2007-06-30

今日は雨も降らずにいい天気。
きっとわたくしの照る照る坊主くんが効いたに違いあるまいまい。

本日は4〜5カ所で弾く。
昨日より人が多い所為か、ちょいと弾く度に人がどっと集まる。面白い。
テレビのインタヴューが入って、フミくんが色々答えていたり、色々な人に声をかけられる。こう、ちゃんと名刺を持って、フランス語と英語がもっと話せるともっと面白い事になるのになあ、と自分の語学力の不足が残念でならない。
我々も外国人だが、フランス語を話さない人も多く、ここ数年話していない英語をたくさん使う。
しかし英語なぞここ数年勉強すらしていないし、適当この上ないが。

「フランス語話せますか?」と聞かれ、
「はあ、ちょこっと」
「では英語は」
「フランス語の方がましです」

という会話を幾度となく繰り返す。
英語で話しかけて来たおじいさんに、「わたしフランス語の方がいいのですが、フランス語話せますか?」と聞いたら、そのおじいさんは「・・・ちょっとは話せるよ、僕フランス人だもん」と、にやり。慌てるわたくし。
おじいさん、ごめん。

眠くなる・・・。

可愛らしいテントを張っているチャイ屋さんがある。ランプが置いてあり、クッションがたくさん。
わーい、と喜んで休憩。


2007-06-29

本日もサモワへ。
泊まっているミュラン(この発音難しい)からは、まず電車でフォンテーヌブローへゆき、そこから無料バスに乗る。
お天気いまひとつだったので、照る照る坊主をつくってみる。

見ようによっては確かに不気味かも。

フミくん達がお掃除のおじさんに「なんだあれは、起こさないでって意味か?」などと聞かれたらしい。
後で「あれは日本の呪い(これを“まじない”と読むか“のろい”と読むかで印象が違うのう・・・)で、良い天気を御願いするのです」と一応説明。

あまりにも寒いので、カルフールまでゆく。
近所のスーパーで買おうかと思ったのだが、服に無頓着な流石のわたしも怯える品揃えで「パリに帰って買ってきます」と言ったら社長が車で連れて行ってくれた。
ありがとうございます・・・うう・・・。
カルフールは所謂安いスーパーなのだが、お店がたくさん入っているショッピングモールもあり、なんとか上着を購入。

昼間は暇なので、部屋で皆で練習する。

このように。

本日はバンドの旅らしく、わたくしも楽器を持ってゆき、会場で弾く。会場で、と言っても勿論舞台ではなく、そこかしこで皆セッションなどをしているので我々も場所を見つけて勝手に演奏。
時間がよかったのか、結構人が集まってきて聞いてくれてうれしい。

このお祭りは、ジャンゴ・ラインハルトというギタリストのお祭りなので、当然ジプシー・スウィングのギタリスト多し。
マイナースウィングやダークアイズも弾いたが、しれっといつもフラクタルで演奏している曲も弾く。


2007-06-28

本日はいよいよサモワへ。
が、その前にデフォンスで行われているジャズフェスティバルへゆく。

AVISHAI COHEN(Iは上に点々2つのI)が猛烈にいい。ウッドベースがバンドリーダーという珍しいジャズなのだが、このアヴィシャイ・コーエンがもうそれはそれは格好いい。
ピアニストも凄く上手かったが、「うーむジャズはなんだかみんな一緒に聞こえてのう・・・」というわたくしにもぐっとくる音楽で素晴らしい。

そしてRERでMELINへ向かう。
会場はサモワなのだが、その周辺のホテルがとれなかったので、ちょいと離れたMELUNに皆でホテルをとった。

Gare de Lyonから乗るのだが、わたくしもMELUN行きがどれかはっきり分らない、ので、インフォメーションのおねいさんに聞いてみる。
・・・MELUNの発音を聞き返された・・・。しかし、こんな時の為にと常にメモ帳とペンを持ち歩いているわたくし、ちゃきっと書いて見せる。
何か似たような地名があった様子。フランス語は発音難しいのう・・・うう。

なんとか無事にMELUNに着き、ホテルまでゆく。
現地でフラクタルのギター、フミくんやらブルードラッグの社長やらと合流。

この旅の目的とも言える「FESTIVAL DE JAZZ DJANGO REINHARDT」。
4日通し券で75ユーロ。

会場はセーヌ河沿いの広場で、大きいステージと客席が組んであり、屋台もたくさん出ている。

パエリア。


2007-06-27

本日から街中SOLDの文字。
年2回のバーゲン期間で、3〜4週間くらいある。

わたくしの泊まっているホテルの近くにはカタコンブがある。
住んでいる時は行った事がなかったし、どれどれ折角だから行ってみるかと並ぶ。
そう、並ぶのである。骨を見る為に。

