終戦後、人々は賑わいを忘れ、崩された町の復興に疲れ果てておりました。
その様な中、荒んだ日本の人々の心を明るく晴らすには、鳥越の夜祭りの復活
しかないと、町の方々の意見も一致して、お祭りによる明日への希望を氏子全員
で確信すべく、瓦礫・残土の積まれた町並みの中、渡御が行われました。
当社の祭礼は、このような復活を成し遂げ、人々の心を潤すこととなりました。
今回、東北地方太平洋沖大震災に当たりましては、お亡くなりになった方々の
ご冥福をお祈り申し上げますと共に、行方不明の方々、被災に遭われた方々にお
見舞いを申し上げ、一日も早くの復興と、皆様方の健康を御按じ申し上げるしだ
いであります。
戦後の復興より、数々の事故災害等の難題も在りましたが、この大震災は、
第二の国難とも云うべき出来事であり、先に述べました願いを込めまして、
「震災復興祈願」を念じ、今年平成二十三年度鳥越神社大祭を齋行いたす所存で
あります。
実施に当たる姿勢といたしましては、時勢粛々と鑑みて、大祭式にて御祭神の
御神徳を御称え申し上げますと共に、国家安寧、氏子の各家々の安泰、被災地の
方々の御健勝、早期震災の復興をお祈りいたし、鳥越大神の御分霊の御神幸によ
り、氏子地域の平穏安穏、災悪退散、早期震災復興の為、御稜威を賜る事にあり
ます。
古来より、日本の国民が神々に捧げもった精神が、忘れられることなく次世代
への伝承を強く願い、大祭のあり方をお示し致すものであります。
平成二十三年五月
鳥越神社 宮司 鏑 木 啓 麿
鳥越神社 氏子敬神会 総代一同
鳥越神社氏子拾八ヶ町睦会総代一同