウィンドウが重なっているだけ…。
重なって下になっているアプリケーションには、
何も干渉しない。
ウィンドウの描画を奪ったりすることもないのだ。
強いて言うのであれば、座標をもらうくらいである。
これは何を意味するのか。
それはどの下にあるのがアプリであっても、
Ghostzillaによって誤動作することがないということだ。
他のウィンドウが重なったくらいで問題が出るのであれば、
そのアプリのほうが問題であることは明白だ。

簡単だが以上がGhostzillaの擬態機能だ。
お分かり頂けただろうか。
完璧というしかないだろう。
ここまで徹底しているのだ。
では、こんな機能をどうやって実現しているのか。
今度は擬態以外について解説しよう。

Ghostzillaはブラウザだが、独自ブラウザではない。
名前から分かると思う。
Mozillaの一種だ。
Mozillaはソースが公開されているため、
それを元に作られている。
ソースレベルで手を加えられているため、
Ghostzilla自体が独立したアプリケーションだ。
IEコンポーネントを使っているタブブラウザなどとは違う大きな点である。
ム、そうであった。
掲載したサンプル画像には出ていないが、
Ghostzillaにもタブ機能はある。
Mozillaを使ったことのある方はわかるだろう。
タブのないブラウザは使いたくない方も安心して欲しい。
ここでMozillaの名残というべき画像を提示しよう。

Mozillaの名残

EditメニューにPreferenceがあるのは、
まさにMozillaやNetscapeならではないだろうか。
それではちょっとこれを表示してみたいと思う。
これだけサムネイルを用意していない。
そのまま見てもらおう。

Preferences

Mozilla、Netscapeと同様である。
何も言いようがない。
それから今更ではあるが、このソフトは英語版だ。
日本語版はないが、左のカテゴリーツリーの[Languages]を使い、
Mozillaと同じ方法で日本語化ができるかもしれない。
なにしろこれは亜流Mozillaだからな。
私は試していないし、これからも日本語化するつもりはない。
故に私に聞かれても困る。
各自で試してもらいたい。

それから最後に、メニューのセットアップについて解説しておこう。
メニューに[Setup]というのがあるだろう。
これはウェブページの表示パターンだ。
以下の表を見てもらいたい。

 

イメージ

テキスト
表示
表示色
表示色
Hidding Level 1 表示 カラー カラー
Hidding Level 2 非表示 カラー
Hidding Level 3 非表示 グレー
Hidding Level 4 非表示 カラー グレー
Hidding Level 5 非表示 グレー グレー
Hidding Level 6 非表示 薄いグレー グレー

イメージの表示というのは、ウェブページを開いたときにすぐ表示されるかどうかだ。
表示色というのは、その画像がカラーかグレースケールかを表している。
薄いグレーというのは、グレーをさらにハイライトしている。
背景に更に溶け込むが、かなり白くつぶれてしまう。
テキストの表示色は、文字色だ。
白を背景にグレーの文字をずっと読み続けていると、
かなり目が疲れる。気を付けて頂きたい。
デフォルトは、Hidding Level 5のようだ。
Level 1は普通のブラウザと変わらない。
これはいつでも切り替えられる。
うまく使いこなして欲しい。


解説は以上だ。
ウェブページを見ていることをどれだけ周りから偽装できるのか、
少しでも伝わっていれば幸いだ。
しかし、これを使う…使っている状況というのを考えると、
あまり好ましいことではないようにも思える。
隠れてウェブページを開いているのだからな。

だがこれも有意義な使い方がある。
それは銀行の明細をウェブで見る場合などだ。
画像が出なくなれば、
銀行のサイトにログインしていることに気付かれにくいだろう。
また見られても内容が見にくい。
このようなプライバシーの高いサイトにアクセスする場合には、
結構重宝されるのではないだろうか。
最初から周りに人がいる所で、
そのようなサイトにログインしなければよいというのは言うまでもない。

まぁ、どのように使っても構わないが、
このソフトで何があっても、
私のせいにしないで頂きたいことをお願いする。

それでは最後になったが、
このソフトの入手先を掲載しておく。

Ghostzilla - the invisible browser

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