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★元市民課職員の危ない話★
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★ 転 入 届 ★

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■■■ いつまでに届け出ればいいの?

 新しいところに住み始めてから14日以内に、新住所地の役所で手続しなければなりません。住み始めた日からなので、まだ住み始めていないという場合は、転入の手続ができません。前もって手続きをするということができないのです。
 転出届は、転出する前にあらかじめ届け出なければなりませんが、転入届は転入後にしか届けられないのです。

 

■■■ 14日以内に届け出ないとどうなるの?

 法律だとこうなっています。「住み始めてから14日以内に転入届をしない者は5万円以下の過料に処する」です。
 「過料」ですから「罰金」などよりも意味的には軽いもので、刑ではなく「あやまち料」ということです。犯罪者になったわけでもなく、前科がつくこともありません。少なくてもスピード違反よりは気にすることはないと思います。スピード違反は「反則金」ですから。
 過料は、簡易裁判所の判断になります。役所ではありません。過料に決まったら裁判所から本人に直接通知が届きますから、役所ではだれが過料を求められているのかわかりません。届出期間を過ぎてしまったら全部が全部過料を求められるということではありません。裁判所では、届出期間を過ぎたその長さと理由とで判断すると思うのです。

  

■■■ だれが届け出ればいいの?

 本人か世帯主、そして代理人です。代理人による申請の場合は、委任状が必要になると思われますので、事前にご確認下さい。

  

■■■ 役所へ手続きに行く時間がない人は?

 手続きをしてくれる代理人もいないし、仕事が忙しくて、手続きができないという話をよく聞きます。でも14日以内に手続きするように法律で決まっているのです。「仕事の忙しい人はそのかぎりではない。」なんてことは残念ながら法律にありません。
 そして「正当な理由がなくて届出をしない者は、過料に処する。」となっています。正当な理由とは、「本人が病気とか震災や風水害等不可抗力により届出ができない場合等」です。実際に過料を求められたという話もきいています。仕事が大切なのはわかりますが、法を犯し?てまで仕事をする必要があるのでしょうか。14日のうちでたった1日だけです。しかも手続きに丸1日はかかりません。その人そのケースによって違いますが、30分かからない人のほうが多いでしょう。

 パスポートの申請とか運転免許証の更新とか、本人が手続きしなければならないものは他にもあります。パスポートの申請をしておきながら、仕事が忙しくてパスポートの交付を受けられず、そのままずーっと海外へは行きたくても行けないという人はいないと思うのです。仕事が忙しくてパスポートの申請はできないという人は、最初からパスポートの申請はしていないはずですし、海外へ行くのならパスポートの交付の手続きはどんなに仕事が忙しくてもするはずです。

 赤ちゃんが産まれたら14日以内に届け出なければならい出生届、死亡したら7日以内に届け出なければならない死亡届などは、よぼどのことがない限り期間内に届出の手続きを済ませる方がほとんどです。「仕事が忙しくて手続きができない」ということをあまり聞いたことがありません。(ごくたまにいますけど)
 転入届をしなければならない人だけ、仕事で忙しい人が多くて、他の届出や申請をしなければならない人は、仕事が忙しくない人が多い、ということでしょうか?
 そんなはずありませんよね。ですから、「仕事が忙しい」というのは、正当な理由とは通常認められないのです。
 「仕事」を理由にすれば、何でも通ってしまう傾向にありますが、人間には「仕事」よりも大切なものがあるはずです。

 住所変更したのなら、仕事が忙しくても14日以内にしなければなりません。住所変更の手続きが絶対できないのなら、引っ越しするのはやめましょう。そうしないと法律違反になってしまいます。(うわーっ!大胆な意見!!)
 

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■■■ 手続に必要なものはなに?

 ずばり、「転出証明書」です。転出証明書がなければ、転入届は受け付けてもらえません。それ以外には、認めの印鑑を用意しましょう。とりあえず、これで転入の届出はできます。
 国民年金に加入するなら年金手帳、実印の印鑑登録をするなら登録する印鑑も用意しましょう。

  

■■■ 大変!転出証明書が見つからない!!

 もしも「転出証明書」をなくしてしまったら、今までの住所地の役所で、そのことを伝えて、「転出証明書に代わる証明書」を交付してもらってください。転出証明書は1通しか交付してもらえないので、紛失したら、「転出証明書に代わる証明書」で、転入の手続きをすることになります(意味的には転出証明書の再交付です)。旧住所地で交付してもらった「転出証明書に代わる証明書」があれば、転入の手続きができますのでご安心を。

 そう、なくしてもなくさなくても、転出証明書は1通しか交付してもらえませんよ。たまに、転出届の際に、「転出証明書を2枚ください。」と言う方がいるのですが、転出証明書は、その性格上、1通しか発行できません。なにか他の書類と勘違いしているのです。はい。

  

■■■ 転出届をした時の転出先の住所と違う所に引っ越した場合は?

