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b2.生命

●● 進化理論−生物の歴史の変遷理論について知る ●● 
3※   進化の存在証明/リチャード・ドーキンス/垂水雄二/早川書房/2009/2009「The Greatest Show on Earth : The Evidence for Evolution、本書は進化の理論と呼ばれているものが実際に事実、科学における他のいかなるものにも劣らず明白な事実である証拠をまとめた、私の個人的な要約である、ホロコースト否定論者:論争があることを教えろ・もう一つの説に同じだけ時間を使え、相対主義知識人:絶対的真理など存在しない・個人的な信仰の問題・あらゆる観点は同じように妥当・同じように尊重されるべき」
2▼△※ 神は妄想である−宗教との決別/リチャード・ドーキンス/垂水雄二/早川書房/2007/2006「神の存在は科学的な仮説、神の存在論証は論拠薄弱、生命と宇宙の設計に神がいない方が簡明に説明できる、信仰はなぜ普遍的か、道徳に宗教が不要であること、宗教が世界に与える悪い影響、宗教を信じる子どもはいない、チャンネル4で放映されたドキュメンタリー番組より、知識人の多くは実は無神論者、アインシュタインとホーキング、アインシュタインは理神論でなく汎神論、トマス・ジェファーソンは無神論者、カール・セーガン:証拠が出るまで判断を保留するのは正しいこと、ラッセルのティーポッドや空飛ぶスパゲッティ・モンスター、グールドのNOMA:重複することのない教導権、科学はいかにを問い神学がなぜを問う・なぜ神学がなぜを問えるのか・なぜ科学ができないことが宗教にできるというのか、悪魔の辞典の"祈る":取るに足らない一人のために宇宙の法則をねじ曲げるように求めること、心臓病患者に治癒を祈る実験・祈られなかった人と祈られた人に差はなく自分が祈られていると知った人は苦しんだ・不安が増した、科学は合理主義の一形式・宗教はありふれた迷信の形式、ラッセル:知的著名人の圧倒的多数はキリスト教を信じていないが隠している・収入が減るから、マーク・リドレーの"メンデルの悪魔"アメリカのタイトルは"協調的な遺伝子"、継起的多宇宙説の確率は低そう・ビッグクランチモデルの確率が低い、宗教は副産物、ガはロウソクに炎に飛び込む・月や明るい星を目指す、信仰のために人を殺す、宗教の真実とは単に生きのびた意見に過ぎない、汝の隣人を愛せよとは他のユダヤ人を愛せよの意味でしかない・異教徒は殺して問題なし、ジョージ・タマリンの研究:エリコの戦い・ヨシュアの命令で町の生き物をすべて滅ぼす・子どもに道徳的に正しいか問う・全面的に正しい66%・全面的に不同意は26%、スターリンは無神論者だがヒトラーはカソリック、神は存在しない・道徳に神は不要・宗教と道徳の起源は別、公開討論を断る言葉:あなたの履歴書には立派に見えるかも知れないが私の履歴書ではいいものではない、テキサス州知事時代のブッシュ・女死刑囚の命乞いにモノマネしてすすり泣いて見せた、マザー・テレサ:妊娠中絶こそ最大の平和破壊者、ハンフリー:文化的多様性・文化的伝統の継承を無くすのは社会を貧しくする・個人が犠牲になっても社会の代償・その代償を支払うのは私たちではなく彼らだということ、文化遺産を捨てなくとも神への信仰は放棄できる、アメリカ人の95%は死後も生き続けると信じている」
3▼※  祖先の物語(上)−ドーキンスの生命史/リチャード・ドーキンス/垂水雄二/小学館/2006/2004「過去に遡り分岐した生命との出会う・人類が生命の起源まで遡ると出会いは40回、コンセスター=共通祖先、ラクトース非寛容性の人々は牧畜の歴史をもたない、4万年前の文化の飛躍的大前進great leap forward、テンプルトン:出アフリカは3回・170万年前の原人・15-18万年前・84-42万年前・5万年前にアフリカへの里帰り・ベーリング陸橋は1万4千年前に突破、ジョン・グリビンとジェレミー・チャーファスの仮説:華奢型アウストラロピテクスからチンパンジーが・頑丈型アウストラロピテクスからゴリラへ進化した、2000万年前にアフリカからアジアへ移動しオランウータンの先祖に・その一部がアフリカに戻った、人類祖先がずっとアフリカにいたとすると出アフリカが6回も必要、解剖学と地理学の最節約原理の折り合い、著書の利己的遺伝子は協力し合う遺伝子でもよかった、ビーバーの延長された表現型の湖、カバに最も近縁なのはクジラ・クジラは偶蹄類・5400万年前・ハクジラとヒゲクジラの分離は3400万年前、クロヴィス人:ベーリング地峡を渡ったネアンデルタール人?、ゾウに最も近縁なのはハイラックスとジュゴンとマナティー、プラティプンクルス:カモノハシのホムンクルス、衣類の発明は72000±4200年前・アタマジラミとコロモジラミのDNA分析、マダガスカルの巨鳥エピオルニス・体高3m体重500kg・西暦1000年頃絶滅」
3▼※  祖先の物語(下)−ドーキンスの生命史/リチャード・ドーキンス/垂水雄二/小学館/2006/2004「発生学者ルイス・ウォルパート:人生で最も重要なのは原腸形成、ハキリアリの巣:最大深さ6メートル・周囲20メートル・菌類はアリの巣でのみ栄える・栽培化された菌、アブラムシという酪農、太田朋子のほぼ中立説、ヘッケル:神は実体のない無脊椎動物、一度は訪れるべきセコイアがそそり立つ金門橋の北のミュアの森、シロアリの共同作業は個体の大部分が不妊であるため、眼は40-60回発明された、反響定位は4回は進化・コウモリ・ハクジラ・アブラヨタカ・ドウクツアナツバメ、羽ばたき飛行は4回・昆虫・翼竜・コウモリ・鳥類、リゾビウムの自由に回転する軸受けを持つ車輪の鞭毛モーター、化学物質の爆弾を作るホソクビゴミムシ、原著の写真はオールカラー」    悪魔に仕える牧師−なぜ科学は「神」を必要としないのか/リチャード・ドーキンス/垂水雄二/早川書房/2004/2003「エッセイ集。、黒い肌は皮膚ガンを防ぐ・白い肌はビタミンDを適度に増やす、家から設計図を復元できても料理からレシピの復元は困難、フレッド・ホイル:自然淘汰はゴミ集積場を吹き抜けた台風がボーイング747を組み立てるようなもの、無神論宣言のブライト運動」    虹の解体/リチャード・ドーキンス/福岡伸一/早川書房/2001/1998「詩と科学、星占い・超能力・UFO、光の屈折の最小運動の法則、DNA鑑定、ペトワック、統計学とはパターンとランダムの区別、グールド批判、ガイア」
3○   遺伝子の川/リチャード・ドーキンス/垂水雄二/草思社SM/1995「ミトコンドリア・イヴ、眼の進化、ミツバチのダンスの進化、自然の効用関数、遺伝子はチームを作る」
3▽○  ブラインド・ウォッチメイカー(上・下)/R.ドーキンス/日高敏隆監修/中嶋康裕・遠藤彰・遠藤知二・疋田努/早川書房/1993「コンピュータシュミレーションと対抗説の論破」
5▼※  延長された表現型/R.ドーキンス/日高敏隆・遠藤彰・遠藤知二/紀伊国屋書店/1987「遺伝子の表現は他個体にも及ぶ」
4▽▼  利己的な遺伝子/R.ドーキンス/日高敏隆・岸由二・羽田節子・垂水雄二/紀伊国屋書店/1991進化論の理論なので注意!進化の還元主義。ゲーム理論など」
     ⇒ リチャード・ドーキンス(Richard Dawkins)1941〜。ナイロビ、英国。生物学、“利己的遺伝子”“ミーム”。  
2▼○  生き物をめぐる4つの「なぜ」/長谷川眞理子/集英社新書/2002「ティンバーゲンの4つのなぜ:現場作用・進化の効果・脳の発達・進化上の変遷、青目の白ネコは耳が聞こえない、魚の不凍物質は膵臓の消化酵素より、有性生殖は遺伝子の傷を修復し寄生者に対抗できる、カナリアとキンカチョウは雄が雌の3倍細胞も大きく樹状突起も長い、コルチゾル:子どもへの愛情に関連せず・愛情行動で血中濃度が高い・赤ん坊を楽しみにしていると顕著」
3◎   ヒト、この不思議な生き物はどこから来たのか/長谷川眞理子,編/ウェッジ選書/2002「活性酸素を除去する酵素のSOD値がヒトは高い、動物にとって集中することは認知的贅沢、炉はホモサピエンスより、炉床は30〜40万年前のホモ・ハイデルベルゲンシス、収斂進化:系統発生的に異なる器官が類似した機能を持つようになること、前適応:ある淘汰圧での進化がその後の環境変化により異なる適応を示すこと」
2◎○  進化とはなんだろうか/長谷川真理子/岩波ジュニア新書/1999「進化のやさしい解説書。安定化淘汰、方向性淘汰、分断淘汰、赤の女王」
2○   科学の目科学の心/長谷川真理子/岩波新書/1999「科学、人間、社会について考えるエッセイ。理系・文系の架け橋に。ふしぎな虹」
3○   オスとメス=性の不思議/長谷川真理子/講談社現代新書/1993
3◎※  クジャクの雄はなぜ美しい/長谷川真理子/紀伊国屋書店/1992「鳥類の性淘汰の野外研究」
     ⇒ 長谷川真理子(はせがわ・まりこ)1952〜。人類学・行動生態学。性淘汰についてのフィールドワークの本が多い。  
4◎※ ■生物進化を考える/木村資生/岩波新書/1988「分子の中立進化。分子進化と表現型進化の違い。進化に関連した多彩な内容」
     ⇒ 木村資生(きむら・もとお)1924〜94。集団遺伝学。“分子の中立進化”。  
3◎○  生物はなぜ進化するのか/ジョージ・ウィリアムズ/長谷川真理子/草思社SM/1998「生物の適応とその観点からの医学と社会について」
     ⇒ ジョージ・ウィリアムズ(George Williams)生物学。ドーキンスの師にあたるらしい。  
2◎○  進化論という考え方/佐倉統/講談社現代新書/2002「進化論の歴史とその最前線」
4▽   ヒトは先ず「愛してる!」と叫んだ?/澤口俊之・山元大輔・上田紀行・中島秀人・佐倉統/同朋社・角川書店/2001「脳、遺伝子、人類学、哲学研究者と生命を語る。言語は操作するため、ミラーニューロンと道具の命名、ヘーゲルと巨人の星、アカデミック・インプリンティング、子供と年寄りのいない街は自殺率が高い」
2△   遺伝子vsミーム−教育・環境・民族対立/佐倉統/廣済堂出版/2001「神は心のウイルス、ゲイリー・シーコウの普遍選択理論、ミームと老人、チャールズ・アイヴズ伝説、ダーウィン・フェミニズムのパット・ゴワティ、密入国者注意の交通標識」    生命をめぐる冒険/佐倉統/河出書房新社/1998「漫画の話で始まる」
3◎   進化論の挑戦/佐倉統/角川選書/1997進化論の誤解はこの本で解くのがよいでしょう
2○   生命の見方/佐倉統/法蔵館/1995
2○   フランケンシュタインの末裔たち/佐倉統/日本経済新聞社/1995「人工生命の話」
2◎   現代思想としての環境問題−脳と遺伝子の共生/佐倉統/中公新書/1992「環境問題とは人間にとっての問題、人間から自然へ変えても解決しない、赤ん坊の視力は0.2、南米のクモザルは名前を呼び合う、核子生物チーラ」
     ⇒ 佐倉統(さくら・おさむ)1960〜。進化生物学、生物学史、環境問題、霊長類、行動生態学、科学論、心理学。      ダーウィン入門−現代進化学への展望/斎藤成也/ちくま新書/2011「中立進化論者、ダーウィンは180cm、Darwin Onlineで全著作が公開、ほとんどの種分化は地理的隔離により生じる、これまでの形態を維持しているのは中立進化、▽単に適応過程か複合的適応のためでは、▽自然淘汰は改善ではないのでは、われ怪力乱神を語らず、語りえぬものに対しては沈黙すべきだ、進化学の研究者は基本的に無神論であるはず、大野乾:遺伝子重複による進化・洋書、▽自然淘汰論と中立進化論の対立は虚構と思える・相手が言わなかったことについては否定などできない・0か100かの極論にするわら人形論法・勝手に定義して議論を有利にしている、▽中立進化論者が自然淘汰論を敵視するのはなぜか」
3○   DNAから見た日本人/斎藤成也/ちくま新書/2005「ミトコンドリアの総塩基数約16500、ジャワ原人は時代を経ると現代人と違う方向へ変化、人種名の"〜オイド"はラテン語で"〜に似た"、ベルクマンの法則:寒冷地の動物ほど身体が大きい、アレンの法則:寒冷地の動物ほど身体の突起物が少ない、豊臣秀吉の右手は親指が一本多い、農耕世界になって色覚異常が増加・狩猟採集では色覚が必要・農耕では淘汰されない、耳垢型の湿タイプに腋臭が多い、第二染色体の乳糖耐性の突然変異で牛乳を飲んでも下痢にならない、第四染色体のアルコール脱水素酵素の突然変異でお酒を読めなくなった、人口100万ないと出版業は成り立たない」
3◎   ゲノムと進化/齋籐成也/新曜社/2004「ゲノムは一種の結晶と見なすことができる、クオリアを絶対質感と呼ぶべき、インフルエンザはヒトより100万倍突然変異率が高い、ニューヨークの1/10はユダヤ人、チンパンジーはA型とO型のみ・ゴリラはB型・オランウータンと旧世界猿はAとBともに」
4○   遺伝子は35億年の夢を見る/斎藤成也/大和書房/1997
     ⇒ 斎藤成也(さいとう・なるや)1957〜。人類遺伝子の進化。  
4△   眠れる遺伝子進化論/四方哲也/講談社/1997「相互作用の進化論。種淘汰と個体淘汰を混同していないだろうか?
