スパイの殿堂:KGB博物館


スパイ小説ファンなら誰でも興味のあるアノKGBの博物館に、私の友達が潜入 (?)してきました。 その潜入レポートです。(スベトラーナ)

 KGB博物館に見学に行ってきました。
KGBといえば冷戦時代のスパイ合戦で暗いイメージがあるので、恐いもの見た さででかけました。
ところが案内のおじさん(KGB職員)が、モスクワ一といっても良いくらい愛想の 良いおじさんで(お茶会に呼んでも面白そう)いきなりびっくりでした。

ロバートデニーロも役作りで見学に来たそうです。
歴代の優秀なスパイの紹介がありました。
 22ケ国語をあやつって各国の暗号表を解読した人や、ドイツ人将校になりすま しドイツから重要な情報を入手して功績をあげ、星に名前をつけてもらった人もい たそうです!
 又、英国のケンブリッジやオックスフォードで若者を親ソ派にする活動をして いた人もいました。

 又、アメリカ側で原爆制作のリーダーだった科学者は、ソ連側と通じていたそう です。
その科学者が英国で捕まった時は、ソ連で捕らえられた米国人スパイとドイツの 橋の上で交換されたと。
(昔ポールニューマンが科学者の役で、ソ連側から大事な物理方程式を手にいれ る映画を思い出しました。)

 又、各種盗聴器やミニカメラ、衛星を使った情報機器、変装用のびげなどが 陳列されていました。(2千点くらい)

 以前はKGBの家族でさえ入れなかったのに、1984年アンドロポフが議長 だったときにオープンされたそうです。
 海外のスペシャルエイジェントも見学に来るそうです。お互いにここまでは 見せても平気という許容量が広がったのでしょうか。
 最先端技術はご紹介できませんが、とおじさんはいっていましたが、例えば CDに特別な効果を施して、ウオークマンで普通の音楽をかけながら大使館の そばを通るだけで、必要な情報が相手に伝わるようなシステムもあるそうです。 (やっぱり情報戦なのですね)

 それにしても、例えば戦時中に英国やドイツやアメリカや日本にもソ連シンパは たくさんいました。
そういう人の報酬は何だったかのというと、無報酬だったそうです。つまりお金の ためでなく、イデオロギーの為に皆命をかけていたと。おじさんも、今だとお金で しょうね、と笑っていました。
 おじさんは「私は愛国主義者です」とはっきりいっていました。今は、愛想良く博 物館のパンフレットを売る事も国の為に必要な事なのでしょう。

 各国と連携して世界的な麻薬売買を摘発したりしていますというような話もあり、 なんだかこれだけ聞いていると明るくみんなのためのKGBみたい。

 でもびっくりしたことは、最近捕まるスパイの数がとても多いということです。 冷戦中、5年間に22人だったのに、去年だけでも13人も捕まったとか。 今現在も、諜報活動は盛んなんですね。ぞぞー。

(アンジェリカ)
('99.03)


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