受付で「学生(もしくは25歳以下)は安いから、身分証を出しなさい」と言われる。美術館などもそうだが、学生や若い人などは入場料が安い。
残念ながらわたくし一般成人であります、と7ユーロの入場料を払う。
カタコンブ・・・予備知識がないとただの骨の山。しかも件の骨まで辿り着くまで、人気のない暗い細い通路を歩く。空いていたので前後に人も全くおらず、不気味な事この上ない。

頭蓋骨にこれは大腿骨か、きれいに並べてあって、美しいと言えない事もないが、矢張り骨。
恐らくアメリカ人のツアーであろう集団にぶつかり、ガイドの人の説明を盗み聞きする。

その後、Gustave-Moreau美術館へ行く。
モロー美術館はデッサンが大量にある。日本語の解説書もあるので、絵と照らし合わせつつ、じっくり鑑賞。
モローの部屋などが再現されており、実に面白い。

3番線のBourseの「メルシャン」にて両替する。(オペラなどの観光地で両替すると割高なので注意)
1ユーロ167円ですって。ううむ。

ちなみにこの数日楽器はデフォンスのゲストハウスに置きっ放し。
まあ大丈夫だろうというホテルも、流石に貴重品(楽器)を放置する気にはなれないので預かってもらっていた。
今夜はゲストハウスのミシェル氏とワインを飲む約束をしていたので張り切って皆で飲んだくれる。
まあ主に飲んだくれていたのはわたくしとミシェル氏なのだが。

グラッパみたいなもの。


2007-06-26

ギュスターフ・モロー美術館に行こうかと思ったが、火曜日は休み。
この通りは「ラ・ロシュフコー」という名前。おおう、わたくしの好きな箴言集で有名なロシュフコーかしら。
ちなみに芥川龍之介の「侏儒の言葉」はこれを参考にしたと言われている。

トリニテ教会でぼんやりとする。
わたくし何の宗教でもないのだが、こう神社やら寺やら教会(これのみはヨーロッパに限るが)は静かで建造物も美しく、休むのに丁度いい。
特にヨーロッパの教会は、(観光地は除くが)人も少なく、薄暗くひんやりとパイプオルガンのバッハなどが流れていたりして素敵。
わたくしつくづくと雑踏は苦手なのだなあ。

サラダ。

本日はAちゃんとAちゃんの赤さんとBON MARCHEへゆく。
子供用品売り場で猫のパペットを買う。
これは今後ライブに使用予定。ムッシュー・ガジェットと命名。

デパート内のカフェでサラダを食べる。
インゲン、さやいんげん、チーズ、鶏に葡萄とすぐりのサラダ。
!!
フランスサラダなのに、野菜がしゃきしゃきで美味しい。

うさちゃん。

食料品売り場で今夜のご飯の材料を買う。
兎を料理したかったので、もも肉を3本購入。

トマト・セリーズ・ティグレラ。

黒トマトもあったので購入。日本もそうだが、珍しいトマト増えたなあ、前もあったっけ、とAちゃんに聞いたところ「最近増えたんだよ」との事。

Aちゃん宅へゆき、お料理開始。
兎は料理した事があったかどうか忘れてしまったのだが、肉の味を忘れてしまったので、ちょいと切って焼いて味見。
ふむふむ、淡白で肉がしっかりしている。ぱさつきや臭みやなし。

ここは簡素にオリーブオイル、塩、ローズマリー、プロバンスハーブ、白ワインでマリネしてオーブンで焼く事にする。

肉は旨いが、骨離れが悪いので隠し包丁を入れるとよかったかも。
あと、ベリーなどの野性味のある果物のソースが合うかもしれないと思う。

ところで昨日(昨日に限らないが)、雨の中を歩いたので、靴を履こうとしてそれが濡れているのに難儀した。
ど、ドライヤー・・・そんなものはパリのホテルにはない。冷蔵庫もない。いや、あるのかもしれないが、そんなものがついているホテルには泊まった事がない。