     ⇒ 四方哲也(よも・てつや)1963〜。生物学。工学。
3○   ドーキンス VS グールド/キム・ステルレルニー/狩野秀之/ちくま学芸文庫/2004/2001「Dawkins vs. Gould、進化という問題についてドーキンスとグールドの意見の多くは一致している、For Dawkins and Gould agree on much that matters.、ドーキンスのことを遺伝子と生物の形質との間に単純で安定した関係が存在するという考え方の支持者だと見なしている、遺伝子と生物の関係は複雑で間接的なのが普通、無法者遺伝子は異論の余地のない遺伝子淘汰のケースだ、サラ・ハーディー:マザー・ネイチャー、動物界の異質度はカンブリア紀大爆発のピーク時に最も高かった、嗅覚が優れている動物なら蛾のことを非常に多様であると考える・フェロモンが多様であるから、道徳的主張は事実についての主張である、自然主義では科学は道徳の問題に中心的役割を果たす、幼児虐待が悪いことなのは神がそれを禁じているからなのかあるいはそれが悪いことだから神が禁じているのか?、遺伝子淘汰論は遺伝子決定論ではない、遺伝子淘汰論は群淘汰とも種淘汰とも両立可能である、アンドリュー・ブラウン:ダーウィン・ウォーズ、ジョン・オルコック:社会生物学の勝利、グールド:遺伝的決定論への反対と歴史の偶発性の主張」
     ⇒ キム・ステルレルニー(Kim Sterelny)1950〜。オーストラリア。生物学の哲学、心理学の哲学。  
3○   フィンチの嘴/ジョナサン・ワイナー/樋口広芳/早川書房/1995「ガラパゴスフィンチの進化。進化に相当するかが問題
     ⇒ ジョナサン・ワイナー(Jonathan Weiner)1953〜。科学ジャーナリスト。  
2○  ■進化論の歴史/八杉竜一/岩波新書/1969「アリストテレスから現代まで。ミルの父・ダーウィンの父:宗教について語るな、ダーウィンにおいて用不用説は副次的原因、マルクス資本論の献辞を辞退」
3    いのちの科学/八杉龍一/講談社現代新書/1964「生物と機械、細胞、遺伝、発生、死、進化」
2○  ■ダーウィンの生涯/八杉竜一/岩波新書/1950「奴隷制反対、宗教否定」
     ⇒ 八杉竜一(やすぎ・りゅういち)1911〜。進化学、生物学、動物学。      分類思考の世界/三中信宏/講談社現代新書/2009「系統樹思考・タテ思考、分類思考・ヨコ思考、カモノハシ問題、醜い家鴨の仔の定理:論理的に可能な共有特徴をすべてカウントすれば対象間の類似度は等しくなる、修辞法メトニミーと推論様式アブダクションは同じ根から、白紙から博士が生まれるわけではない、グールドは自他とも認めるマルクス主義者、家族的類似性family ressemblance」
2※   系統樹思考の世界/三中信宏/講談社現代新書/2006「進化するのは生き物だけではない、科学の基準:観察可能・実験可能・反復可能・予測可能・一般化可能、アリストテレスのエンテュメーマ・最善の説明に向けての推理、トークン=個別、宇宙進化論は進化でなく展開、比較法に基づくアブダクション・対立する他の仮説との相対的比較、シュライヒャーの家族樹説、ヨハネス・シュミットの波紋説、民俗学における重出立証法・方言周圏論、分類思考:眼前にある対象物そのもののカテゴリー化、系統樹思考:対象物をデータ源とし背後にある過去の事象に関する推論、系統推計アブダクション・現代数学の離散最適化、不幸の手紙の書き間違いの棒の手紙」
     ⇒ 三中信宏(みなか・のぶひろ)1958〜。生物系統学、進化生物学。      続・大いなる仮説/大野乾/羊土社/1996    大いなる仮説/大野乾/羊土社/1991「一創造百盗作。遺伝子の重複が進化の鍵を握る。サイコロの確率はご愛嬌?誤植?
     ⇒ 大野乾(おおの・すすむ)1928〜。医学、HY抗原の発見、“重複遺伝子”。      生物は体のかたちを自分で決める/ジョン・メイナード=スミス/竹内久美子/新潮社/2002「生物界のチューリング波、発生生物学では自己組織化は左派フェミニスト・経済学では逆」
4▽   生命進化8つの謎/ジョン・メイナード・スミス,エオルシュ・サトマーリ/長野敬/朝日新聞社/2001/1999「複製する分子⇒区画に囲われた分子、独立の複製体⇒染色体、RNA⇒DNAとタンパク質、原核細胞⇒真核細胞、無性⇒有性、原生生物⇒菌類、孤独⇒コロニー、霊長類⇒人類の言語、荷電した表面に結合したイオン間で反応・荷電した黄鉄鉱、小さな変化が結果の小さな変化、プログラムのモジュール化」    進化する階層/J・メイナード・スミス,E・サトマーリ/長野敬/Springer/1997
     ⇒ J・メイナード・スミス(John Maynard Smith)進化学、進化論研究、ゲーム理論。  
4※   進化生物学−原書第2版/ダグラス・J・フツイマ/岸由二,他訳/蒼樹書房/1986/1979「遺伝子の多面発現、クライン:形質の地理的な漸次的変化、創始者原理による種分化」
     ⇒ ダグラス・J・フツイマ(Douglas J. Futuyma)草食性昆虫と宿主植物の共進化。  

●● 生物史−どんな生物がいたか知る ●●     ダ・ヴィンチの二枚貝(上)/スティーヴン・ジェイ・グールド/渡辺政隆/早川書房/2002/1998「小宇宙人体と大宇宙地球の相関を信じるダ・ヴィンチ、リンネの下品な貝の命名、エイブラハム・リンカーンとダーウィンは同年同日生まれ1809.2.12、エルンスト・マイヤー:たくさんの種形成が適応放散と進化の主軸、直線説でなく灌木説、ジャワの原人:ソロ産の53000-27000年前の化石」
3▽   干し草のなかの恐竜−化石証拠と進化論の大展開(上)/S・J・グールド/渡辺政隆/早川書房/2000/1995「科学エッセイ。被子植物より昆虫、緩歩動物、ポーと貝、アーミラリアのマット、指とあごの進化、クジラへの移行型、複数の適応ピーク」
3▽   干し草のなかの恐竜−化石証拠と進化論の大展開(下)/S・J・グールド/渡辺政隆/早川書房/2000/1995「科学エッセイ。被子植物より昆虫、緩歩動物、ポーと貝、アーミラリアのマット、指とあごの進化、クジラへの移行型、複数の適応ピーク」    フルハウス−生命の全容/S・J・グールド/渡辺政隆/早川書房/1998四割打者絶滅?天井効果でしょ?簡単過ぎて考察に値しないと思う
3▽♪  八匹の子豚(上)─種の絶滅と進化をめぐる省察/S・J・グールド/渡辺政隆/早川書房/1996「科学エッセイ。進化と環境問題、自然神学」
3▽♪  八匹の子豚(下)─種の絶滅と進化をめぐる省察/S・J・グールド/渡辺政隆/早川書房/1996「科学エッセイ。進化と環境問題、自然神学」
3▽♪  がんばれカミナリ竜(上)─進化生物学と去りゆく生きものたち/S・J・グールド/広野喜幸/早川書房/1995「科学エッセイ。キーボード配列の進化、創造科学史など」
3▽♪  がんばれカミナリ竜(下)─進化生物学と去りゆく生きものたち/S・J・グールド/広野喜幸/早川書房/1995「科学エッセイ。キーボード配列の進化、創造科学史など」    ワンダフル・ライフ/S・J・グールド/渡辺政隆/早川書房/1993「カンブリア紀の動物について。饒舌すぎてついてゆけず    嵐のなかのハリネズミ/S・J・グールド/渡辺政隆/早川書房/1991「書評エッセー。進化論、社会生物学などのほか、ルイス・トマス、カプラ、ダイソンも」
4☆   時間の矢、時間の環−地質学的時間をめぐる神話と隠喩/スティーヴン・J・グールド/渡辺政隆/工作舎/1990「地質学史。パーネット、ハットン、ライエルにみる科学の時代影響。本の装丁がめっちゃかっこいい    人間の測りまちがい/S・J・グールド/鈴木善次・森脇靖子/河出書房新社/1989「知能と差別について」
3▽   フラミンゴの微笑(上)─進化論の現在/S・J・グールド/新妻昭夫/早川書房/1989「科学エッセイ。進化の偶然性について」
3▽   フラミンゴの微笑(下)─進化論の現在/S・J・グールド/新妻昭夫/早川書房/1989「科学エッセイ。進化の偶然性について」
3▽   ニワトリの歯(上)/S・J・グールド/渡辺政隆/早川書房/1988「科学エッセイ。創造論科学批判」
3▽   ニワトリの歯(下)/S・J・グールド/渡辺政隆/早川書房/1988「科学エッセイ。創造論科学批判」
4▼  ■個体発生と系統発生/S・J・グールド/仁木帝都+渡辺政隆/工作舎/1987/1977「思想史。ネオテニーなど重大な内容を含む」
3▽   パンダの親指(上)/S・J・グールド/桜町翠軒/早川書房/1986「科学エッセイ。進化の便宜主義」
3▽   パンダの親指(下)/S・J・グールド/桜町翠軒/早川書房/1986「科学エッセイ。進化の便宜主義」    ダーウィン以来/スティーヴン・ジェイ・グールド/浦本昌紀/早川書房/1984「科学エッセイ。ダーウィン進化論の基本」
     ⇒ スティーヴン・ジェイ・グールド(Stephen Jay Gould)1941〜2002。古生物学、科学史、進化生物学、地学。左派。“断続平衡進化説”“進化の便宜主義説”  
3▽   生命−最初の30億年/アンドルー・H・ノール/斎藤隆央/紀伊國屋書店/2005/2003「ホイーラー:我々は無知の大海に浮かぶ島に住んでいる・知識ととも島が大きくなり海岸線が拡がる・わからないことが増えていく、進化の歴史:生物の多様性の増加、3本のドメイン:真核生物・細菌・古細菌、古細菌:メタン生成菌、細菌と古細菌の先祖は超好熱菌ではない、ダイソン:生命は二度発生した・RNAとタンパク質、22億年前まで酸素が乏しかった、葉緑体のDNAはシアノバクテリアに類似する、光合成に関する6回前後の共生、クリプト植物は真核生物の藻類を飲み込んで光合成を獲得、カーシュヴィング:氷河が赤道から30度以内に達すると冷却に歯止めがなくなり全地球が凍結する、エディアカラ動物群など新種の大量進化はスノーボール・アースとその直後の状況が生みだした、生命にとってのチャンスも破滅も地球環境史と結びついている、ALH-84001は1600万年前に火星から飛び出した、ポール・デイヴィス:生命は火星で誕生して隕石に乗り地球に入植した」
     ⇒ アンドルー・H・ノール(Andrew H.Knoll)古生物学者。  
2☆   謎と不思議の生物史/金子隆一/同文書院/1996    もっとわかる進化論/金子隆一/日本実業出版社/1992
     ⇒ 金子隆一(かねこ・りゅういち)1956〜。古生物サイエンスライター。  
3▽   生命40億年全史/リチャード・フォーティ/渡辺政隆/草思社/2003「生物の正式名称は大きさに反比例する、共通祖先は嫌気性細菌、シアノバクテリア:藍色細菌・藍藻、ストロマトライト、エディアカラ動物群、バージェス頁岩、初期陸上動物は指の数のばらつきが大きい、ティラノサウルスは自動車に追いつけない、少なくとも恐竜の子供は温血、汗腺が母乳分泌線に変化、ホモ・サピエンスは4万年前より」
     ⇒ リチャード・フォーティ(Richard A.Fortey)1946〜。オルドビス紀の三葉虫と筆石類の進化・生体・体系学。      水辺で起きた大進化/カール・ジンマー/渡辺政隆/早川書房/2000「イルカはカバより」
     ⇒ カール・ジンマー(Carl Zimmer)1966〜。フリーの科学ジャーナリスト。     ■カンブリア紀の怪物たち−進化はなぜ大爆発したか/サイモン・コンウェイ・モリス/松井孝典監訳/講談社現代新書/1997
     ⇒ サイモン・コンウェイ・モリス(S.Conway Morris)古生物学。      手足を持った魚たち−脊椎動物の上陸戦略/ジェニファ・クラック/池田比佐子/講談社現代新書/2000「捕食動物から逃げるために上陸した」
     ⇒ ジェニファ・クラック(Jennifer A.Clack)1947〜。英。脊椎動物古生物学。      ありえない!?生物進化論−データで語る進化の新事実 クジラは昔、カバだった!/北村雄一/サイエンス・アイ新書/2008「進化生物学の研究の考え方の解説書」
     ⇒ 北村雄一(きたむら・ゆういち)1969〜。フリージャーナリスト兼イラストレーター、獣医。  
2☆☆  生命〜40億年はるかな旅(1〜5)/NHK取材班/日本放送出版協会/1995

●● 人類の進化の歴史を知る ●● 
2○※▽ 人類進化の700万年/三井誠/講談社現代新書/2005「最古人類の化石・サヘラントロプス・チャデンシス・チャド・700-600万年前・脳360-370cc・身長105-120cm、イーストサイドストーリーの問題点:大地溝帯の東部乾燥化は300-250万年前、森林にすんでいたアルディピテクス・ラミダス・オカバンゴ湿原のような環境か、320万年前の猿人の男女の体格差は現代人並み、人類の一夫多妻は農業と貧富の差を背景して生まれた、人類の二則歩行の前段階はナックルウォーキング、原人:脳の大型化・石器の本格使用、脳は体重の2%・消費エネルギーは20-25%・原人17%・他の霊長類8-10%・哺乳類3-5%、250万年前エチオピアに牛タンを食べた痕跡、ティム・ホワイト:人類は霊長類のハイエナ、直立したので脳は大きくなれた・脳が重心の上に来るから、汗による体温調節と体毛の喪失がセット、ウマの汗にラセリンという界面活性剤・石鹸混じりの汗、グルジア・180万年前・脳600ccの初期原人・歯なし原人・介護の可能性・40歳前後で死亡、石器による肉食が出アフリカに、ジャワ原人の最古グループは歯が大きく顎が頑丈、79万年前に火の使用・寒冷なヨーロッパへ進出・イモと肉の加熱・洞窟に居住可能に、頑丈な猿人・270万年前に登場・バラントロプス属・噛む力は現生人類の3-4倍・奥歯も2倍・くるみ割り人、ネアンデルタール人・花粉はまだ論争中・埋葬の可能性は大・身長160-170cm・体重80kg以上・脳1500cc・白人・前歯の摩耗・鹿の皮を加えて石器でなめした、75000年前・幾何模様の土片オーカー、最古の壁画・フランスのショーベ洞窟・3万年前、現生人類の誕生20-15万年前・抽象思考開始7.5万年前、魚を食べる・南アフリカのブロンボス洞窟・14-7.5万年前、ジャワ原人の子孫・インドネシアのフローレス島・1.8万年前・脳400cc・身長1m・体重20-30kg・石器はネアンデルタール人より高度・1.2万年前火山噴火で絶滅・現生人類の到達は7-5万年前、ジャワ原人・身長170cm・脳1000cc、島嶼化・限られた島で身体が小さく進化、宴会説:定住生活で権力が生まれる・農耕の開始、最古の飼い猫はキプロス島9500年前、飼い犬は東アジア1.5万年前、中国河南省9000年前酒の残りかす、縄文人は海洋系でなく東アジア広域より、日韓中は身体や骨では専門家でも区別不可能、人類一世代の突然変異一塩基当たり5000万分の一、ヒトとチンパンジーの1.23%の違い・ラットとマウスは15-20%違う、脳が大きくなったのは顎の筋肉が弱くなったから、言語についてのFOXP2遺伝子の変異は20万年前以降、遺伝子UOX・尿酸化酵素・1500万年前・痛風を生む・活性酸素を抑える、魚類・両生類・は虫類・鳥類の多くは赤・緑・青・紫外線の4色を見る、哺乳類は緑と青が退化、下戸タイプ発生の突然変異は3-2万年前のアジア人、現生人類はアジアの原人からシラミを受け継いだ、チンギス・ハーンの子孫遺伝子が千年で8%に拡がる、文化を伝えるのは人間特に男性の移動、」
