◆ 南アルプスの花(2) ◆
最終更新日;2015年10月12日

南アルプスの花(2)には、双子葉離弁花類と単子葉類(ミズキ科からユリ科)の33種(39枚)を収録しています。
双子葉合弁花(キク科からツツジ科)は、南アルプスの花(1)をご覧下さい。


ゴゼンタチバナ (ミズキ科)
Chamaepericlymenum canadense

本来の棲み家は針葉樹林帯です。 しかしハイマツの下などのように強い風が当たらないところだとかなりの高度でも見ることが出来ます。 左の写真も稜線の小屋から下の水場に行く道端に咲いていたものです。 花弁のように見える白い4枚は苞と呼ばれる葉っぱです。 夏も終わりになると赤い実をつけ、これも美しいです。

ミヤマウイキョウ (セリ科)
Tilingia tachiroei

大型のものが多いセリ科の中では、小型の部類です。 セリ科の高山植物では最も高所に上がった花で、岩場や砂礫地に生育しています。 細かい葉が美しいです。
漢方薬のウイキョウ(茴香)は本種の仲間で、茴香に葉の形が似ているので、この名前があります。

タカネイブキボウフウ (セリ科)
Seseli libanotis subsp. japonica f. alpicola

セリ科の植物の花色は白いのが普通です。タカネイブキボウフウは主茎の花を側茎の花が囲んで咲きます。左の写真のものは主茎の花が赤で、側茎の花が白ですが、右の写真のように逆の場合もあります。右タイプの株が多いようです。セリ科の花としてはカラフルで見栄えがします。葉も羽状複葉に羽裂しており結構美しいです。 左の写真の株は側茎の花が主茎の花を完全に取り囲んで、まるでクリスマスリースのようです。
本来の生育場所は高山草原ですが、強い風が当たらない場所なら結構高い所でも見られます。この株も稜線に近い場所で撮影したもので、流石にこの付近だと草丈は低くなっています。
低山に見られるイブキボウフウを母種とした高山変種です。ボウフウは漢方薬の防風に似ていることからこの名前があります。

ミヤマゼンコ (セリ科)
Coelopleurum multisectum

大型のセリ科の植物は高山草原のお花畑の常連で、風景写真を撮れば必ずと言って良いほど写っています。 しかし何れも同じ様な形をしているので、見分けるのに苦労します。 重たい植物図鑑を持って行くわけにはいきませんので、葉などの特徴をメモしてくるのですが、見分けるポイントが違っていたりして同定に苦しむことがあります。 この写真もそんな苦労をしたひとつです。
セリ科の植物には漢方名に由来する物が多く、ゼンコは前胡の意味です。
稜線は北岳の東南斜面から八本歯のコル、ボーコン沢ノ頭に至る吊尾根です。

ヤナギラン (アカバナ科)
Epilobium angustifolium

北半球に広く分布する大型の多年草で、夏の高原を彩る花として有名です。 繁殖力も旺盛で、山火事の跡地や森林伐採地などにいち早く進入することでも知られています。 草丈も1m以上になり、長い花穂に4弁の紅紫色の花を次々と咲かせてゆきます。
鳳凰小屋の周辺には、小屋の主人が種で増やしたヤナギランが沢山咲いており、夏の山小屋らしい雰囲気を醸し出しています。
北岳周辺では、近年シベリア等に分布するヒメヤナギランが確認されたとのことです。 次回登る時は、たかがヤナギランと軽く見ないでしっかりと観察して来なければ......。

ハクサンフウロ (フウロソウ科)
Geranium yesoense var. nipponicum

高山性のフウロソウとしては、どこの高山でも見られます。 高茎草原から高層湿原に分布し、真夏の高原の代表選手です。 花色はピンクですが濃淡には個体差が結構あります。 上向きに花を咲かせるのも特徴です。

タカネグンナイフウロ (フウロソウ科)
Geranium eriostemon var. reinii f. onoei

郡内とは山梨県の富士吉田や大月地方の名称です。 御坂山系など関東や中部地方の低山に見られるグンナイフウロの高山型です。 中部地方の高山で見られます。 紫がかった大きな花をやや俯きに咲かせ、盛夏の北岳高茎草原を彩ります。

オヤマノエンドウ (マメ科)
Oxytropis nigrescens var. japonica

よく見ると、なんかワイセツですネ。 モザイクをかけたりして。
この花も高山ではよく見かける花期の長い花です。 登山シーズンになるとどこかしら痛んでいます。写真のものはキタダケソウを写しに行った6月中旬に見つけた咲き始めの株です。 花後に大きな莢の実をつけます。この莢にちなんでこの名前があります。
大雪山にはエゾオヤマノエンドウが分布し、こちらは葉や茎の毛が長いので白く見えます。