2003年の猛暑より、ヨーロッパ全体の湿度が上がったらしい。
そうだ、確か洗濯物など数時間で乾いた記憶があるのに、なかなか乾かないので「あれ」と思っていた。


2007-06-25

毎日何をしているかというと、ひたすら歩いている。
ところで、昨日のピクニックでうっかり半袖で日光をたくさん浴びてしまったら、物凄い湿疹が腕中に出来てしまった。わたくしは吸血鬼の様に太陽浴びると具合が悪くなるのだが、それは紫外線アレルギーらしい。
灰にはならないが、難儀する。

本日はJちゃんに会いにメトロMAUBERT-MUTUALITEで降りる。
彼女の家は当時と変わっていなかったので、覚えてるかなあと思ったが風景と共に覚えていた。そうそう、坂を上るのだった。
約束の時間までちょっとあったので、付近を散歩する。

と、夕立が。
傘を持っていなかったので、あわてて人の家の軒先に飛び込み雨宿りする。
ううむ、寒い。寒いよ。

街行く人は薄手のロングコートなどを着ている。半袖では流石のわたくしも寒い。

約束の時間になったので、Jちゃんの家の窓(Jちゃんの家は1階)をこんこんする。ああこうやって「おーい」とやっていたなあ。
2人で近くのMY ROOMという日本の人がやっているお店へゆく。
ここは何処だ・・・パリだ・・・しかし青菜の胡麻和えなどをもふもふ食べる。

わたくしが留学していた時に居た人は大半が日本に永久帰国してしまっているが、まだパリに居る人の懐かしい話などを聞く。


2007-06-24

本日はAちゃんとピクニックへゆく。
ホテルの近くのモンスリー公園へ。
途中ちょいと雨が降ったりしたが、いい天気で気持ちがよい。

赤さんも一緒。

Aちゃんとお友達の学生さん2人、と赤さん。

赤さんとわたくし。

パリにはこういう公園が多い。
日曜は店が軒並み閉まっている事もあり、公園にはたくさんのくつろぐ人が。
・・・そう店が軒並み・・・あっ!忘れていた、そうだった。ああ〜、今日は夜はAちゃんの家でご飯つくろうと思っていたのに、お店が色々閉まっているではないかあ・・・。

仕方がないので、ダギエールDaguerre通りの日曜も開いている八百屋へゆく。

牛の心臓COEUR-DE-BOEUFという名のトマトと丸いズッキーニ。

何か分らず買ってみた。

groseilles maquereaux.グーズベリー。

トマト・セリーズ(チェリートマト)ティグルラ。

デキャンタに注ぐ。

白い鉛筆が付いていて、ワインの品種などを書く。可愛い。

野菜ばっかり。

Aちゃんが焼いた塩味ケーキと、トマトにニンニクを詰めズッキーニと焼く。白アスパラは皮を剥いて茹で、バターでソテー。後はきのこ(GIROLLEとPLEUROTTE)のスープ。

きのこのスープは、きのこと玉葱をバターで炒め、ブイヨンと生クリームを加え煮て、ミキサーにかける。
ちょいとブイヨンの量が少なかった為、スープというよりピュレの様になってしまったが、なかなか美味しい。ココットに注いでオリーブオイルとパセリを添える。


2007-06-23

昨日、Aちゃんと近所(アレージア。14区)のホテルを巡る。
パリよ・・・ホテル高いよ・・・。
「いつも大体日本からくる人にはこのホテルを勧めているのだけど」という手頃なホテルすら高い。
1人で寝に帰るだけなのに、60とか70ユーロは高い。
70ユーロ?当時のレートで平均1ユーロ167円、70×167、11690円?

これはどう?と、1ツ星のホテルを見てみる。
48ユーロ。しかしトイレなし。(同じ階に共同のが有り)。
これで充分です。

夜はクリニャンクールにて行われる「ミュゼットパーティー」に佐々木氏と滞在していたデフォンスのゲストハウスのミシェル氏と行く。
クリニャンクールはわたくし1度しか行った事がない。何故なら治安が悪いから(そして用もなかった)。そしてかつ観光地だから。
パリでも所謂観光地は苦手。
お店の人は傍若無人な観光客に辟易していて感じ悪いし、人も多いし、従って薄ら嫌な思いをする事が多い。

ちなみに、クリニャンクールは言う程治安は悪くない。
盗られて困るものを持っていなければ、何も怖くない。

わたくし「お金を持っていそうな日本人だあ」・・・とスリの類に狙われた事が殆どないという希有な日本人でありますので、皆様わたくしのファッションを参考にすると快適な「スリの射程内から外れる」ライフが送れると思います。