     ⇒ 三井誠(みつい・まこと)1971〜。生命科学、古生物学、環境問題、読売新聞。  
3◎※△ ネアンデルタール人類のなぞ/奈良貴史/岩波ジュニア新書/2003「マサイ族の成人男性の平均身長は2m、ネアンデルタールの頭蓋骨:鳥のくちばしのように突出・イニオン上窩・後ろからみて円形・臼歯後隙、ホモ・エレクトスとネアンデルタール:眼窩上隆起、ケニアの東ツルカナで3種の人類が共存、50万年前から20万年前まで徐々にネアンデルタールに進化、プレネアンデルタールからまず顔面部の突出・次にイニオンイニオン上窩、人類は肉を食べたためアフリカを出ることができた、現代人の頭蓋骨は後ろから見て五角形が砲弾型、ネアンデルタールの肉食率80%・ラップ人は90%、日常テリトリーは半径5km、旧石器時代:打製石器、新石器時代:磨製石器、前期旧石器時代:石核石器・一つの石を打ち欠いて1つの石器、中期旧石器時代:剥片石器・1つの石を整形して核を作り剥片を何枚も取り出す、後期旧石器時代:石刃技法・中期の10倍を取り出す、40万年前のドイツのシューニンゲン遺跡で木製の槍、皮をなめす技術の可能性、穴を掘って死体を埋葬か・現代人を模倣した可能性、シャニダールの介護を示す片目片足の遺体、東ツルカナ遺跡でビタミンA過剰症の遺体・ホモ・エレクトスの介護の可能性、現在も女性はお産で年間60万人死亡、エリック・トリンカウス:妊娠期間が11-12ヵ月だった、ディーン:ネアンデルタールは成長が早い、アラン・ウォーカー:ヒトの妊娠期間は子宮内で9ヵ月・体外で21ヵ月、現代人の遺跡に一つの墓に複数の遺体を埋葬する複数葬・ネアンデルタールに複数葬なし、エドワード・S・ディーヴィ:30万年前のホモ・エレクトスは100万人、2万5千年前は334万人、ネアンデルタールは30万人、エリック:トリンカウス:ネアンデルタールは35歳までに死亡、ザイールのウタウンダ遺跡・9万年前の骨格器の銛か槍の先端」
     ⇒ 奈良貴史(なら・たかし)1960〜。古人類学、史学。  
3○※  ネアンデルタールと現代人/河合信和/文藝春秋/1999「猿人・原人についても記載」
     ⇒ 河合信和(かわい・のぶかず)1947〜。科学ジャーナリスト。先史人類学、考古学、民俗学。  
2○∪  ヒトはいかにして生まれたか/尾本恵市/岩波書店/1998「人類進化概論。よくまとまっています」
     ⇒ 尾本恵市(おもと・けいいち)1933〜。人類学、遺伝学。  
3▽※  日本人になった祖先たち−DNAから解明するその多元的構造/篠田謙一/NHKブックス/2007「ネアンデルタール人は70-50万年前に分岐、DNAや遺伝子をアナロジーに使うな・創業者のDNA・ものづくりのDNAなど・家系で伝わる情報ではない、ミトコンドリアDNAの記述:13種のタンパク質・2種のリボソームRNA・22種のトランスファーRNA、正常型遺伝子一つの人のアセトアルデヒド分解能力は2つの人の約6%、酒に弱い変異型は中国南部で生まれた、日本人:2つは56%・1つは38%・0つは4%、ミトコンドリアDNAで分類すると人類は4種・その3種はアフリカ人、男性平均身長が140cm以下のピグミー・180cm以上のマサイ、最初の人類集団は2万人・7-6万年前にアフリカ大陸を出る、10万年前のイスラエルに新人の人骨、アボリジニやニューギニア高地人にアフリカに直接つながる人たち、インド人の60%はアジア系DNA、日本人に近縁なのは朝鮮半島・遼東半島・山東半島の人々、アメリカ先住民:アメリンドは13500年前に到達・ナデネが9000年前に到達・4000年前にエスキモーが到達、アンデス住民とポリネシア人の遭遇、暑がりや寒がりはハプログループの違いか・ミトコンドリアの熱を作る効率の違い、人類最後の到達地ハワイ・1300年前、沖縄は狩猟採集で永住するには狭すぎる・農耕を持ち込んで定住可能に、南太平洋に最初に移住したのが中国南部の農耕民、沖縄には本土から南下した・台湾とは関係なし、朝鮮半島に縄文人と同じDNAの人たち、北部九州と朝鮮半島南部は同じ地域集団、埴原和郎の100万人渡来説・縄文人と弥生人の人口増加率の差で説明可能、チンギス・ハーンの子孫は1600万人、ヌルハチの祖父ギオチアンガの子孫は160万人、縄文と弥生の移行期は平和に推移した、大陸と日本でのY染色体DNAが大きく異なる・大陸側に原因、隣接して暮らす人々は最もDNAを共有する、高校では生物学は必修科目でない」
     ⇒ 篠田謙一(しのだ・けんいち)1955〜。分子人類学。  
3☆   現生人類の起源/Roger Lewin/渡辺毅/東京化学同人/1999    コンプレクシティへの招待/ロジャー・リューイン/糸川英夫監/福田素子/徳間書店/1993「いろんな研究者に質問してまわります。ラブロック他」
     ⇒ ロジャー・リューイン(Roger Lewin)1944〜。サイエンスライター。  
3○   ヒトはいつから人間になったか/リチャード・リーキー/馬場悠男/草思社SM/1996
     ⇒ リチャード・リーキー(Richard Leaky)ケニア。人類学、古人類学。  
4※  ■人類進化の空白を探る/アラン・ウォーカー、パット・シップマン/河合信和/朝日選書/2000「トゥルカナのボーイについて」
     ⇒ アラン・ウォーカー(Alan Walker)古生物学、人類学。東アフリカで発掘調査。  
3※   遺伝子で探る人類史/ジョン・リレスフォード/沼尻由起子/講談社ブルーバックス/2005/2003「アフリカ以外の大陸の遺伝子流動と結合したアフリカ起源説、20万年前の人類人口は考古学的には100万・遺伝子からは2-3万、塩基対の比較:現生人類間の違い8.0・ネアンデルタール人と現生人類25.6・現生人類とチンパンジー55.0、チンパンジーの亜種の違い:中部と東部19.7・中部と西部36.2・西部と東部33.0、下顎孔の楕円頻度:ネアンデルタール人53%・現代型人類18%・現代ヨーロッパ人1%、遺伝的距離:日本人−朝鮮人−アイヌ人−ツングース族、人間の遺伝的相違はほとんどが個々人の相違・集団間の相違はごく少ない、皮膚の色は集団の歴史にほとんど関係がない、シャベル形歯:アメリカ白人8%・アメリカ黒人12%・東アジア人とアメリカ先住民90%、ハプロタイプ:母親もしくは父親のどちらか一方からのみ受け取る遺伝子群・ミトコンドリアDNAやY染色体DNAなど、アメリカ先住民の3つの言語群は別々に移動してきた人々の子孫、人類が新世界に入ったのは2万年より前ではない、現代ヨーロッパ人の祖先の65%はアジア南西部からの農民・35%は土着の狩猟採集民、ポリネシア到達は3500年前、ジャレド・ダイヤモンドの急行列車説:ポリネシアはメラネシアを素通りした、カイザーの鈍行船説、台湾原住民とポリネシアは東南アジアから別々に拡散、アイルランドのロマは文化のみで遺伝子はアイルランド人」
     ⇒ ジョン・リレスフォード(Jhon H.Relethford)人類学、人類の集団遺伝学、ホモ・サピエンスの起源。  
2※   人類の進化/埴原和郎/講談社/2000「カブウェ人の虫歯、ネアンデルタール人の分岐は25±10万年前、ラペド谷のサピエンスとの混血、モーコひだ・シャベル型切歯」
     ⇒ 埴原和郎(はにはら・かずろう)1927〜。法医学、人類学。  
3▽   ヒトの誕生−二つの運動革命が生んだ奇跡の生物種/葉山杉夫/PHP新書/1999「日本と世界の人口変遷。遺伝距離。海馬損傷の症例が変。息こらえは0.4秒。ネアンデルタール人は話せるか。現代人の混血?」
     ⇒ 葉山杉夫(はやま・すぎお)1932〜。人類学、樹上運動適応、息こらえの効果の霊長類比較機能形態学。  
3○   複製されるヒト/リー・M・シルヴァー/東江一紀・真喜志順子・渡会圭子/翔泳社/1998「デザイナーズ・チャイルドへの道」
     ⇒ リー・M・シルヴァー(Lee M.Silver)分子生物学、生態進化学。  
4○   現代人の起源論争/ブライアン・M・フェイガン/河合信和/どうぶつ社/1997/1990
     ⇒ ブライアン・M・フェイガン(Brian M.Fagan)英。人類学、考古学。  
4○   ホミニッド/ロバート・フォーリー/金井塚務/大月書店/1997
     ⇒ ロバート・フォーリー(Robert Foley)人類進化学。  
2△   子宮の中のエイリアン/エレイン・モーガン/望月弘子/どうぶつ社/1998「胎児と母の進化論」
3△  ■進化の傷あと−身体が語る人類の起源/エレイン・モーガン/望月弘子/どうぶつ社/1998/1990原人は“裸のサル”じゃないと思う
     ⇒ エレイン・モーガン(Elaine Morgan)1920〜。英国の脚本家。英文学、サイエンス・ライター。人類の海辺進化説。  
2△   人間は何故裸になったのか/木村煕/近代文芸社/2000「体毛が薄くなったのは新人より、原人・旧人は体毛が濃かった(賛成!)。文章が読みにくい
     ⇒ 木村煕(きむら・ひろし)1934〜。機械工学。  
3○   DNA人類進化学/宝来聡/岩波科学ライブラリー/1997「本土日本人・琉球人・アイヌ・中国人・韓国人の遺伝子比較、琉球人はアイヌと韓国人と共通なし・本土日本人は中国人と共通なし・中国人は琉球人と本土日本人と共通なし・アイヌは琉球人と共通なし・韓国人はすべてと共通あり・本土日本人と韓国人の共通は他よりかなり大きい、アイヌや琉球人は東南アジア起源ではない、本土日本人の遺伝子は縄文系と渡来系が1:2、アイヌと琉球人は弥生時代までに分離、本土日本人との遺伝子共通度・韓国人>琉球人>中国人>アイヌ>アメリカ先住民>ヨーロッパ人>アフリカ人」
     ⇒ 宝来聡(ほうらい・さとし)1946〜2004。人類進化学、人類遺伝学。  
3○   親指はなぜ太いのか−直立二足歩行の起源に迫る/島泰三/中公新書/2003「口と手の連合仮説:主食は霊長類の種の口と手の形を決定する、ゴリラの子どもは草を食べる技術を学ぶ・食事に下ごしらえが必要、ラミダスは直立二足歩行していない、自由な手が大脳の発達を促すわけではない・200万年間脳容量は変わらず、掘り棒仮説・二足歩行は手に棒を持つため、アウストラロピテクスは骨猟者・石を持って骨を割って食べた、人間の歯は骨が主食のとき最も効率的」
     ⇒ 島泰三(しま・たいぞう)1946〜。霊長類学。      ホモ・フロレシエンシス〈上〉−1万2000年前に消えた人類/マイク・モーウッド、ペニー・ヴァン・オオステルチィ/馬場悠男,監訳/中村明子,訳/NHKブックス/2008/2007「スンダ大陸棚のウォレス線とサフル大陸棚ライデッカー線、すり減った歯に第三大臼歯・大人、前頭葉と側頭葉の比率がホモ・エレクトスより高い、アウストラロピテクス属のように発達した犬歯、LBIは106cm・体重30kg・鎖骨が短く投げる能力は低い、himinidホニミドはチンパンジーを含む、homininホミニン、石器は現生人類に匹敵」    ホモ・フロレシエンシス〈下〉−1万2000年前に消えた人類/マイク・モーウッド、ペニー・ヴァン・オオステルチィ/馬場悠男,監訳/中村明子,訳/NHKブックス/2008/2007「ブリストル・フォスターの島の法則:ウサギより大きいほ乳類は小型化しより小さいほ乳類とは虫類鳥類は大きくなる、ドイツで発見された40万年前の3本の投げ槍、ホモ・エレクトスの縮小版なら脳はもっと大きいはず、LBIは小頭症の現生人類か」
     ⇒ マイク・モーウッド(Mike Morwood)考古学者。      人類の足跡10万年全史/スティーヴン・オッペンハイマー/仲村明子/草思社/2007/2004「チンパンジーの狩りはライオンより成功率が高い、紅海の南端・悲しみの門:バーブ・エル・マンデブ、紅海の南端が閉じる直前にアフリカを離れたホモ・エレクトス、人類は少なくとも南ルートを三度渡る、4-5万年前に特別の遺伝子が作動した説、オーストラリア原住民はニューギニア原住民の子孫ではない、グールド:モンゴロイドに軽度のネオテニー・幼形保有ペドモルフィー、出アフリカは8.5万年前・7.4万年前にマレー半島到達・6.5万年前にオーストラリア到達、虎を殺しては駄目で牛を屠殺してよいのはなぜか・生物学的多様性や変異を保つため」
     ⇒ スティーヴン・オッペンハイマー(Stephen Oppenheimer)DNA研究。      ネアンデルタール人の正体/赤沢威,編/朝日選書/2005「2004年の公開シンポジウムより。前歯に異常なすり減り・革をなめした、北極圏や南米南端の先住民と骨格の類似、南太平洋のネアンデルタール人・ポリネシア人、天然のアスファルトを接着剤にして石器を装着、遺伝子研究からはクロマニョン人と混血はなし、一年を通じて同じ遺跡に居住・現代人は季節的に移動、現代人より妊娠期間が長い説は今はあまり信じられていない、60種の石器を用途で分類すると2種類しかなかった・槍先と切ったり削ったりする道具」
     ⇒ 赤沢威(あかざわ・たける)1938〜。人類学。      イヴの七人の娘たち/ブライアン・サイクス/大野晶子/ソニー・マガジンズ/2001「ネアンデルタール人は絶滅した、ホームズ:不可能を消し去った後に残ったものがどんなにありそうもないことでも真実、女性は子どもの性別に関係なし・男の子ができないのは父親のせい、モロッコの皇帝ムーレイ・イスマーイール1721年の49歳まで700人の息子と同じぐらいの娘、ロシア人女性ミセス・フェオドラ・ヴァシリェフは1725-1765に69人の子供・双子16・三つ子7・4つ子4、ヨーロッパ人の先祖・新石器時代の農民が20%残りは旧石器時代の狩人、父系で受け継がれる苗字・母系で受け継がれるミトコンドリア=母名」
     ⇒ ブライアン・サイクス(Bryan Sykes)英。人類遺伝学。      ネアンデルタール人とは誰か/クリストファー・ストリンガー+クライヴ・ギャンブル/河合信和/朝日選書/1997
     ⇒ クリストファー・ストリンガー(Christopher Stringer)人類学、人類の進化。      ネアンデルタール人/エリック・トリンカウス+パット・シップマン/中島健/青土社/1998
     ⇒ エリック・トリンカウス(Erik Trinkaus)人類学、ネアンデルタールの権威。      芸術の起源を探る/横山祐之/朝日選書/1992「洞窟壁画は聖地、絵に描かれた動物は狩猟の対象外・狩猟対象の動物は絵画の対象外、半捻り画法、バスク語はアルタイ語の系統、バスク人はクロマニヨンの子孫、ヴィーナス土器は爆破して占う、フルート、柳田国男の周圏論、北海道のフゴッペ洞穴の壁画、先史時代は不平等・厳格なヒエラルキー、三万年前のカレンダー、アントロポモルフ、シャーマンがトランス状態で見た世界を描いたもの」
     ⇒ 横山祐之(よこやま・ゆうじ)1925〜。ESR年代測定法。日本初のプルトニウム製造。      古人骨は語る−骨考古学ことはじめ/片山一道/同朋舎/1990「古代人は子沢山でない」
     ⇒ 片山一道(かたやま・かずみち)1945〜。自然人類学、霊長類。      Y染色体からみた日本人/中堀豊/岩波科学ライブラリー/2005「精子が少なく世界の1%のシェアしかないY染色体が日本では数十%を占めている不思議、二段活用するのが縄文語由来の動詞と助動詞・四段活用が弥生語」
