横田をめぐるウソ情報

その1  「横田基地はカリフォルニア州の特別区」はウソ

 インターネット上のお喋りで、真しやかに話されています。「フェンスの中はカリフォルニア」「自転車でカリフォルニアに行ってきました」など夢のあるフレーズが素敵ですが、事実ではありません。だれが言い出したものなのか不明です。

 横田基地は、日米安全保障条約および地位協定(日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第6条に基づく 施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定)に基づき、米政府に提供されているものです。

 カリフォルニア州政府に提供された基地ではありませんから「横田基地はカリフォルニア州特別区」ということはありません。横田基地の基地管理部隊である第374空輸航空団は、米太平洋空軍や在日米軍の傘下にあります。カリフォルニア州の州空軍の傘下にはありません。

 米政府に提供されているとしても、日本の国土であることは間違いありません。基地内は、米国の軍法、連邦法などの法の下にあり、同時に日本の特例法規で保護されているものの、大使館などと同等の治外法権でもありません。交通法規は日本の法が準用されています。カリフォルニア州法の一部が特定の分野で使われているかもしれませんが、具体的に適用されているとは聞いたことがありません。

郵便事業ではどうでしょうか。

横田基地の日本国内での所在地は、東京都福生市横田基地(〒197−0001)
米国内からの横田基地へのアドレスは、APO AP 96328」です。

 APOは軍(陸軍と空軍)郵便局、APは太平洋地域の軍事を示します。カリフォルニア州は、直接関係ありません。太平洋地域のAPOの業務は、ハワイに本部のある太平洋空軍航空郵便中隊が行い、横田には日本分遺隊がいます。郵便物は「○○基地行き」まで細かに仕分けをし、米国内への郵便物は地域ごとにまとめられ、サンフランシスコ、シカゴ、ニューヨーク、ダラスなどへ発送されています。米国内の集配は、合衆国郵政公社(USPO)が行っていますが、郵政公社への受け渡しの全てがカリフォルニア州で行われていることはありません。

            
            横田基地郵便局のスタンプAPO AP 96328
            隣接の羽村市宛だが何故かエアメールとなっている