ボタニカルアート入門記(9)
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バラ
あらかじめ花材の用意をしていなかったので、ボタニカルアートの教室に行く前に花屋によった。 何を描こうか決めていなかったので、さんざん迷った挙句、バラの花を3本買った。
バラは1年前にも、何度も花を買ってきて描いたのだが、成功しなかった。 バラは美しい花だし、それを完全に表現するのは難しいかもしれないけれど、見た目ちょっと綺麗に描くのはそれほど難しい花とは思わないのだけれど、・・・。
そんなこともあって、もう1度描いて見ようという・・・今ならどんなバラが描けるか?
カルチャーでバラを2本にして構図を考えていたら、先生が1本にしなさい・・・と言われた。 このバラを2本にして画用紙に入れようとすると、寸法的に構図が制限されてしまうので、結局1本のバラを描くことにした。
花を彩色していて、花びらが重なっている様子を色の濃淡で表現してゆくと、それなりに花が立体的に見えてきたので・・・当たり前だけど・・・今回はこの線で仕上げることにした。
でき上がったバラは、生きているバラというよりも、造花のようになってしまったけれど、・・・もう一工夫すれば生きたバラが描けるかな???
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カーネーション
バラの仕上げに結構時間をかけてしまったので、今回もカルチャーの日に花屋で「さて、今日は何を描こうか?」と、いうことになってしまった。
キクの花が今を盛りと咲いているけれど、・・・。 花屋さんのガラスのショウケースのなかにはカーネーションやスイートピーが一杯。 そういえば、戦前の(60数年前)子供の頃、美しい花として記憶しているのは、バラ、カーネーション、スイートピー、それに何故かコスモス。「そうだ! カーネーションを描いて見よう。」
花びらの数が多くてどう絡み合っているのか? ・・・描けるのか?・・・。
ちょっと心配だったが、時間もないのでカーネーションを買ってしまう。花のデッサンを何度か繰り返して、まあ、なんとかそれらしくなったところで妥協。
彩色は、バラで覚えた、花びらごとに濃淡をつけて描いてゆくと、何とかそれらしくなってきた。 カーネーションの小さな葉の反りかえりが、ちょっとしたアクセントになったように思う。
しかし、花びらはなんと微妙な色彩をしていることか! 光と影、半透明に透き通った花びらの微妙な濃淡! そんな微妙さが少しでも描けるようになったら!
そんな絵が生きているうちに僕に描けるようになるのか???
近頃、描く絵が大きくなってきたので、僕のA4のスキャナーには入りきれなくなってしまった。 これも一部切れてしまっている。 全体が入るようにデジカメで写してみたが、自然光で一様に光が当たらないので、きれいに仕上がらない。
(2001.12)
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