     ⇒ 中堀豊(なかほり・ゆたか)1956〜。公衆衛生学。      DNAでたどる日本人10万年の旅−多様なヒト・言語・文化はどこから来たのか?/崎谷満/昭和堂/2008「長江文明の末裔ミャオ族・日本人とは遺伝子でなく文化で結びつく、長江文明の担い手はオーストロアジア語族・越、長江文明の崩壊・前473年呉の滅亡・前334年頃越の滅亡・朝鮮半島へ難民・半島での水稲拡大時期に一致・弥生時代開始とも一致・渡来系弥生人は越人か」
     ⇒ 崎谷満(さきたに・みつる)1954〜。分子生物学によるヒト集団の解明。  
2☆   図説人類の進化/デビッド・ランバート/浜田穣/平凡社/1993
4    ネアンデルタール人/M.シャクリー/河合信和/学生社/1985

●● 精神の進化−人類まで心がどのように発達したか知る ●● 
4○ ? 心の起源−生物学からの挑戦/木下清一郎/中公新書/2002「心は記憶とともに、心をつくりあげる、細胞と個体の違い、感情の特性、離散を連続にする統覚、類比ばっかりでだからどうなの?という感じ
3▽△  心は遺伝子をこえるか/木下清一郎/東京大学出版会/1996「細胞の複雑化からみる心」
     ⇒ 木下清一郎(きのした・せいいちろう)1925〜。発生生物学、動物学、医学、生化学、細胞。  
4∪○  自分をつくりだした生物−ヒトの進化と生態系/ジョナサン・キングドン/管啓次郎/青土社/1995「文化人類学からみた人類進化」
     ⇒ ジョナサン・キングドン(Jonathan Kingdon)タンザニア、英。進化生物学。  
4▼△  ネオテニー/アシュレイ・モンターギュ/尾本恵子・越智典子/どうぶつ社/1986人類進化のキーワード
     ⇒ アシュレイ・モンターギュ(Ashley Montague)人類学、解剖学、人類本性論。  
5◎△  ヒトはいかにして人となったか/テレンス・W・ディーコン/金子隆芳/新曜社/1999「記号論とチンパンジー、チョムスキーとニューラルネット、お喋りするアザラシ・フーバー、自閉症とウィリアムズ症候群」
     ⇒ テレンス・W・ディーコン(Terrence W.Deacon)神経生物学、進化人類学。脳障害の神経移植治療。  
3※△  歌うネアンデルタール−音楽と言語から見るヒトの進化/スティーヴン・ミズン/熊谷淳子/早川書房/2006/2005「音楽がどのように進化したか、アリソン・レイ:全体的発話が分節化されて単語が生まれた、言語は翻訳できるが音楽の翻訳は意味がない、音楽と言語の単一先駆体Hmmmmm、言語がなく音楽がある症例・言語があり音楽がある症例失音楽症、音楽の神経ネットワークは脳に分散している、母親語は世界共通、レオン・ミラー:音楽サヴァンはほぼ全員が絶対音感を持つ、3-6歳に音楽に触れると絶対音感を持つ可能性が高い、言語獲得に絶対音感の脱学習、D'Amato:オマキザルに絶対音感あり、セクシーなハンドアックス仮説、チンパンジーは訓練しても拍子をとることができない、ネアンデルタールはHmmmmmを使っていた、ネアンデルタールと現代人は30-50万年前に共通祖先・ネアンデルタールはヨーロッパで現代人はアフリカで進化、ネアンデルタール:12万5千年前から顕著になった特徴・がっしりした手足の短さ・樽のような胸・洞窟内の灰から火の使用、ルヴァロワ技法:石塊から剥片をはがして凸面を作る・細かい石屑を除き打撃面を整え一撃を加えると一枚の大きな剥片がとれる、発声能力は現代人と変わらない、象徴的人工物の欠如と固定した文化の継続・25万前と3万年前に変化なし、フランスのネアンデルタール遺跡に唯一の変化・骨の物品や歯のペンダント・現代人を真似たもの、考古学者トマス・ウィンと心理学者フレデリック・クーリッジ:現代人と分ける作業記憶の違い、35歳まで生きる人はほとんどいない・回復した遺体が示す社会的介護の可能性、おばあさんの不在、歯の成長を調べた研究:子ども成長速度が現代人より速い、壁画に適した洞窟に住むも絵を描かなかった、スロヴェニアのディヴィエ・バベ洞窟の熊の大腿骨の笛・犬歯で空いた穴で偶然、ローラ・バーク:靴ひもの結び方をならったり算数の問題を解くとき声に出す子どもの方が速く学習する・体の動きが学習の助けになる、アフリカ人とその他は5万年前に分離・10万年前にも出アフリカしたが現代に残らず、音楽は言語が進化した残りのHmmmmmから生まれた、南ドイツの洞窟ガイセンクレスタールの笛・36000年前、音のパノラマの世界に住み歌い踊ることでコミュニケーションした、何でカバーデザインがゴリラなん?」
4◎▽  心の先史時代/スティーヴン・ミズン/松浦俊輔・牧野美佐緒/青土社/1998「認知考古学。個別知能から一般知能へ。スイスアーミーナイフ、聖堂のような心」
     ⇒ スティーヴン・ミズン(Steven Mithen)認知考古学。  
3○   知性はいつ生まれたか/ウィリアム・カルヴィン/澤口俊之/草思社SM/1997    マドンナがしとめた/W・H・キャルビン/須田勇・足立千鶴子・寺本コウ/誠信書房/1987「投げる能力と話す能力の類似」
     ⇒ ウィリアム・カルヴィン(William H.Calvin)理論神経性理学。  
3△   人間の本性について/E.O.ウィルソン/岸由二/ちくま学芸文庫/1997/1978「遺伝は相違を生む、本能が奴隷制を崩壊、7つの攻撃、人間は平和、アリは攻撃的、同性愛は血縁淘汰の効果?」    精神の起源について/C・J・ラムズデン、E・O・ウィルソン/松本亮三/思索社/1990「遺伝子と文化の共進化」
     ⇒ エドワード・O・ウィルソン(Edward O.Wilson)1929〜。アリの専門家、生物学、生物多様性。“社会生物学”  
3△   心の人類史−自然と共生してきた200万年/川上幸一/東京白桃書房/2000「ネアンデルタール人の言語は新生児レベル、記憶は映像より、ハンマーストーンという工具、道具と言語の相似性、埋葬と精神誕生、死の世界の具象化、意識は対象の二重化」
     ⇒ 川上幸一(かわかみ・こういち)経済学。  
3△   暴走する脳/クリストファー・ウィルズ/近藤修/講談社/1997
     ⇒ クリストファー・ウィルズ(Christopher Wills)進化生物学。  
3△   サルと人の進化論/イアン・タッターソル/秋岡史/原書房/1999
     ⇒ イアン・タッターソル(Ian Tattersall)人類学、生物学、進化論、古生物学、キツネザル研究。  
3※   ヒトはいかにして知恵者となったのか−思考の進化論/ペーテル・ヤーデンフォシュ/井上逸兵/研究社/2005/2000「アカゲザルのエゴンとの対話形式、類人猿はビートを一定に打てない、ヒトは他の類人猿より多量に汗をかく・人間は水から離れられない、因果関係の4つのレベル:自分の行為の予測⇒他者の行為の予測⇒他者の行為の原因理解⇒物理事象の原因理解、テンポを合わせる能力はヒトだけの特質、マルクハーン:中世まで読むとは音読を意味した、アルファベットを獲得して言語の音声学構造と文法構造に気づいた・文字が言語を教えた、ウブサラ大学:自由に思考することは偉大なれど正しく思考することはなお偉大なり」
     ⇒ ペーテル・ヤーデンフォシュ(Peter Gardenfors)1949〜。スウェーデン。認知科学、哲学。      考えるサル/リチャード・バーン/小山高正・伊藤紀子/大月書店/1998「知能のマキャベリ知能説」
     ⇒ リチャード・バーン(Richard Byrne)英。進化心理学、心理学、霊長類学。マキャベリ知能説。  
3※   友達の数は何人?−ダンバー数とつながりの進化心理学/ロビン・ダンバー/藤井留美/インターシフト/2011/2010「原題:How Many Friends Does One Person Need?  人間の脳は大食らいで不経済な器官だ 体格のわりに脳が大きい種はまずまちがいなく一雌一雄だ フクロウ、カラス、オウムなどは一度決めた相手と死ぬまで添いとげる 君子危うきに近寄らず 女の三分の一は四つの基本色で見ているのだ 新世界ザルのメスは三色視だがオスが認識できるのは二色まで 皮膚がむきだしになっている部分が多く血流の変化で顔色がはっきり変わる種は例外なく三色視ができる これを謹んでダンバー数と名づけさせてもらう ハプロタイプはチンギス・ハーンでなくその父に由来 バスク人とケルト人がヨーロッパ原住民 アイスランド女性はケルトとのハーフ GSOH:Good Sense of Humour 美しい顔とされる特徴は文化の壁を超えて一致している 女はチャレンジ精神旺盛な男が好き 男性受賞者が救出したのは若い女性が多く女性受賞者が救ったのは血縁関係にある子どもだった オスに働きかけるのはオキシトシンの仲間であるバソプレシン コーカソイドと一部遊牧民以外は乳糖は離乳してから消化できなくなる 日光を浴びるとビタミンBが増えDが減る・皮膚の色が濃いと日光を防ぐ 女性と赤ん坊は肌の色が薄い 女性は妊娠期から授乳期にかけてカルシウムとビタミンDを大量に使う 肉食でビタミンDの摂取の多いエスキモーは肌が白くない 本来ならば21ヶ月必要なところが9ヶ月になった 瞳の色は大きくなってから変化する 彼女のいない男の子は社会の脅威・犯罪率が高い ネアンデルタール人は28000年前にヨーロッパで ホモ・エレクトスは六万年前に中国で ホモ・フロレシエンシスは12000年前までインドネシアにいた 四万年前に原生人類がオーストラリアに到達・人類はホモ・フロレシエンシスに遭遇したはず ボルネオ島の三種の人類:オラン・リンバ、オラン・ウータン、オラン・ペンデグ ネアンデルタール人は赤毛で色白 ヒグマがホッキョクグマになるのに一万年 ダーウィンの進化論はとてもシンプルで美しい 13世紀の世界の最先端はイスラム科学 ワニのアリゲーターは恐竜に近いがクロコダイルは恐竜の時代からいた ケネウィック人・北アメリカに最初に移住したのは二万年前のスペイン人・五千年前にネイティヴ・アメリカンが駆逐 シェークスピアは六次の意識水準を操作しながら戯曲を書いた デュルケール:宗教は社会をまとめる接着剤 IQと身体の対称性には小さいが無視できない関係がある 成功は成功から生まれるもの」    ことばの起源/ロビン・ダンバー/松浦俊輔・服部清美/青土社/1998「言語=音声グルーミング。脳容量と社会規模が比例?」
     ⇒ ロビン・ダンバー(Robin Dunbar)英。心の進化論、心理学、人類学。      狩りをするサル/クレイグ・B・スタンフォード/瀬戸口恵美子+瀬戸口烈司/青土社/2001/1999「二足歩行の価値は自由になった手、狩猟採集民は自然を保護しない、家父長制と肉食行動」
     ⇒ クレイグ・B・スタンフォード(Craig B.Stanford)  

●● 分子進化−生命がいかにして誕生したかについて知る ●● 
3▽   生命の起源 地球が書いたシナリオ/中沢弘基/新日本出版社/2006「進化は120世代で変種ができることも、古細菌/アーキア・真正細菌/バクテリア・真核生物/ユーカリア、緑藻と共生する鞭毛虫ハテナ、すべての生物は遡ると環状ゲノムに行き着く・生命の環the ring of life、粘土鉱物スメクタイトとサポナイト・語源は石鹸に由来、生物圏と粘土圏はほとんど重なる・粘土は水を保持する、無機の鉱物でありながら親水的で水を吸って膨らむ粘土鉱物、有機分子ビッグバン説:微惑星や隕石の海洋衝突の衝撃蒸気流で多種類の有機分子が一挙に生成された、多量の水の中で巨大分子ができるのは化学的に不自然、生命は地下で発生して海洋に出て適応放散した、RNAワールド説より代謝先行仮説が有力・代謝機構の成立が先」
     ⇒ 中沢弘基(なかざわ・ひろもと)1940〜。結晶学。  
5∪◎  生命の塵/クリスチャン・ド・デューブ/植田充美・小幡すぎ子/祥泳選書/1996「生命化学者による進化の話」
     ⇒ クリスチャン・ド・デューブ(Christian de Duve)1917〜。英、ベルギー。生化学、生物学、細胞研究。  
5※ ? 心はなぜ進化するのか/A・G・ケアンズ=スミス/北村美都穂/青土社/2000「全ニューロンは6か7の仲介で結びつく、ニューロン労組、そろばんよりサーモスタット、海馬と嫌悪、自由意志実験、超流動はマクロ量子効果、フェルミの対がボースに、不確定性原理は不要?」
6∪  ■遺伝的乗っ取り─生命の鉱物起源説/ケアンズ=スミス/野田春彦/紀伊国屋書店/1988「粘土は生命を生むか?」
5∪○ ■生命の起源を解く七つの鍵/A・G・ケアンズ=スミス/石川統/岩波書店/1987「粘土は生命足り得るか」
     ⇒ A・G・ケアンズ・スミス(A.G.Cairns-Smith)1931〜。化学、動物学、物理学。生命の起源。粘土起源説。  
3○  ■地球外生命/大島泰郎/講談社現代新書/1999「人類はETの長兄、生物手紙、リン酸は硫酸では不可?超高熱菌が起源?」    火星に生命はいるか/大島泰郎/岩波科学ライブラリー/1998意外に肯定派が多いらしい
     ⇒ 大島泰郎(おおしま・たいろう)1935〜。生物化学、生命科学。生命の誕生についての研究。  
4○   生命はRNAから始まった/柳川弘志/岩波科学ライブラリー/1994    生命の起源を探る/柳川弘志/岩波新書/1989「地球史、海底熱水噴出口、好熱菌、RNA」
     ⇒ 柳川弘志(やながわ・ひろし)1944〜。生物有機化学、生化学、生命科学。      生命の起源をさぐる−宇宙からよみとく生物進化/奥野誠・山下雅道・馬場昭次・日本宇宙生物科学会/東京大学出版会/2010「地球上の生命は一つのコモノートを源とする、生命の定義:膜による外界と自己の区別・代謝・自己複製、コモノート:現生の全生物の共通祖先、ゴミ袋ワールド説:Garbage-bag world、地下深部生命起源説・安定した環境が長期間提供される・紫外線や宇宙線も届かない・熱水噴出孔の寿命は短い、コモノート超好熱菌説、環状DNAは減数分裂に不便・性の出現と線状DNA、単細胞生物から多細胞生物への進化は地球環境変動をきっかけとしたものではない、性は遺伝子の修復機構に由来、6億年前以降の氷河期は生物種の大量絶滅を起こさず、火星の持続的なメタンプルーム・地質活動か生命活動」
     ⇒ 奥野誠(おくの・まこと)1948〜。相関理化学。
2▽ ?? 生命の正体は何か/川田薫/KAWADE夢新書/1996「ミネラル溶液から動くモノが発生。酸素は光合成でなく最初から。細胞、器官、個体レベルの、ヒモで結ばれた生命エネルギー。気功実験など」
     ⇒ 川田薫(かわだ・かおる)1934〜。ミネラルの研究。生命科学。  

●● 生命発生−生命の発達成長について知る ●● 
2○   生命の不思議/柳澤桂子/NHK出版/2000「病床でのエッセイ集。病気からの回復、安楽死、臓器移植、遺伝子組み替えなど」    癒されて生きる/柳澤桂子/岩波書店/1998
5○   われわれはなぜ死ぬのか/柳澤桂子/草思社/1997    左右を決める遺伝子/柳澤桂子/講談社ブルーバックス/1997
4◎  ■生命の奇跡/柳澤桂子/PHP新書/1997「DNA、細胞、脳、心、芸術、神など」
3○   安らぎの生命科学/柳澤桂子/早川文庫/1996「エッセイ集」
2∪○  二重らせんの私/柳澤桂子/早川書房/1995「生命科学者の自伝」
3○   脳が考える脳/柳澤桂子/講談社ブルーバックス/1995「生命科学から見た視覚系とイメージ思考の発達。右目・左目じゃなく、右視野・左視野。誤植かな?
