SACHIの

ロシアおみやげ物事情


1997年9月に、モスクワ&サンクトペテルブルクのツアーに参加して、7泊8日の旅をしました。途中、モスクワに住んでいる友人宅を訪ねることもできました。
旅の思い出はいろいろありますが、今回は、限られたツアーのスケジュールの中で特にエネルギーを費やした「おみやげ物の買い方」についてレポートします。
ちなみにロシアでは、クレジットカードは使えません。 買いものは、ルーブルかドルのキャッシュのみです。

いったいどんな物を売っているの?
行く前は、マトリョーシカくらいしか知らなかったのですが、行ってみて、ロシアみやげの手作りの素朴な美しさにすっかりはまってしまったのでした。

木製の工芸品
マトリョーシカ・・・・・入れ子になったロシア版こけしで、ロシアの女の子が描いてあるのが定番
ホフロマ塗り・・・・・・黒地や赤地の上に模様が描いてある家具や食器
黒漆に細密画を施した小箱(名前があるらしいが忘れた)
木の皮を彫って張り合せた小箱
楽器(バラライカ、琴など)
オーナメント(小さなぶらさげる飾り)
板に昔の庶民の生活を描いたもの
など

木製品以外
青い彩色を施したグジェリなどの陶器
美しく刺繍されたリネン製品(テーブルクロス等)
レース編み・・・・・・・おばさん達が、自分の作品を、道端で手に持って売ってたりします。
民族衣装
ウールのスカーフ(教会では女性は皆かぶるのです)

絵画・・・・・・油絵、水彩画、版画、白樺の皮に型押ししたイコン(絵画に関しては、モスクワよりサンクトペテルブルクのほうが、たくさん売られていました。 風景が美しいのと、芸術家が多く住んでいるからではないでしょうか。)
アクセサリー(主に琥珀を使ったもの)
人形
など

その他、人々が手に持って売りにくるもの
Tシャツ・・・・・・・・クレムリンTシャツ、ロシアにはないはずのハードロックカフェTシャツなど
バッジのいっぱいついた帽子、毛皮の帽子
切手帳
など

道端にマトリョーシカを並べて売るのです。
ねぎったらまけてくれる?
値段は、ちゃんとした店以外は、あってないようなもので、日本人と見ると、ふっかけてくるきらいがあります。
屋台の場合、まず言われた値段の半額まではねぎれるようです。(たとえば10ドルから7ドルにねぎったとして、10ドル札を出せば必ずお釣はくれます、ご心配なく)。
交渉してみたけど納得できない場合、立ち去りかけてみましょう。 その背中に「いくらなら買いますか」と問いかけてくるはずです(まあ、何処の国も同じですけどね)。
実際、「いくらなら買いますか」という日本語の言い方を、屋台のお兄ちゃんに教えてあげたくらいです。
数多く買うと、まけてくれます。 小物みやげで数が必要な場合は、交渉次第でバッチリまけてくれると思います。

どんなお店があるの?
(1)ツアーで連れて行かれるみやげ物屋
ドルでもルーブルでもOK。 マトリョーシカなども種類は多かったが、概して値段は高め。ねぎればまけてくれるが、屋台ほどではない。

(2)ホテルのみやげ物屋
ツアーで泊まったモスクワやサンクトペテルブルグのホテルには、数店舗ずつあり、可愛いものがいろいろあった。 値段もリーズナブルだったように思う。 行っていないのでわからないけど、高級ホテルには、それなりの高級な品々があるのでしょう。

(3)美術館のミュージアムショップ
なにぶんツアーなので時間がなくて、残念ながらエルミタージュ美術館のショップには行けなかった。 ユスポフ宮殿、ピョートル大帝の宮殿、クレムリンの武器庫などには、素敵なショップがあり、みやげ物屋では見られないおしゃれなものがあった。

(4)デパートのみやげ物(工芸品)コーナー
ロシアのデパート
あまり変わったものはないが、一通りそろっている。 値段も、ツアー客向けみやげ物屋より安い。陶器などの種類も多かった。
買い方がロシア方式なので、少々面倒くさい(カウンターで明細を書いてもらい、それを持ってレジでお金を払い、再びカウンターでレシートと交換で、品物をもらう)。
(5)みやげ物(工芸品)専門店
マトリョーシカ、木製品、陶芸品などの店、リネン製品の店、アンティークの店など。 支払いはロシア方式でルーブルのみ。 法律ではルーブル以外の取り引きは禁じられているそうだから、まともなお店は、ルーブルしか使えないそうだ。