イワオウギ (マメ科)
Hedysarum vicioides

北海道と本州中部以北の高山ではよく見かける花です。 マメ科の高山植物にはオウギの名の付くものが何種類かあります。これらの植物の葉は何れも羽状複葉で、漢方薬のオウギ(黄耆)に葉の形が似ていることに由来します。 花期では区別し難いこれらの植物も、花後の莢の形は大きく異なります。 しかし、私のような者には花期に写した株の場所に秋口に再び出かけて再確認するということなど到底出来ませんから、花穂のつき方などから同定せざるを得ません。 従って、写真の花は北岳で写しているので、シロウマオウギの可能性もありますが、花穂の形からイワオウギに間違いないでしょう。

キンロバイ (バラ科)
Potentilla fruticosa var. rigida

特産種というわけではありませんが、分布する山は限られています。 北岳周辺では個体数は多く、しかも大株が多いです。 落葉低木で、鮮やかな黄色い花弁が真夏の日差しを浴びて眩しく輝きます。 5弁の花がウメに似ているので金露梅と言うんだそうです。
白花のものをギンロバイ(var. mandshurica)といいます。 私はまだ見たことがありません。

ミヤマキンバイ (バラ科)
Potentilla matsumurae

日本の高山ならどこでも見られる黄色い花の代表です。花期も長いです。 大きな群落を作り、3出複葉の葉は光沢があって真夏の日差しに輝いています。 花期が長い花の宿命で、夏の登山シーズンになると枯れ花も混ざり、写真を撮るにはちょっとネといった感じになります。 こういった花は7月の初旬から中旬頃までが勝負です。
葉は3出複葉ですが、稀に5出複葉もあります。鋸歯の数や形状など個体による差異があります。

ハゴロモグサ (バラ科)
Alchemilla vulgaris ssp. Japonica

名前は優雅なのですが、見映えのしない花です。 花は小さいうえに花弁は無く、萼片しかありません。園芸植物のゼラニウムの仲間かと思わせるような葉ですが、フウロソウ科ではありません。 地味ですが結構珍しい花で、この花が見られるのは南アルプスの北岳周辺と白馬岳、夕張岳、崕山だけなのです。 私も北岳で2回見ただけです。登った時期にもよるのですが、夕張岳では見たことがありません。
近縁種の英名は Lady's Mantle です。聖母マリアのマントという意味だそうで、これを牧野富太郎が羽衣草と意訳して名付けたとのことです。 名前の由来を聞くと、なんだが有難いような気もしますが、やはり名前負けのようですね。

ムカゴユキノシタ (ユキノシタ科)
Saxifraga cernua

南アルプス、八ヶ岳及び白馬岳のみに分布します。高山帯の湿った岩場を好みます。 湿った場所が好きなだけあって、岩の割れ目などに嵌って咲いていることが多く、撮影し難い花のひとつです。
その名の通り、葉腋に赤い色のむかごをつけ、なかなか鮮やかです。 ややアウトフォーカスになっていますが、下の方の葉はモミジのように掌状に5〜7中裂しますが、まるで切り紙細工のようで面白いです。 上部の方の葉は、3裂ないしは全縁となります。
日本では上記の3ヶ所でしか見られませんが、世界的には周北極地方全域で見られる植物です。

シコタンソウ (ユキノシタ科)
Saxifraga bronchialis subsp. funstonii var. rebunshirensis

この写真では分かり難いのですが、花弁の内側に細かい赤い点が散らばっているのが特徴です。 別名をレブンクモマグサといい、名前の通り本州から千島・サハリンにかけて分布します。 良く分枝してマット状に広がるので岩の割れ目に大きな株を作ります。 花弁の内側の赤い点には個体差があり、非常に目立つものから目立たないものまであります。

イワベンケイ (ベンケイソウ科)
Rhodiola rosea

雌雄異株の多年草です。左が雄株で右が雌株です。雌株は受粉後に子房が紅くなります。 高山のお花畑の常連で、多肉質の葉に水分を蓄え、岩の割れ目などの厳しい環境にも適合しています。 この逞しい生き様を弁慶に喩えてこの和名があります。 早池峰山などの東北地方や北海道の高山には、ホソバイワベンケイが見られます。
イワベンケイ属(Rhodiola)として分類する説とキリンソウ属(Sedum)に含める説があります。

ミヤママンネングサ (ベンケイソウ科)
Sedum japonicum var. senanense

本州(中部以北)の高山で見られます。 平地に咲くメノマンネングサの高山変種です。 花の咲き始めは雄蕊が集まっていますが、最盛期には10本の長い雄蕊が広がり綿棒の先のような感じになります。
先が尖った厚肉棒状の葉が、この仲間の象徴です。写真のものは判り難いのですが、下の方の茎や葉は赤色を帯びます。