5○  ■いのちとリズム/柳澤桂子/中公新書/1994「細胞、脳、遺伝子に見られる周期性について」
5∪☆ ■卵が私になるまで/柳澤桂子/新潮選書/1993「ウニ、イモリ、ショジョウバエ、カエル、マウスの発生より」    意識の進化とDNA/柳澤桂子/地湧社/1991「小説」    「いのち」とはなにか/柳澤桂子/講談社学術文庫/2000/1989「ウイルスDNAは5キロベース、ショウジョウバエ16万、ヒト300万、肺魚1億、ガモフのRNAタイクラブ」
     ⇒ 柳澤桂子(やなぎさわ・けいこ)1938〜。遺伝学、生命科学、サイエンスライター。  
3○▽  すべては卵から始まる/西田宏記/岩波科学ライブラリー/1995
     ⇒ 西田宏記(にしだ・ひろき)1957〜。発生生物学。ホヤの初期発生。  
3◯   「生きている」を見つめる医療−ゲノムで読み解く生命誌講座/中村桂子+山岸敦/講談社現代新書/2007「誌=history・歴史物語、ヒト遺伝子は22000個、真核単細胞生物が抗生物質を生産する、他の動物が作った抗体を注射する血清療法、アレルギーのIgEの免疫反応・寄生虫に対して効果・花粉やダニや食物に反応、ビタミンC欠乏症・霊長類の祖先がビタミンCの豊富な果実食だったため、英国・ヒト胚研究は受精後14日以内・脳や脊髄に神経細胞がはっきりと出現する時期・痛みの意識の可能性」    ゲノムが語る生命/中村桂子/集英社新書/2004科学論。gene=起因子・創造の意味を含む」
3○△  生命誌の世界/中村桂子/NHKライブラリー/2000「遺伝子情報の研究と構造の研究、原核細胞はすべて遺伝子でイントロンなし、多細胞生物は細胞の休息期、アポビオーシス、エボ・デボ、顎が積極的な食事へ、あり合わせを使う鋳掛けや精神、遺伝子も脳も重複」
3△   自己創出する生命−普遍と個の物語/中村桂子/哲学書房/1993「オートポイエーシス。生命の単位は細胞、ドーキンス批判。スペーサー、イントロン、偽遺伝子、繰り返し配列、重複遺伝子」    生命科学/中村桂子/講談社学術文庫/1996/1971
     ⇒ 中村桂子(なかむら・けいこ)1936〜。生命科学、発生の研究。“生命誌”“ゲノム”。  
3○   個体発生は進化をくりかえすのか/倉谷滋/岩波科学ライブラリー/2005「動物の分類体系は進化的分岐過程をある程度反映する、脊椎動物全体がネオテニーの産物か、ホヤのオタマジャクシ幼生に脊椎動物との類似性、反復は進化的な生物学的傾向」
     ⇒ 倉谷滋(くらたに・しげる)1958〜。進化発生学、比較形態学、比較発生学。  
2○   クローンの世界/中内光昭/岩波ジュニア新書/1999「DNA以外の情報の重要性、大腸菌には自殺も寿命もなく事故死のみ」
3○   DNAがわかる本/中内光昭/岩波ジュニア新書/1997「DNA分子はヌクレオチドの集合体、細胞内の現象を細胞外で再現させる無細胞系・インヴィトロの反応系、タンパク質を作る構造遺伝子・頭出し調節の調節遺伝子、タンパク質のアミノ酸配列を単語とすると4種類が文字、プラスミド:大腸菌などで染色体DNAとは独立の細胞間を渡り歩く小さな環状のDNA、レトロ=逆ウイルス」
     ⇒ 中内光昭(なかうち・みつあき)1930〜。発生生物学、ホヤの無性生殖。  
3○   ヒトES細胞−なぜ万能か/中辻憲夫/岩波科学ライブラリー/2002「ES細胞は幹細胞の中の幹細胞、ES細胞=胚性幹細胞、多能性幹細胞:ES細胞とEG細胞、ES細胞と細胞融合により体細胞ゲノムが多能性幹細胞へ変化」
     ⇒ 中辻憲夫(なかつじ・のりお)1950〜。発生生物学、発生工学、哺乳類のES細胞や生殖細胞の発生分化。  
4○   生物のからだはどう複雑化したか/団まりな/岩波書店/1997「有性生殖とはディプロイド細胞を更新するための手続き」
     ⇒ 団まりな(だん・まりな)1940〜。生物学、動物学。  
4☆  ■シートからの身体づくり−生物が採用した自己構築法/本多久夫/中公新書/1991「多細胞生物の構成を基本形から解く。ガンは基底膜を離れても増殖、遺伝子⇒二次元シート⇒三次元の形、細胞は位置に応じて遺伝子のオン・オフを決める、細胞パターンは濃度勾配や細胞分裂回数に基づく細胞の位置価で決まるものと細胞の相互作用だけのものがある、信号伝達の電波放送型ホルモン・電話回線型神経細胞、からだは細胞膜シートと上皮シートの入れ子構造」
     ⇒ 本多久夫(ほんだ・ひさお)1943〜。生物物理学。  
3☆   生物学−図解雑学/森田保久/ナツメ社/2003「性は2種類しかない、1卵子2精子受精でも双子にならない、腔:生物系は"こう"医学系は"くう"、ドリーの4頭の母:ドナー・レシピエント・第一代理母・第二代理母、ABとOの結婚でABやO・O同士でAやBが生まれることもある、日本人のお酒体質AA56%Aa40%aa4%、動物の4組織:上皮・筋・神経・結合、芽生えの植物成長ホルモン・オーキシン、短日植物は夜の長さをはかって開花、幻の植物ホルモン・フロリゲン」
     ⇒ 森田保久(もりた・やすひさ)1962〜。生物学、高校教諭。      アポトーシスの科学/山田武・大山ハルミ/講談社ブルーバックス/1994「細胞の自殺のメカニズム」
     ⇒ 山田武(やまだ・たけし)放射線医学、放射線誘発アポトーシス。  
3    新しい発生生物学/木下圭・浅島誠/講談社ブルーバックス/2003「3つの体軸、細胞分化、形を決める遺伝子、胚誘導、軸を決める因子、ガンと老化、再生医学」
     ⇒ 木下圭(きのした・けい)1959〜。生物学。  
4    ゲノム 命の設計図−東京大学公開講座/東京大学綜合研究会,編/東京大学出版会/2003「ヒトゲノム計画、日本人のルーツ、カイコのゲノムなど」
     ⇒ 東京大学綜合研究会  

●● 生命メカニズム−いのちのはたらきについて知る ●● 
4∪△ ■原子が生命に転じるとき/相沢慎一/光文社/1993「べん毛モーターのしくみ。スムーズ&タンブリー、4つのセンサー。アクトミオシン、微小管、べん毛。プロトン駆動力。バクテリアの脱感作と長期記憶、夢も見る?」
     ⇒ 相沢慎一(あいざわ・しんいち)1949〜。生物物理学。バクテリアのべん毛モーターの研究。“バクテリアも夢を見る”  
5∪○  生命のメカニズムがわかる本−電磁気力・核酸・タンパク質の働き/A・スコット/野中浩一/HBJ出版局/1989「生物の分子の化学反応。DNA・RNA・タンパク質・膜・代謝物の活動の仕方」
     ⇒ A・スコット(Andrew Scott)科学ライター兼キャスター、生化学。  
3○▽ ■遺伝子とゲノム/松原謙一/岩波新書/2002「アノテーション、フェニルフラニンヒドロキシラーゼの変異でカビ毒素への抵抗力が強い、エイズとRCDD遺伝子、マラソン選手とEPO、大野乾:6億年前にゲノムが4倍になりそこから進化、ヒトゲノムのウイルスの残骸は攻撃を乗り越えたあかし、ヒトDNA配列の平均差異は30億のうち300万、現代人は20万年前アフリカで誕生、10万年前アフリカから拡散、ネアンデルタール人は現代人の直接の先祖ではない、花粉調査によりアジアアフリカ間は湿地のとびとび、EvoDevo研究」
     ⇒ 松原謙一(まつばら・けんいち)1934〜。分子生物学、生化学。  
3○∪ ■生物学の旗手たち/長野敬/講談社学術文庫/2002/1975「プリニウスから現代まで。1543年大宇宙と小宇宙の解明、リトレ:科学は起源と終末を扱わぬ」
     ⇒ 長野敬(ながの・けい)1929〜。細胞生物学、植物学、教育。  
4○∪ ■分子生物学入門/美宅成樹/岩波新書/2002「遺伝子、タンパク質、神経伝達物質、酵素、DNAチップなど生命のはたらきの解説。人類は数千人のボトルネックを経験、ちょっと淡々と書きすぎ
     ⇒ 美宅成樹(みたく・しげき)1949〜。生物物理学、バイオインフォマティクス、分子生物学。  
4○∪  タンパク質の生命科学−ポストゲノム時代の主役/池内俊彦/中公新書/2001「隕石にもL型アミノ酸が多い、動物細胞には1000-4000の酵素、染色体の1.5%が遺伝子、遺伝子=タンパク質を指定する、ホルムアルデヒドの反応でリボースはできるがデオキシリボースはできない」
     ⇒ 池内俊彦(うけうち・としひこ)1947〜。タンパク質。  
3○∪  ミトコンドリア・ミステリー/林純一/講談社ブルーバックス/2002「mtDNAは一つの細胞に数千コピーある・すべて母親由来・複製はランダム、ヒトmtDNA:16000塩基対・環状2本鎖DNA・37の遺伝子、ミトコンドリアは発電所、激しい運動の筋肉痛は嫌気呼吸の乳酸が筋肉にたまるため、ミトコンドリアは危険な作業を行っているため原始真核生物へ避難、癌や老化の原因論争、進化のスピードは5-10倍、ウマとロバの遺伝子距離はヒトとゴリラに相当、摂氏四度で保存したマウス死後一ヶ月のミトコンドリアが再活動、個体・細胞・細胞小器官の死の違い、mtDNAにテロメアなし、ミトコンドリアの相互活動はすぐに起こらず10-14日後・ミトコンドリア連携説」
     ⇒ 林純一(はやし・じゅんいち)1949〜。ミトコンドリア、生物学。  
2△△  脱DNA宣言−新しい生命観へ向けて/武村政春/新潮新書/2007「全DNAの数十%はRNAの設計図としてはたらく、ミニサテライト・塩基配列が何十何百と繰り返す反復配列・個々人で全く違う・DNA指紋に、RNA御三家:メッセンジャー・トランスファー・リボソーム、マウスゲノムの70%以上はRNAとして転写、共通祖先:last universal common ancestor、最初に誕生したDNAはチミンでなくウラシルを塩基として用いたのではないか、DNAはバックアップコピーだ・遺伝子の本体はRNA、DNA⇒ゲノム・RNA⇒トランスクリプトーム・発現している全RNAの状態、父親のRNAも子に受け継がれる、RNAキャッシュ・RNAによる遺伝、パラミューテーションの原因としてのRNA、RNA遺伝子説・多細胞生物では細胞の種類ごとに遺伝子が違う」
4○   DNA複製の謎に迫る/武村政春/講談社ブルーバックス/2005「DNAポリメラーゼ・10万回に一回の複製エラー・1回のDNA複製で6万字間違う、一人の人間の毛細血管は9万km・地球2周ちょっと、人間一人のDNAの合計の長さ・太陽系直径の8倍、DNA=酸素が抜けた糖を含む核の酸性物質、細胞の老化はテロメアの長さでなくテロメア・ループの構造が正常かどうか・短くなるとループをつくれない」
      ⇒ 武村政春(たけむら・まさはる)1969〜。DNA複製の分子・細胞生物学、DNAポリメラーゼα。  
3○   タンパク質の一生−生命活動の舞台裏/永田和宏/岩波新書/2008「身体の細胞は60兆個、細胞一つに80億個のタンパク質・一秒に数万個を作る、胎児に性別が現れるのは8週目、新しい細胞は娘細胞、RNAは一本鎖・長くなると折れ曲がって構造を作る・その構造が機能を生む、アンフィンゼンのドグマ:タンパク質の高次構造はアミノ酸の一次配列だけで自動的に決定される、コラーゲンはアミノ酸に分解されてから栄養素として再利用・コラーゲン摂取に特に意味なし、大腸菌がアミノ酸をポリペプチドへつなぐスピードは一秒に十数個、真核生物のタンパク質は5-7万種類、ヒトの体重の2割弱がタンパク質、Timタンパク質は光があたると分解される、朝の陽を浴びる急速にTimタンパク質が分解される、品質管理の四つの選択:翻訳停止/生産ラインのストップ/遺伝暗号のポリペプチドへの翻訳を止める・分子シャペロンによるタンパク質の再生/修理再生・ERADによる分解/廃棄処分/小胞体関連分解など・細胞の自殺/工場閉鎖/アポトーシス、遺伝病:遺伝子の変異でタンパク質の担った機能が損なわれる」
     ⇒ 永田和宏(ながた・かずひろ)1947〜。細胞生物学、歌人。  
4○  ■細胞から生命が見える/柳田充弘/岩波新書/1995「細胞の種類、分子、細胞周期、スイッチ、運搬、移動、分化、分裂、損傷。自然に覚えたことのみ記憶し分厚い本を短時間で読む工夫をする」
     ⇒ 柳田充弘(やなぎだ・みつひろ)1941〜。分子生物学、細胞生物学、染色体動態、細胞増殖制御。  
3◯   細胞のはたらきがわかる本/伊藤明夫/岩波ジュニア新書/2007「生命の定義:外界との境界・自己増殖・代謝、黒人女性ヘンリエッタ・ラックスHenrietta Lacks・ヒーラ細胞に、細胞はいのちの素粒子、チンパンジーは生殖可能期間はヒトと同じ・ただし生殖期間が終わってからの生存期間は5年、血液の量は体重の1/13、免疫immunityの語源immunitasローマ法王による課税の免除、細胞は都市国家、ミトコンドリアの表面積は四畳半・小胞体は七畳、社交界への介添え後見人の老婦人シャペロン・タンパク質の折りたたみを助ける」
     ⇒ 伊藤明夫(いとう・あきお)1939〜。生化学、細胞生化学。  
3○   新 分子生物学入門/丸山工作/講談社ブルーバックス/2002「エイズ9マイコプラズマ480ヒト30000インフルエンザ1717ショウジョウバエ13600、伝令RNA10回使用で分解、シャペロン保護説:突然変異の蓄積と急激変化」
     ⇒ 丸山工作(まるやま・こうさく)1930〜。生化学。  
2○   時間の分子生物学−時計と睡眠の遺伝子/粂和彦/講談社現代新書/2003「バイオリズムは根拠なし、生物時計の4条件:自律的・外から調整可能・24時間・温度にも安定、視交叉上核SCN・1個でも完成した時計、時計は遅らせるも進めるも可能、25時間説は誤解、遺伝子による内在性周期、昆虫に睡眠あり、ハエは原始睡眠のみ、夢はレム睡眠に多くノンレムでは少ない、夢は数十〜100個以上見る、光で時計を進めるのは朝の光のみ・早起きすれば早寝できる、満腹⇒血糖値上昇⇒オレキシン分泌減る⇒脳の覚醒度低下」
     ⇒ 粂和彦(くめ・かずひこ)1962〜。分子生物学、生物時計と睡眠のメカニズム。  
4※   脳内物質が心をつくる/石浦章一/羊土社/1997
3☆   生命のしくみ/石浦章一/日本実業出版社/1993
     ⇒ 石浦章一(いしうら・しょういち)1950〜。神経生化学、タンパク質生化学、分子生物学、遺伝性神経疾患の研究。  