(6)屋台
マトリョーシカを売っている屋台
マトリョーシカの店が多い。 値段は高めだが、ちょっとしたみやげになりそうな小物が、数多くある。
どの店も似たようなものを売っているが、手作りなので微妙に違うし、品揃えも少しずつちがうので、気に入ったものがあったら、一期一会だと思ってその時買うのがいいでしょう。
普通のお店では売っていない、すごい数の入れ子のマトリョーシカを売っていたりするので、面白い。 そういうマトリョーシカは値段もそれなりだが、交渉次第で安くなるところが屋台の良いところ。
(7)空港のみやげ物屋
キャビア、酒、マトリョーシカ、グジェリ、その他いろいろ売ってますが、とにかく高いです。ウオッカなどロシアならではのお酒は全く売っていません。 酒は外国品ばかりでした。
ロシア製ワインは少しだけあったけど、すごく高かった。 マトリョーシカは、あまり見かけない面白いものもありました。 でも空港で買うのは最後の手段にしたほうがよさそうです。
キャビアについては後述します。

どうやって買うの?
屋台や、観光客しか行かない店では、品物を手にとって、そのままお金を払って買える(日本では当たり前ですが)のが便利です。
ロシアの一般的システムでは、品物はウインドウに陳列してあって、客は店員に買うものをしめして、明細書をもらい、レジコーナーへ行ってお金を払いレシートをもらって、それを見せて品物をもらうという方法で、買い物をするからです。
ロシアの店では陳列品を、そのまま売ります。品物を、店の人に出してもらって、よーくチェックして、気に入れば買うし、気に入らなかったら戻し、また別のを見せてもらう。
個人で自由に手にとって見れないので、面倒くさいけど、ロシアの人は慣れているので、しつこく見せてもらってもOKのようです。
私の友達は、マトリョーシカを、一個一個開けて、チェックしてました。

マトリョーシカは面白い!
ロシアみやげ=マトリョーシカと言えるくらい、入れ子になったこけし人形は有名です。(若い世代の人が意外に知らないので、ひと時代前に流行ったおみやげといえるかな)
ロシアのおみやげ屋さんの努力により、マトリョーシカ以外にもいろいろあるのですが、やはり種類の多さと可愛らしさではダントツだと思います。
置物の普通のマトリョーシカ以外にも、駒がマトリョーシカになっているチェス、ピアスになっているもの、Xマスのオーナメントになってるものなど、様々な発展形が見られました。
マトリョーシカは、本来ロシアの女の子が描いてある人形ですが、近年、いろんなものが、描かれています。
ざっと分類すると、下図のようになります。

ロシアの女性像____クラシック(ペンギンの様な流線形)
__________________________________________日本の家庭にもよくあるタイプ
_______________________________ 現代型(ずんぐりむっくり雪だるま型)
__________________________________________ちびまるこ素朴型
__________________________________________金彩きらきら美女型
その他人物像_______________政治家
_________________________________文化人
_________________________________ディズニーキャラクター など
___________________________________________(ペンギン、雪だるま型の両方あり)
アートオブジェ風___________(ドーム型もあり)

思うに、雪だるま型というのは、ずんぐりしている方が小さくても入れ子の数を増やせるので、出現してきたのではないでしょうか。

友達が買ったマトちゃん達。 後ろは絵です。
キャビアを買うのはたいへん!
ロシアは、キャビアの持ち出しを制限していて、空港の売店でしか買えないことになっています。
ところが、ホテルのレストランで食事をしていたら、ボーイさんがひそかにお盆にのせて、売りにきました。瓶詰めと缶詰があり、現地ガイドが「ここが一番安い」と言うのでつい瓶詰めを買ってしまったのでした。
それをスーツケースに入れて持ち運んでいたら、ある日ビンのふたがパカッと開いてしまい、しかたなく食べてみたら、とてもまずくて食べられたものではありませんでした。 恐らく偽物だったのでしょう。
添乗員さんは、「保証しませんよ!」と言っていたので、自業自得なのですが。
キャビアには等級もあるらしいし、あまり食べたことがないので、その場で試食できたとしても、キャビアの安物なのか、偽ものなのかを判別するのは難しかったでしょう。
キャビアがおいしくないのは、絶対おかしいですよね!
そこで、やはり空港で買うのが確実なのですが、なにしろ大きな容器入りしか売っていないので、たいへんです。 一度で食べるのはもったいないし、第一値段が高い(ひとビン90ドルくらいだったと思います)。
もっと小さいビン入のを売ってたら、もっと買う人が増えて売り上げ倍増なのにね!(ちlなみに私は意地でも買わなかった)

お酒はどこで買えばいいの?
ツアーで連れていってもらったお店には、お酒は売っていませんでした。
前述したように空港では、ロシアならではの酒は売っていません。ですから、ウオッカやグルジアのワインなどを、適正な価格で買うには、おみやげ物屋関係ではなく、街のスーパーなどで買うのがいいと思います。
最近はロシアでもスーパーマーケットが、大流行りだそうです。
あとは、街のそこここにあるキオスクでも売っているかもしれません。(ホントに何でも売っているので)

(左)これがロシアのスーパーだ!
(右)地下鉄の入り口にあるキオスク、これはお菓子専門ですね。

まとめ
以上、私の短い旅行経験の中で、気付いたことをまとめてみました。 旅行中に買った素朴な品々は、私の部屋を楽しく飾っています。 ロシアみやげって本当にいいものですね。

('98.03)


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