説経シリーズ Vol-1

古屋和子ひとり語り

kumoをぐり

説経 小栗判官より

壮大なスケールと奇想天外な展開
この物語の見事さは、中世説経語りの中でも群を抜く


出演

語り・琵琶 : 古屋和子 (プロフィール)

STORY
一
京の高貴な家に生まれた小栗(をぐり)が平凡な公家にあるまじき運命を辿ることになったのは、
彼が神の申し子だったからに他ならない。
「申し子」とは英雄のことである。
二
をぐりが親の薦める花嫁七十二人が気にそまず、なんと深泥が池の大蛇と契ってしまったのも、それがもとで相模の国の豪族、横山一族のもとで人食い馬と恐れられる鬼鹿毛をも自在に乗りこなしてしまったのも、をぐりが英雄である証であった。
当時こうした常人ならざる個性の持ち主が、英雄すなわち神仏の申し子とされ称えられたのである。
三
だが、そんな彼も業を背負う人間であった。豪族の娘照手を愛したために激怒した横山に毒殺されてしまうのである。
横山は娘照手も相模川に沈めようとした。一命を取り留めた照手は人買いの手により北陸路を経て美濃の遊女宿に売り飛ばされてしまうが、身を売ることを拒み、もっと苦しい労役を負わされる。
四
一方、地獄に堕ちたをぐりは、閻魔大王の計らいにより醜い餓鬼の姿となって地上に戻されるが、藤沢の遊行上人はこの餓鬼(をぐり)の平癒のために、土車に乗せて熊野に向かわせる。
沿道の人々に引かれながら、餓鬼は東海道から美濃の地へ・・・。
そこで苦役をしていた照手は、餓鬼が夫のをぐりとも知らぬまま大津まで土車をひき、未練を残しながらも遊女宿へ戻っていく。
五
やがて熊野本官の薬湯にたどり着いた餓鬼は、閻魔すなわち地蔵菩薩と熊野権現の慈悲により元の立派なをぐりの姿に蘇生し、照手とも再会を果たす。それ以降をぐりと照手は大井に栄え、極楽往生したのちは、正八幡荒人神として祀られたという。

思索
はなはだ勝手な「をぐり」考古屋和子
『をぐり』考滝沢 解 (プロフィール)

=公演のご案内=(閉幕しました)

公演日時1999年5月15日(土)
開演午後 3時00分 (開場2:30分)
会場川崎能楽堂
    JR川崎駅東口徒歩5分(TEL044-222-7995)能楽堂への地図
入場料2,900円(全席自由)
前売り・問い合わせ03-3356-2635(showロゴ-SHOW)
045-844-3416(夜間:田代)
主催「をぐり」上演実行委員会
後援川崎市・川崎教育委員会
(財)川崎ボランティアセンター
川崎区文化協会
制作showロゴ-SHOW/瓜生もと代
STAFF
舞台監督:斉田 勝彦
宣伝美術:和田 悦之進
書(題字):渡邊 佐和子
衣装提供:古布の詩 たみ
制  作:showロゴ-SHOW
瓜生 もと代
片岡 陽子
協力秋本紀子・浅井 昌・伊藤義昭・植山利昭・木檜朱美・小西博也・滝沢解・田代文子・福富健・森沢加代・柳勝廣・山崎都・鷲尾徹太・渡辺芙美子 (五十音順)

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主催 「をぐり」上演実行委員会
〒210-0848 神奈川県川崎市川崎区京町 1-10-18 2F
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