2○  ■生命とはなんだろう−新しい生物学の小事典/中村運/岩波ジュニア新書/1987「エネルギー通貨ATP、植物細胞が葉緑体を失って動物細胞、膜進化説vs真核細胞モザイク説、植物・動物・カビの栄養法、ミドリムシの目」
     ⇒中村運 (なかむら・はこぶ)1930〜。分子生物学。  
3☆   個性的な細胞たち/山科正平/羊土社/1998「細胞写真集」
4☆  ■細胞を読む/山科正平/講談社ブルーバックス/1985「細胞写真集」
     ⇒ 山科正平(やましな・しょうへい)1941〜。解剖学。細胞の電子顕微鏡による研究。  
3○   生命の意味論/多田富雄/新潮社/1997「生命の超システム。サイトカイン、アクチビン。言語も都市も国家も高次の生命活動。一部の遺伝子は後天的にも変化。胸腺は、免疫の超システムをつくる臓器」
     ⇒ 多田富雄(ただ・とみお)1934〜。免疫学。免疫の抑制T細胞を発見、免疫反応調節機能の解明に貢献した。能、脳死。  
5△   生命記号論/ジェスパー・ホフマイヤー/松野孝一郎・高原美規/青土社/1999「パースの記号論より」
     ⇒ ジェスパー・ホフマイヤー(Jesper Hoffmeyer)1942〜。分子生物学、生化学、記号論。  
2○   進化から見た病気/栃内新/ブルーバックス/2009「ダーウィン医学・医師ランドルフ・ネシーと進化生物学者ジョージ・ウィリアムズが1991年に提唱、脂肪蓄積の白色脂肪細胞と脂肪代謝の褐色脂肪細胞は全く別系統の細胞、抗生物質は細菌やカビの分裂を阻害・ウイルス感染には効かない、タミフルやリレンザは抗ウイルス剤、下痢したチンパンジーが抗生物質を含むキク科アスピリアのを食べる、レトロトランスポゾンはウイルスとの共生関係の結果、肺ガンになる確率を上げるCHRNA遺伝子・タバコへの依存性も高める、ダウン症の人はガンにかかりにくい、明治までの新生児死亡率出生100に対して70-80、スウェーデンのツンドラ地帯のノルウェーエゾマツ・9550歳、あばあさん仮説・あばあさんが育児に参加することで孫の生存率が上がる」
     ⇒ 栃内新(とちない・しん)1951〜。動物発生学、免疫学、進化学。  
5△   生物の論理−分子・細胞・進化/矢原一郎/岩波書店/2002「デネット:論理・物理・生物・歴史の可能性、歯状回70歳でも毎日数百の神経細胞が生まれる、ヒトとチンパンジーは分岐後もMHC分子が同じように分岐した、イヴの集団は一万人、ダイクイゼン=ハートル効果、変異を隠すHSP90」
     ⇒ 矢原一郎(やはら・いちろう)1937〜。細胞生物学。  
4∪  ■生命世界の非対称性−自然はなぜアンバランスが好きか/黒田玲子/中公新書/1992「生命に特異な鏡像分子、キアル、キアラル、昆虫の下顎は非対称、鏡像体エナンチオマー、ラセミ混合体だったサリドマイド使用・異性体にのみ催奇形性、ラットの羊水や生後間もないとD−アスパラギン酸、植物の芽生え中にD−アラニン」
     ⇒ 黒田玲子(くろだ・れいこ)1947〜。生物、化学。      世界は分けてもわからない/福岡伸一/講談社現代新書/2009「生物学者たちの物語、トリプトファンが好き、コンビニのサンドイッチが腐らないのはソルビン酸のため、幼児が描く人間の絵・頭足人」
3◎   動的平衡−生命はなぜそこに宿るのか/福岡伸一/木楽舎/2009「私たちを規定する生物学的制約から自由になるために私たちは学ぶのだ、You are what you ate.汝とは汝の食べた物そのものである、穀物類は質量数13の炭素を好んで光合成する、食物連鎖の上位者ほどタンパク中に重窒素の比率が高い、人骨のコラーゲンを分析すると菜食か肉食かわかる・穀物か野草かもわかる、脂肪細胞の表面の管・ブドウ糖輸送体・血液中にブドウ糖が増える・すい臓がインシュリンを放出・脂肪細胞がインシュリンを受け取り・ブドウ糖輸送体を細胞膜に設置、ドカ食いすると脂肪が増える、ロハス:Lifestyles of Health and Sustainability、ライアル・ワトソン-2008、エレファントム、思考する豚」
3▽▽  生物と無生物のあいだ/福岡伸一/講談社現代新書/2007「野口英世:今日に意味のある業績はほとんどない、生命の律動、縁の下の力持ち:an unsung hero、直感は研究の現場では負に作用する、ノーベル賞級のオズワルド・エイブリー・DNAが遺伝子であることを示す、PCR:polymerase chain reaction、プライマー:10-20文字の一本鎖のDNA・ポリメラーゼ反応を引き起こす土台、プライマー2:プライマー1の反対側の十文字・二つで挟んだ部分だけの新しい2本鎖複製する、ロザリンド・フランクリン:DNAの三次元形態を示すエックス線写真を撮影、ウィルキンズが複写しワトソンが見る、私の口はあんぐりと開き鼓動が高鳴り始めた、my mouth fell open and my pulse began to race、パスツール:チャンスは準備された心に降り立つ、Chance favors the prepared minds.、生物の形態形成に分子の拡散がもたらす濃度勾配など物理的な枠組み、生命として存在するのは流れそのもの、飢餓による生命の危険はエネルギー不足よりタンパク質欠乏、生命とは動的平衡にある流れ、平衡を維持するタンパク質のかたちが体現する相補性、タンパク質のコンフォメーション病・プリオン病、アルツハイマー病:アミロイド前駆体が蓄積、狂牛病・ヤコブ病:異常型プリオンタンパク質が異常を来し脳に蓄積、細胞生物学はトポロジーの科学、内部の内部は外部・小胞体・細胞膜が内向きに陥没してできた区画、生命現象が示す秩序の美は形の相補性に依拠、ドミナント・ネガティブ現象:タンパク質分子の部分的な欠落や局所的な改変の方が分子全体の欠落より優位に害作用を与える」
3▽   プリオン説はほんとうか?/福岡伸一/講談社ブルーバックス/2005「プリオン説はコッホの三原則を満たしていない、ホルマリン抵抗性を持つウイルスはない、プリオンタンパク質ノックアウトマウス・異常なし・しかも病原サンプルを注射しても発病しない、アンチ・プリオン説・レセプター説」
3△ ? もう牛を食べても安心か/福岡伸一/文春新書/2004「人間の身体は分子的実体として数ヶ月前とは全く別物になる、シェーンハイマーの流れの生命観、スクレイブ=こすりつけ、狂牛病のアウトブレイク・レンダリング行程の簡略化、肉骨粉の国内使用禁止後も輸出、イギリスには推定3800人の狂牛病病原体潜伏患者、シェーンハイマー:重窒素15Nで体内のアミノ酸分子に目印・人体は内燃機関でなく軍隊、DNA分子にも動的平衡の掟、タンパク質のコンフォーメーション病・アルツハイマー病とプリオン病、篠原兵庫:シェーンハイマーはメランコリー親和型、臓器移植は生命連鎖から最も遠い・遺伝子組み換え操作の評価は品種改良と比較できない ⇒反論が両極端、記憶の変容は分子基盤の変容か ⇒なわけない・回路の変形の問題、米国民の中華料理症候群・グルタミン酸ソーダの大量摂取の中毒」
     ⇒ 福岡伸一(ふくおか・しんいち)1959〜。分子生物学、伝達性スポンジ状脳症の感染機構、細胞の分泌現象。      ザリガニはなぜハサミをふるうのか−生きものの共通原理を探る/山口恒夫/中公新書/2000「ザリガニの歴史、神経の研究。構造の余りが生物進化に必須、セロトニンの90%は消化管」
     ⇒ 山口恒夫(やまぐち・つねお)1931〜。動物学、生物電気      ゾウの時間ネズミの時間/本川達雄/中公新書/1992「体の大きさにより主観時間が変化するため、主観寿命は同じとなる」
     ⇒ 本川達雄(もとかわ・たつお)1948〜。動物生理学。      「思考」のすごい力/ブルース・リプトン/西尾香苗/PHP研究所/2009/2005「原題・The Biology of Belief・信念の生物学、細胞膜は細胞が機能をする上での真の脳である」
     ⇒ ブルース・リプトン(Bruce Lipton)細胞生物学。  
4    新 生物物理の最前線/日本生物物理学会,編/講談社ブルーバックス/2001「ヒトゲノム計画と一分子観測、最少遺伝子の生物マイコプラズマは470個の遺伝子」
     ⇒ 日本生物物理学会()1960〜。。  
5    細胞融合と生命科学/岡田善雄/なにわ塾叢書/2000「対話講座。自伝、ウイルスの強毒と弱毒の違い、生命倫理など」
     ⇒ 岡田善雄(おかだ・よしお)1928〜。細胞融合。  
2    老化とは何か/今堀和友/岩波新書/1993「脳の萎縮からは痴呆はわからない、疫学調査には横断的調査と縦断的調査が必要」
     ⇒ 今堀和友(いまほり・かずとも)1920〜。生化学、基礎老化学。  
4    生命にとって酸素とは何か/小城勝相/講談社ブルーバックス/2002「酸素の化学、活性酸素、すっぱさは陽子を感じること」
     ⇒ 小城勝相(こじょう・しょうすけ)1948〜。分子栄養学、生物有機化学。  
3    生きものは昼夜をよむ−光周性のふしぎ/沼田英治/岩波ジュニア新書/2000「カメムシ博士。昆虫の生物時計の研究」
     ⇒ 沼田英治(ぬまた・ひではる)1955〜。昆虫の季節適応や行動の生理学研究。  
3    万物の死−自然の死から死を考える/小原秀雄/講談社ブルーバックス/1997「動物、植物、細胞、人間、宇宙の死。ゾウに墓場なし、植物の生死に境界なし」
     ⇒ 小原秀雄(おはら・ひでお)1927〜。哺乳類学。  
4    ミトコンドリアの謎/河野重行/講談社現代新書/1999「粘菌、電子顕微鏡、遺伝、核、イヴ」
     ⇒ 河野重行(かわの・しげゆき)1951〜。分子生物学。真正粘菌のミトコンドリア研究。  
4☆   いくつもの目/河合清三/講談社サイエンティフィク/1984「いろいろな動物の目の写真集」

●● 遺伝メカニズム ●● 
3○▽※ ヒトゲノム−解読から応用・人間理解へ/榊佳之/岩波新書/2001「連鎖解析:2つの遺伝性質の家系の分離頻度から染色体上の遺伝子の距離を推定、減数分裂一回交叉の必ず起こる距離が1モルガン・100回ならセンチモルガン、多いと100万塩基に何十の遺伝子・少ないと700万遺伝子に5個の遺伝子砂漠、重複した余分遺伝子の残骸の偽遺伝子、逆転写の偽遺伝子にはイントロンがない、偽遺伝子には必ず親遺伝子がある、セレラ社95%解析配列決定は86%精度は99.96%位置不特定が8.7%、ヒト遺伝子のなかショウジョウバエと違うタイプの遺伝子は20%、機能が十分判明した遺伝子13000:代謝系1/4-1/5・転写と翻訳1/5・情報伝達1/5弱、ヒト以外では細菌類にのみある遺伝子が200種・遺伝子の水平移動を示す、ヒトゲノムの半分は何十万回出現するくりかえし配列、日本の福山型筋ジストロフィーはひとりの祖先から、がんウイルス遺伝子も正常細胞遺伝子に由来、がんの発症:自動車細胞増殖・アクセルがん遺伝子・ブレーキがん抑制遺伝子、お酒が飲めるかどうかのバッジテストの証明書発行」
     ⇒ 榊佳之(さかき・よしゆき)1942〜。ゲノム科学。  
2○※  遺伝子できまること、きまらぬこと/中込弥男/裳華房/1999「IIは持久力、DDは瞬発力、夫が妻より年が大きく離れていると男子が生まれやすい、Y染色体にパターン認識、ノーベル賞の精子は古い」
     ⇒ 中込弥男(なかごめ・やすお)1935〜。人類遺伝学、小児科  
4☆△  選択なしの進化−形態と機能をめぐる自律進化/リマ=デ=ファリア/池田清彦,監訳/池田正子・法橋登/工作舎/1993/1988「生物学的パターンと機能は無機物・化学・素粒子に前兆を持つ。形態と機能は分離できない、温度が色に、生殖系列と体細胞は明確でない」
     ⇒ リマ=デ=ファリア(A.Lima-de-Faria)1921〜。ポルトガル。細胞遺伝学。  
3○   エピジェネティクス入門−三毛猫の模様はどう決まるのか/佐々木裕之/岩波科学ライブラリー/2005「エピジェネティクス=後成的遺伝学、遺伝子調節の仕組み、DNAの配列には変化を起こさないで遺伝子の機能を調節する仕組み、DNAメチル化:ヒトゲノムのCG配列の70%・転写が抑制された領域・メチル化は書類を書棚へ入れよというインデックス、三毛猫の色を決める遺伝子はX染色体上にある・三毛猫は雌のみ、DNAの配列に変化を起こさずかつ細胞分裂を経て伝達される遺伝子機能の変化やその仕組み、遺伝子スイッチのオン・オフを探究、三毛猫のクローンは模様が違う、環境の影響で表れた形質が子孫へ遺伝する場合、未分化な受精卵からさまざまな細胞が分化する過程でおこるDNAメチル化などの変化、変化したDNAメチル化状態が子孫へ伝達される、DNAの配列に影響しないエピジェネティックな治療」
     ⇒ 佐々木裕之(ささき・ひろゆき)1956〜。エピジェネティクス、遺伝学。  
3○   ヒトはどうして死ぬのか−死の遺伝子の謎/田沼靖一/幻冬舎新書/2010「細胞を多めにつくって不要な部分をアポトーシスによって削る、ステロイドを使うと細菌やウイルスに感染しやすくなる、不要な細胞が自ら死ぬことで個体の生命を維持する、寿命死apobiosis、癌の20%は先天的80%は環境、癌幹細胞説、二倍体生物が誕生して性が現れたとき同時に死が生まれた、▽人は死ぬから人を愛するのである、死は生に内包されたもの、人間が生きていく意味は社会のため他者のため存在し次世代に何かを残していくことにある」
     ⇒ 田沼靖一(たぬま・せいいち)1952〜。生化学、分子生物学。
4△   眼が語る生物の進化/宮田隆/岩波科学ライブラリー/1996
     ⇒ 宮田隆(みやた・たかし)1940〜。分子進化学。コンピュータによる遺伝子解析、太古の生物進化、生物多様性の分子機構。物理学、生物学。  
2○   生物学超入門/大石正道/日本実業出版社/2002「ナメクジとカタツムリは種の単位ではない、恐竜は恒温動物か、ヒトとチンパンジー:遺伝子変異1.23%、チンパンジー種内変異:0.5%、ヒトの種内変異:0.1〜0.15%、外呼吸と内呼吸、光合成の酸素は水を分解したもの、ホルモンとダイレクトメール、タミフルとリレンザ、ビオトープ:動植物が生息する自然の空間」    POPな遺伝子/大石正道/同文書院/1995
     ⇒ 大石正道(おおいし・まさみち)1961〜。比較内分泌学。二次元電気泳動法を用いた新規タンパク質の探索と機能解析。  
