★元市民課職員の危ない話★
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これでOK 婚姻届!
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 「婚姻届も書いたし、証人にも署名捺印してもらった。でも実際に、どこへどうやって届け出ればいいんだぁ? 他に必要な物はなんだろう。住所や本籍はどうなるの?」 

・届け出るところ・

 婚姻届は、住所地、あるいは、本籍地の役所に届出することができます。どこか1回届出すればいいのです。
 住所地に届出をしたら、次に本籍地の役所でも手続きをしなければならないということはありません。まず、現在の戸籍から抜く手続きをして、その後、婚姻届を出す、ということでもありません

 婚姻に関する届出は、婚姻届1本ですべてが終了するという、超便利、オールインワンパッケージの届出なのです。(あくまでも戸籍に関することだけです。住所変更の関係は、婚姻届とは別に手続きが必要です。)

 だれの住所地、だれの本籍地に届け出ればいいかというと、婚姻する2人のです。たとえば、夫になる人の住所がA市、本籍がB市、妻になる人の住所がC町、本籍がD村、そして婚姻後の2人の新本籍地をE市にするという場合は、ABCDEのどの市町村に届けてもかまいません。
 届出を受理した市町村がその他の関係する市町村に通知して、戸籍、住民票の記載がされます。
   
  

・届出に必要なもの・

 婚姻の届け書以外に必要な物は、一言でいうと、「今までの本籍地以外に届け出る場合は戸籍謄本か戸籍抄本が1通必要です」となります。ここでいう本籍地とは、今現在の2人の本籍地(婚姻前の本籍地)です。2人の婚姻後の新本籍地は関係ありません。

 たとえば、夫になる人、妻になる人両方の本籍地がA市だった場合、婚姻届を同じA市に届け出るのなら、添付書類は何もなしです。その際、新本籍地をA市にしてもしなくても添付書類は同じように何もいりません。

 たとえば、夫になる人の本籍地がA市で、妻になる人の本籍地がB町で、婚姻後の新本籍地をC村にするということで、C村に届け出た場合は、2人とも戸籍の謄本か抄本が必要になります。婚姻届を出す前にあらかじめ、戸籍の謄本か諸本を今現在の本籍地の役所で取っておきましょう。

 たとえば、夫になる人の本籍地がA市で、妻になる人の本籍地がB町で、婚姻届をA市に届け出るのなら、妻になる人の戸籍謄本か抄本だけ必要です。その際、新本籍地をB町にするということでも同じです。
   
  

・転出・転入・転居・

 婚姻届をより複雑なものにしているのは、住所変更を伴う場合が多いというのが原因です。ここでは、涙が出るほど親切にそのパターンを解説していきます。あなたに合ったパターンもきっと見つかるはず。もしも、もしもなかったらその時は・・・・ごめんなさい。質問してね。

 住所の変更がある場合は、婚姻届とは別に住所変更の手続きが必要です。婚姻届と同時にもできますし、婚姻と住所変更、どちらが先でどちらが後かは、こうでなくてはいけないということはありません。
 婚姻届を出したからといって、2人の住所が一緒になったということにはなりません。婚姻届によって、戸籍は一緒になりますが、住所関係は、その手続きをしないと変わらないのです。住所と戸籍は違うものです。

    婚姻届と住所変更(転出、転入、転居)の届出は、まったく別な届出だと考えてください。住所と戸籍って雰囲気が同じような感じですし、「別な届出」といっても手続きする場所は同じ場所なので、どうしても混同しがちです。別々に考えましょう。
 
婚姻届は、その届け出た日にちが婚姻の日になります。戸籍の届出は24時間いつでも受け付けていますので、夜中の12時を堺に婚姻の日が決まるわけです。前もってあらかじめ届けておくとか、婚姻の日をさかのぼって届けるということはできません。
 そして、
住所変更は、後日、転入転居した日をさかのぼって手続きできます。転出に関しては予定(おおむね2週間ぐらい前から)で申請することができます(さかのぼることもできます)。

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【 用 語 解 説 】

転 入・・・他の市区町村から住所を移してくること

転 出・・・他の市区町村へ住所を移すこと

転 居・・・同一市区町村内で住所を移すこと

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●住所の変更はナシ、婚姻届だけの場合

 住所の変更はすでにしてある(2人の住所は一緒になっている)、あるいは籍だけ先に入れて、住所はあとから変更する、というように婚姻届の出す時には住所変更の手続きがない場合は、文字通り婚姻届だけになります。届け出る役所によって戸籍謄本か抄本が必要(「必要なもの」の欄を参照)です。
 実際に住む所が変わる時には、その時、住所変更の手続をしましょう。
 