治安は、悪いと言えば世界全体悪い。場所というより、時と人によるというのが正直な感想。日本が格別良いだけである。

基本的にわたくしは1人行動が多い為、あまりにも治安の悪そうな所には行けない。まあ別に行ってもいいのだが。
以前、(フランス滞在時)演奏旅行で地方に行った時に、休憩時間に「わーい森だ〜何か珍しい昆虫はいないか〜」と散歩して帰ってきたら、先生に懇々と怒られた。「女の人が1人で人気のないところに行っちゃいけません、こういう時はおっきい犬か・・・ちっちゃいのはだめだよ、おっきいの、か、男の人と行きなさい」と、言われる。

おっきい犬を飼おう・・・いや、そうじゃないか。

クリニャンクールに着いた時点でやっていたバンドが好みではなかった為、一緒に居たミシェル氏と近くのカフェで一杯飲む。
彼は勿論フランス人なのであるが、フランスに着いた初日から彼とよく話した為にぐっとフランス語が戻ってきた。
しかし、彼に「君はもっとたくさんフランス語を勉強した方がいいよ。そうしたら、もっと深い話が出来て、もっと面白いと思うよ」と言われる。
本当にそう思います。

一杯飲んで会場に戻ると、所謂シャンソンをやっていた。
クラシックなシャンソンを聞く機会は、実はパリでは少ない。とても素敵だと思うのに。

その後も、次のバンドが「ベルヴィルランデヴー」の曲をやっていたりして、もうそれはそれは楽しく過ごす。
ここがベルヴィルの近くだけに。観客も知っていたらしく、いやっほうと皆で喜ぶ。
日本でも上映されたこの映画、フランスのアニメなのだが、音楽が素晴らしい。
原題は「LES TRIPLETTES DE BELLVILLE(ベルヴィルの三つ子)」。

このイベントの待ち合わせに行く前に、メトロBELLEVILLEに降りた。
何故かというと、フォーが食べたった為。

フォーというのは米の麺のベトナム風ラーメンの様なものであるのだが、まあきっとわたくしが知らないだけであろうが、日本でパリにある美味しい店の様な「フォー」をお目にかかった事がない。
日本でも何度か食べたが、もう見た目からして違うけれど、味が違う。

とは言ってもわたくしのお気に入りのお店がどれかは忘れてしまった、しかし同じ通りを歩いてみる。
ああ、覚えているものだなあ、景色やらなにやら。

そして、フォーを頼む。
生のモヤシ、バジル、ミント、レモングラス、そしてレモンと甘いテイメンジャンのようなソース、唐辛子が別添え。
給仕仕立ては肉も生、熱く旨いスープ。
生煮えの牛肉に肉団子に、それにミントやらバジルやらパクチーやらの香草が合う。途中、ソースを足したり、レモンを絞ったり、香草もたっぷりと加えつつ、食べる。
スープが旨い。

学生の時、よく食べたなあ。
「ステーキタルタル(生肉のタルタル。これはカフェご飯)」と共に、疲れるとなんとなく食べたくなるご飯の1つであった。


2007-06-22

本日は、わたくしが帰国してから唯一(これでも)まめに連絡を取っていた友人Aちゃんに会う。
Aちゃんー!!お久しぶり、子供祝いも送らずにごめん!でも毎日のようにあなたの事を考えていたわ。

わたくしがフランス在住時より随分ぷっくらしたのとは違い、Aちゃんは相変わらず。

思えば10年前、夏期講習で出会ったわたくし達。わたしはそれまで女性ソプラノにはまるで興味がなかった(というよりクラシックの声楽自体に興味がなかった)のに、「これはいいなあ・・・ううむ友達になりたい」と思わせる歌声。
今でも彼女以上に心を揺らすオペラ歌手には出会っていない。

Aちゃんの家の近所のスターバックスに行ってお茶をして、Aちゃんの家で旦那さんと子供に会う。


2007-06-21

本日はFETE DE LA MUSIQUE。
一応アコーディオン佐々木氏と楽器を持って街に出てみる。練習だ、とデフォンスの広場で弾く。人が・・・会社員しかいない・・・いや、練習だからいいのだが。
4年パリに住んでいたとはいえ、わたくしこの手のイベントに参加した事はほとんどない。人ごみがとても苦手なのもあり、加えてフランス人の友達がこの祭りの何かのイベントに行ったところ、友人共々悪い子に身ぐるみ剥がされたという話がトラウマになっており、危うきに近寄らないわたくしは、全く近寄らなかった為。
どうやら夜から祭りは始まる様子。
そうよね、今日平日だもの・・・。