2○   遺伝子は語る/村山美穂/松沢哲郎,監修/河出書房新社/2003「動物の性格遺伝を追う。土を食うサル、新奇性を好む性格にドーパミンD4受容体遺伝子の型が関与、新奇性追求はドーパミン・損害回避はセロトニン・報酬依存はノルアドレナリン、柴犬のみの対立遺伝子549は飼い犬への忠誠心に関連か」
     ⇒ 村山美穂(むらやま・みほ)1964〜。ニホンザルの行動と分子生物学。      DNAの冒険/菊池韶彦/岩波書店/1993
     ⇒ 菊池韶彦(きくち・あきひこ)1943〜。DNAのトポロジー、DNAトポアイソメレース。  
3○   脳と心をあやつる物質/生田哲/講談社ブルーバックス/1999「線条体でセロトニンが不足すると強迫神経症に、カフェインの経口致死量は10g・100杯分・3.2gのカフェイン静脈注射で痙攣呼吸麻痺で死亡、薬物依存は脳の側座核の興奮・カフェインに依存性なし、紀元前400年ギリシア人・柳の皮や葉を煎じて飲ませた・鎮痛剤、アスピリン:心臓発作を防ぐ・アルツハイマーを防ぐ、暴力性:亜鉛の不足・銅の過剰・糖分の取りすぎ」    ヒト遺伝子のしくみ/生田哲/日本実業出版社/1995
     ⇒ 生田哲(いくた・さとし)1955〜。生命科学、遺伝子の構造と働き、がん、ドラッグデザイン。  
3▽   ゲノム進化の読解法/岸野洋久/岩波科学ライブラリー/2006「うるち米はアミロース20-30%もち米はほぼ0、インディカ品種の二塩基GTでGがTに変異してジャポニカ品種、チンパンジーの細胞にエイズウイルス侵入してもTRIM5αというタンパク質が働きウイルスRNAが殻から出てくるのを阻止する、遺伝子重複により余った遺伝子が機能的な制約が解かれて自由に変異する・たまに運良く新しい機能ができるがほとんどは遺伝子として機能しなくなり偽遺伝子となる、ゲノムを調べると遺伝子重複しても多くの対がそのまま遺伝子として機能を保持していることが判明、遺伝子重複後にラッキーな遺伝子が新しい機能を獲得する時間は300-700万年」
     ⇒ 岸野洋久(きしの・ひろひさ)1955〜。生命科学。  
3☆ ?? 易のニューサイエンス―八卦−太極図とコンピュータ/蔡恒息/中村璋八・武田時昌/東方書店/1989「ペルーで発見された裸の女神銅像・武当山の文字・六朝の書法、アメリカ大陸・生年を蛇鹿兎犬猿虎などで十二の動物で表す、孔子とソクラテス・朱熹とアリストテレス、練丹術は内丹と外丹・内丹は養生の気功導引・外丹は化学的練丹術、超能力者の実験が証明された ⇒ニューサイエンスののりそのままだ」
     ⇒ 蔡恒息(ツァイ・ホンシー)分子遺伝学、易の科学研究。  
4    遺伝子と脳/Richard Fifield,編/藤田忍/丸善/1996
     ⇒ 藤田忍(ふじた・しのぶ)神経生物学。      DNAとの対話/ロバート・ポラック/中村桂子/早川書房/1995
     ⇒ ロバート・ポラック(Robert Pollack)分子生物学。がんウイルス。  
3    遺伝・DNA学入門/スティーヴ・ジョーンズ/ボリン・ヴァン・ルーン,画/山元大輔/講談社/2003「Y染色体には大事な遺伝子が1個しかない。絵も文章も下品」
     ⇒ スティーヴ・ジョーンズ(Steve Jones)英。遺伝学。  

●● 細菌・ウイルス ●● 
3△▼  共生生命体の30億年/リン・マーギュリス/中村桂子/草思社SM/2000「細菌に種はない。自伝。共生が進化の源。スピロヘータ、プロトクチスト、二層五界分類、超海、地球生理学」
4△   性とはなにか/リン・マーギュリス&ドリオン・セーガン/石川統/せりか書房/1999「オートポイエーシス、生命は熱勾配の均等化を加速、細菌は超生物の一部、性は若返りではない、赤の女王否定、アポトーシス」
     ⇒ リン・マーギュリス(Lynn Margulis)1939〜。微生物学、地球生物学、化学進化。ミトコンドリアなど真核細胞共生説。元カール・セーガン夫人。  
3○※  ウイルスと人間/山内一也/岩波科学ライブラリー/2005「トランスポゾン・レトロトランスポゾン・メッセンジャーRNAが先祖、HIV-1はチンパンジーから・HIV-2はスーティマンガベイというサルから、HIVは高活性抗レトロウイルス療法で発病を抑えられる、ヒトゲノムの半分はレトロトランスポゾンに、真核生物の核はウイルスだった、生物とウイルスの中間・ミミウイルス、インフルエンザウイルス・冬は湖の中・鴨と共存、鳥インフルエンザ・ウイルス排除の炎症性サイトカインが肺組織を破壊、シママングースにヒト結核が感染、コッホの三原則、1950年オーストラリア・野ウサギ絶滅にウサギ粘液腫ウイルスを放出・生き残り0.2%・現在は共存に、植物由来の動物ウイルス・サーコウウイルス、ヒト内在性レトロウイルス・妊娠中の胎児を保護・胎盤を取り巻く膜を作る・母親のリンパ球を防ぎ栄養を通す」    プリオン病の謎に迫る/山内一也/NHKブックス/2002「スクレイピー=こする、プリオンは抗体ができない、BSEは人間がウシに共食いさせたための新しい病気」
     ⇒ 山内一也(やまのうち・かずや)1931〜。ウイルス学。  
3○   ウイルスは生物をどう変えたか−進化の演出者・ウイルスの世界を探る/畑中正一/講談社ブルーバックス/1993「題名と内容がずれてる。単にウイルスの話」
     ⇒ 畑中正一(はたなか・まさかず)1933〜。医学。ウイルス学。  
2○   うま味の誕生/柳田友道/岩波新書/1991「腐敗と発酵の違い、パン、乳製品、味噌と醤油、なれ鮨、漬物、酢、ビール。ワインが酢に、日本の牛は仏教とともに、酪は酸乳系:ダビ、蘇は牛乳を加熱して煮詰め濃縮したものか乳皮を集めたもの:コヤ、醍醐はバターオイル:ギー、ひしお:獣・鳥・魚の肉を血や骨と一緒にたたきつぶして塩と美酒を混ぜて壺につけ込み百日ぐらいで仕上げたソース、鮨:塩辛、醤:大豆に麦粉に麹を加える、かい:肉で作った塩辛、骨なし、けい:かいの骨つき、魚かい:魚原料のかい、沮+くさかんむり:植物の漬物、鼻筋をしかめて食べるほど酸っぱい、さい:植物+肉の漬物」
     ⇒ 柳田友道(やなぎた・ともみち)1914〜。微生物学。  
3○   人間は生命を創れるか/五条堀孝/丸善ライブラリー/1995「遺伝子群ポリジェニック、ファウンダーエフェクト創始者効果、ボトルネックエフェクトびん首効果、1遺伝子内領域につき1機能、ミニ祖先遺伝子」
     ⇒ 五条堀孝(こじょうぼり・たかし)1951〜。病原性ウイルスの進化、分子進化、情報生物学。      POPなウィルス/中井益代/同文書院/1995
     ⇒ 中井益代(なかい・ますよ)1928〜。ウイルス学、微生物形態学。      偶然と必然/J.モノー/渡辺格・村上光彦/みすず書房/1972「進化と人類について生物学者が哲学者・神学者に向け語る。結晶とは微視的構造が巨視的に表現されたもの、ヘーゲルの原理:宇宙の進化の法則は弁証法的秩序、エンゲルスの自然の弁証法について」
     ⇒ J.モノー(Jacques Lucien Monod)1910〜76。微生物の酵素合成の遺伝的制御、ノーベル医学生理学賞。  
4  ?? 量子進化/ジョンジョー・マクファデン/斎藤成也,監訳/十河和代・十河誠治/共立出版/2003/2000「南アの深さ3.5kmの金鉱から岩を食べる細菌・鉄マンガン硫黄コバルト金からエネルギーを得る、エウロパの氷の表面から無機塩が検出・海水の乾燥した跡・生命がいる、EPRのテレポート、多世界解釈、リベットの時間差が自由意思の入口、思考の実在性と電磁場」
     ⇒ ジョンジョー・マクファデン(Johnjoe McFadden)微生物遺伝学。    ? 病原体から見た人間/増田昭吾/ちくま新書/2007「人間が感染症にかかるのは人間がその病原菌の本来の宿主でないから、ビルレントファージ:生活環の中で粒子になるのが必須、テンペレートファージ:遺伝子のかたちで宿主菌とともに増殖、まさに病気を起こすために存在する結核菌、B型肝炎は新生児のときに感染すると重症にならない、A世界:アトムの世界、B世界:バイオやボディの世界、K世界:記号の世界、X世界:理性の世界・方程式、Y世界:欲の世界、人間に体毛が少ないのは身体を意識するため?」
     ⇒ 増田昭吾(ますだ・しょうご)1941〜。黄色ブドウ球菌の病原性。  
2    愚問の骨頂/中原英臣・佐川峻/新潮新書/2005「センター試験世界史Bはトリビアの泉、ヨーロッパ:軽油の硫黄分を減らしたサルファーフリー、人間ドックの検査の正常値が厳しすぎる、欧米の病院は観葉植物禁止、日本の三大発明:亀の子たわし・地下足袋・二股ソケット、太平洋戦争日本の敗因:レーダーとVT信管」
2△   生命進化の鍵はウイルスが握っていた/中原英臣・佐川峻/KAWADE夢新書/1997何でもウイルスは問題かと...
2    脳〜最後の秘境への案内/中原英臣・佐川峻/グラフ社/1997
2    ウイルス進化論/中原英臣・佐川峻/早川書房/1996
2    医者しかしらない危険な話/中原英臣・富家孝/文芸春秋/1995
2△   利己的遺伝子とは何か/中原英臣・佐川峻/講談社ブルーバックス/1991不賛成の人が書いてもねえ...
2  ? ヒトはなぜ進化するのか/中原英臣・佐川峻/泰流社/1986
     ⇒ 中原英臣(なかはら・ひでおみ)1945〜。細菌学、衛生学。ウイルス進化種淘汰説。  

●● 植物 ●● 
3※   蘭への招待−その不思議なかたちと生態/塚谷裕一/集英社新書/2001「蘭の形態学、生活史、生態学、経済学、未来学。漢方薬:オニノヤガラの芋・天麻、バニラも蘭」
3▼○∪ 植物のこころ/塚谷裕一/岩波新書/2001「植物はクローンだらけ、ラメット:株分けしても自活できる形態上の単位・最小の大きさ、ジャネット:クローン全体の集合の単位・すべてクローンだと1、無性繁殖する生物は無敵だから、赤の女王仮説:性と病原体、幹細胞で手足の回復、つる植物の収斂進化」
     ⇒ 塚谷裕一(つかや・ひろかず)1964〜。葉の発生・分子遺伝学、植物学、分子細胞生物学。  
3☆○  細胞のしくみ−図解雑学/新免輝男/ナツメ社/2000「膜を持ち分裂できるコアセルベートとミクロスフェア、1枚膜:小胞体・ゴルジ体・リゾソーム・液胞、2枚膜:ミトコンドリア、3枚膜:葉緑体、赤血球には細胞小器官がない、植物の根が下に伸びるのはデンプンが重くて細胞の下に沈むことで重力を感知、植物は触られるとエチレンを出す・受容した細胞は太くて短く成長する、ゾウリムシ:刺激でカルシウムチャンネルが開きカルシウムが流入し繊毛の打つ方向が変化、インゲンは体内に24時間周期・竹の100年収期、ゾウリムシの死んだ脱膜モデルにATPを加えると泳ぎ出す・ATP+カルシウムでバック、畳一畳の広さの細胞になる粘菌」
     ⇒ 新免輝男(しんめん・てるお)1948〜。植物学、生命科学。  
3※   稲作の起源−イネ学から考古学への挑戦/池橋宏/講談社選書メチエ/2005「イネの焼畑起源論・焼畑からだんだんと水田の困難性、湿地での株分けからイネの栽培化、栽培イネの多年生・水田の起源・苗代と田植えという独特の方式、陸稲は変異の袋小路・遺伝的多型性に乏しい、イネが種まきで栽培化は難点が多い、司馬遷の火耕水耨は貯水池を備えた高度な水田・粗放な稲作ではない、水田が雲南の焼畑からではない、水田稲作の優越性は無肥料で連作可能なこと」
     ⇒ 池橋宏(いけはし・ひろし)1936〜。イネの品種改良、農林省。      植物は考える/大場秀章/KAWADE夢新書/1997「アレロパシー、砂漠化を防ぐ山火事、熱帯には白い花」
3○  ■秘境・崑崙を行く−極限の植物を求めて/大場秀章/岩波新書/1989「ラクダは一日中食べる」
     ⇒ 大場秀章(おおば・ひであき)1943〜。植物学、植物分類学、生物地理学。ヒマラヤ・中国の高山やアラビヤ半島の砂漠の森林など極限環境の植物研究。  
3○  ■ゴマの来た道/小林禎作/岩波新書/1986「セサミロードをたどる。炭水化物や蛋白質は油脂を加えて美味しくなる、ハラッパ遺跡のゴマ油街灯、古代中国の黒ゴマ、野生ゴマの翼、セサミストリート、幕の内弁当はゴマ塩握り飯」
     ⇒ 小林貞作(こばやし・ていさく)1921〜。植物細胞遺伝学、放射線生物学、ゴマ属植物の遺伝と進化。  
2△   生命の発見/野澤重雄/PHP研/1992「2万個も実るトマト」
     ⇒ 野澤重雄(のざわ・しげお)1913〜。農学。ハイポニカ(水気耕栽培)研究。  
3◎   砂漠化ってなんだろう/根本正之/岩波ジュニア新書/2007「新宿三丁目の緑比率は3.4%・砂漠と変わらない、C3植物・陸上植物の90%、C4植物・トウモロコシなど・高温と乾燥に強い、CAM植物・パイナップルなど・乾燥に強い、灌漑農業で塩類蓄積、過放牧や森林破壊も、足尾銅山をグーグル・アースで見る、植物が自然景観の中心にならないと広義の砂漠に」
     ⇒ 根本正之(ねもと・まさゆき)1946〜。植物生態学。      樹木ハカセになろう/石井誠治/岩波ジュニア新書/2011「日本一の巨樹・鹿児島県蒲生八幡神社の大クス・幹周囲24.3m、桜はもともと秋に咲く、千葉ではクスノキをナンジャモンジャと呼ぶ、幹に聴診器を当てても幹を流れる水の音は聞こえない・ただの雑音、トクサは茎がガラス繊維・爪も研げる、日本の山は有史以来最も木が多い、夜眠っている犬の鼻は乾いている・鼻は湿っていない匂いを感知しない、木に竹はつげない」
     ⇒ 石井誠治(いしい・せいじ)1951〜。樹木医、環境カウンセラー、森林インストラクター。
4※   これでナットク!植物の謎/日本植物生理学会/講談社ブルーバックス/2007「総カロリーの7%以上を野菜や果物でとる、メロンやスイカ・二酸化炭素の濃度を高めて成長を促進、メンデルのデータはきれいすぎると主張したロナルド・フィッシャー、後に追試した三人の研究者もメンデルと同様の結果を出した、四つ葉のクローバー・五つ葉六つ葉七つ葉も自然にあり・遺伝子操作で百葉も可能、マツの一種に葉が40年以上生きるもの、茎の成長しているヒマワリは太陽の方を向く・花を咲かせた後は向きを変えない」
     ⇒ 日本植物生理学会。  
2△   生命系/岩槻邦雄/岩波書店/1999石器時代の知恵なんて、幻想と思うが...