 転出届をあらかじめ予定でした場合、たとえば、Y市に住んでいた人がA市へ転出する予定で転出届の時に転出先欄にA市の住所を記載すれば、発行してもらった転出証明書の転出先の欄もそのA市の住所が記載されます。しかし、その後なんからの事情で、A市には行かずB市に引っ越すことになってしまったという時はどうしたらいいのでしょう。

 この場合は、その転出先が「A市」と記載されている転出証明書を持って、B市で転入の手続ができます。転出証明書に記載されている「転出先の住所」や「異動日」は、転出届をした時点での予定ですから問題ありません。すべてが必ず予定通りになるということはないので、予定とは違ってしまったけれど、事実どおりB市で転入の手続ができるのです。
 転出届をやり直す必要もありません。転入届を受けた市区町村は前住所地の市区町村に通知することになっています。この場合も転入届を受けたB市の役所はY市へ通知し、それを受けたY市では、その人がB市に転入したことがわかるのです。その人のY市の住民票は除票になりますが、転出先はB市と記載されています。

 極端な話、たとえば、北海道へ行く予定だったのが変更になり、九州になったということでも一応大丈夫です。
 また、転出届の時、転出先は「A市○○3丁目○○番」と手続して、実際に引っ越した所は「3丁目」ではなく「4丁目」だったというように、転出届を間違ってしまった場合でも、転出届をやり直すことなく「4丁目」で転入の手続をすることができます。

  

■■■ 住民票、印鑑証明書はすぐもらえるの?

 各市区町村で、違いがあるとは思いますが、転入届が終われば(同時に)住民票の交付申請、印鑑登録申請もできると思います。住民票は、すぐ交付してもらえますし、印鑑登録ができれば、印鑑証明書も発行してくれるでしょう。

  

■■■ 海外からの転入はどうすればいいの?

 海外からの転入届は、転出証明書は持ってないので、パスポートが必要です。そして、本籍地以外のところへ転入する場合は、戸籍謄本と戸籍附票も必要です。

  

■■■ 住民票だけを移すことはできるの?

 実際に住んでいないのに、住民票だけを移すということはできません。もし、虚偽の届出をした場合は、これまた「過料に処する。」ということになってしまいます。でも、全部が全部、過料を求められるかというとそうではなく、それは裁判所の判断なのです。役所で決めることではありません。
 過料を求められるか求められないか、そのどっちにしても違法は違法です。

■■■ 転出届をした後で、急に引っ越しが中止になったら?

 転出届は無事終了。転出証明書も手元にある。あとは、引っ越しして新住所地の役所で転入届をすれば役所での住所変更の手続は終了するはずだったのに、急に引っ越しが中止になって、住所は変わらないことになった場合、どうすればいいのか。
 たとえば、転勤が決まって、新住所地でアパートも決まり、転出届をした後に、会社の都合で急に転勤が取りやめになったなど、転出届はあらかじめ予定でできますから、実際には予定通りにいかず、予定変更ということもありうるわけです。

 この場合は、転出証明書を持って、転出届をした役所で、その旨申し出てください。
 『転入届をしなければ完全に住所変更の手続は終了しないのだから、このままでもいいだろう』
ということはありません。このままですと、どこにも住所の登録がない、いわゆる「住所不定」の状態になってしまいます。早めに手続をしてください。  

 

■■■ 新しい住民票には何が記載されるの?

 
 (フリガナも記載されている場合が多いです。)

出生の年月日
 (誕生日です。)

男女の別
 (性別です。「氏名、出生の年月日、男女の別」は、戸籍どおりに記載。)

住所
 (新しい住所です。)

世帯主の氏名、世帯主との続き柄
 (住民票の写しを交付するときに省略することができます。)

戸籍の表示(本籍と筆頭者氏名です)
 (住民票の写しを交付するときに省略することができます。)

住民となった年月日
 (その市区町村の住民になった(転入の場合は転入した)年月日です。)

住所を定めた年月日
 (新しい住所に住み始めた(転入した)年月日です。)

前住所
 (前の住所です。)


 いつどこから転入してきたかが記載されますので、何回住所変更してもつながるようにはなっています。

  

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