●2人とも、あるいは1人だけ住所変更があり新住所地の役所に婚姻届を出す場合

 転居(同一市区町村で住所を移すこと)ならば、住所変更の手続で用意する物は特にありませんが、転入(他の市区町村から住所を移してくること)と同時に婚姻届を出したいという場合、住所の変更のある人はそれより先に、今までの住所地で転出の申請をしなければなりません。転出の申請をすると、「転出証明書」を発行してもらえます。その、転出証明書がないと、転入の申請はできないかからです。その時の婚姻届の「住所欄」は転入後の新住所を記入してください。
 婚姻届を出した後に、今までの住所地で転出の申請をして新住所地で転入の手続をする場合は、婚姻届の「住所欄」は、転入前の「今までの住所」を記入してください。
 
 そして、婚姻届に関しては、届出をしようとしている市町村が本籍でない場合は、これまたあらかじめ戸籍謄本か戸籍抄本を取っておかなければなりません。本籍地以外に届け出る場合は、戸籍謄本か抄本が必要だからです。

●住所変更はあるけれど、新住所地以外の役所に婚姻届を出す場合

 もともと、住所の変更の手続きと、婚姻届は別々の手続きなので、この場合はそれぞれの手続きを別々に行うことになります。住所変更に必要なもの、婚姻届に必要なものはそれぞれ前に書いたとおりです。
 転出の申請をした後に、どこかに婚姻届を出して、その後、婚姻届を出した市町村以外の所に転入届をする場合は、転出証明書に記載されている氏と転入する時の氏が違ってしまう(転出証明書は旧姓、転入時は婚姻後なので姓が変わっている)場合があって、その時には転入の申請に婚姻受理証明書が必要になります。婚姻届を出した時、その担当の職員にどうしたらいいか、具体的に質問してみて下さい。

 さて、婚姻届は、婚姻届1つで2人の届出となりますが、住所変更の手続きは、今まで別々の住所だったら(同じところに住むということでも)1人1人別々の申請(同時にできますが)になります。注意しましょう。
 

●世帯分離、世帯合併、世帯主変更、世帯構成変更

 住民票関係の届出は、転出、転入、転居以外にも、上記のようなものがあります。婚姻届によって、これらの申請が必要になる場合もあります。
 もう1度言いますが、転出、転入、転居や、いまからお話する世帯分離、世帯合併、世帯主変更、世帯構成変更などの手続は、住民票上の手続なので、戸籍とは関係がありません。本籍がどこかということとこれらの手続とは本当に関係がないのです。

 結婚することによって、世帯分離、世帯合併、世帯主変更、世帯構成変更などがあった場合は、婚姻届とは別にその届も必要になります。
 

○世帯分離

 1つの世帯を住所を変えずに2つの世帯に分けることをいいます。
 たとえば、妻が夫の両親と同居するという場合、親夫婦と子供夫婦の2つの夫婦で1世帯なら、妻の転入の手続きだけですが、親夫婦と子供夫婦を2つの世帯に分けるなら、夫が両親の世帯と分離して世帯主となり、そこに妻が転入するという手続きになります。

 世帯分離は、住民票上のことですので、戸籍を分けることとは別問題です。
 

○世帯合併

 住所が同一の2つの世帯を1つの世帯に合併することです。たとえば、夫になる人が本人世帯主で1人世帯で、妻になる人の住所も同じなんだけどこちらも1人世帯で登録していた場合(婚姻届を出す前に住所変更の手続は済んでいて、すでに一緒に住んでいる場合)、婚姻届により世帯合併をしなければなりません。
 夫婦でなければ、一緒に住んでいても、それぞれ別世帯の形をとれますが、夫婦は通常同一世帯になります。
(別居すれば別世帯になりますが)

 これまた世帯合併は、戸籍とは関係ないので、たとえ親夫婦と子供夫婦が同じ家に住んでいて世帯合併をしたという場合でも、戸籍は別々です。戸籍は完全に夫婦単位なので、1つの戸籍に2組の夫婦が入ることはできません。
 

○世帯主変更

 その世帯の世帯主をその世帯の世帯員のだれかに変更することです。
 

○世帯構成変更

 同一住所の2世帯の世帯員の構成を変更する場合です。という説明ではよくわからないと思いますが、とりあえずそういうことです。

 上記のような届出はあまりにも具体的なことなので、婚姻届、あるいは住所変更の届出の際に関係することがあると思われたなら、職員に質問するとよいでしょう。また、職員からも説明があると思います。(手抜きかなぁ)
 


  •  住所変更に伴って、国民健康保険、国民年金関係の住所変更の手続きが必要な場合は、保険証、年金手帳を用意して下さい。
  • 「戸籍謄本か戸籍抄本」と何回も出てきましたが、さて謄本と抄本のどちらがよいのでしょうか。どちらでもいいので、こうなっているのですが。謄本はその戸籍にいる人全員が載っているもので、抄本は1人(この場合は婚姻する人)分のものです。婚姻する人の分が必要で、それ以外の人は必要ではないので、どちらかといえば、抄本でよいのです。謄本でも当然婚姻する人も載っていますから大丈夫。

      

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