パリにも出てみるが、所々でそれらしきものはやっているものの、「?」。なんだかこう若者祭りの趣。
これは祭りがどうこうというより、事前にそういう場所を知っていないとあまり意味がない事が判明。

お世話になっているゲストハウスのミシェル氏がお手伝いしているというシャンゼリゼ通りの近くで開催されているArts du Mondeにも行ってみる。
数曲佐々木氏と演奏。
途中、フランス人のおじさんに「××演奏できる?」と聞かれ、何度も聞き返すわたくし。
なんだ・・・なんなんだ・・・まるでもって聞き取れない・・・。
仕方がないので書いてもらう。
あ、チャールダーシュね。フランス語だと発音全く違う。

わたくしが学生時一番驚いた発音の違いは「バッハ」がフランス語では「バック」。
留学前の講習会時、先生に「次はバックのソナタもってらっしゃい」と言われ「バック?知りません」と答えてしまい「そんな訳ないでしょう〜、これよこれ」とBACHの楽譜を出されたものだった。

夕方、もう一度ひとりでパリに出る。
最後に住んでいた17区、BROCHANTへ向かう。わたくしは47,RUE BROCHANTに住んでいたのだが、その時となりにクレープ屋さんがあった。
実はこの地区、ちょいと外れると薄ら治安が悪いのだが、家は地下鉄の出口から5秒、正面は遅くまでやっているカフェがあり、隣は顔見知りのクレープ屋さん、という訳で割と安心して住んでいた。
特にこのクレープ屋さんは、とても優しいおじいさんがやっており、毎日のようにご飯代わりの「卵とハムのクレープ」やら「チーズとハムのクレープ」やら「ラム酒のクレープ」を食べていた。
ラム酒のクレープは、鉄板の上でクレープに砂糖とラム酒を振りかけ、火をつけてアルコールを飛ばす。香りがよくって大好きだった。

あのおじいさん、まだいるかなあ・・・と行ってみる。

・・・。

おじいさん・・・いない・・・。
クレープ屋さんもなくなってる・・・。

住んでいた時から6年も経ったのだもの、既におじいさんだったし、きっともう引退して、悠々自適な老後を楽しく送っているのだろう。
(・・・と、後日わたくしがしんみり言ったところ、Aちゃんに「生きてるのかなあ」と朗らかに言い放たれ倒れそうになるわたくし)

そして近所のスーパーへゆく。
フランスのスーパーは独特の匂いがあるのだが、あれは一体何の匂いなのだろう。嗅覚は記憶に明確ではないものの深くつながっており、それで何かを思い出すという事がよくある。ただし、明確ではない為それが一体何だったのかというのはわからない事も多いのだが。

トマト美味しそう。
そうそう、こうやって、袋に入れて、自分で量りに乗せてぴっとその野菜のボタンを押して、出てくるシールを貼るのだ。

トマト。


2007-06-20

(ここから7月4日までの日記は、帰国後まとめて書いております。滞在中の覚え書きを参考にしておりますが、細かな記憶の錯誤はご容赦くださいませ。加えてわたくしのパソコンでは現在フランス語のアクサンなどは上手く表示できないので省いております。

飛行機に11時間ちょっと揺られ、CDG空港へ到着。
心配した「飛行機の中で暇で暇でどうしょう」も、映画を何本も観て何とか乗り切る。「それでも僕はやっていない」が面白かった。
取り敢えず成田で円をユーロに換金したら、1ユーロ=171円で大いに怯える。

ゆ、ユーロってこんなに高かったのか、がんばれにっぽん・・・。

さてこれから(わたくしは)3日お世話になるデフォンスの宿へアコーディオン佐々木氏と向かう。
PORTE MAILLOT行きのバス。13ユーロ。
電話しなくっちゃとテレフォンカードを買う。7ユーロ。公衆電話なんて久しぶりに使うわ。

地下鉄に乗り変え、着いたのは1番線の終点からいっこ手前のESPLANADE DE LA DEFENSE。
ちなみにお世話になったのはここ。→パリの我が家


2007-06-19

きのこトランク。

今日たまたま近所で見つけたので購入、これがわたくしの可愛いトランク。可愛いが空港で預け荷物にする事にしたのできっと係員に無下に扱われてぼろぼろになるに違いない・・・。
ので、きれいな姿の内に写真を撮ってみた。

