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★元市民課職員の危ない話★
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赤ちゃんの名前の話 ■■■■■

 

パパ「出生届をお願いします」

職員「おめでとうございます! どうぞ、こちらへお掛けになってください。」




------------- 省 略 -------------


職員「大変申し訳ございません。赤ちゃんのお名前なんですが、こちらのこの字は何も問題ないのですが、こちらのこの字ですね。これは、お名前には使えない字なんです。」

パパ「えっ?」

職員「名前に使える字は決まっておりまして、その中にこの字が入っないのです。せっかくお考えの上で決められたこととは思いますが、こちらのお名前ですと受理することができませんので、違う字でお願いしたいのですが・・・。」

パパ「えーっ? そんなはずないですよ。ちゃんと辞書を見てつけたんだから。この字は確かに辞書に載ってましたよ。」


 赤ちゃんの名前に使える字は法律でハッキリと決められています。数年前話題になった「悪魔」と名前をつけようとした事件。「悪」も「魔」も名前に使える字なのにも関わらず、受理されないこともあるわけですから、名前に使えない字を使って名前を考えても絶対受理されることはありません。

 さて、名前に使える字とはどういう字なのかといいますと、漢字では「常用漢字(1945字)」と「人名漢字(285字)」合わせて2230字です。「ひらがな」と「カタカナ」も使えます。
 ひらがなの名前の人はよく目にすると思います。カタカナの人もいますね。「トメ」さん、「ウメ」さん、のように年輩の方に多いですし、私の知っている中では、「マミ」さん(こちらは若い人)という人もいます。

 カタカナOKなら、「ルパン」は大丈夫?

 「ルパン3世」は完全にアウト。数字は使えません。ちなみにアルファベットも使えません。

 「ひらがな」と「カタカナ」はすべて使える字なので、問題はないのですが、問題は「漢字」です。数にして2230字しか使えないのです。2230字といってもピンとこない方も多いでしょう。
 私の家にある漢和辞典には約1万字の漢字が収載されています。極普通の漢和辞典ですから、こんなものなのですが、1万字でもまだまだ全部の漢字が載っているわけではありません。漢字の数は、
5万を超えると言われています。いえ、今、テレビ通販などに登場する電子辞書は8万字登載なんてのもあります。
 
そして、今では、漢字の総数は20万をこえると言われています。意味としては同じでも、ほんの少しずつ形の違う異体字をみんな別の字と考えればたしかにそのくらいの数になるかもしれません。でも、正確な数は誰にもわかりません。
 それら、とにかく数多い漢字の中で、名前に使える字は2230字ということは、名前に使える漢字はごくわずかで、ほとんどの漢字は名前には使えないと思っていたほうが良さそうです。

 辞書に載っていない字は、名前に使えそうもないけれど、辞書に載っているきちんとした字なら名前に使うことはできるはずだ。

 携帯電話のメール機能の漢字変換で出てくる字なら名前にも使えるはずだ。

 いえいえ、名前に使える2230字以外の漢字は使うことができないのです。辞書に載っていても、携帯電話に出てくる漢字や、ワープロで変換することができる漢字でもそれが使える2230字以外の字だったら名前に使うことはできません。名前に使えるのは、辞書に載っている中のごく一部の漢字だけです。すべてが使えるわけではありません。

「ー、ゝ、ゞ、々」も使い方が正しければ使えます。

 名前に使える漢字はごくわずかで、ほとんどの漢字は名前には使えないのでは、名前を考えるときにものすごく制約があり難しいのではという感じがしますが、そうでもないのです。日常、よく使っている常用漢字はすべて使えますし、常用漢字以外にも人名漢字として285文字は使える字なので、普通に考えればこれで充分なはずです。

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