ミヤマタネツケバナ (アブラナ科)
Cardamine nipponica

本州中部以北及び北海道の高山で、やや湿った砂礫地に生育します。 サンショウの葉のような羽状複葉が最大の特徴です。 アブラナ科の花は白の4弁が普通で、花では区別し難いのですが、ミヤマタネツケバナだけは悩むことがありません。

キタダケナズナ (アブラナ科)
Draba kitadakensis

北岳と八ヶ岳に分布します。ハクホウナズナともいいます。 高山性だけあって花はかなり大きいですが、ナズナはナズナです。 キタダケペンペングサと言ったら怒られるでしょうネ。きっと。 まあ固有種ということで載せております。

サンカヨウ (メギ科)
Diphylleia grayi

針葉樹林帯の常連で、どこの山でも見られます。 面白い形をした大きな葉っぱに白い花をつけた姿はお馴染みの花です。
ただし、芽生えの頃の姿を見た人は少ないでしょう。 春先、葉を折り畳んで拳のような形で出てきます。 葉が開ききらないうちに花を咲かせますので、たいへんユニークな形です。 開いた葉は、二つに裂けかかったような形をしており、属の学名もこの形に因んで2つの葉という意味です。 夏の頃には紫色の大きな実をつけます。 漢字では山荷葉と書きます。

キタダケソウ (キンポウゲ科)
Callianthemum insigne var. hondoense

北岳最大の固有種です。 近縁種も国内ではアポイ岳のヒダカソウと崕山のキリギシソウがあるのみです。
北岳のお花畑に最初に登場するのですが、この花を観るためには6月中旬の梅雨の最中に、大樺沢の雪渓を登らねばなりません。 北岳のごく限られた場所のみに咲くのですが、この花の群落を観ると辛かった登りの苦しさを忘れさせてくれます。 この花の咲く頃に登る人は滅多にいませんから、だあれもいないお花畑でゆっくりご対面できます。 登山者が増える季節にはもう葉っぱだけになって他の高山植物の陰になっています。
悲しいことに、この花も稀少であるが故に盗掘が絶えないようです。 高山植物は平地での生育はまず不可能なのですから、自生地を荒らさないことが絶対に必要です。 とりわけ、この花の自生地は世界でもたった一カ所のごく狭い場所しか与えられていないのですから。

ミヤマキンポウゲ (キンポウゲ科)
Ranunculus acris var. nipponicus

高山草原の代表的な花です。 雪田周辺の斜面に黄色いカーペトを敷きつめたような大群落を作ります。 高山草原を彩る花はたくさんありますが、独特の光沢のある5弁花は印象的です。 キンポウゲの仲間は高山に多数分布しますが、日本の高山ではミヤマキンポウゲが花としては一番見応えがあります。
写真は大雪山で撮影したものですが、キタダケキンポウゲとの関連でこのページに掲載しています。

キタダケキンポウゲ (キンポウゲ科)
Ranunculus kitadakeanus

南アルプスの北岳と間ノ岳のみに分布する固有種です。 この花を狙って花期に登ったこともあるのですが見られませんでした。 皮肉なもので別の花を撮る為に花期を少し過ぎて登った時に初めて出会えました。小さくて目立たないので、色々な高山植物が咲き誇る北岳のお花畑では、他の花に気が取られて気付かなかったようです。 写真のものも決して掲載できるようなものではありませんが、固有種ということで掲載しています。
拡大してあるので大きく見えますが、普通のミヤマキンポウゲよりも株はずっと小さく、花径も約1cm程度とミヤマキンポウゲの半分位です。 茎葉の切れ込みは深く柄は殆ど無く、根生葉は3つに深く切れ込んでいます。

キタダケトリカブト (キンポウゲ科)
Aconitum kitadakense

北岳と八ヶ岳のみに分布します。 草丈20〜30cm程度の矮小ですが、花は大きいです。 8月も中旬になると北岳のお花畑にはこの花が目立つようになります。
トリカブトですから、高山植物といえども猛毒の植物です。 高山植物ですから触ったり採ったりする人はまずいないでしょうが。

キタザワブシ (キンポウゲ科)
Aconitum kitadakense var. micranthum

名前は北沢峠に因みます。分布は南アルプスから中央アルプスです。 キタダケトリカブトの変種扱いです。 キタダケトリカブトに比べて草丈も80cmはあり、葉の切れ込みも広いといった相違点があります。
トリカブトの塊根を乾したものは漢方薬や毒として用いられ、生薬名を附子(ぶし)といいます。

レンゲショウマ (キンポウゲ科)
Anemonopsis macrophylla

高山植物というより山の花かもしれません。 学問的に高山植物という分類が定義されているわけではありませんので勝手に入れてしまいました。 南アルプスの登山口の広河原では結構多く見られます。 広河原なら高度不足はなかろうと........
言い訳がましいですネ。きれいだから入れただけです。 樹林帯の中での撮影の上に、長い茎の先についた花は風が無くても揺れるしで撮影は結構大変です。