わたくしの主義としては、預け荷物にする程物が多くなるのは嫌なのだが、今回ばかりは観念する。ああ飛行機乗る時に荷物預けるなんて10数年振りだ。
しかしこのトランク、お店のお姉さんもおっしゃってたが、「縦に自立しない」。トランクの形をしてはいるが、すべて布なので、手を離すと「へにゃあ」と倒れてしまう。
横にも一応持ち手が付いているので横に置けばいいだけの事であるが。
でもとても軽いのですのよ。

夜中に荷造り完了。
そして今頃気がついたが、飛行機の時間が11時25分。という事は、成田へ普通に向かってしまうと大荷物で通勤ラッシュに突っ込む羽目になる。
ああ〜、無駄に早く家を出なくてはならない〜。


2007-06-18

本日は主に買い物。
パリの友人へのお土産などを物色・・・の筈が、何故か自分用の彫刻刀やら布用クレヨンなどを買ってしまう。

トランクなども買おうと思ったのだが、気に入ったものが見つからず。いや、何でもいいのですけどね、こう、必然的に重くなってしまう訳であるから、「あーこのトランク可愛いなあ」と常に思っていないと、荷物なぞ実に邪魔で仕様がない。


2007-06-17

昨日の答えは・・・「鯉」でした。

スプーンで中の実を削り取りながら食べる。

以前読んだレシピを思い出しつつ作ったのだが、食べ終わってから詳しい作り方を色々調べてみた。
こう「冬瓜に塩を擦込んで下蒸しする」やら材料はあれやらこれやらと、色々ある。
そしてカッターは彫りにくいのでちっちゃな三角刀があるといいなあ・・・と、わたくし飾り彫りに夢中。


2007-06-16

・・・アレ?

小さめの冬瓜が丸ごと売っていたので「あっ、そうだ、前からやってみたかった冬瓜の蒸し物にしよう」と購入。

半分に切って中をくり抜き、下ろし生姜を加えて調味した鶏挽肉を詰めて蒸すというもの。

そうだそうだ、ついでに飾り彫りなるものでもやってみるかと挑戦。
下書きもなしに勢い良くカッターとピーラーで彫ってみる。

・・・己の画力に昏倒するわたくし。
なんだこりゃ。

さてみなさんクイズです。
わたくしは何を彫ろうとしたでしょうか。

答えは明日。

無駄に拡大してみる。


2007-06-15

なんだか毎年梅雨入りが発表されたとたんにいい天気になるのは気のせいであろうか。

ここ数日正に日常に忙殺。忙殺・・・なんて恐ろしい単語だ・・・。
気分だけでも余裕をと、夕焼けやらトマトの写真など撮ってみた。

我が家の玄関より。

駅前のスーパーで発見、黒トマト。


件のパリ行きは来週なのだが、わたくし今頃パスポートを取ってきた。
遅い、遅いよ。

受付にてお姉さんに、書類とわたくしをじっと見つつ「お名前を言ってください」と言われる。
えっ、名前先ほどあなた呼んだじゃない・・・と不思議に思うも、本人確認の為かと気付いてはっとする。しかもわたくし帽子を被っており「帽子上げて顔見せていただけます?」と言われ薄く動揺する。
何も悪い事してないのに、無駄な動揺。
いやはや 、わたくしほんとに悪い事できないのう・・・いや、するつもりは毛頭ないが。

ところでわたくし久しぶりにパスポートを取ったのだが、最近のパスポートはICチップが内蔵されているのを今日初めて知った。
おおー。
いつからICチップ内蔵になったのだ?と調べてみたら、 2006年3月20日よりらしい。
ほほー。


2007-06-09

本日は高円寺は彦六のイベントにフラクタルで出演。
いやあ、いつもの彦六ライブとまるで違う。同じ場所、同じ人なのにこうも違うのかと驚く。
折角呼んでいただいたのでゆっくりしていきたかったが、御挨拶もそこそこに失礼する事にする。
オーナー様お疲れさまでした、あといらしたお客様もお疲れ様よりもっともっと、有り難うございました。
酸素薄かったですね。
バンドのメンバーも勿論有り難う。(ぺこぺこ)

ところで本日は朝から夜まで「ひとつひとつは大した事ないけれども」・・・という疲労要因が冗談の様に重なり、ここ数ヶ月ないくらいの疲労困憊。
ああ血液が液体ではなくて鉛の様だ。
身体だけ疲れるのは割とすがすがしいのだが、こころが疲れるのはあまりすがすがしくない。

ぐずり気味で(←心は幼児)帰宅し、毎日乗っている体脂肪計付体重計になんとなく乗ってみる。

・・・!

