Mikiのアメリカ便りアメリカの授業風景
アメリカに留学したことのある人など珍しくない昨今ですが、実際の授業風景まではなかなか知る機会がないかもしれません。ということで、今回は少しそれをお届けします。
1月になり、冬の学期が始まりました。私の学校では、クオーター制といって、一年を4学期にに分けています。9月から12月までが秋学期で、1月から3月までが冬学期、4月から6月が春学期で、7月から9月は一応は休みですが、夏の学期というか、いわゆる夏季講習のようなものあります。
基本的にはすべてのクラス(授業)はその1クオーターで完結します。毎学期の始めに自分の取りたいクラスの登録をして、授業料を払います。9月が一番新入生が多いですが、春学期からや、冬から始める人もいます。
アメリカの学生は真剣に勉強するとよくいわれますが、勉強そのものに対する態度より以前に、この制度が関係していると思います。というのも、そのクラスの単位数に応じて、授業料を払うので、落ちたらそのクラスを繰り返すことになり、そうすれば結局費用が2倍かかってしまうことになるという、大変わかりやすいしくみになっているからです。
そして、数ヶ月でカリキュラムを終えるため、内容も詰まったものになり、テストも定期的にあったりするため、 まったく勉強しないで、半年に一回テストにきて、という日本の(全部とはいいませんが)大学のようにはいきません。
また、第一回目の授業には教師が、授業の内容と評価の仕方をはっきり提示しますから、それに応じて学生も勉強しなければなりません。
その代わり、最後の授業のときには、学生が教師の評価をする機会があります。アンケート用紙のようなものがあって、匿名ですが、はっきりとその授業の質と教師について、評価をくだします。それがどのくらい反映されるのかは、私にはまだわかりませんが、少なくともそういう制度はきっちりしています。
クラスはその内容によってまったく違うでしょうが、日本と違って驚いたのは、学生が遅れて来ても堂々と(それも前のドアから)入ってくる、机に足をのせて聞く、ものを食べながら聞く(ガムとかなんてかわいいもの?ではなく、軽食くらいまで)なんていうのが、ごく普通のことなのです。
一度、いわゆる「ペロペロキャンデー」を食べながら、遅れて前のドアからある学生が入ってきたときには、私はぎょっとしましたが、教師はにこやかに「ようこそ」といわんばかりに迎え入れいれていて、それに対してまた私がギョッとしました。
つまらない授業のときに居眠りをしたり、テスト前に内職をしたりする学生がいないとはいえませんが、比較的に少なく、おしゃべりをしたりというものあまりありません。授業中の発言は活発ですから、そういう意味ではまじめな授業態度にほかなりません。
教師は茶目っ気たっぷりな人が多く、ハロウィーンやクリスマスのときには、そのアクセサリーやコスチュームをつけていました。コスチュームといえば、クリスマス前には、普通の人はもちろん、バスの運転手やスーパーの店員もサンタの帽子をかぶって、クリスマス気分を演出していました。が、トナカイの角の形をした帽子をかぶっていた人の頭だけが見えたときには、これもまたギョッとさせられました。
さて、今学期は正午から始まる授業があり、「ランチ持ち込み大歓迎」との教師の言葉ですが、さて、みな何をもちこんでくるか、ちょっと楽しみです。
(2001.01)
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