サラシナショウマ (キンポウゲ科)
Cimicifuga simplex

これも高山植物と呼ぶには高度不足の花です。北海道から九州の亜高山帯の林縁草地に生えます。
初秋の山で良く見かけます。 2004年は花暦が例年より2週間位早く推移したような年で、お盆の休みに北岳に登った時には、白根御池小屋の周辺はこの花が盛りでした。
若菜の時に、煮て晒して食べたことからこの名前があります。

タカネツメクサ (ナデシコ科)
Arenaria arctica var. hondoensis

花弁の幅には結構個体差があります。 写真のものは大株ですが花弁は細い方です。 花弁の間から萼が見えますが、花弁の幅がこの写真のものより2倍ほどあって花弁同士がくっつき合って、萼が殆ど見えないものもあります。 ハコベの仲間の高山植物は同じ様な姿をしているので、見分けるのに苦労をします。

タカネビランジ (ナデシコ科)
Silene keiskei var. akaisialpina

南アルプスの固有種です。 この花を見るなら、お盆の頃の鳳凰三山が一番です。
この花の特徴は個体差が大きいことです。花弁の広いものや細いものや中間的なものまで変化に富みます。 花色も赤、ビンク、白と揃っています。 尤も鳳凰三山では濃い赤やピンクのものが多いです。白花は北岳周辺で見られますが数は少ないです。 右側の写真に色変わりと花弁変わりのものを集めてみました。
ビランジという名前の由来は良く判っていないようです。

タカネマンテマ (ナデシコ科)
Silene uralensis

面白い形をしていますが、南アルプスのみで見られるタカネマンテマです。
この植物の俵のような部分は萼です。写真の株は花期も終わりに近いもので、一番高い茎のものには実がつき始めています。 一番右の茎のものは花をつけていますが、判り難いので写真右上に花期のものを載せておきました。淡いピンクの小さな花は、まるでおちょぼ口のようで、かわいいです。
俵型の萼は、花のうちは右の茎のもののように横を向いていますが、実になると上を向きます。
海岸に生えるマンテマは江戸時代にヨーロッパからきた帰化植物ですが、タカネマンテマは純然たる在来種です。在来種のマンテマにはアポイマンテマなどがあります。

イブキトラノオ (タデ科)
Bistorta major var. japonica

九州から北海道の山地や高山帯に分布しますが、大群落となると日当たりの良い高山の草原です。 タデ科の花は見映えがしないのであまりカメラを向けません。特に本種のようにどこの山でも見られるとなると殊更です。こんな花は風景と一緒に撮るに限ります。背景の稜線は鳳凰三山です。早池峰山では、ナンブトラノオが見られます。

キバナノアツモリソウ (ラン科)
Cypripedium guttatum var. yatabeanum

北海道から中部山岳の山地や亜高山帯の草地などに生えるランです。南アルプス前衛の櫛形山は、この花で有名だったのですが、山草家達に盗掘され絶滅してしまいました。 前回まで掲載していた写真は南ア北部の入笠山で撮影したものでしたが、保護の為に人手が加えられたようでした。ようやく高妻山で野生状態のものを見つけたので差し替えました。入笠山で見かけた花よりも小さく、まだ咲き始めの株です。
袋状の唇弁の模様は固体毎に違っています。また、左上の円内に正面方向からの写真を載せました。背萼片と呼ばれる蓋状の萼の外側は地味ですが内側には見事な模様があります。
アツモリソウの仲間には、淡いクリーム色のレブンアツモリソウや紅色のホテイアツモリソウ等があります。

テガタチドリ (ラン科)
Gymnadenia conopsea

中部地方から北海道の亜高山帯から高山帯の草地に分布します。南アルプスでは櫛形山や北岳の草原でよく見かけました。過去形で書いたのは、最近ではあまり見かけなくなったからです。昔はあたりまえに咲いていたこの花も最近では盗掘により激減しているようです。 写真のものは北海道の大平山で、右側の楕円内のものは櫛形山で撮影したものです。 中部山岳で見かける株は花穂の中の花数が少ないのですが、大平山のものは花数が多く、花穂にびっしりと小さな千鳥が纏わり付いていました。

ホテイラン (ラン科)
Calypso bulbosa var. speciosa

中部山岳の標高1600mくらいの亜高山帯の樹林の林床に生えるランです。変わった形をしていることから山草家と呼ばれる盗掘者たちに狙われ、絶滅の危機にあります。 根本に1枚だけの大きな葉をつけ、一輪だけ花を咲かせます。花には袋状の唇弁と蟹の爪のような距があります。

南アルプスの花(1)  双子葉合弁花(キク科からツツジ科)
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