にやりとした後、アレ?、と首を傾げる。
一日で体脂肪ってこんなに減っていいものなのだろうか。いや、いいが。

明日の朝もまた計ってみよう。

・・・と書いておいて、この先数日わたくしがこの話題に触れなかったら、カジカは幻覚でも見たのだと思っていただきたい


2007-06-07

本日はフラクタルのリハ。
9日の高円寺は彦六のイベント用。
メンバーに紫蘇ジュースを見せびらかす。(そして無理矢理飲ませる)

ところでわたくし最近己のぷっくり具合に嫌気が刺してきた。
出来ればパリに行く前にちょっとはすっきりしたい。何故ならパリ在住の友人達に確実に「太った」と思われる故。
しかしなかなか痩せない。何故だろうと考えてみた。

自分でもむくむくしてるなあと思うのだが、それよりも人に「太ってる」と言われる。なんだこの肉はと罵られる。
もしかして、あれだ、慣性の法則みたいなものか。
ちょびっと痩せても「でも太ってるし」と思ってそこに戻ってしまうのでは。

MIXIのトップの絵も肉饅頭の着ぐるみの絵(下図)。
こんなもの掲げているからいけないのではないか。違う絵描こう。

そして呪文の様に「太ってる」とわたくしに言う人達にその類の発言を禁止してみよう。
なのでわたくしの友人知人達よ、これから実験に入るのでわたくしへのその類の発言は禁じます。

←これ。どーん!!

・・・。

まあまずこの人の所為にする性癖をどうにかせねばなるまいまい。


2007-06-06

昨日、筍と鶏の煮物を作ろうと思って、鶏肉屋さんに行った。

よく行くスーパへの通り道なのだが(ちなみに東高円寺のオオゼキ近くの焼き鳥も売っているちっちゃい店)、営業時間が短い為、なかなかそこで買えない。どうしても22時まで開いているスーパーを使ってしまう。

しかし何が違うのかよくわからないが、ここの鶏肉は旨い。昨日は無事そこの鶏肉屋で鶏肉を購入。
もう棚には肉が少なくなっており、「手羽肉」と書いてあるものが残っていた。

手羽肉・・・何処の部位?
手羽先・・・とは明らかに形が違うけれど・・・と首を傾げ乍ら帰宅。

鍋に湯を湧かして、一口大に切った肉を投入。すぐ笊にあける。
煮物をする時この湯通しをすると、煮物がきれいに仕上がる。

後は出汁に鶏肉と筍(水煮)を入れ、酒味醂醤油を加えつつ落とし蓋をして煮つつ、味を調整しつつ・・・と、鍋を見つめる。
この肉は何処の部位なのだろう・・・。

見つめつつ、鍋の様子を見守り、煮え行く肉を眺めている内にあっと思った。
これはもしや・・・味見。

胸肉だ。胸肉じゃないかあ。ああぐつぐつ煮ちゃった、ぱさぱさになっちゃう・・・。
後で調べたら「手羽肉」は胸肉の別称であった。だき肉とも言うらしい。
知らなかった・・・。
まあ汁が吸い物並みに多い煮物であったし、それはそれで美味しかったから良いのだが。
でも出来れば腿肉みたいなのがよかった。
今度は腿肉で作ろう。


2007-06-05

最近ネットにて「ニコニコ動画」なるものを見学している。
YOUTUBEと似たようなものなのだが、本日「あ、そうだそうだ、以前YOUTUBEに流れていたトラットリオ(ベースはお休みだったので実質デュオ)の動画がきっと(誰かに)無許可で(まあ、構いませんけどね)流れているだろう」と探してみたら案の定発見。
「秋葉原でスペランカーなど演奏」となっておる。へへえ。

そしてそれはここです
(ニコニコ動画はどうやらIDを取らないと見られないようになっているらしいのだが、簡単なので気が向いた方はどうぞ)

YOUTUBEと違うのは、その動画自体にコメントなどを好き勝手に書き込む事ができる、こう野次実況中継の趣。

そしてちょっと見るのに躊躇した。

悪口いっぱい書かれていたらどうしよう・・・あんまり責めないで、褒めて伸びる性質なのです、怒らないで・・・。
と心心配配だったのだが、杞憂であった。
みんないい人だ、きっといい事あります。

ところで本日は昼過ぎにパスポートを申請しに都庁へ行った。
書類を書こうとして、はっと筆が止まる。

今・・・平成何年ですか・・・。

わからない・・・いつも此の手の書類を書く度に人に聞いているのでいい加減自分に嫌気が差す。
家に帰って思い出したが「西暦に干支の12年、ひとまわり足すと下2桁が平成よ」と以前友人に教えてもらったのだった。
これは覚えやすい、しかもここに書いたのだからもう流石に覚えただろう、わたしよ。

