まず、養鶏場と言うと、誰もがあの「悪臭」と「鳥インフルエンザ」を連想して、近所に出来て欲しくない施設の筆頭に挙げられます。 昔の養鶏場は、臭かったが最近の養鶏場がどのようなものかを知っておく必要ががあります。
下記のサイトで、最新の養鶏場、ウインドレス鶏舎がどのようなモノかを見学してみましょう。
「たまご博物館」の「養鶏学コーナー」へ
悪臭が少なく鳥インフルエンザにも効果があると言われる「ウインドウレス鶏舎」を見学しましょう。「たまご博物館」の「ウインドウレス鶏舎」へ
さて、このように最新の養鶏施設を見せていただくと、臭いも少なく、外部と遮断されているので、安全だと錯覚してしまいそうです。
本当に安全なのでしょうか?
ネット上で、ちょっと調べてみましょう。
ありました、ありました。 有機八百屋 虹屋さんの「畑の便り」からの引用を紹介します。
『鳥インフルエンザ対策のもう一つの柱は、鶏舎のウインドレス(閉鎖)化です。開口部のある開放鶏舎は、 金網をつけて野鳥などの侵入は防ぎますが、外気を自由に出入りさせるタイプ。むろん気温に応じてシートなどで開口部を覆います ・開け閉めは人手やコンピュータ管理。ウインドレス鶏舎は、一面壁で吸気口と排気口をつけて換気します。 吸気口に換気扇で外気を押し込む型と換気扇を排気口につけて強制排出して換気、両方に換気扇の3タイプがあります。 どれも換気口には金網などを設置して外からのカラスや狸、イタチなどの侵入を防いでいます。 「□□卵の親鶏たちは外気と完全に遮断された無菌状態で完璧な空調設備で管理されたウインドレス鶏舎で飼育されています。」といった宣伝もありますが、 無菌化は無理です。金網や空調設備でウイルスの出入りをシャットアウトできるはずがありません。
中略
また、石岡市のウインドウレス型で12棟全部、美野里町のウインドレス型も9棟全部、小川町のウインドレス型も5棟全部で低病原性の流行が確認されています。これらの農場では、作業衣、長靴、器具等は、鶏舎ごとに交換したり消毒していました。作業員がウイルスを持ちもまないよう最大限の対策を採っていました。 しかし、ウインドレス型でも鶏舎内の空気は排出されます。外気も入れられます。密閉されていません。外気に漂うウイルスの侵入は防げませんから、流行しました。そして増殖したウイルスが漂う鶏舎内の空気が、猛烈な排気で拡散し、他の鶏舎に流行を拡げたのです。各養鶏場の1棟がまず侵入され、そこで増殖したウイルスが拡がったと見られます。 ウインドレス鶏舎の本来の目的は、温度と照明時間を管理し、常に産卵の多い春先の状態に鶏をしておくことです。もともと防疫が目的ではないのです。ウイルスを防ぐには吸入口、排気口にHEPAフィルター(0.22μm方形のフィルター)または除菌効率が同等以上の除菌用機器を設置しなければなりません。しかし、微細なゴミが大量に漂う鶏舎では設置は無理です。ウンドレス鶏舎には、野鳥などを防ぎゴミを取り除く程度のアミしかついていません。 農水省の鶏舎のウインドレス(無窓)化政策が鶏インフルエンザ対策にならないことが予想通り明白になりました。』
その他、養鶏場への疑問の情報はネット上に溢れております。
このような情報から判断すると、大規模養鶏場建設への反対は、地域エゴや感情論でなく、科学的根拠に基づくものと言えます。