     ⇒ 岩槻邦雄(いわつき・くにお)1934〜。植物系統分類学。  
4♪   恋する植物/ジャン=マリー・ペルト/ベカエール直美/工作舎/1995/1981
     ⇒ ジャン=マリー・ペルト(Jean-Marie Pelt)生態学、植物生物学、陰花植物学、生薬学、民族植物学、民族生薬学。  
3☆  ■木の見かた、楽しみかた−ツリーウォッチング入門/八田洋章/朝日選書/1998
     ⇒ 八田洋章(はった・ひろあき)1942〜。植物形態・分類学。  
2∪  ■森の不思議/神山恵三/岩波新書/1983「フィトンチッド、アイヌ、修験道、視覚障害者について、人と森の体験記。雑誌でのエッセイ」
     ⇒ 神山恵三(かみやま・けいぞう)1917〜88。生気象学。森林浴ブームの火付け役。  
2   ■植物の不思議な力=フィトンチッド−微生物を殺す樹木の謎を探る/B・P・トーキン、神山恵三/講談社ブルーバックス/1980
     ⇒ B・P・トーキン(Toknh)1900〜。ソ連。発生学。フィトンチッドの発見者。  
3  ??? 世界を変える七つの実験/ルパート・シェルドレイク/田中靖夫/工作舎/1997仮説の否定は方向性の否定ではないはず。形態共鳴による習慣形成の仮説と実験方法提案。統計錯覚の典型
     ⇒ ルパート・シェルドレイク(Rupert Sheldrake)英。植物学、哲学、植物発生、細胞老化、熱帯作物。  

●● 生態系−生物間の関係とバランスについて知る ●● 
2○♪  生態学から見た人と社会/奥野良之助/創元社/1997競争嫌いらしい。より原始的なもののみが大進化する」
3○♪  金沢城のヒキガエル/奥野良之助/どうぶつ社/1995「繁殖成功と能力に関係なし。地味な話を盛り上げているが...
3∪○♪■さかな、陸に上る/奥野良之助/創元社/1989「脊椎動物の進化の話。この本で進化論が好きになった
2☆♪  磯魚の生態学/奥野良之助/創元社/1996/1971「海に潜る生態学者。一言、人間に注文をつけるスタイルはこのころから
     ⇒ 奥野良之助(おくの・りょうのすけ)1931〜。生態学、生物学。もしかするとマルクス主義者かも?  
3◎○  共生の生態学/栗原康/岩波新書/1998「牛は草食にあらず。ルーメン(第一胃)の共生系の原理など」
3   ■有限の生態学−安定と共存のシステム/栗原康/岩波新書/1975
     ⇒ 栗原康(くりはら・やすし)1926〜。生態学、微生物学。  
3○   熱帯雨林/湯本貴和/岩波新書/1999「熱帯の田舎に熱帯夜なし、ジャングルとは森林の入口の藪、敵対関係から相利共生関係へ・利他的行動からの進化ではなく・相手からのマイナスを減らすことで共生関係へ、高さ70mの森では30-50mが身動きできない藪、形態分類から分子系統による単系統群の分類へ」
     ⇒ 湯本貴和(ゆもと・たかかず)1959〜。生態学、林冠生物学。  
3▽   生命の星・エウロパ/長沼毅/NHKブックス/2004「ニューメキシコ州サラド岩塩層深度569m岩塩結晶から2億5千万年前の微生物を取り出し蘇生・塩漬けのため、4千万年前の琥珀からの蘇生、白い病:南極にまた来たくなる、光合成による酸素が水の蒸発を防ぐ・光分解の水素が酸素と結合するため、アーキア⇒細胞核、好気性バクテリアαプロテオバクテリア⇒ミトコンドリア、シアノバクテリア⇒葉緑体、23億年前の全地球凍結スノーボール・アース・熱帯も厚さ1000mの氷河、ミトコンドリア共生はその酸素除去能のため・ATP生産ではない、幅75cmのトンボ・メガネウラ・当時の酸素レベル0.35気圧のため、タイタンの大気は高度1500kmに広がる、冥王星やトリトンは巨大彗星」
     ⇒ 長沼毅(ながぬま・たけし)1961〜。微生物生態学。  
3○   進化の創造力−DNA至上主義を超えて/J.H.ライヒホルフ/長野敬・加藤直克・那須政玄/青土社/1999「環境から独立へ、植物体の総量は海より熱帯雨林の方が多い、恐竜は発酵室?鳥類の半分は飛べない、ガイア否定、生命は過剰で革新、欠乏で分化、羽毛は過剰タンパク排出のため」
     ⇒ J.H.ライヒホルフ(Josef H.Reichholf)独。鳥の生物学、熱帯雨林。  
3※   生命のバランス−人類と生物多様性の危機/ナイルズ・エルドリッジ/長野敬/青土社/1999「オカヴァンゴ・デルタの生態系、500年前にジブラルタル海峡が閉鎖し地中海が干上がる、ゾウはハイラックスの仲間」
     ⇒ ナイルズ・エルドリッジ(Niles Eldregde)生物学、古生物学、進化、生態学。“断続平衡説”  
4△ ? 自己創成するガイア−生命と地球は共生によって進化する/森山茂/学習研究社/1997「オートポイエーシス論。文章が下品。某地球科学者批判。ソシュールの記号論、種淘汰、超生命システム論、西田哲学」
     ⇒ 森山茂(もりやま・しげる)1945〜。地球生理学。閉鎖生態系の実験。  
3△   ガイアの時代/J・ラヴロック/スワミ・プレム・プラブッダ/工作舎/1989「地球のホメオスタシス」
     ⇒ J・ラヴロック(Jim E.Lovelock)科学、発明家。惑星化学、化学、生物物理学、衛生学、熱帯医学。      センス・オブ・ワンダー/レイチェル・カーソン/上達恵子/佑学者/1991/1956
     ⇒ レイチェル・カーソン(Rachel L.Carson)1907〜64。作家、海洋生物学。     ■植物たちの生/沼田真/岩波新書/1972「」
     ⇒ 沼田真(ぬまた・まこと)1917〜。環境科学、生態学。  
3   ■洞穴学ことはじめ/吉井良三/岩波新書/1968
     ⇒ 吉井良三(よしい・りょうぞう)1914〜。洞穴生物学、昆虫形態学。  

●● 自然−自然の驚異について知る ●● 
4☆   蜃気楼の楽園−古代文明と神々の謎を解く/ヘルムート・トリブッチ/渡辺正/工作舎/2000/1996「蜃気楼が生む、神話・宗教・伝説の楽園。ストーンヘンジ・ギリシア神殿・蜃気楼の類似」
4∪☆  動物たちの生きる知恵−生命35億年のハイテク/ヘルムート・トリブッチ/渡辺正/工作舎/1995/1976「いきものたちの工学の驚異」
     ⇒ ヘルムート・トリブッチ(Helmut Tributsch)1943〜。独。太陽エネルギーの化学変換研究、自然と文化。  
2☆   チベット遠征/S・ヘディン/金子民雄/中公文庫/1992/1934「嵐と極寒の踏破。湖の島の聖者世捨て人、洞窟の世捨て人。かなり強引で力ずくの旅、死人だらけ」
     ⇒ S・ヘディン(Sven Hedin)1865〜1952。スウェーデン。探検家、地理学、地質学。  
2☆   自然のことのは/ネイチャー・プロ編集室/幻冬社/2000「自然についての言葉と写真。俳句も多い」
     ⇒ ネイチャー・プロ編集室。自然科学分野を専門とする企画・編集集団、図鑑、書籍、児童書。  
2♪  ■山歩きの楽しみ/川口邦雄/講談社現代新書/1983「写真、イラスト、詩で語る山のすばらしさ。簡易テント・ツエルトザック」
     ⇒ 川口邦雄(かわぐち・くにお)1932〜。写真作家。  
3▽  ■崑崙の秘境探検記/周正/中公新書/1986「崑崙の植物、動物、登山。水の出る木コヨウの涙、砂漠に咲くタマリスクの花、スナグミ、流砂河、雪人=大脚怪、アメリカ人の自由と無規律」
     ⇒ 周正(しゅう・せい)中国。1929〜。登山。  
1△   環境問題のウソ/池田清彦/ちくまプリマー新書/2006「温暖化の太陽主因説・太陽黒点数と気温が相関、17世紀の寒冷期も黒点のないマウンダー極小期、ダイオキシン騒動とその裏の利権、ブラックバスに滅んだ日本の生物種はない、特定外来生物被害防止法、ダイオキシン法」
4△   科学とオカルト/池田清彦/PHP新書/1998「オカルトは秘伝、科学は公共性、学問の大衆化、専門化が公共性の喪失を生む、時間を含む自然を時間抜きにするのが科学、脳と心は対応関係であり因果ではない。氏は因果の意味を知らないらしい
4  ? さよならダーウィニズム/池田清彦/講談社選書メチエ/1997そんな進化論はありません
4△   分類という思想/池田清彦/新潮選書/1992「分類学の歴史と問題点、すべての分類は人為分類。太陽も金魚も人間も同じ程度似ている渡辺慧の"みにくいアヒルの子の定理"、今泉吉典の種形成理論・ベルクマンの法則・直線クラインで種と亜種を区別する」
     ⇒ 池田清彦(いけだ・きよひこ)1947〜。構造生物学。      ES細胞−万能細胞への夢と禁忌/大朏博善/文春新書,「中絶胎児は病院処分か研究材料へ、一個のES細胞は一匹のマウスの価値、ES細胞研究の横道としてのクローン技術」
     ⇒ 大朏博善(おおつき・ひろよし)1945〜。科学雑誌ライター、生命科学。  
4  ? 自然学の展開/今西錦司/講談社学術文庫/1990/1987「生まの自然をとらえる。棲み分けは原理なので理屈はない変わるべくして変わる、森林の生態」
1○   人類の祖先を探る−京大アフリカ調査隊の記録/今西錦司/講談社現代新書/1965「タンザニアの人々。腸を戻して治療、サイゲーダ=世代の二分制、槍と杖は紳士の威厳」
     ⇒ 今西錦司(いまにし・きんじ)1902〜92。自然学、生態学、生物学、登山家。“棲み分け理論”。      気象で読む身体/加賀美雅弘/講談社現代新書/1991「病気と気候の関係。牛がマラリアを滅ぼした」
     ⇒ 加賀美雅弘(かがみ・まさひろ)1957〜。医学地理、ヨーロッパの地域文化。  
1   ■幻の動物たち(上)−未知動物学への招待/ジャン=ジャック・バルロワ/ベカエール直美/早川文庫/1987/1985「ウバザメが腐ってエラと皮がなくなると、クジラより大きなサメ・メガロドン、竜涎香:クジラの未消化のイカ糞、ネッシー長首アシカ説」
1   ■幻の動物たち(下)−未知動物学への招待/ジャン=ジャック・バルロワ/ベカエール直美/早川文庫/1987/1985
     ⇒ ジャン=ジャック・バルロワ(Jean-Jacques Barloy)仏。動物学、未知動物学。  
4※   中国の自然地理/任美鍔編著/阿部治平・駒井正一/東京大学出版会/1986/1982
     ⇒ 任美鍔(レン・メイオー)  
3   ■奥アマゾン探検記(上)/向一陽/中公新書/1978
3   ■奥アマゾン探検記(下))/向一陽/中公新書/1978
     ⇒ 向一陽(むこう・いちよう)1935〜。山岳、探検。  
3   ■残照のヤルン・カン/上田豊/中公新書/1979
     ⇒ 上田豊(あげた・ゆたか)1943〜。氷河学。  
3    ネイチャー・カレンダー−動植物で知る12ヵ月/平凡社新書編集部,編/平凡社新書/2001「日本の自然の歳時記。日本の国鳥はキジ」
     ⇒ 平凡社新書編集部  
5    心とは何か/アリストテレス/桑子敏雄/講談社学術文庫/1999「心についての従来説の検討と分析。可能態と実現態」
5    世界の思想家2−アリストテレス/川田殖,編/平凡社/1977「知を求むるは人間の本性、家の原因:建築家(起動因)・家の機能(目的因)・石や木材(質料因)・家を表す本質規定(形相因)」
     ⇒ アリストテレス(Aristoteles)−384〜−322。古代ギリシア。哲学。  
2    蝶を育てるアリ−わが昆虫フィールドノート/矢島稔/文春新書/2002「いつでも蝶が飛んでいる温室、翅は体温調節の放熱板として発達した、野鳥は動かぬものを見つけられない、隠蔽ミメシス・擬態ミミックリー、スズメバチに擬態した蛾が蜘蛛の巣にかかる皮肉、タガメの雌の卵つぶし、自殺者に遭遇」
     ⇒ 矢島稔(やじま・みのる)1930〜。昆虫学者。  
3   ■失われた大陸−アトランティスの謎/E.B.アンドレーエヴァ/岩波新書/1963
     ⇒ エカテリーナ・B・アンドレーエヴァ()レニングラード。生物学、科学小説、宗教史、民族史。  
3☆  ■山の自然学/小泉武栄/岩波新書/1998「日本の山の自然。」
     ⇒ 小泉武栄(こいずみ・たけえい)1948〜。自然地理学、地生態学、第四紀学。  
4  ? 多時空論−脳・生命・宇宙/西宮紘/藤原書店/1997「タオ自然学の類書。密教中心に」
     ⇒ 西宮紘(にしのみや・こう)1941〜。哲学、心理学、宇宙論、物理学、進化論、分子生物学、脳生理学、真言密教。  
2  ??? シークレット・ライフ−物たちの秘められた生活/ライアル・ワトソン/内田美恵/筑摩書房/1991「無生物の生物学、人を動かすノーション」
2  ??■ネオフィリア−新しもの好きの生態学/ライアル・ワトソン/内田美恵/ちくま文庫/1988「宇宙、感覚、意識について」
2※ ?■アースワークス−大地のいとなみ/ライアル・ワトソン/内田美恵/ちくま文庫/1986「シェルドレイク、コモドドラゴン、風水、火の中のサラマンダー、シャウベルガーの水利、水中で過ごすテングザル、ネアンデルタール人やアボリジニ、ブッシュマンは両手利き、勝敗を嫌うアスマット族」
2  ??? スーパーネイチャーU/ライアル・ワトソン/内田美恵・中野恵津子/日本教文社/1988/1986「ビーモンの走り幅跳び記録、サーマ=共同思考体、サイ・ババ、ガイアは生きて意識している」
3※ ?? 生命潮流−来たるべきものの予感/ライアル・ワトソン/木幡和枝・村田恵子・中野恵津子/工作舎/1981「DNA以外の遺伝、コンティジェントシステム、ユングの集団的無意識元型、生物学的無意識、脳が超能力を封印」
     ⇒ ライアル・ワトソン(Lyall Watson)1939〜。モザンビーク。“新自然学”。動物行動学、超心理学、生物学、医学、植物学、化学、数学、物理学、海洋生物学、人類学、民間信仰、創造的進化論者、“科学の遊牧民”“生物学界のシュリーマン”  
2  ??? 植物の神秘生活−緑の賢者たちの新しい博物誌/ピーター・トムプキンス+クリストファー・バード/新井昭廣/工作舎/1987「植物のテレパシーを中心に、オカルトオンパレード。バックスター、キルリアン、ゲーテ」
     ⇒ ピーター・トムプキンス(Peter Tompkins)1919〜。著述業。新聞社、放送局。  
2  ?? なぜそれは起こるのか/食代栄一/サンマーク出版/1996統計錯覚トンデモ本の典型。シェルドレイクの仮説、形の共鳴現象より。ソンディー」
     ⇒ 食代栄一(ほおじろ・えいいち)サイエンスライター、生命現象の科学。  
3    中国の動物地理/中国科学院中国自然地理編集委員会,編/朝日稔・三浦慎悟・森美保子・権藤眞禎/日中出版/1981
2※ ?? 脱・電脳生活/マイケル・シャリス/田中靖夫/工作舎/1992