それにしてもパスポート取るのって簡単なのだなあ・・・と、久しぶりに「自国」に住む「自国人」なのだという事を思うわたくし。


2007-06-04

本日はご近所Hちゃんとタイ料理を食べにゆく。
先月作った「トムカーガイ」を頼んでみる。
おおーお店で食べるのは(たぶん)初めてだ、さてわたくしのトムカーガイは果たして正しかったのであろうか・・・とどきどきする。
大方合っていた。よかった。ただそのお店は「辛いオイル」が加えられていたのでちょっと辛かったが。

そしてHちゃんに彼女の実家から送られてきた梅と赤紫蘇を頂く。

帰宅してすぐ作業は迅速に、と、梅を洗いなりくち(へた)を竹串で取り、ひとつひとつ拭き上げて瓶に入れ、蜂蜜を注ぐ。

先日丁度大量の蜂蜜を頂いたので(なんだか食べ物貰ってばっかりだのう・・・)丁度良かった。
紫蘇は洗って葉を煮出す。
赤い葉っぱの色が抜けて緑色になる。そして液体は黒い。が、クエン酸を加えるとぱっと実に鮮やかな赤紫色になる。

明日やろうかとも思ったが、こういうのは鮮度が刻々と落ちるものだ、と眠い目擦って作業する。

しかし、梅と紫蘇のえも言われぬ香気はこの季節だけのものだ。
と、にやにやしながら作業する。
紫蘇ジュースはすぐ飲めるので味見してみた。
まあ〜、なんて爽やかな飲み物なのかしら。

2007-06-03

先日友人と「高校の文化祭」について話をしていた。

彼は男子校だったのだが、文化祭だけは、普段野郎共ばかりのむさ苦しいところに可憐な女子がやってくるという事で、皆全体的に浮かれ狂っていたらしい。
それは邪念に満ち満ちていたという事?と聞くと、そりゃもう当たり前ではないか、男子高校生なのよ、と言われる。
総勢ちょいと気がふれていたと言っても過言ではないね、と遠い目。
成る程。

そんな話をしたので、昨日わたくしのヴァイオリンの生徒(中高一貫男子校)に、「君の学校は文化祭あるの?」と話をしてみた。
その学校は何でも元海軍の養成学校だったか何かで、進学校なのに全体的に体育会系。いや、体育会系というより軍隊っぽい。
先生も男ばっかりで恐ろしいらしい。

そんな学校に普段は来ない女子が蝶々の様に現れるのだから、さぞ皆浮かれるだろう、と聞いてみた。

先生、そりゃもう。
文化祭は9月なのにもう「如何に女子高校生に教室に入ってもらうか」というのを皆で話し合っているらしい。

おお〜いいねいいね〜邪念に満ちてるね〜。

でも先生、僕の部活は理科学部だから、実験発表とかで、おじさんとおばさんと子供しか入ってこないんだ、と寂しそう。
あっ、でもクラスでは違うのをやるんだよ、女子高校生を教室に呼ぶ為に、と言うので何をやるのと聞いてみた。


「パターゴルフ」


・・・・・・。


生徒よ・・・それは・・・女子高校生は来ないのではないか・・・?


2007-06-01

本日は珍しく化粧のお話。

わたくしの睫毛は恐ろしく下を向いている。
ビューラーで上げても上げてもすぐに「しゅーん」と下がってしまう。実に厄介だ、しかしビューラーは嫌い。(←面倒だから)
このままではマスカラ塗れない。塗っても目の下についたり視界が遮られたりと鬱陶しい。

なので、たまに「睫毛パーマ」をかけにゆく。これはいい。ビューラーいらず。化粧時間・・・といってもわたくしの場合普段はないに等しいが・・・が大幅に短縮できる。
ただ、目周辺という微妙な位置故、これが上手くない人にあたったりすると、拷問の趣。

わたくしはここ数年ずっと同じサロンに行っている。が、その中でも矢張り上手い下手がある。
ある時、とても上手な人にあたり、これはいいと感心した。不快感は殆どない、手早いのでいじられている時間が短い。

本日は落語をipodに入れておいたので、落語を聞き乍ら睫毛をくるんとしてもらう。
仰向けに寝ているのでついそのままうとうととしてしまうが。

ちなみに演目は古今亭志ん生の「猫の皿」。